名古屋の人気ういろう10選！お土産にもぴったりのお菓子をご紹介

名古屋といえば「味噌煮込みうどん」「天むす」「ひつまぶし」など、独特の食文化で有名なエリア。そんな魅力的なグルメが並ぶ中、圧倒的な人気を誇るスイーツが「ういろう」。名古屋以外でも製造されていますが、今や名古屋のお土産の定番の一つです。実は、その歴史もかなり古く、江戸時代の初期から製造されてきたとか。

その影響もあって、名古屋には「ういろう」の名店と呼ばれる老舗菓子店が数多く点在しています。今回は、その中から個性豊かな人気店を10店舗ピックアップしました。味やサイズ、パッケージのデザインなど、それぞれに魅力的なものばかりです。ぜひ、名古屋のお土産選びに迷ったら、美味しいと評判の「ういろう」を選んではいかがでしょう。きっと、幅広い世代の方に喜んでもらえるはずですよ。

創業130年を超える老舗の名店「青柳総本家」では、伝統的な製法で正統派の「ういろう」を作り続けています。もちろん、地元名古屋だけでなく全国的にも知名度は抜群！最近では、さまざまなタイプのアイテムが登場していますが、「青柳総本家」で人気の「青柳ういろう（1本・432円）」は、伝統的な棹タイプで「しろ」、「くろ（黒砂糖）」、「抹茶」、「上がり（こしあん）」、「さくら」の5種類が用意されています。

「青柳総本家」の大須本店は、大須観音駅より徒歩約4分の場所にあり、営業時間は10:00～18:30となっています。さまざまな商品が並んでいますが、お土産におすすめなのは、お手頃な価格で購入できる一口タイプ。箱入りで5個入り540円～30個入り3,240円（税込）とバリエーションも豊富なので、バラマキ用にも最適です！カットせず気軽に食べられるところも人気のポイント。

「青柳総本家」では、季節限定の「生ういろう」や「冬ういろう」・「冷やしういろう」など、シーズンごとにさまざまなテイストのういろうに出会えます。名古屋を訪れて、目上の方へのお土産選びに迷ったら、「青柳総本家」のういろうを選べば間違いありませんよ。

尾張藩二代目藩主・徳川光友に仕えた人物から、ういろうの製法を伝授されたことが始まりとされている「餅文屋総本店」。江戸時代初期に創業した由緒ある老舗の和菓子屋さんですが、攻めの姿勢で斬新な商品の開発にも力を入れているところが人気です。伝統的なういろうだけでなくバリエーション豊富なところもこちらのお店の特徴なので、ショーケースには美しいお菓子の数々がずらりと並んでいます。

瑞々しいゼリーのような食感が特徴的な「水ういろ」は、数あるアイテムの中でも人気No.1。ういろうの伝統的な材料の「米粉」を使用しないことで生み出された新たな食感は、常に挑戦し続ける「餅文屋総本店」ならではの傑作といっても過言ではないでしょう。

暑い時期に冷蔵庫で冷やしておくとより美味しさを実感できる「水ういろ」は、食欲がないときのエネルギーチャージにも最適！こし餡2個・抹茶3個の5個入りで540円（税込）で販売されているので、ぜひ、新しい味わいと食感を楽しみたい方はお試しください。自分用はもちろんお土産にもおすすめです。

ジェイアール名古屋高島屋のB1Fで、行列の絶えない「ういろう」の名店といえば「虎屋ういろ」。ショーケースを覗けばいつでも、カラフルで美しいういろうがずらりと並んでいます。どちらかといえば、茶色や抹茶色など、くすんだイメージのういろうですが、季節限定のういろうを製造している「虎屋ういろ」では、エメラルドグリーン（メロンの季節限定）、ピンク（春限定）、黄色（秋・カボチャの季節限定）と、旬の食材を使用した宝石のように輝くういろうがたくさん！

異なる色合いの二層・三層になっているういろうは、切り分けたときの断面の美しさも見事で、お土産やちょっとしたギフトに贈ると喜ばれること間違いありません。また、見た目の美しさだけでなく、味や食感も満足の仕上がりです。実は「虎屋ういろ」は名古屋生まれではなく、三重県発祥の「伊勢ういろう」がもとになっているため、名古屋市内に点在するういろう屋さんの「名古屋ういろう」とは製法や食感なども微妙に異なります。ぜひ、「名古屋ういろう」と「伊勢ういろう」の味わいの違いをお楽しみください。

