熊本でおすすめの家族風呂TOP20！子連れからカップルにも喜ばれる施設紹介

熊本の家族風呂を案内します。阿蘇山の東側にある熊本県は、大分の別府などと共に湯量の豊富な温泉地が多く、人気旅館などもありますが、日帰りかつプライベートに温泉が入れる家族風呂を用意している施設が数多くあります。家族風呂専用の施設もあり、他の人の目を気にせずに入浴可能。どこも湯量が豊富が故に、源泉かけ流しが基本で、施設によっては利用者ごとにお湯を入れ替えてくれるところもあります。そんな人気でおすすめの家族風呂の施設を20か所厳選しました。

湯亭上弦の月（ゆていじょうげんのつき）は、熊本で家族風呂を楽しむのに最適な施設です。実は13種類ある湯室はすべて家族風呂用で、大人3名用から5名用までが用意されています。時間は部屋によって70分から90分までまちまちですが、15分ごとの延長も可能。基本の定員は決まっていますが、追加料金を払えば増やすこともできます。1歳から小学生までが子供料金で、子供3人で大人1人という料金設定です。また歯ブラシやヒゲ剃り、タオルなどお風呂のお供も用意。食べ物の持ち込みも可能ですが、持ち込み料10%が発生します。

いくつかある湯室の中でイチオシが、8番目の藍鉄の湯（あいてつのゆ）。これは、分福茶釜のエピソードに登場するタヌキが囲炉裏で、熱くてたまらず尻尾をだした場面を再現しました。茶釜のような湯船で、タヌキが熱そうに口を開いていますが、どことなくかわいらしい表情に見えてしまいます。また9番目の紅緋の湯（べにひのゆ）は、紅い湯船がひょうたん型をしています。これは無病息災をイメージして作られた部屋。湯を注いでいるところなど全部で6種類のひょうたんが部屋の中に隠れています。ファミリーで湯船に入りながら、ひょうたんを探すのも良いでしょう。

岳の湯・地獄谷温泉 裕花は、熊本で入る家族風呂として最適。四季の雰囲気が伝わる森の中に湯屋を設けました。すべてが源泉かけ流しという贅沢さで、貸切用に用意された温泉は24時間利用可能。さらにコインタイマーと呼ばれる利用客が変わるたびに温泉をすべて入れ替える方式を採用しましたので、清潔度もばっちりです。そんな貸切風呂は通常タイプとプレミアムタイプがあり、通常の方は24時間利用可能で、基本は50分1600円程度。そしてプレミアムは8時から22時まで利用可能で60分3000円程度。いずれも定員4名です。

通常の貸切温泉は、ひのき風呂や岩風呂など趣の異なる4種類の浴槽を用意。12の湯屋があり、それぞれ窓越しからの風景も素晴らしく、家族水入らずでのんびりと湯につかれます。グレードアップしたプレミアム貸切風呂は2つの湯屋があり、いずれもひのき風呂。開放的な露天となっており大自然と溶け込むようにくつろげます。どちらもリンスインシャンプーやボディーソープの備品があり、タオル、バスタオル、歯ブラシ、かみそりを販売。また、敷地内には蒸しがまを用意しており、卵や野菜を蒸して食べられます。98度の源泉温度のあるナトリウム - 塩化物泉を堪能しましょう。

阿蘇乙姫温泉 湯ら癒らは、熊本で入れる家族風呂です。阿蘇地区にありコスギリゾート内にある施設。貸切風呂が数多く用意されています。風呂のタイプは4種類あり、内湯のみのタイプ、露天風呂付きのタイプ、さらにカプセル岩盤浴や休憩室が含まれた特別室まで合計15室あります。平日はタイプにより70分から120分まで利用できますが、土日祝は10分間少なくなるので注意してください。こちらの泉質は、ナトリウム・マグネシウムー硫酸塩温泉で、美肌成分があると好評。贅沢に源泉かけ流しとなっていますから、存分に湯を堪能しましょう。

湯ら癒で最上級なのが特別室の鶴。こちらはひのき風呂となっており、床は浴槽も洗い場も特殊加工された畳敷きです。そのため滑りにくいのもうれしいところ。ドアを開けた外には露天風呂があり、そこには湯船が待っています。さらにカプセル岩盤浴も用意。休憩室もあり、いずれもプライベートが保証されていますから、快適な時間が過ごせます。同じくもう一つの特別室亀も、大きなひのき浴槽を用意。露天はウッドデッキになっていて、風呂上りにゆっくりとくつろげるようになっています。鶴堂用カプセル岩盤浴や休憩室もあり、ゆったりとした時間が過ぎて行きます。

