韓国の人気観光スポット15選！世界遺産から韓流ドラマのロケ地まで！定番から穴場のおすすめスポット♪

景福宮(キョンボックン)はソウルの中心部にある人気の観光スポット。景福宮はソウルの5大宮の一つで、朝鮮時代(1392～1910)には、正宮として王の政務が行われていました。416,990平方mと五大宮の中では最も広い敷地を持ち、宮内には多くの文化財があります。あまりにも広くて、じっくりと回ろうと思ったら1日では足りないほど！的を絞って見学するといいでしょう。

景福宮は、1395年に朝鮮を建国した李成桂（イ・ソンゲ）によって造られました。その後、戦争の中で何度も再建と復興を繰り返します。現在も復興作業中で、工事が終わるのは2025年の予定だそうです。

景福宮はソウル市内にありながら緑豊かで、四季折々の風景が魅力的。歴史ある建物が周りの風景と調和し、韓国らしい光景を見ることができ、撮影スポットとしても人気を呼んでいます。これまでに韓国歴史ドラマの背景となったり、ロケ地として多く使われてきました。

日本語の無料ガイドや、無人デジタルガイド機器のレンタルもあるので、ぜひ案内を聞きながら見学してみてください。始めての人は光化門、興礼門、勤政殿、慶会楼などの国宝を中心に回るといいでしょう。また、思政殿、康寧殿などの建築物もおすすめです。

Nソウルタワーはソウルの南山(ナムサン)の頂上にそびえ立つ、高さ236.7mの塔。南山の高さは243mなので、展望台の高さまでは約479ｍ。ここからソウルの市内を一望することができ、特に夜景スポットとして観光客に人気を呼んでいます。

このタワーはもともと、電波塔として1965年に建てられました。2005年に「先端と自然の調和」というテーマのもと大々的にリニューアルされ、名称も「南山ソウルタワー」から「Ｎソウルタワー」に変わりました。デジタル施設やイベント会場、レストランなどがあり、観光名所になっています。

Nソウルタワーで忘れてはならないのが、南京錠がたくさんぶら下がっているツリー型のオブジェ。これは、韓流ドラマのロケ地としてもよく知られている「愛の南京錠」と呼ばれるスポットで、カップルが永遠の愛を誓い南京錠をかける場所なんです。南京錠には願い事が書かれていて、よく見るとハングル語だけではなく世界中から人が訪れていることが分かります。近くのお店には南京錠がたくさん売られているので、ぜひ願い事を書いて付けて来て下さいね！

Nソウルタワーに登って見学した後は、お土産もお忘れなく。パッケージにNソウルタワーのイラストが書かれたオリジナル・クッキーなどが販売されていますよ。

明洞は、ソウルを訪れた観光客が必ずと言っていいほど訪れる有名スポット。ソウルを代表する繁華街の一つで、観光スポット、デパート、免税店、ホテル、ファッションビルのほか、エステ、マッサージ、ブランドショップ、レストランなどあらゆるものが揃っています。夕方になるとメインストリートに屋台も登場し、食べ歩きも楽しめますよ！


明洞は見どころが多くて迷ってしまいそうですが、ぶらぶらと歩くだけでも楽しいスポット。意外と日本語が通じることが多く、治安も悪くないことから楽しく遊べますよ！

明洞中心部は韓国の原宿とも呼ばれる場所で、流行の最先端のお店が集まっています。スイーツのお店も多く、食べ歩きもおすすめ！いろいろと覗いて、お気に入りのショップに入ってみましょう。

エステのお店も多く、韓国ならではのマッサージやエステも受けることができます。その他、コスメショップ、占い、お土産を買うのにおすすめなスーパーなども。セレクトショップもたくさんあるので、韓国のファッションをチェックすることもできますね！時には強引な客引きもいるので、注意してください。

国立中央博物館はソウルの龍山(ヨンサン)に位置する、人気の観光スポット。本館は東館と西館で構成され、世界でも6番目に大きい博物館です。古学、歴史、美術、アジア関連の文化財など幅広い分野で約22万点の資料を所蔵しています。地下1階～地上6階という大きさで、全部をくまなく見ようと思ったら、かなりの時間が必要。

室内だけではなく、屋外にもさまざまな文化遺物が展示されていて、まるで庭園のような光景が広がっています。韓国の文化や歴史を知るにはおすすめの場所でしょう。

モダンなデザインの博物館は6つのセクションに分かれ、先史時代から現代までの韓国の歴史を一挙に紹介しています。また、画展示室、子ども博物館、野外展示場、図書館、劇場、食堂、売店などもあり、子供から大人まで誰でも楽しく韓国の文化を学べるようになっていますよ。

