難波周辺でおすすめの銭湯10選！都会のオアシスで癒されよう

大阪の繁華街は梅田周辺のキタと、難波周辺のミナミ。北の方にはほとんど存在しない銭湯が、ミナミエリアには今でも多数存在します。営業時間も朝から行っているところから、逆に明け方まで行っているところなど幅広いのが特徴。夜行バスで移動する旅行者も、乗り込む前または到着時に一風呂浴びられます。また夜の町で働く人たちの憩いの場。今回はそんな難波とその周辺の銭湯を10か所厳選して、紹介していきます。

なんば温泉は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は南海難波駅の徒歩圏内にあります。場所は駅と直結しているなんばシティの本館と南館の間の道を西方向へ。エディオンアリーナ大阪の手前の道を南に進んだところにあります。ビルの看板に「健康入浴の看板」。そして入口にも水風呂、サウナ、月替わりの暦風呂に加え、さらに電気風呂の表記があります。深夜24時まで営業。そのため難波を発着している長距離夜行バス利用者のニーズも多いです。ちなみに男性のみ有料のサウナ（200円）を併設。ここは難波の中心にある都会のオアシスです。

入口に入るとロビー（番台）があり、そこは男女共有エリア。更衣室に番台がないので、特に女性は安心して着替えが可能です。ソファーとテレビがあり、カップルはここで待ち合わせができます。浴室のお湯は100パーセント軟水だけを使っているのが大きな特徴。さっぱりとした湯が堪能できます。また全身が気泡で囲まれながらマッサージ効果がある気泡風呂、それをさらに使いやすくダイエットにも最適なクリニックバスがあります。もちろん電気風呂も健在。ちなみに乾式サウナは男性専用ですが、男女とも無料のラドンスチームを併設しています。これを使って老廃物を一気に洗い流しましょう。

清水湯は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は難波駅から一駅北にある心斎橋駅の近くで駅の一番南側。心斎橋オーパの南に銭湯があります。また御堂筋を挟んだ反対方向には大丸心斎橋店があります。ここはおしゃれな心斎橋のショッピングエリアにある都会のオアシス。コンビニの隣に入口があります。銭湯自体はビルの2Fにありますが、1Fは洗練された心斎橋らしく、おおよそ銭湯に似つかわしくない自動ドア。エスカレーターで上がれます。2Fで男女に分かれる所にフロント（番台）があります。その奥は更衣室。また通常の銭湯料金に加えてオプションで240円支払うと、館内のサウナとラドンが使えるシステムとなっています。

更衣室のロッカーはスーパー銭湯並みの縦長スタイル。高級なスーツも安心してかけられます。またキーは首からぶら下げるシステムで、昔ながらの銭湯の雰囲気。浴室はらせん階段もしくはエレベーターで上がった3Fにあります。構成はシンプルですが、「中温」と書かれた浴槽の隣には「高温」と書かれた浴槽があり、45度以上あります。通常の銭湯が「ぬるい」と感じる人には最適の熱さ。また超音波・気泡風呂、電気風呂、そして水風呂が備わっています。有料料金で入れる浴槽は日本初の天然鉱石「シリカブラック」を使用しました。サウナは新しくなり、新名物として注目。また同様に有料で入れるラドン温泉も元気の源です。そのほか早朝6時から営業していますから、出勤前の朝風呂にも最適です。

あかし湯は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は難波駅から一駅東にある日本橋駅の近く。日本橋駅から堺筋を北上し、道頓堀を渡って2番目の三津寺という通りに入って次の道を右に曲がると銭湯があります。伝統的な暖簾がかかりその上には大きな温泉マークと「あかしや」の赤文字が目印。ここは昭和25年創業で、ミナミ歓楽街のオアシス。夜の町で遊ぶ客や営業前の従業員の利用も目立ちます。入口に自動販売機があります。そして男女に分かれていてドアを開けると、番台がある昔ながらのスタイル。更衣室はアールデコ様式の痕跡を残しています。

あかし湯の乾式サウナは有料で200円。浴室の奥にある階段を上がったところにあります。またその反対方向は無料で入れるラドン・光明石風呂です。この石は岡山県高梁市にある、阿部鉱山から採掘されたもので天然鉱石。硅酸、硫酸カリウム、塩化マグネシウムなど11種類の成分が含まれており、天然温泉波の効能が期待できます。そのほか通常の風呂の他気泡超音波風呂、水風呂、遠赤外線風呂、そして電気風呂とそろっています。また営業時間は深夜3時30分まで。深夜に一風呂浴びるのにまたとない銭湯と言えるでしょう。ちなみにコインランドリーとマッサージ店を併設しています。