とよみずの湯は熊本にある家族風呂が楽しめる施設です。家族風呂のほかに一般浴（大浴場）もあります。家族風呂は6種類合計13室あり、基本は50分ですが、一部60分利用できる浴室もあります。内湯のみの浴室と露天の両方がついている浴室があり、300円の違い。基本的に事前予約は受付けていませんが、バリアフリー対応の 福祉の湯に関しては予約可能。また子ども用のベビーベッドやおもちゃの貸し出しもしていますから、家族の団らんのひと時が過ごせます。なお営業時間は9時から深夜2時までとなっています。

主な家族風呂のタイプですが、ひのきの湯タイプはシックな黒い石の床と壁の下半分が構成されており、そこに木のぬくもりを感じるヒノキを配置。信楽焼きの湯は、木の床に大きな信楽焼きで作られた湯船があり、湯船の中は青い色をしていて澄んだ気持ちになります。大岩の湯はシックな黒い床を基調としていて、真ん中には大きな岩をくりぬいた湯船が存在感を発揮しています。そして畳敷きの浴室は、滑らないように特殊加工がされています。気持ちも落ち着く家族風呂で、ゆっくりとしたひと時を堪能してください。ちなみに源泉温度は47.9度で、泉質はナトリウム - 炭酸水素塩泉・塩化物温泉です。

栗山温泉紅さんざしは熊本の北、新幹線の新玉名駅から山の中に入ったところにあります。家族風呂は13室用意され、基本時間は1時間で、料金は浴室により1800円相当から3100円相当まで分かれています。延長については10分単位ですが、30分や1時間単位にすると非常にお得に利用可能。受け付けは10時から23時30分までですが、25時（深夜1時）まで入浴できます。泉温は39.4度で、泉質にはラドンが含まれており、含有量は43.6×10－Ci/kgとなっています。様々な効能がある放射能温泉に、プライベートなひと時をゆっくりと過ごしましょう。

13種類ある浴室の中でイチオシは春牡丹。内湯はひのき風呂で、浴室に入ればひのきの心地よい香りが漂います。また露天の位置にあるのは有田焼で出来た茶碗風呂。美しいボタンが描かれており、大きな茶器のよう。一寸法師になった気分で入ってみてください。その隣にはもうひとつ露天風呂があり、こちらは岩風呂で開放的な空を眺めながらゆっくり過ごせます。また、しだれ梅と呼ばれる浴室は、樹齢200年は経過したとされる大きなクスノキをくりぬいて浴室にしました。岩風呂と違い、木をくりぬいた浴室はなかなか味わえるものではありません。家族水入らずで大きな木の湯に入るのは良い思い出になるでしょう。

あしはらの湯は、熊本市にあります。田園地帯にある温泉施設ですが、貸切の家族風呂を6部屋用意。家族風呂の営業時間は9時から23時までとなっており、50分で1200円で利用可能となっています。泉質はアルカリ性の単純温泉で42度の源泉温度を有します。源泉かけ流しとなっており、入る前にお湯の調整をしてくれるので安心です。すべての部屋に内風呂と露天風呂が用意されています。洗い場にはリンスインシャンプーとボティソープを完備。シャワールームもありますから、しっかりと体を洗うこともできます。

特別な風情などはありませんが、扇風機やトイレもありプライベートなひと時が過ごせます。エアコンだけ別途料金が必要なので夏場は注意してください。内風呂は非常に広いですが、露天風呂は大人一人が入れるくらいの小さなつくり。家族水入らずでプライベートの時間を過ごしてください。そして湯上りには2階にある休憩所を使ってください。休憩所にはカラオケの道具もあり、湯上りに一曲歌って帰ることもできます。また併設されている大浴場のほうも心地よく、露天の温度もちょうど良いので、ついつい長湯してしまいます。

家族湯 はなみずきは、熊本市内にある家族湯専門施設です。それぞれ趣の異なる浴室が10部屋用意されています。全室とも同じ料金設定となっており、40分1600円から60分2400円まで3つの時間帯から選んでください。定員は3名となっており、大人2人に子ども3人まで利用できます。10分ごとの延長料金も受け付けています。ボティソープやリンスインシャンプーなどは受付での無料貸し出し。その他入浴セットやかみそり、歯ブラシ、タオル類も完備しています。また風呂を入った人およびBBQ利用者に限り、休憩室の利用が認められています。