「オリニ博物館（子ども博物館）」は国立中央博物館の目玉のひとつで、6～12歳の子ども達を対象に、さまざまな体験を通して韓国の歴史や文化を学べるというもの。ゲーム感覚で遊びながら知識を得ることができます。韓国語が分からなくても大丈夫。ぜひ、チャレンジしてみてください！

韓国民俗村は、ソウルから地下鉄で１時間ほどの水原郊外にあります。韓国の民族文化を保存し一般に公開しているもので、広大な敷地のなかにはさまざまな文化施設が。楽しく体験をしながら、韓国の伝統文化を学べる施設で、子供から大人まで幅広い年齢層に人気の観光スポットです。

韓国民俗村には、李朝後期の伝統家屋が約270棟復元されています。家屋の中には当時使われていた家財道具が展示されていて、当時の人々の暮らしぶりを知ることも。地方によって生活様式の違いもわかり、韓国のことを知りたい人におすすめです！

陶磁器や韓紙の展示工房、民俗博物館、伝統遊びコーナーのほか、伝統打楽器の演奏や馬上武芸などの公演も。人気韓国ドラマのロケ地としても多く使われていて、撮影場所を探しながら歩いてみるのも面白いかも。貸衣装もあるので、伝統衣装を借りてドラマの主人公になりきって見ることもできますよ！

園内のあちらこちらで迫力のあるショーが行われています。どれも見応えのあるものばかりなので、時間を合わせてぜひ参観してくださいね！食堂もあり、軽食を食べることもできますよ。ソウルからは少し遠いのですが、ぜひ訪れてみてください！

昌徳宮はソウルにある5つの古宮の中の1つで、1997年にユネスコの世界遺産に登録されています。正宮である景福宮の離宮として1405年に建設された離宮で、光海君以降、270年にわたって王の御所として政務が行われていた場所です。約135,000平方ｍという広大な敷地のなかには、13棟の建物があります。

見どころは正殿である「仁政殿(インジョンジョン)」を中心としたエリアと、庭園がある「秘苑(ピウォン)」周辺のエリア。ここは巨大な樹木や池が配置された美しい庭園で、韓国の人気ドラマ「チャングムの誓い」でロケ地となった場所です。

景徳宮をはじめとする他の王宮は政務としての機能性が優先されていましたが、昌徳宮はもともと離宮として建てられたため、自然を大切にした優雅な造りとなっているのが特徴です。他の王宮は厳格な儒教思想に基づいて建てられていて、左右対称など厳しい決まり事がありましたが、景徳宮は比較的自由に造られています。

日本との結びつきも深く、豊臣秀吉時代の朝鮮出兵で被害を受けたり、大韓帝国最後の皇太子妃の李方子（まさこ）が暮らした場所であったりしたことでも知られています。

水原華城は水原市にある李氏朝鮮時代の城塞遺跡。ソウルから車・地下鉄で約1時間ほどのところにあります。水原の中心部を取り囲むように作られた巨大な城で、第22代王・正祖(チョンジョ)が父を悼み3年近い年月をかけて、1794年に完成させたものです。その大きさは、なんと東京ドーム約28個分という広さ。

石とレンガという西洋の建築方法を用い、機能性とすぐれた建築美は見もの。ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

水原華城は全長約5.7ｋｍ、万里の長城を思わせるような城郭が続き、要所に門、砲台、やぐら、兵士の休憩所などが整然と並んでいます。歩いて回ると1周で約2時間半かかりますが、華城列車というトロリーバスを利用すると便利です。城郭のほか、内部の行宮、華城博物館、広報館など見どころを回っています。

水原華城はたいへん広く、見どころが多いのでじっくり回るにはかなりの時間が必要です。東西南北四方向に城門があり、城内を流れる小川には水門が。また城郭には敵を監視するため、いくつもの穴が開いていて、ここが城塞だったことを伺い知ることができます。

ロッテワールドは韓国で人気のテーマパーク。韓国で最も広いテーマパークで、1987年に誕生。人気韓国ドラマのロケ地としても使われ、韓流ファンも見逃せないスポット。アトラクションやレストランはもちろん、ショーやパレードなどイベントも多く、子供から大人まで1日思いっきり楽しむことができますよ！

屋内施設のアドベンチャーと屋外施設のマジックアイランドの2つのテーマパークに分かれています。季節ごとにさまざまイベントが催されていて、春は「マスクフェスティバル」、夏は「リオ・サンバカーニバル」、秋は「ハッピーハロウィンパーティー」、冬は「クリスマスフェスティバル」です。

ロッテワールドにはアトラクションがたくさんありますが、中でもマジックアイランドにある「アトランティス」は大人気！いろんな方向に急加速しながらアップダウンするジェットコースターで迫力満点！絶叫系が好きな人にはたまらないアトラクションです。

