アメリカ合衆国基本情報【Wi-Fi事情編】

日本では成田空港の一部で無料Wi-Fiが使えるものの、街中では契約する必要があったり、お金を支払うところが多く、ホテルでさえまだ有線LANのみという所も少なくありません。先進国と言われているにも関わらず、世界各国と比べて街中のWi-Fi普及率は非常に低く、外国人旅行客が、日本で最も困っていることとしてあげています。

その点、アメリカでのWi-Fi環境はどうなのでしょう。アメリカでは街のあちらこちらに誰でも使える無料Wi-Fiがあります。海外からの旅行客にとっては、Wi-Fi天国とも言えるのではないでしょうか。

アメリカでは、無料Wi-Fiが至る所にありますが、日本国内では、いつもパケット通信を利用していて、Wi-Fiを使用したことがないという方もいらっしゃるかもしれません。Wi-Fiへの接続方法の説明です。

１． 設定を選択
２． 無線とネットワークを選択
３． Wi-Fiをオンにする
４． Wi-Fi設定を選択
５． 周囲で接続可能なWi-Fiのリストが出てきます。
６． 接続したいWi-Fiネットワークを選ぶ

Wi-Fiに接続されると扇のシンボルが画面の上部に出てきます。

必ずしも、SSID（ネットワーク名）がお店の名前と一致するわけではありません。まずは、お手持ちの携帯電話の「設定」から鍵アイコンがないフリーのSSIDをタップします。鍵のかかっていないWi-Fiがあれば、繋げてみましょう。複数ある場合は、一番電波の強いものを選ぶとよいでしょう。

名前の登録などは必要ありません。ブラウザを開くとTerms & Conditions（利用規約）が表示されますので “accept”または “I agree” をタッチし、Connectをタッチすると接続されます。

大きな国際空港は、ほとんどのところでWi-Fiがあります。地方のローカル空港でも無料Wi-Fiが備えられている場合があり、お土産屋さんなどにWi-Fi利用のためのクーポンコードがあることもあります。

空港によっては、30秒程のCMを見なければならない場合もありますし、時間限定（30分間無料など）での無料Wi-Fiもあります。また、無料Wi-Fiの他に、ハイスピードWi-Fiが選べる空港もありますので、“Get Free Access”を選択します。

また各航空会社のラウンジも無料Wi-Fiがあることが多いです。

ほとんどのホテルは客室から公共ロビーまで無料Wi-Fiを提供していますが、ホテルによって、ロビーのみ使用できる所があります。たいていパスワードがありますので、チェックイン時に確認しましょう。

無料だと思い利用したら有料で、チェックアウト時に請求されたというケースもありますので必ず料金について利用前に確認しましょう。

全米至る所の店舗を構える、スターバックスとマクドナルドは、どこでもWi-Fiが使えます。パスワードもかかっていないため、接続するだけで使用可能です。

他にも、カフェやファミリーレストランは、ほとんどのところでWi-Fiがあります。ロックがかかっていることもありますが、パスワードはお店に掲示されていたりレシートに書かれていたりします。見つけられない場合は、店員さんに聞けば教えてくれます。Wi-Fiがある場合は、お店の外に「Wi-Fi」と掲示されています。

チェーン展開している店舗だけでなく、個人経営のカフェやレストランでも無料Wi-Fiを提供していることもあります。お店の扉などにWi-Fiマークのシールが貼ってあったら、店員さんに利用したい旨を伝えましょう。

また、カフェやファーストフード店は、ほとんどの場合電源も使うことが出来ます。

【無料Wi-Fiが使える主な場所】

・スターバックス　
・マクドナルド　
・バーガーキング
・ダンキンドーナツ
・タコベル
・ワッフルハウス
・パネラ
・ザ・コーヒービーン＆ティーリーフ
・タリーズコーヒー
・フーターズ

その他、デパートやスーパー、ホームセンターまで、多くのお店で無料のWi-Fiを使うことが気でます。以下はその極一部です。

【デパート】
・ノードストローム
・メイシーズ
・ブルーミングデールズ
・サックスフィフスアベニュー
・コールズ

【スーパー】
・セイフウェイ/ボンズ
・ホールフーズ・マーケット
・チェルシーマーケット

【その他】
・アップルストア
・フェデックスオフィス
・ロウズ ホームセンター

・図書館
　大きな図書館でも小さな図書館でも、まず無料Wi-Fiが使えると言ってよいでしょう。


・公園
大きな街であれば公園にも無料Wi-Fiが飛んでいることもあります。

例えば、国立公園のグランドキャニオンでは、ほとんどの公共施設内でWi-Fiが使えます。国立公園と言えば大自然の中にあり、ネットも繋がらないのでは？と考えがちですが、世界中の旅行者が来る観光地ですので、Wi-Fi環境はバッチリです。

・市
シティ全体で無料のWi-Fiが使えるところも多くなってきました。ロサンゼルスのサンタモニカは、ショッピングストリートであるサードストリートプロムナードで、どこでも無料Wi-Fiが使えます。また、ニューヨークでは、セントラルパーク、バッテリーパーク、タイムズスクエアなどで無料Wi-Fiが使えます。


・交通機関
長距離バスや鉄道といった交通機関でも使えることが多いです。

無料Wi-Fiスポットを調べられるとても便利なサイトがあります。まず、自分の滞在している（行く予定の）州をクリック→市をクリックすると、無料Wi-Fiを提供している飲食店が表記されています。

ただし、これに載っていないお店で無料Wi-Fiが使えるお店も多くあります。

いかがでしたか？アメリカでは飲食店以外にも公園や図書館、交通機関、ホテルなどさまざまな場所で無料のWi-Fiを利用することができます。無料Wi-Fiがあるホテルに宿泊すれば、いつでもどこでもSNSに写真をアップしたい！という人や出張者でない限り、日本からポケットWi-Fiレンタルをする必要はないかもしれませんね。