福岡空港のおすすめレストラン10選！国内線・国際線に分けてご紹介

国内線、国際線のターミナルを持つ福岡空港は九州で最も乗降客数が多い空港です。また、九州の玄関口である博多駅から地下鉄で5分、福岡市の繁華街である天神から地下鉄で11分と、日本の空港の中でも抜群にアクセスの良い空港として知られています。

福岡空港は、2015年から行っていた国内線のリニューアル工事が2020年8月に完了し、設備の充実とともにレストランエリアも一新されました。この記事では、国内線と国際線合わせて52店舗ある食事処やカフェの中から、おすすめのレストラン10店舗を厳選してご紹介します。営業時間や人気メニューも記載していますので、福岡空港でお食事する際には、ぜひ参考にしてみてください！

最初にご紹介する福岡空港のレストラン「博多もつ鍋おおやま」は国内線ターミナル3階（保安検査前）で営業している博多っこに人気のもつ鍋屋さん。福岡県内に9店舗、全国に20店舗展開しており、福岡空港支店の席数は56席あります。大人数でゆっくりお食事もでき、カウンター席もあるため、おひとり様でも入りやすい雰囲気です。

フルオープンのガラス張りで明るい店内は、壁に書かれた博多の伝統的なお祭り「博多祇園山笠」の大きなイラストが印象的。1人前からのテイクアウトメニューや、レトルトの「お土産もつ鍋（税込み1296円）」も販売されているので、お持ち帰りもできますよ。

「博多もつ鍋おおやま」でぜひ食べていただきたいのは「もつ鍋 みそ味」。九州の味噌や西京味噌などをブレンドして特製ダレを加えたスープは濃厚で、クセになる味わい。国産牛のモツは脂がのっていてプリップリです。1人前から注文できるのもありがたい！

2名以上でのお食事の場合は、九州の美味ともつ鍋がセットになった「おおやまコース（税込み3388円）」がおすすめ。もつ鍋のスープは味噌と醤油味から選択可能で、博多もつ鍋屋さんで定番の一品料理「すもつ」と、熊本県の名産「馬刺し盛り合わせ」など5品がいただける大満足の内容です。福岡の地酒も置いてあるので、搭乗前にもつ鍋をつつきながら一杯ひっかけてみてはいかがでしょうか？

次にご紹介する福岡空港のレストラン「モヒカンらーめん」は国内線ターミナルビルの3階、選りすぐられたラーメン店が並ぶ「ラーメン滑走路」内にあります。「モヒカンらーめん」は福岡県久留米市で20年ほど続く有名店。店主のヘアースタイルからお店の名前が付けられている個性的なラーメン屋さんです。

店名もお店の外装もパンチが効いていますが、豚骨ラーメンの味は程よくさっぱりしています。久留米ラーメンが空港でいただけるのは「博多でラーメンは食べたけれど、久留米には行けなかった！」という方にありがたいですね。

モヒカンラーメンは「我が子に食べさせたいラーメン」がコンセプト。化学調味料に頼らずにトンコツの臭みを抑えたスープ、福岡県朝倉市で育った博多万能ねぎや、福岡県八女市産のタケノコを使ったメンマなど、地産地消を意識して安心して食べられるラーメンを提供しています。

おすすめ商品は「淡麗トンコツ檸檬ラーメン（税込み930円）」。濃度控えめでクセのない豚骨スープにレモンスライスが乗ってスッキリとした味わいの、万人受けするラーメンです。パリッと焼けた麺が熱々の鉄板に乗ってくる、一風変わったモヒカンラーメンの名物「焼き替え玉」もおすすめなので、スープは飲み干さないようにしてくださいね！

福岡空港のおすすめレストラン3つ目は2020年9月にオープンしたカフェラウンジ「TSUTAYA BOOKSTORE」です。こちらのカフェは国内線ターミナルの3階（保安検査前）に位置している時間定額制で60席のカフェ。朝の7時から営業しており、空と飛行機を眺めながらくつろげます。

利用料金は30分500円でフリードリンク、フリースナック付き。超高速Wifiやオンライン会議用のブースが完備されているので、開店当初から搭乗前の空き時間で快適にPC仕事をしたいビジネスマンに人気の場所です。

フードは、おつまみになるようなスナック、ナッツ、パンやスープ、お菓子もあるのでオシャレな空間でくつろぎたい方やお仕事をしたい方だけでなく、お子様連れの方にも利用されています。ドリンクはジュースやコーヒーのほか、追加料金の500円を支払うと2種類のビールが飲み放題！空港でこのサービスはありがたいです。

書店の本を持ち込むことはできませんが、ラウンジ内にある旅行関連本や雑誌は読み放題。旅行前に旅情報をチェックできるのはうれしいですね。無料アプリの「シェアラウンジ」で席の事前予約もできるので、オンライン会議用の席を確保したい方は事前予約がおすすめです。

福岡空港国内線保安検査前にあるレストラン「博多やりうどん 別邸」は、昭和42年から福岡県民に愛される博多うどんの老舗店。「日常にある本格派博多うどん」をコンセプトに福岡や九州各地の厳選された素材を使ったうどんを提供しています。

つるっとしたコシのある麺は福岡県糸島産の小麦粉を使用。味の決め手であるダシは、九州各地から取り寄せた焙煎焼きあご、うるめいわしなど5種類以上をふんだんに使った優しいお味。トッピングやご飯ものも多く、小さなお子様からご年配の方まで、どなたにもおすすめできる空港のお食事処です。