屋内のアドベンチャーワールドは、天候を気にせずいつでも楽しめます。1階から4階にわたる建物のなかには、絶叫系からほのぼの系までさまざまなアトラクションが。一年中楽しめるアイススケートリンクや民族博物館もありますよ！

非武装中立地帯は英語で「Demilitarized Zone」。DMZと略されます。朝鮮戦争によって国家を二分された韓国と北朝鮮ですが、軍事境界線をはさみそれぞれ2kmの範囲をDM（非武装中立地帯）と呼ぶそうです。DNZは、京畿道(キョンギド)から、江原道(カンウォンド)まで朝鮮半島を東西に横断しています。

軍事境界線上には、「板門店(パンムンジョム)」や韓国最北端の展望台など観光スポットがいくつかあります。ただし見学には申請が必要なので、ツアーに参加するといいでしょう。情勢によっては、ツアーが中止となる場合があります。

DMにある板門店はニュースで聞いた人も多いことでしょう。韓国軍やアメリカ軍を中心とする国連軍と北朝鮮軍が共同で警備を行っているエリアで、軍事境界線を境に両軍の警備兵が対峙。南北捕虜の送還が行なわれた「帰らざる橋」、テーブル下に軍事境界線が走る「軍事停戦委員会本会議場」、国連軍のの駐屯基地「キャンプ・ボニファス」などがあり、緊張した雰囲気が漂います。

そのほか、南方限界線上に建てられた韓国側の展望台「都羅(トラ)展望台」や、地下73mにあるトンネルなどのスポットもあります。いずれも個人での見学は難しいので、ツアーに参加するようにしましょう。

済州（チェジュ）島は朝鮮半島の西南に浮かぶ島。韓国の人気リゾート地です。別名「韓国のハワイ」とも呼ばれるほど温暖な気候で、韓国ではハネムーンの人気スポットの一つ。済州島には世界自然遺産に登録されている観光スポットも多く、さまざまな楽しみ方ができます。

特に城山日出峰は、世界自然遺産にも登録されている標高182ｍの寄生火山で、済州島で人気の観光スポット。日の出の絶景スポットとして、早朝から多くの人が訪れます。付近には洞窟があり、広々とした洞内にはカフェもありますよ。

済州島といえば、ゴルフやカジノが有名です。また、海沿いのリゾートに泊まって、きれいなビーチで遊ぶことも。ジェットスキーやシュノーケリングなどマリンスポーツも盛んです。もちろん、エステやマッサージも楽しめますよ！さらに、アワビ、タチウオ、アマダイなど海の幸を使ったお料理も好評。また、済州島の名産であるみかんを使ったスイーツもお忘れなく！

済州島は東京から約2時間半で到着し、日本からもっとも近い南国のリゾートと言われるそうです。ビーチを楽しむのなら6～8月がおすすめですが、一年を通じて楽しむことができます。

慶州(キョンジュ)は、朝鮮半島を統一し繁栄した新羅王朝の古都。現在でも街のあちらこちらに歴史遺産が残り、ユネスコの世界遺産にも登録されている史跡もあります。ちょうど、日本の奈良・京都のような歴史のある街で、韓国では修学旅行スポットにもなっているそうです。人気大河ドラマ「善徳女王」の舞台にもなり、また鉄道の駅が作られたことからアクセスもよくなり、多くの観光客が訪れています。

慶州は見どころが多く、土地勘がないとすべてを回るのは難しいかもしれません。慶州は釜山から鉄道で1時間くらいの距離にあり、釜山から観光ツアーがあるので利用すると便利です。

慶州では、なんといっても世界遺産に登録されている仏国寺や石窟庵は見逃せません。仏国寺は吐含（トハム）山の中腹に位置し、韓国を代表する寺院として広く知られています。528年に建立されたという記録が残っており、その後、増築、改修を繰り返し1000年にわたって栄えました。ところが、16世紀の大火でそのほとんどを焼失。現在あるのは1973年に復元されたものです。

石窟庵は、仏国寺から山道を登ったところにあります。切り出した石をドーム型に組んで造った寺院で、もとは仏国寺に付随する庵だったそうです。仁王像、四天王像、菩薩像などが安置されている、見どころの多い立派な寺院。

甘川文化村は、韓国第2の都市・釜山にあります。山の斜面にカラフルな家々が並び、ペルーの世界遺産であるマチュピチュにたとえて「韓国のマチュピチュ」と呼ばれるそう。もとは、朝鮮戦争で家を失った避難民が集落を作ったのがはじまり。2009年に町おこしのプロジェクトが始まり、アートの村として生まれ変わりました。今や、韓国の新しい観光スポットとして注目を浴びています。