10種類あるお風呂はどれも利用条件が同じですが、それぞれ特徴があり、イチオシはにしきの部屋。この部屋は大きな六尺の梅風呂を使いました。大人4人は入れる大きさで、ゆっくりと湯船に浸かって窓越しに見える風景をのんびり眺めてください。またまゆみの部屋の湯船は御影の岩をくりぬいたもの。外にはマユミ（ヤマニシキギ）の木が見えるようになっており、紅葉の美しい風景、そして冬には赤い実がなっているのがわかります。このほか阿蘇山の灰石を使った、あせびの部屋は、四角い大きな浴槽を用意。ゆったりとしたひと時が味わえます。

観音岩温泉は、天領だった大分県日田市の南東にある杖立（つえたて）温泉に隣接した位置にある家族風呂です。杖立川に沿った河岸沿いに張り付くように建っていて、この風景もフォトジェニックな雰囲気を醸し出しています。家族風呂専門施設として営業しており、60分間で料金は浴室により1000円から2000円と差があります。シャンプー・リンスセット、ボティソープ、ヘアーキャップ、タオル、髭剃りは受付で販売。バスタオルの貸し出しも行っています。かつては24時間営業でしたが、熊本地震以降は、9時から23時45分までの営業時間に変更となりました。

泉質は弱アルカリ泉で、温度が微妙に異なる3本の源泉から引いています。湯量が豊富でもちろん源泉かけ流し。人だけでなく、わんちゃん専用というお犬様の湯まであります。人用の浴室は9室あり、イチオシは壱番のかえでの湯。これは特別室で一番高い浴室ですが、休憩ルーム付きです。また浴室の天井はボタンを押せば開閉しますから露天風呂に変身します。杖立川の渓谷を眺めながらゆっくりとしたひと時を過ごしてください。この他の部屋は湯船だけですが、どれも浴槽が仕切られており、異なる温度のお湯を楽しむことができます。

白岩温泉も、杖立温泉に属する家族風呂の施設です。この温泉は歴史が比較的新しく、平成時代になってから誕生しました。近くを走る国道の工事がきっかけとなってオープン。そしてこの施設は家族風呂という新しいカテゴリーを確立した発祥の地とされます。それまでも家族風呂は存在しましたが、どちらかといえば大浴場の施設にある付属品のような扱い。この施設がそんな家族風呂のイメージを一新するきかっけになりました。以降、家族風呂ブームが起き、熊本の各所において家族風呂専門施設が次々と建っていきました。

白岩温泉は、入浴客が入れ替わるたびに一回ずつお湯を入れ替えるシステムを採用しました。常に新鮮な湯に入れることも人気の秘訣。そして安いのも大きな特徴で、1時間以内ですが、1000円未満で家族風呂に入れて大変リーズナブル。コインタイマーを設置しており、お金を入れるとポンプからお湯が浴槽に入るシステムになっています。さらに24時間営業しているのもうれしいところ。夜遅くにゆっくりと湯に入ることも、逆に早朝の朝一番に入ることもできます。お湯は源泉かけ流しなので贅沢なひと時が味わえます。

平山温泉は、熊本の北側山鹿市の奥座敷と呼ばれる山間にある小さな温泉。最近は穴場スポットとして注目を集めています。その中にある風月という施設は家族風呂専用。毎回入れ替え制の一番風呂を存分に堪能できます。風呂のタイプは大人2・3名用の1槽タイプの小室が8部屋で1500円。大人3名に子ども2人ほど入れる2槽タイプの大室が4部屋あり2500円です。上記の部屋の浴槽は人気の露天風呂ですが、そういうものが苦手な人向けに内湯タイプを3部屋設けました。1500円ですが、一部屋だけ岩盤浴で使用される石を使用した浴室があり、こちらは2000円です。

営業時間は9時から1時までとなっていますが、平日の17時までは500円、19時までは300円通常料金から割引があるタイムサービスがあり大変お得。イチオシは大室タイプで、広々とした浴槽ながらも他の目を気にする必要のないプライベート空間を保証。リラックスしたひと時を過ごしてください。シャンプー、リンス、ボディーソープなどのアメニティの多くは無料で利用可能です。泉質はアルカリ性単純硫黄温泉。また車で5分のところには、同じ経営元のお食事処 月の家がありますから、湯上りにそば打ち職人が提供する二八そばをいただきましょう。

