沖縄料理の老舗として、創業当時より地元の人々や観光客から長年愛され続けている「うりずん」。趣と温かみのある店内は夕方の開店時から多くのお客様で賑わいます。また沖縄県内一の品ぞろえを誇っている、店オリジナルの古酒や泡盛が奥にズラリと並んでいるので、訪れたらぜひチェックしてみて！ 泡盛に合う沖縄B級グルメ「ドゥル天」のご注文も忘れずに！
ゆいレール安里駅を下車して徒歩5分、安里十字路を右折してすぐのところに、老舗の名店「うりずん」が店を構えています。店の外観はまるで昭和へとタイムスリップしたようなレトロな古民家風。2階の格子窓から南国の夜風が店内にそよぎ、酔い覚ましに心地よさそう。
うりずんはガイドブックや多くの口コミサイトに掲載されていることもあり、那覇では大人気の居酒屋です。夕方17:30の開店と同時に地元の方や観光客で混み合いますので、予約をとって出かけたほうが良いですね。
1階には4～6名までのテーブル席とお一人様でも気軽に立ち寄れるカウンター席があり、地元の常連さんや家族連れ、観光客などで賑わっています。
カウンター席の奥にある、うりずんオリジナル古酒の大甕ディスプレイがとても印象的！泡盛に詳しいスタッフがカウンターに着いているので、泡盛のチョイスや古酒についての様々な質問など、この機会にぜひ気軽に尋ねてみてくださいね。
2階。古民家風座敷の個室スペースは、お子様連れのご家族やプライベートなどで気兼ねなく利用できるので安心（要予約）。そのほか2階の座敷スペースは40名まで利用できる宴会席にもなり、団体客にも安心です。
沖縄ではシカクマメのことを「うりずん豆」と言うようですが・・
この「うりずん」とは、沖縄の言葉で
春分から梅雨入り前までの初夏をさす言葉で
「潤い初め（うるおいぞめ）」が語源とされています。「うるじん」とも。
暖かくなると同時に降雨で植物が潤い花が咲く季節を差し
もっとも美しく過ごしやすい時期とされています。
出典：http://plaza.rakuten.co.jp/negishinouen/diary/201507180000/?scid=we_blg_pc_lastctgy_1_title
実はこの「うりずん（四角豆）」は万能野菜で「葉」や「花」、「さや」の他、秋に収穫を終え、葉が枯れた後に「芋」を掘り起こして食べることもできるんです！
沖縄では琉球の時代から夏の食糧の少ない季節に人々からとても重宝され、栽培された伝統の野菜だそうです。
この店発祥のご当地グルメ「ドゥル天」とは「ドゥルワカシー」に薄い衣を着けてフライにしたもので、見た目はコロッケのような一品です。
「ドゥルワカシー」とは沖縄名産の里芋に似た田芋(ターイム）をベースに豚肉、かまぼこ、シイタケなどを練り混ぜた料理。
外側はサクッと、内側は田芋特有の粘りとコクのある風味やほっこりモチッとした食感が病みつきに！泡盛にも合う一品です。
沖縄料理で最もポピュラーな家庭料理ゴーヤーチャンプルーは、島豆腐とゴーヤー（ニガウリ）を溶き卵で素早く炒めたもの。豆の濃縮されたうま味がぎっしり詰まった島豆腐とゴーヤーの苦みが調和して、泡盛のあてにも最高！ビタミンCが豊富なので、暑い時期の疲れた体にぴったりなメニューですね！
ジーマーミ豆腐はうりずん自家製の人気メニュー！原料の落花生（ジーマーミ）の搾り汁を芋くず粉と一緒に煮て、冷やし固めたもの。「ごま豆腐」の製法に似た、古くから伝わる島の精進料理のひとつです。落花生の甘味としっかりとした濃厚な風味があり、弾力のあるもっちりとした食感が特徴的な一品。甘辛いタレと相性抜群です。
黒胡麻を練りペースト状にして、豚肉全体に塗って蒸した「ミルダヌ」。胡麻の香ばしさと柔らかい豚肉が調和しています。沖縄ならではの豚肉文化に長けた逸品ですね！
泡盛とはタイ米と黒麹で作る蒸留酒のことで、その製法からルーツは東南アジアや中国福建省とも言われています。泡盛の中でもアルコール度数の高いものは、香りや風味に変化する成分がたくさん含まれているため、「古酒（くーす）」として適しているのだと言われています。
沖縄には離島も含めて46の酒造所があり、それぞれが個性的で美味しい泡盛を作っています。
泡盛初心者の方や女性の方はどの銘柄をチョイスしたらよいのか迷ったら、気軽にスタッフに声をかけてくださいね！
● 泡盛（各種銘柄）1合 ￥756/4合 ￥3,780～
● 花酒（古酒60度12年）1合 ￥3,456
● 泡盛カクテル 各 ￥648
【本格甕古酒】
● うりずん特製古酒（8年）1合 ￥1,296
● うりずん特製古酒（12年）1合 ￥1,458
● うりずん特製超古酒（20年）1合 ￥3,458
うりずんでは首里に古酒蔵を持ち、店主独自のブレンドでオリジナルの古酒を育てています！
古酒を飲むときはスタッフに「クースー猪口」を頼んでください。小さな猪口に静かに古酒を満たし、甕の中で長い年月を経て、円熟した芳醇な香りを存分に堪能することができます。
いかがでしたか？なお、うりずんは姉妹店が近隣にあり、そちらも本店と同じようなメニューでサービスできるので、満席時などにはとても便利です！
●ぱやお栄町店［098-885-6446］（本店から徒歩1分）
●ぱやお泉崎店［098-861-8758］（旭橋駅下車徒歩5分）
うりずんでなければ味わえない郷土料理、宮廷料理、創作料理の数々を店自慢のオリジナル古酒と共に、じっくりと堪能してください。
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