昔ながらの根強いファンが数多くいる「かわ瀬菓子舗」。見た目は街の小さな和菓子屋さんですが、知る人ぞ知る名店の一つです。その評価の高さは、「ういろう」はちょっと苦手という方にも「かわ瀬菓子舗」の「ういろう」は別格といわれるほどだとか！あまり「ういろう」を食べたことのない方へ名古屋のお土産として「ういろう」を贈りたいときは、「かわ瀬菓子舗」の一口タイプの「ういろう」を選んでみてはいかがでしょう。

一度食べるとやみつきになってしまうほど美味しいと評判の「ういろう」は、プルップルでモッチリとした食感がたまらない逸品です。黒糖と抹茶風味の「ういろう」は、どちらも深みのある上品な甘みが特徴で、濃いめに入れた緑茶やコーヒーとの相性も抜群！

早朝8:00から営業していますが、人気商品なだけに14:00過ぎに売り切れになることも！売り切れ次第営業終了になるので注意してくださいね。ぜひ「かわ瀬菓子舗」の「ういろう」を名古屋のお土産にと考えている方は、予約してから訪れることをおすすめします。

大須観音駅から徒歩約4分でアクセスできる「大須ういろ」は、名古屋最大の商店街のある大須にお店を構えています。名古屋で人気の「青柳総本家」と並ぶ老舗の和菓子屋さんです。シンボルマークの「大」「須」と書かれた赤い提灯や、独特のBGMが流れるCMも多くの人の心を惹きつけています。こちらのお店で外せない人気商品の一つが、2016年に登場した「ウイロバー」。

それまでのういろうのイメージを一新した「ウイロバー」は、見た目がアイスキャンデーのようなバー付きタイプで、シンプルでおしゃれなパッケージも若い世代に大好評です。フレーバーは「さくら」「くろ」「しろ」「ないろ」「まっちゃ」の5種類！子供や女性へのお土産に最適です。

そのほかにもレモンピール入りの「レモンういろ」や瑞々しい味わいが特徴の「白桃ういろ」など、よそでは味わえないアイテムが揃っています。名古屋では知らない人はいないといわれるほどの老舗店ですが、伝統の味と斬新なアイディアの両方を楽しめますよ。いつもとは違う味わいの「ういろう」をお土産にと考えている方は、ぜひ「大須ういろ」まで足を運んでみてください。

丸の内駅より徒歩約5分でアクセスできる「美濃忠（みのちゅう） 本店」は、尾張藩の初代藩主・徳川義直公に同道した藩御用達菓子屋の「桔梗屋」の流れを汲む老舗の和菓子屋さんとして広く知られています。

まるで本物の「鰹」のような光沢が美しい淡いピンク色の「初かつを」が看板商品の一つ。繊細な縞模様が美しい伝統銘菓の「初かつを」を製造している和菓子屋さんはほかにもありますが、「味も見た目も美濃忠のものが一番！」といわれるほどの人気。

美しい桜色が特徴的な「初かつを」はその見た目の美しさはもちろん、その独特な食感や、春限定の貴重なお菓子というところも多くの人を魅了しています。魅力的なお菓子を取り揃えている「美濃忠」の営業時間は9:00～18:00まで、元旦以外は年中無休です。

ぜひ、名古屋を訪れたら、江戸時代から守り続けられた伝統の味を堪能してみてはいかがでしょう。お土産や贈答品としても最適な詰め合わせなども、手頃な価格で用意されていますよ。

地下鉄「矢場町」駅から徒歩約3分でアクセスできる「雀おどり総本店」では「良質な材料を使用し、自然な製法で仕上げたお菓子をお客様に提供する」をモットーにお菓子作りを続けてきました。材料はもちろん製法にも並々ならぬこだわりを持ち、独自のスタイルで製造している「雀おどり総本店」のういろうは、他店のういろうと比べると弾力が圧倒的に違います。一口食べただけで、その違いが分かるほど！まさに、蒸籠で長時間かけて、大量の蒸気で蒸した証です。

国産の上質な米粉で作られた「雀おどり総本店」のういろうは、モッチモチの食感と口の中いっぱいに広がる上品な甘みが人気！桜・黒糖・白・栗抹茶・小豆の5個入り540円（税込）とお手頃価格なので、お土産用として押さえておきたい逸品。また、10個・20個・30個・40個入りが用意されているので、会社や取引先へのバラマキ用のお菓子にも最適ですよ。

