- 住所:
- 長崎県長崎市常盤町1-60常盤ターミナルビル102号
- ※軍艦島上陸には、軍艦島上陸ツアーへの申込が必要です。
- 出港場所:
- 長崎港常盤桟橋/伊王島港伊王島桟橋
- 定休日:
- 天候により
- 電話番号:
- 095-895-9300
- 料金:
- 大人4,000円/中高生3,300円/小学生2,000円/未就学児乗船不可
今や廃墟と化した明治の産業遺産「軍艦島」への上陸ツアーが、近年人気を集めています。滅びゆく都市には独特の雰囲気が漂い、映画のロケなどにも使われています。軍艦島上陸ツアーの見どころをご紹介します。
正式名称を端島という軍艦島は、長崎港から18kmの海上にある、面積約6.3ha、周囲約1.2kmの小さな島です。
江戸時代に石炭が発見され、明治3年に開坑。明治23年に三菱が海底炭鉱を本格的に操業し、昭和34年頃に最盛期を迎え、人口は5300人ほどに。以後約100年にわたり、日本のエネルギーを支えました。
当時の人口密度は東京都の9倍にもなっていたといいます。その後、エネルギー変革により昭和49年に閉山し、無人島となりました。当時の最先端技術を駆使して造られた住居や学校、病院、娯楽施設など、全てが揃っていた島。今の廃墟のような姿からは想像できないような、活気にあふれた町でした。
閉山後、手つかずのまま放置されたコンクリートの建物が風化。島のシルエットが三菱重工長崎乗船所で建造中だった軍艦土佐に似ていたことから、軍艦島の名前がついたといいます。
船着場、ドルフィン桟橋からすぐの場所にある見学ポイント。立ち並ぶベルトコンベアーの支柱や端島小学校、従業員の住宅を見ることができます。中でも、アパート65号棟は300世帯が入る大きなアパートで、保育園や中庭公園もありました。
島の中枢、総合事務所などが残るエリア。初期の建造物に使われていたレンガの残骸を見ることができます。
人々が暮らしていた生活エリア。鉄筋構造のアパート群を見ることができます。近くには子どもたちが楽しんでいたプールも残っています。大正5年に造られたアパート30号棟は、日本初の7階建て鉄筋構造アパート。
軍艦島に上陸するにはツアーの事前予約が必須です。島の一部の見学区域以外は立ち入り禁止となっています。所要時間は乗船を含めて2時間30分~3時間となります。ツアーは古い写真を使って当時の様子を丁寧に解説してくれる案内人が同行しますので、島を出る頃には軍艦島博士になっているかも!?
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