岡山観光はココへ行こう！鉄板の人気の観光スポットおすすめ１７選

刀剣ブームで一躍注目を浴びることとなった「備前長船刀剣博物館」。刀剣の産地として名高い備前長船は、平安時代から長い歴史があります。特に鎌倉時代から室町末期にかけて多くの刀鍛冶が移り住み、「福岡一文字」をはじめ数々の名刀を作り出した町として知られています。そんな名刀を生んだ町にある刀剣を集めて展示したのがこの博物館です。長船は、刀の材料の砂鉄や鍛錬用の赤松の木などが集まりやすいといったことから栄えました。

岡山備前長船の長船派は、日本刀の中の鍛冶技術流派という流派のひとつで、高い技術力で知られています。備前長船刀剣博物館では、展示されている刀剣を見るだけでなく、刀剣ができあがるまでの工程を段階をふんで細かく見ることができます。基本的に毎日公開されており、質問などにも答えていただけますので、刀剣に対する知識を深めたい方におすすめのスポットです。年間を通して特別展示や、小刀製作講座などのイベントが開催されているので、親子で出かけてみるのもいいのではないでしょうか

鷲羽山（わしゅうざん）は、岡山県倉敷市の下津井（しもつい）にそびえ立つ山です。鷲羽山は、日本初の国立公園の一つ瀬戸内海国立公園の景勝地になっています。山の景色と瀬戸内海に浮かぶ島々が美しく、潮風を感じながら島々を結んでいる瀬戸大橋を眺めることもできる人気スポット。

鷲羽山の絶景ポイントでは、時間が移るとともに変化する空の色や海の様子を撮影する人が陣取っていることも。また、家族連れやカップルなどにも遊べるオススメのスポット鷲羽山ハイランドもあります。

鷲羽山は岡山の市街地から車で約45分ほど、電車ではJR岡山駅から瀬戸大橋線で約40分の児島駅からバスで約25分。岡山の観光の日程で市街から日帰りできます。

鷲羽山は、山の姿が鷲が翼を広げた姿に見えるところから名付けられたと言われています。地元では象徴的な存在に、また岡山県内外でも観光名所になっています。

鷲羽山の山頂は鍾秀峰（しょうしゅうほう）と呼ばれ、美しい眺めから麗しい名前がついていますね。展望台は第1と第2があり、駐車場から100段ほどの石段が整備されてるのが第2展望台です。徒歩で2～3分、階段を昇るとオススメの撮影スポットの手すりがあります。

第2展望台では、このアーチ状の手すりの先の絶景をバックに旅の記念撮影をするのが定番になっています。また、第2展望台にはお土産物屋やお食事処を併設しているレストハウスがあり、休憩場所になっています。山頂にある第1展望台には、鷲羽山ビジターセンターがあり鷲羽山の歴史や山に生息する植物などの資料が見学できます。

吹屋は、岡山県高梁市成羽町にある赤いベンガラの街で有名です。銅山があった鉱山の町吹屋は、国内で初めて江戸時代に赤の顔料ベンガラを開発しました。

ベンガラは酸化鉄を含む土壌から作られる顔料で、紅殻または弁柄とも呼ばれています。ベンガラの 語源は、伝来したインドのベンガル地方からという説があり、古くから日常生活に根付いていました。

ベンガラは、焼き物や漆器の色付けや防虫防腐剤として家の壁などにも使用されていました。吹屋でとれるベンガラの品質は最高級といわれ、有田焼や九谷焼の赤絵付けや輪島の赤漆器に珍重された高級品。ベンガラは地域の繁栄を支え、富を得た商人も多くいました。

ベンガラで富を得た豪商たちが、莫大な費用をかけて町の景観を統一しました。江戸末期から明治にかけて、瓦や壁など建物をベンガラ色に塗りベンガラの功績を後世に残すことに。整然と整備された赤い街並みは、地元の豪商たちが財力をかけて残した最大の文化遺産となりました。

しかしベンガラはやがて衰退していき、江戸時代から続いた繁栄も時代とともに過去のものになってしまったのです。羽振りのいい時代の様子を残しながら、どこか取り残された侘しさを併せ持つ雰囲気のある街並みです。

蒜山高原(ひるぜんこうげん)は岡山県北部にある海抜およそ500ｍの高原です。暖かい岡山にあって麓の気候より春の訪れが遅く、県内で最も桜の開花が遅い地域。麓の桜と高原の桜が二度楽しめるスポットです。