特に人気の三河地方の抹茶を贅沢に使用し、抹茶の風味をそのまま閉じ込めた栗抹茶は、栗がゴロゴロと入っているので、栗好きにはたまらない逸品！熟練の職人さんが一つひとつ手作りしているういろうは、不揃いな見た目が手作りの証といわれています。ごまかしの利かない本物の味をお探しの方は、ぜひお試しになってみてください。

全国的には「青柳総本家」や「大須ういろ」が広く知られていますが、地元名古屋では「山中羊羹舗」は老舗の和菓子店として有名です。1900年に創業して以来、100年以上にわたり名古屋の大須で「伝統の味」、「手作り」にこだわってお菓子作りを続けてきたのが「山中羊羹舗」。他店に比べ、歯ごたえのあるモッチリとした食感のういろうが人気！

そのほかにも、100年以上前の創業当時から変わらない味わいが楽しめる「練り羊羹」や、季節ごとに限定で販売される「フルーツ大福」なども若い女性や子供に大人気です。和菓子といえば、大人のスイーツというイメージですが「山中羊羹舗」は、地元名古屋の幅広い世代の方々に親しまれています。

こちらの和菓子屋さんには、喫茶コーナーも設置されているので、名古屋のお土産を購入する前に美味しいと評判のお菓子を味わってみてはいかがでしょう。ローカル気分が楽しめますよ。お菓子の販売は10:00～19:00、喫茶は12:00～18:30となっています。名古屋を訪れたら、ぜひ足を運んでみてください。

市営地下鉄桜通線・久屋大通駅より徒歩約7分でアクセスできる「もち源」。お店独自の製法で作られている「煉ういろう」が人気です。熟練の職人さんがじっくり時間をかけて作った逸品は、味・食感ともに抜群と評判で、名古屋では貰っても贈っても喜ばれる貴重なお菓子として広く知られています。目上の方へのお土産や取引先への贈り物をお探しの場合におすすめですよ。

江戸末期に修業先の一角で餅を販売したのが始まりとされている「もち源」。その後、現在の店舗のある場所へ移り、令和の世まで、厳選した素材にこだわり「ういろう」を作り続けています。全国紙でも取り上げられるほど有名になった「煉ういろう（787円）」のほかにも、生わらび餅や季節な生菓子なども美味しいと評判です。

女性だけでなく甘いものが苦手な男性にも人気なので、自宅へのお土産やお祝い事などにも喜ばれています。営業時間は9:00～18:00までと比較的短めなので、新幹線の出発時刻まで予定が詰まっている方は気を付けるようにしてください。

千種駅から徒歩約5分でアクセスできる「菊屋」は、街の和菓子屋さんとして地元の方に人気のお店でした。ところが、口コミで「ういろうが美味しい」と評判になり、いつの間にか観光客が名古屋のお土産として「菊屋」のういろうを購入していくほどの有名店に！そんな「菊屋」のういろう、鹿児島県や沖縄県産の黒糖を使用した「黒糖」や桜の淡い風味に仕上げた「さくら」、挽きたての抹茶を使用した「抹茶」、スタンダードな「しろ」の5種類用意されています。

一つずつ丁寧に仕上げられた菊屋の「ういろう（1本・430円）」は、どれも大手メーカーにはない素朴な味わいが特徴！手軽に糖分補給できる「ういろう」は、腹持ちも良いのでちょっとしたエネルギーチャージには持って来いの逸品です。10時や3時のおやつにもおすすめですが、ハイキングなどの山歩きを楽しむ方の行動食にも最適です。

商店街の一角に店を構える昔ながらの和菓子屋さんは、昭和の雰囲気が漂っているので、暖簾をくぐるだけでほっこりした気持ちになれるから不思議です。人気の手作り「ういろう」は、1日限定50本。名古屋を訪れたら、ぜひ足を運んでここでしか味わえない貴重な「ういろう」をお試しください。

名古屋の魅力的なご当地グルメの中から「ういろう」の名店をご紹介しました。「ういろう」には、伝統的な棹タイプ・一口サイズ・バー付きなど、さまざまな種類があります。以前は、年長者のおやつというイメージが先行していましたが、子供から若い女性が好みそうなチョコやさくらなどのフレーバーの商品もあり、幅広い世代向けのお土産としておすすめです。地元名古屋の方にはそれぞれお気に入りのお店があり、どのお店の「ういろう」も味に定評があります。この機会に、さまざまなお店の「ういろう」を食べ比べて、お気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょう。いざというときに役立つはずですよ。

※記載内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。