家族温泉 湯めぐりの里 竹乃香（たけのこ）は、九州新幹線新玉名駅と玉名バイパス近くにある家族風呂です。旅館竹水苑の敷地に14の貸切風呂を用意。それぞれ趣が異なっており、日帰り利用が可能です。基本は50分間でそれぞれの浴室によって料金が1500円から2100円まで分かれています。また予約はできないシステムとなっており、当日受付での申し込み順になっているので注意してください。なおこの旅館では日帰りプランを用意しており、おいしい昼食とお風呂がセットになっています。ただし、これは大浴場となっており、家族風呂は無関係なので注意しましょう。

家族風呂の営業時間は12時から23時までで24時まで入れます。また土日祝日は午前10時から入れます。ちなみに14ある中でイチオシは、十四乃湯「疋野の湯」と呼ばれる施設で、内湯では自然石だけを組み合わせた広い湯船でじっくりと過ごせます。またシャワーが二つあるため、家族で湯船に浸かる人と体を洗う人に分かれて効率よく入れます。また人気の露天風呂も二つあり、中国から取り寄せたという大きな岩をくりぬいた風呂と、甕（かめ）の風呂を用意。また鬼瓦を創意工夫で作り上げた湯口も見ものです。

温泉邸湯ー庵は、熊本市北区にある家族風呂専門の温泉です。17種類の浴室があり、いずれも利用者ごとにお湯の入れ替えを行っています。常に新湯が味わえますから贅沢に楽しんでください。そしてこちらの家族風呂には2室ある特別室を除いて定員を設けていません。大抵は定員以上は追加料金が発生しますが、そのようなことがないのもうれしいところ。利用時間は60分から70分が基本で、10分ごとに追加料金が発生します。またこの施設には温泉の知識が豊富で、正しい入浴方法をアドバイスできる温泉ソムリエが常駐しています。

温泉邸湯ー庵にある17の浴室の中でイチオシは十三の湯。これは特別室で、和室の脱衣所にはテレビが付いています。浴室は御影石で作った半露天風呂となっています。また利用時間は70分から最大180分まで利用でき、湯上りには、休憩室も兼ねた脱衣所でテレビを見ながらリラックスのひと時を過ごしてください。同じ条件でもう1室十六夜の湯があります。通常の浴室でのおすすめは好摩の湯。これは中国石をくりぬいた浴槽の外湯と、石とタイルで構成された内湯の2種類があり、大人4人は楽々入るスペース。脱衣所は畳敷きになっています。

熊本の南西にある天草地域にも家族風呂が入れる施設があります。ペルラの湯舟という施設で、これはホテルアレグリアガーデン天草の中にある天然温泉です。貸切風呂は「藍望の湯」という名前で11時から23時の間で利用可能。利用時間は平日が1時間ですが、土日祝は10分少ない50分までとなっています。延長は30分単位で受付。なおこの貸切風呂は5室あり定員は3名まで、料金は浴室により前後します。なお土日祝は予約を受け付けておらず来館順となっていますが、平日は電話予約も受け付けていますので、行く日が決まっているのなら、到着前に電話予約するのも良いでしょう。

ペルラの湯舟の家族露天風呂ですが、花の湯は2500円で利用可能。花らしい赤を基調とした部屋となっており、大きな窓からの風景も素晴らしいです。鳥の湯は2300円。こちらは青を基調とした室内となっており、湯船からも広々とした外の景観が楽しめます。また、風の湯は2300円で利用可能。ヨーロッパ風の建物でタイル張りが特徴的です。また月の湯は2800円と最高料金。広々とした空間で2つの湯船があります。最後は星の湯で、2100円と最もリーズナブル。岩を基調とした浴室で、荒々しさを感じる雰囲気です。

熊本の北側にある雰囲気のある山鹿温泉近くにも家族専用の施設があります。露天湯椛（もみじ）は、滑り台が付いたものなど子供が喜びそうな10種類の個性的な浴室を用意しています。泉質はアルカリ性単純泉で、PH値が9.71と高水準。トロトロとしたお湯は肌触りがまろやかで好評。入浴者ごとにお湯を入れ替えますから、常に新鮮な一番風呂に入れ、小さなお子様も安心です。午前中から深夜までの営業で、予約は受け付けておらず、来店順の受付。60分間の使用で、料金は1500円からとなっています。