末広湯は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は難波駅から一駅東にある日本橋駅の近く、日本橋駅の一番東側の南側につながる出口を出て南に進んだところ。大阪の観光名所として人気のある黒門市場の入口すぐのところにあります。外観はシンプルに「ゆ」の丸看板と赤で「末広湯」の文字。のれんも白字でシンプルになっています。受付はフロント形式となっており、脱衣所に入る前に支払います。そしてここには便利な物があり、それは手ぶらセット。これには入浴料に貸タオル、貸バスタオル、石鹸、シャンプー、そしてリンス付きで650円とお得です。黒門市場観光のついでにサクッと入れるのもうれしいところです。

脱衣所で服を脱いで浴室に入ると、奥の上部に雪山と山小屋それから白鳥のいる湖の絵が描かれています。その真下には小さな浴槽・水風呂があります。この水風呂は天然水を使用しているとのことで、肌に優しいのが特徴。しかし飲めません。隣には高温のスチームサウナ。そのほかにあるのは通常の浴槽、ジャグジー、そして電気風呂となっています。また湯上りに最適なドリンクがあり、懐かしいドリンクを味わいましょう。そのほか脱衣所には新旧のマッサージのほか、おむつ台なども用意されています。

ヘルシー温泉桜川は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は難波駅から一駅西にある桜川駅。地下鉄の4番出口から出て、あみだ池筋を南に進み、最初の信号を右に曲がったところにあります。黒に赤いラインが入った外観。赤いテントの上に「ヘルシー温泉　桜川」と表記した看板が目立ちます。そして赤いテントには、サウナ、クリニックバス、水風呂、朝風呂、そして年中無休の文字。一般銭湯で定休日が無いのは非常に珍しい存在です。いつでも開いているので気が向いたらサクッと立ち寄ってみましょう。

ヘルシー温泉桜川の入口には白亜のビーナス像。入口は男女で分かれていて昔ながらの番台スタイルです。サウナは乾式が有料でプラス240円。スチームサウナは無料で入れます。またタオルなどのレンタルもあるので、手ぶらでも利用できるのがうれしいところ。さらに早朝6時から営業していますから、長距離夜行バスで到着した直後の利用など、朝風呂でスッキリすることもできます。そして浴室には通常の湯船に加えて、超音波気泡風呂、水風呂、そして電気風呂がそろっています。その上、14台分の無料駐車場も完備していますから、ドライブ途中にも立ち寄りやすいでしょう。

出城温泉（でじろおんせん）は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所はJR難波駅から一駅南にある今宮駅。駅の一番南側から南に続く道を南下して、南開の交差点をさらに南に道なりに進むとあります。同じような高さの続く建物の中で白い建物が目印。のれんに「出城温泉」と赤で明記しています。のれんをくぐって中に入ると、そこで男女に分かれており、昔ながらの番台スタイル。そしてこの銭湯にはサウナがありますが、ありがたいことに無料で入れます。サウナ好きにはたまらないサービス。近くに来る機会があれば、ぜひ入ってみましょう。

出城温泉は昔ながらの銭湯。脱衣所には灰皿や背もたれ無しの長椅子と丸椅子があります。そして昔ながらのマッサージチェアが置いてあり、ここだけ昭和の雰囲気が漂っています。また地元に愛されており、地元客が多いのが特徴。乾式サウナには一般的に必須とされる、バスタオルがいらないのもうれしいところです。そのほかには通常の浴槽のほか、ジェットバス、エステバス、水風呂、そして電気風呂。またコインランドリーを併設していますから、入浴中に洗濯できるというメリットがあります。大阪下町の西成にある昔ながらの銭湯を体験しましょう。

金比羅温泉は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は難波駅から一駅西にある桜川駅。駅の一番西側から2本ほど千日前通り沿いに進むと日吉橋の交差点があり、そこを南側に曲がります。右手に桜川公園を過ぎ、JRの高架を過ぎた次の大浪通を西方向に曲がると銭湯があります。四国の琴平にある金比羅宮を思わせる名前の銭湯。明確な理由は不明です。ただ実は銭湯のある位置からさらに南にある津守神社の中に金比羅宮を祀っており、それに由来するのかもしれません。タイル状の建物に「金比羅温泉」と書いていますが、上には電光板もあり夜もわかりやすいです。

金比羅温泉の玄関と脱衣所は、アールデコを思わせるレトロな作り。昔ながらの銭湯の中に入ると、メインの浴槽を中心に、超音波気泡風呂、そして小部屋が多いのが特徴。薬風呂、ラドン風呂、スチームサウナ、そして電気風呂と一通りそろっています。サウナは階段を上がったところにあり、別料金ではないのがうれしいところ。水風呂も隣に用意されています。さらにヒマラヤ天然岩塩の湯というこだわりの湯も。なおこの銭湯はいわゆる「ハッテン場」としてその名が知られているものです。出会いを求めている同性愛者の方にはまたとないスポットですが、そうでない人は利用時に注意しましょう。