「アートの村」と呼ばれるだけあって、一歩、村へ入るといたることろにアートのオブジェが。見どころがたくさんあるので、マップを買って回るといいでしょう。

山肌に立ち並ぶ家々はパステルカラーに塗られ、入り組んだ路地のあちらこちらのにユニークなオブジェが並びます。フォトジェニックなスポットがいたるところにあり、写真を撮るのも楽しいですよ。

観光客が増えるにつれ、甘川文化村には新しいショップがたくさんできるようになりました。コスチュームをレンタルできる店も増え、かわいい洋服を着て写真を撮ることが流行しているのだとか。また屋台やお土産屋もあり、ここでしか買えないグッズも多く販売しています。釜山の海を表現したキャンドルやエコバッグなども、お土産に人気です。

安東は韓国の慶尚北道の中心にある市です。ソウルからは特急で3時間あまり。朝鮮王朝時代を代表する儒学者・李滉の故郷で、儒教的伝統の中心として知られています。中でも河回村(ハフェマウル)は、昔ながらの韓国の農村の姿を残していて人気の観光地です。河回村は2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。

日本では韓流スターのリュ・シウォンの実家があることでも知られていますが、河回村は600年以上の歴史を誇る古い村。昔の貴族階級だった両班（ヤンバン）の家屋や茅葺きと瓦造りの古い家屋などが並び、まるで朝鮮時代にタイムスリップしたような気分になります。

河回村では、実際にその文化財のような家屋に泊まることもできるんですよ。寒い季節ならオンドルも体験できます。韓国の農村の生活を知るいい機会ですね。

安東では、毎年秋に「安東国際タルチュムフェスティバル」が行われます。これは昔から行われている伝統行事で、村の人々が仮面を付けて踊るもの。安東の河回村が有名ですが、その他にも多くの歴史的文化財があります。その一つ、君子村（グンジャマウル）も600年以上の歴史がある村で、観光客も少なくゆったりと過ごせておすすめです。

太宗台は、韓国の釜山で絶景ポイントとして知られています。釜山大橋で結ばれた影島の突端にある展望台や灯台、遊園地、公園などを合わせて太宗台公園と呼ばれている場所です。新羅の第29代王太宗武烈王がこの地形の素晴らしさに心を打たれ、宗台という名前がつけられたと言われています。

1906年に初めてここに灯台が作られましたが、あまり観光地としては発展しなかったそうです。2008年に公園として整備され、名勝地として知られるようになりました。ここからは玄界灘の大海原を一望することができますよ。

太宗台には遊歩道が作られていて、ゆっくりと回ると1時間30分ほどかかります。時間があったら、景色を楽しみながら歩いてみてください。松や椿などの季節の樹木が植えられ、のどかな風景が広がっています。

ここから、日本の対馬までなんと56kmしか離れていないそうで、韓国と日本の近さを感じさせられます。リニューアルされた灯台もきれいで、上まで登ることができますよ。また、海から太宗台を眺めたい人は、遊覧船がおすすめ。釜山名勝地の一つ、五六島や太宗台の絶景を眺めるこができると、人気の遊覧船です。

南怡島（ナミソム）は、大ヒットした韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地として有名な観光地です。ソウルから北東へ約50kmのところにあり、江原道(カンウォンド)・春川(チュンチョン)市の北漢江(プッカンガン)に浮かぶ半月型の島。上流にダムを作った時に生まれた島で、1周は約6km。栗の木、ポプラの木、銀杏の木などが植えられ、自然豊かな島となっています。

ストラン・ホテル・美術ギャラリー・キャンプ施設なども整えられ、今では海外からも多くの人が訪れ、年間観光客は300万人を超えます。インフォメーションセンターには日本語のパンフレットも置いてありますよ。

南怡島は一年を通じて、美しい風景を楽しめるスポットです。春夏の新緑、秋の紅葉、そして冬の雪景色と、まさしく韓流ドラマの世界を味わうことができます。メタセコイアが美しい並木道は、｢冬のソナタ｣に何回も登場したスポット。メタセコイアは韓国では珍しく、カナダから運ばれて来たそうです。

中央広場から別荘までの約100メートルの道は、秋になると黄金色の銀杏で染まります。その光景には思わずうっとり。島内にはこのほかにもフォトジェニックなスポットが多く、写真撮影を楽しむカップルの姿が多く見られます。

韓国は日本から最も近い国で、アクセスもよく人気の観光地です。グルメにショッピング、観光と気軽に楽しめる国ですね。韓国にはここで紹介した以外にも、まだまだたくさん観光スポットがあります。ぜひ、いろいろなところへ足を伸ばして、楽しい旅にしてくださいね！