個性的な浴室は次の通りです。1番目が石風呂の小タイプで、石を配置した落ち着きあるタイプ。2番目が滑り台風呂で、湯船に向かって滑り台で入れるという子供に人気の浴槽です。3番目は、レインボーすべり台風呂と呼ばれるもので、湯船の浅い部分がついています。4番目は信濃石風呂で、四角い湯船が特徴。5番目は石風呂で、ゆったりと過ごせる露天風呂です。6番目が滝風呂で、湯船の奥に滝が流れています。7番目は岩風呂。そして8番目はカップルに人気のハート風呂で、ハート形の湯船が特徴です。9番目は四角岩風呂。最後10番目は洞窟風呂となっています。

山鹿温泉にある幸泉閣も家族風呂専用施設。庭園・露天風呂付きの家族湯は4部屋、庭園付きの家族湯は10部屋あります。24時間営業しているのもうれしいところで、通常の家族湯は昼間の時間と深夜の時間では若干差があります。料金は2人用で1人増えるごとにプラス100円必要というシステム。延長料金は10分と20分のタイプから選べます。またアメニティやタオルが付いたレンタル手ぶらセットは、非常に使い勝手が良いです。そのほか露天風呂付きの部屋には10枚つづりの回数券を発行しており、リピータには大変お得になっています。

この施設にはスタンプカードもあり、15個スタンプを集めると１回無料となっています。そんな家族湯の泉質はアルカリ単純温泉。循環はもちろん、ろ過、加温なども行わない源泉をかけ流しで利用できるようになっています。おすすめは露天風呂付きの家族湯で、内湯と外湯の二つがあり開放的な中でゆっくりと体の疲れを癒やせます。4室しかないのが残念なところ。庭園付きの方は露天風呂こそありませんが、贅沢な湯船に浸かりながら外の庭園の様子が眺められます。また脱衣所にはドライヤーが備え付けられています。

1300年前からの歴史があり、かつては立願寺温泉と呼ばれた玉名温泉。ここには純乃時 湯願 （じゅんのときゆがん）という家族風呂専用施設があります。10室の浴室を用意し、それぞれが独立した一軒家造り。露天風呂の雰囲気も独創的です。部屋は3室ある特別室が2600円、Aタイプは5室あり2200円、そしてBタイプは2室で2000円。いずれも定員5名まで利用できます。人数の追加料金は小学生以下が大人の半分、そして延長料金は30分単位。またタオル、バスタオル、シャンプー、リンス、そして歯ブラシの販売も行っています。

イチオシは、特別室。南列の一番奥にあるのが「かえで」こちらは離れになっており、他の浴室の影響を受けることも無く静かな雰囲気です。浴室も含めた居室が広いので、ゆったり過ごしてください。また同じく特別室の「さくら」は、北列の一番奥。こちらも広めとなっており、外に価値ある露天風呂があります。あとひとつ「なつめ」も特別室。こちらも広めの浴室となっており、屋根つきの露天風呂となっています。特別室以外にはAタイプとBタイプの浴室があり、どれも個性的で、滑り台付きの浴室も複数あります。

熊本市の南、八代との間にある宇城市に、隠れ家温泉 古保山リゾートがあります。ここは温泉が自慢で大浴場もありますが、しっかり家族風呂も用意。10室あり、内湯のみのタイプ（2100円から）と露天風呂付きのタイプ（2600円から）の2種類があります。平日は1時間利用できますが、土日祝は10分少なくなっています。さらにワンランク上の家族風呂特別室が2部屋あります。1時間単位から借りられますが、居心地が良いこともあり最大半日（6時間）まで借りられます。延長料金は30分単位。泉質はアルカリ性の単純泉となっています。

特別室は、ガルーダ、バロンの二つ。部屋の名前からして熊本ではなく、どこか南の国のリゾート地を思わせる雰囲気で、広大な敷地内もリゾートホテルのような佇まいとなっています。お風呂でくつろぐだけでなく、その前後にのんびりとソファーに座って思い思いのひと時を過ごせて、非日常が堪能可能です。同様に家族風呂のほうも、一部を除いてアマンプリ、アマンワナといったリゾートっぽい名前が付いています。また大浴場もリゾートの面持ち。このほかエステやレストランもありますから、休日のんびり過ごすのに最適です。