ヘルシー温泉タテバは、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所はJR難波駅の南から、さらに南に進んで浪速公園をめざし、公園のある大浪通りを西に。なにわ筋を越えて2本目を北に進めばあります。この銭湯は通常の銭湯料金で入れますが、設備は準スーパー銭湯並みに高いものがあります。1Fは駐車場で、ふたつの通りから中に入れるようになっており、新しくなった看板には中心に「ゆ」の文字。そして「ヘルシー温泉タテバ」と書かれたブルーのテントが目印です。そこから階段もしくはエレベーターで2Fに上がればフロントになっており、その場所もしくは1Fの自動販売機でチケットを購入します。

ヘルシー温泉タテバでは北側と南側に浴室があり、男女は毎日入れ替えるスタイル。そのため日替わりで2種類の異なる浴室を楽しめます。北側・南側で浴槽の違いがありますが、共通なのが奥にある竹垣露天風呂。満天の星空を眺めながらリラックスしましょう。北側にある話題の炭酸温泉、南側にあって無料で利用きるミストサウナも人気。サウナは有料で300円です。またロビーでは、単なるドリンクに加えて、うどんなどの軽食もありますから、湯上りに軽く食べたいときにもおすすめ。テーブル席がいくつもあり、テレビもありますから待ち合わせも苦にはなりません。

新世界ラジウム温泉は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は南海難波駅の1駅先にある今宮戎駅の近く。駅前の国道165号線を東へ、通天閣方面に歩きます。そして通天閣のちょうど北東の位置にあります。ここは半世紀も続く老舗で、銭湯料金で利用可能。中に入ると男女に分かれ昔ながらの番台スタイルです。しかし2008年6月に拡張リニューアルして新たに露天風呂エリアが完成しました。真新しい露天風呂からは通天閣を一望することが可能。さらに貴重な高級大島石をふんだんに使っています。そして屋号の通り、本物のラジウム鉱石を沈めていますから、天然温泉並みの効能が期待できます。

そして露天風呂のほかにもおすすめの浴槽があります。それは人工炭酸泉。今は話題となっており多くの銭湯で導入がすすめられていますが、その人工炭酸泉を大阪で初めて導入しました。もちろん追加料金が不要というのもうれしいところ。そのほかには蒸気風呂、水風呂、そして電気風呂を設置。さらに内湯の浴槽にも御影石を使っており、それは脱衣場の壁面にもふんだんに使われています。ワンコイン手ぶらセットもあるので、通天閣や新世界のくしカツなどの観光のついでに一風呂浴びてみることも可能。観光の楽しみがまたひとつ増えるでしょう。

太平のゆなんば店は、難波周辺にあるおすすめ銭湯のひとつです。場所は地下鉄の難波駅の1駅南にある大国町駅の近く。駅の1番出口から少し南に行った角を左（東方向）に歩くと見えてきます。ここは木津卸売市場内にあり、建物の上階。難波周辺にある唯一のスーパー銭湯です。有料の駐車場も完備しています。通常の銭湯よりも割高ですがそれなりのコスパは保証されており、銭湯にはないゆったりしたひとときが過ごせます。また小売りもやっている木津市場での買物、もしくは市場関係者御用達の食堂で食事を楽しむのもよいでしょう。

太平のゆなんば店のイチオシは高濃度炭酸泉。本場東欧・ドイツでは「心臓の湯」との異名を持つ健康温泉を再現しました。血圧を下げるなどの効果が期待できます。また日替わりで内容が変わる替わり湯も侮れません。鮮やかな色合いをした湯でゆったりしてください。そのほか寝ころび湯、信楽焼のつぼ湯、そしてシルク風呂と個性派ぞろい。ジェットバスや回遊風呂、ラドン成分を含んだラジストン風呂と、キリがないほどの浴槽で楽しめます。そして本格的な遠赤外線ドライサウナはもちろん無料で利用可能。ゆったり湯につかった後は食事だけでなく、ヘアカットまででき、すべてにおいて満足です。

都会の繁華街にある、昔ながらの温泉。中に入れば昭和以前にタイプトリップしたような脱衣場が残されている場所もあります。その一方で浴槽にはこだわり、追加料金で入れる本格的サウナや露天風呂など長時間過ごせるようになっています。新しくリニューアルしたところや、ワンランク上のスーパー銭湯もあるなどニーズとシチュエーションに応じて利用したいところ。喧騒の大都会で入る湯もまた心落ち着くひとときと言えます。