アメリカ合衆国基本情報【時差・空港編】

まず、知っておかなければならないのは、アメリカ国内だけでも時差があるということです。東海岸から西海岸までは1時間ずつ時差があり、次の時間帯に分けられます。

東から

・東部標準時（Eastern Standard Time）
　ニューヨーク、ワシントンDC、ボストン、マイアミなど　

・中部標準時 （Central Standard Time）
　シカゴ、ダラス、ニューオーリンズなど

・山岳部標準時 （Mountain Standard Time）
　デンバー、フェニックス、アルバカーキーなど

・太平洋標準時（ Pacific Standard Time）
　ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ラスベガスなど

・アラスカ標準時（Alaska Standard Time）
　アラスカ州

・ハワイ・アリューシャン標準時（Hawaii-Aleutian Standard Time）
　ハワイ州

さらにアメリカでは、サマータイム(DAYLIGHT SAVING TIME=DST)も導入されているため、3月の第2日曜日から、11月の第1日曜日までは、時間が1時間早くなります。時間が変わるのは午前2時です。この期間にアメリカに滞在している方はご注意を。スマートフォンの場合は自動的に時間が変わってくれますので心配いりません。

日本との時差は以下のとおりです。
標準時間（サマータイム）

東部標準時　-14時間（-13時間）
中部標準時　-15時間（-14時間）
山岳部標準時　-16時間（-15時間）
太平洋標準時　-17時間（-16時間）
アラスカ標準時　-18時間（-17時間）
ハワイ・アリューシャン標準時　-19時間

地域によってはサマータイムを導入していないところもあります。ハワイ州、アリゾナ州の大部分、インディアナ州東部はサマータイムを導入していません。また。たいていは州ごとにタイムゾーンは分かれているのですが、同じ州でも地域によってタイムゾーンが分かれている州もあるので、アメリカ横断をする方は注意が必要です。

日本からアメリカまでの飛行機の時間は、行きと帰りとで1時間半ほどの差があります。これは、西から東へ吹く偏西風を受ける行きの便は、追い風を受ける帰り便よりも、遅くなってしまうためです。

成田発の直行便の場合のアメリカ各都市への飛行時間は、おおよそ次のようになります。

【東部標準時地域】

ワシントンDC、アトランタ：約12時間半
ニューヨーク、ボストン：約13時間
デトロイト：約14時間

【中部標準時地域】

ミネアポリス：約11時間
シカゴ、ヒューストン、ダラス：約12時間

【山岳部標準時地域】

デンバー：約11時間

【太平洋標準時地域】

シアトル：約9時間
サンフランシスコ：約9時間半
ロサンゼルス：約10時間
サンディエゴ：約10時間半

アメリカ各都市から成田までの帰りの飛行時間は、これより1時間20分〜2時間ほど長くなります。

・ボストン　成田（JAL）
・ニューヨーク　成田　（JAL、ANA、デルタ）
・ニューアーク　成田（ユナイテッド）
・ワシントンD.C.　成田（ANA、ユナイテッド）
・アトランタ　成田（デルタ）
・デトロイト　成田・名古屋（デルタ）
・ミネアポリス　成田　（デルタ）
・シカゴ　成田　（JAL、ANA、アメリカン、ユナイテッド）
・ダラス　成田　（アメリカン）
・ヒューストン　成田（ユナイテッド、アメリカン）
・デンバー　成田　（ユナイテッド）
・シアトル　成田・羽田（ANA、デルタ）
・ポートランド　成田（デルタ）
・サンフランススコ　成田・羽田・関西（JAL、ANA、ユナイテッド）
・サンノゼ　成田（ANA)
・ロサンゼルス 成田・羽田・関西　（JAL、ANA、アメリカン、ユナイテッド、デルタ、シンガポール）
・サンディエゴ　成田　(JAL)

アメリカの空港では、チェックインする荷物に鍵をかけることはできなくなっています。
鍵をかけたまま預けるとスーツケースを壊されることもあります。また、アメリカ運輸保安局に認められたTSAロックという鍵は閉めることができますが、壊されることもあります。空港の係員により中身が盗まれるということも問題になっていますので、貴重品は入れないようにしましょう。

アメリカでは、最初に到着した空港で入国審査があり、そこが最終目的地でなくても一度荷物を受け取ります。最初の空港で入国審査と税関を通ることになるので、乗り継ぎのある場合は注意が必要です。アメリカの空港は巨大な空港もありますし、入国審査が混むことも、飛行機が遅れることもあります。乗り換え時間に余裕を持ち、万が一の時も慌てなくていいようにしたいものです。

アメリカの到着したらまず、Immigration （入国審査）を受けます。Citizen（市民）とNon-residents（外国人）の列がありますので、Non-residentsの列に並びます。

入国審査では、滞在の目的、滞在期間、どこに泊まるのかなどを聞かれます。自信がなかったら、紙に書いてあらかじめ用意しておくのもいいですね。パスポートと帰りの航空券、機内で書いた入国カードをすぐ出せるようにしておきましょう。

次に、機内預け荷物の受け取りです。BAGGAGE CLAIMと書いてあるところに行くとターンテーブルがいくつもありますので、自分の飛行機の便の名前が書いているところへ行き、荷物が出てくるのを待ちます。

荷物を受け取ったらCUSTOMS（税関）です。機内で書いた税関申告書を出します。To Declare（申告するものがある又はよく分からない）とNon Declare（申告するものがない）二つの列がありますので該当する列に並びます。

アメリカの基本情報、時差と空港編についてまとめてみましたが、いかがでしたか。時差やサマータイムなど、日本人には馴染みがなく、ややこしいですよね。滞在期間がサマータイムの変更時ではないか、州を横断する場合は時差はないか、事前に調べておき、乗り継ぎなどの時に、失敗のないようにしたいものです。