フィリピンの世界遺産！美しすぎる棚田「バナウエ・バタッド村」特集

フィリピン、ルソン島北部の”コルディリェーラの棚田群”は、世界遺産にも登録されている巨大な棚田。まさに絶景です!!

ちょっと行くのは大変ですが、ゆっくり他の街にも寄りながらのんびり旅。弾丸旅行の方には参考にならないかもしれませんが、筆者が辿った経路を紹介したいと思います。

フィリピンのお金、1000ペソ札にも描かれている棚田！

マニラに早朝着のフライトで到着した筆者。セブ島滞在時に、長距離バスがまさかの24時間運行だったのを記憶していたので、そのままメータータクシーでパサイ・バスターミナルへ。
バスターミナルで水とかお菓子とかを買おうと思っていいましたが、まさかのタッチ＆ゴー！

まずはフィリピンの避暑地・バギオまで移動。マニラを6時前くらいに出発したと思います。途中2回休憩をはさんで、15:30頃バギオ到着。ここでまず宿泊。

バギオは坂の街でした。そして都会！
この教会も、超絶急な階段を登りさらに上まで上がったところにありました。ちょうどミサが行われていて、少し傾いた西日に照らされたステンドグラスが素敵でしたよー。

バギオから次の目的地はサガダ。
サガダ行きのバスは、シティマーケット近くのダングワ・バスターミナルから日に5本くらいでています。
バギオからボントック行きのバスも何本かでています。

ターミナルには大体食堂的なところが、どこもあるのでそちらで朝ごはんを頂きながらバスを待ちます。（予約はできない感じでした。）

バギオを10時半発、途中１回トイレ休憩をはさんで、（フィリピンのバスの休憩は大体１５分）17時前にサガダ到着。6時間くらいの移動ですね。

サガダに立ち寄ったのはこの奇怪遺産・ハンギングコフィンを見に行くためでした。岩壁に吊るされた棺桶…。私は遠くから見下ろしただけですが、近くまで歩いていけるそうなので、気になる方は是非！

ジプニーと呼ばれる乗り合いバス？みたいな乗り物（大小様々、街仕様と山仕様がある…笑）で、ボントックへ向かいます。約1時間です。
乗り物酔いしやすい筆者のオススメは、”ジプニーの上”での移動。上もすごい揺れますが、風に当たってるだけで身体が楽でした。中は結構空気がこもるので…上に乗った場合、粉じん対策は忘れずに。
筆者は手ぬぐいを巻いて”昭和の暴走族”もしくは”大掃除の時のおばあちゃん”スタイルで乗り込みました。
ドイツ人一家とパプアニューギニア人のペーさんとジプニーに揺られること約１時間。
ボントック到着。街中は上に乗ってちゃいけないみたいで、下ろされます。

筆者たちが行った時は、ボントックから、バナウエまでの行き方のはっきりとした情報がなく、地元の人に聞きながら、手探りでの移動でした。

「ボントックからは8時くらいの後、11時までないかも、もしかしたら。」
「バナウエ行きのジプニー乗り場、プラザの前のミスド（あるんです！）横からも出てるかもしれない。」

メイビーが多すぎです!!笑

ちゃんとたどり着きました。ボントック→バナウエのジプニー、所要時間は2時間半。

バナウエはとってもとっても観光地価格。宿も移動も他の街の相場よりぐーんとお高くなっておりました。

バナウエのセントロ（中心地）にある、トライシクル・ジプニー乗り場で、バタッド村への往復チャーターの交渉。
工事中（もう終わってることを願っています…！）の悪路を走る事30分。
完全に乗り物酔いをした筆者はこの後のハイキング（トレッキングに近かった感）ゆっくりゆっくり、亀の歩みで向かいました。

階段一段一段が高すぎて、速攻で膝上の筋肉が悲鳴をあげます。

そして歩くこと歩くこと、2時間後。

ど迫力の棚田!!

こんなにたくさん作っちゃって‼︎
筆者はここに生まれ育ったらきっと祖先を恨むな…と思ったのでした。
上まで行くの大変すぎです…！

バタッド村の棚田の2キロ先、バンガアン村のライステラスも、世界遺産に登録されています。バンガアンの棚田はトライシクルかジプニーでビューポイントまで行けるので、楽チンです。
バタッド村のライステラスに比べて、交通もインフラも良い為か、ほとんどの水田は機能していて、太陽の光を浴びて、田んぼの表面はキラキラ。

トライシクルのドライバーを選ぶのが結構難有りだったので補足すると、ツーリストインフォメーションにいくか、ドライバーと直接交渉という2通りの方法があります。

ツーリストインフォメーションで交渉。っていう方法もあって、こちらがまず”◯◯まで往復で◯◯ペソ”という条件を出します。
この条件で誰か行くか！って募集して、名乗りを上げたトライシクルのドライバーが、くじ引きをして、くじを勝ち取ったドライバーのトライシクルをチャーターするという仕組み。

なんともフィリピンらしいというか、なんというか（笑）

ペットボトルの蓋に数字が書いてあって、一番大きい数字を引いた人が仕事を取れるシステム。仕事も博打。

バタッド村へ行く道と途中まで同じなんですが、全然酔わなかった…！ドライバーによって様々です。運、としか言いようがないですね…。

ちなみにこれがトライシクルという乗り物。バイクの横にサイドカーが付いています。

ちなみにバタッド村には、宿泊施設も何軒かあるので、早朝にでるマヨアヨ行きの、地元バスに乗って、バンガアンのジャンクションで降りて、バタッド村まで3時間ハイキングして、宿泊。次の日のバタッド村のハイキングロード入口に止まってるジプニーに交渉して、バナウエまで乗せてもらう。っていうのが一番安くあがるかもしれません。

筆者がこちらにお邪魔した2012年当時はまだ情報不足でその辺のことが行ってみないとわからない状態だったので、くるくると動き回りました。

「フィリピンの棚田、イイらしいよ。」から始まった、フィリピン旅。
オススメ世界遺産のひとつです！是非行ってみてくださーい！