高原には蒜山ハーブガーデンハービルがあり、初夏になると西日本最大級の面積を誇る山の斜面を覆うラベンダー畑がオススメです。麓より5°Cは気温が低いため、避暑地としてまた、秋の紅葉は麓より早く冬はスキーを楽しむなど四季を通じて観光を楽しめます。

高原からは、蒜山三座と呼ばれる上蒜山、中蒜山、下蒜山が雄大にそびえで美しい風景を堪能。高原野菜を栽培するファームや、ジャージー牛の牧場があり国内最大頭数が飼育されています。

蒜山高原で収穫される高原野菜や米、ジャージー牛の乳製品といった農産物や、B級グルメで有名になった蒜山特有の甘めのみそだれ焼そば「ひるぜん焼そば」などおいしいものがたくさんあります。

キャンプ場や自然に親しむスポットもあり、ドライブや散策、アウトドアなど楽しみ方はたくさんそろっています。また、蒜山高原にはラドン温泉「高原の湯」があり、天然のラドン温泉では蒜山三座の大自然を眺めながらゆっくり湯につかるのもオススメ。塩釜キャンプ場にある名水、塩釜の冷泉が湧く場所も温泉とセットで人気のスポットです。

湯河原温泉には源泉名砂湯という天然の露天風呂があります。源泉の泉質は、低張性アルカリ高温泉で毎分60リットルの湧出量が川底から湧き上がっています。お湯が川底の砂を噴き上げて湧いてくることから、砂噴き湯＝砂湯と呼ばれています。

露天風呂は無料で入湯でき、地域のボランティアの人々が管理。天然のままの温泉ですので、塩素を添加して消毒したり、お湯を人工的にろ過する装置を通したりしていないため入湯するひとのマナーが悪いとせっかくの温泉が楽しめなくなってしまいます。

また砂湯は混浴露天風呂で女性の方でも気軽に入浴出来るアイテムが登場。湯原温泉の女将とワコールが共同開発した女性専用の湯浴み着が完成しました。「はんざきちゃん湯浴み着」という湯浴みのためのアイテムは、女子が気になる濡れると透けたり、張り付いて体型が顕になることがないというスグレモノ。ぜひ試してみましょう。

湯原温泉の砂場は、野口冬人がランキングした諸国露天風呂番付で西の横綱にランクされています。行政が先頭にたって、温泉指南役や環境問題など温泉を活用するまちづくりに注力。南にある下湯原温泉・足温泉・真賀温泉・郷緑温泉の5つの温泉を総称して「湯原温泉郷」と呼んでいます。

15ある源泉からは、推定毎分6000リットルの豊富な温泉が湧き出ています。湯河原温泉の特徴的は、これらの泉源が全て自噴泉だということ。その理由は活火山が近隣にあり、伯耆大山や蒜山火山のマグマが熱源となっているのではないかと言われています。
効能は、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、慢性消化器病、冷え性、疲労回復など日頃の疲れを癒せる温泉です。

奥津温泉は、中国山脈の南麓、吉井川の上流にある温泉街です。この地域の美作三湯のひとつに数えられる温泉地で、景勝地に近く観光にもオススメのスポットがあります。

奥津温泉を流れる吉井川の約3km下流には名勝奥津渓があります。奥津温泉は、神話時代から人々に利用されていたという言い伝えもあり、江戸時代には藩主の別荘地として特別のおもてなしがされていた温泉地でした。現在の奥津温泉は宿泊できる宿が８軒、350人の収容人員とこじんまりした温泉街です。温泉は無色透明で、湯量も豊富。肩こりや冷え性、皮膚病などに効く美人の湯として人気があります。

温泉街の中心にある奥津橋たもとでは、全国的にみても珍しい奥津温泉特有の風習足踏み洗濯が観光の目玉になっています。日曜日と祝日の朝8:30から約15分ほど、河原で女性が付加しながらの出で立ちで独特な手法の洗濯を披露。「足踏み洗濯」は、山から下りてくる野生のクマやオオカミから身を守るために周囲を警戒する必要があった時代。女性たちがすぐに逃げられる体勢で洗濯を始めたという知恵の技なのです。

足踏み洗濯の保存会があり、女性が伝統的な絣の着物に手拭いで姉さんかぶりの姿で洗濯をします。洗濯の様子は桶に川から温泉の湯を汲んで奥津温泉小唄に合わせて、見事な足さばきで洗い上げていきます。

岡山県には歴史にまつわるスポットが数多くあるので、歴史好きにはたまらない県となっています。また、強力なパワースポットも多数あり、日々の生活に悩みをお持ちの方にもおすすめです。ぜひご旅行の参考にしてみてください。