「博多やりうどん 別邸」のイチオシメニューは「名物！博多やりうどん（税込み820円）」32㎝もある槍に見立てたゴボ天は、サクサクで食べ応えあり！汁に浸かって衣がふやけない工夫もうれしいですね。博多うどんで定番トッピングの手作り「丸天」はフワフワとした食感がたまりません！

九州の銘柄鶏を使った「華味鳥（はなみどり）かしわ親子うどん」や、槍ごぼう天が3本乗った「天下三槍うどん」も写真映えするおすすめメニューです。ランチはもちろん、お酒やおつまみもあるので、ちょい飲みにも使えますよ！

次にご紹介するおすすめレストラン「ラーメン海鳴（うなり）」は、福岡空港国内線ターミナル3階（保安検査前）の「ラーメン滑走路」内に2017年からある32席のラーメン屋さん。福岡市内に5店舗を展開する「ラーメン海鳴」は「ラーメンWalker福岡 2013～2015」のランキングで3年連続1位を受賞した実力派のラーメン店です。

ラーメン海鳴は「思わず『美味い！』とうなるような一杯を。そして『海＝魚介の美味さを存分に堪能できる』新しいとんこつラーメンを。」をコンセプトに、看板メニューの魚介とんこつラーメンで勝負をしています。お店は白と黒を基調としたスタイリッシュな作りで、女性のおひとり様も入りやすい雰囲気です。

ラーメン海鳴でオススメの一杯は看板商品の「魚介とんこつラーメン」。20時間以上掛けて丁寧に取った臭みのない豚骨スープに煮干とカツオ、昆布をブレンドしたダシを使ったラーメンは上品な味と香りで、もっちり感のある中細麺との相性も抜群です。

王道の魚介とんこつ以外にも、豚骨にジェノベーゼソースを合わせた洋風の「ラーメンジェノバ」や「ラーメン辛子明太子」など個性的なラーメンもあるので要チェックです。特に「ラーメン辛子明太子」は、トッピングだけでなくスープにも辛子明太子を使用したピリ辛でクリーミーな空港限定ラーメンなので、辛い物好きの方はぜひオーダーしてみてください。

福岡空港国内線3階の保安検査前にある「竹乃屋」は博多の美味がそろった280席の大箱レストラン。OA機器も充実しているので、ライブやイベント、講演会などにも利用できる広々としたお店です。窓に面した140席では、離着陸する飛行機を眺めながら食事が楽しめます。

竹乃屋は福岡県を中心に九州に35店舗以上の居酒屋やビストロを展開するタケノグループが手掛けるお店。空港の店舗は2020年8月にオープンしたばかりの、和のテイストが感じられるシックで落ち着いた雰囲気です。

竹乃屋でぜひ食べていただきたいお料理は、「博多ぐるぐるとりかわ（税込み143円）」。串にぐるぐると巻き付けたとりかわを秘伝のタレに漬けては焼き、漬けては焼き、を繰り返す博多スタイルのとりかわは、手間をかけた分、味がしみ込み、とまらなくなるおいしさです。博多っ子のように「とりあえず、かわ10本！」と注文してみてください。

とりかわ以外にも、竹乃屋には「もつ鍋」や「ゴマサバ」「博多海鮮御膳」など海の幸、山の幸、お肉料理と、博多の名物がめじろ押しです。お酒を楽しみたい方は「福岡の日本酒飲み比べ」もオーダーしてみてはいかがでしょうか。升に入って提供される九州屈指の4杯を堪能できますよ。

国内線ターミナルの保安検査通過後にあるレストラン「九州産直角打ち しらすくじら」は、「おいしいお魚が安く食べられる」ことで有名な博多の居酒屋さん。外から入る自然光の光とカラフルなテーブル、そして壁のお魚の絵が特徴的なお店です。

店内の席は55席。テーブル席では福岡出張帰りに飲んでいるグループ、カウンターでは立ち飲みしているビジネスマンでにぎわっています。海鮮を使ったお弁当やおにぎりのテイクアウト、定食も販売されているので、お酒を飲まない人も利用可能です！最終便が出発するまでお店が開いているのもうれしいですね。

人気商品の「ごまさば（税込み858円）」を、ぜひ食べてみてください！福岡の郷土料理で、真サバのお刺身を特製ダレとすりごまで和えた、博多の海鮮居酒屋で定番のメニューです。税込み1628円の「ごまさば定食」もあるので、お食事をしたい方はぜひこちらを。

お酒を飲む方には、ドリンク2杯とおつまみ1品がついた「せんべろセット」がおすすめです。九州産の焼酎や日本酒が多くそろっているので、九州のおいしい地酒をひっかけながら旅の思い出に浸る楽しい時間を過ごしたい方は、ぜひ「九州産直角打ち しらすくじら」で「せんべろ」を楽しんでください！

「DEP.DINER（デップ ダイナ―）」は、福岡空港国内線の南保安検査場を通ったらすぐに見えるレストラン。SouthとNorthに分かれており、南側は明太子うどんや博多豚骨ラーメン、ナポリタンなどの麺もの、北側はカレーやパン、コーヒーなどのカフェメニューが充実しています。

DEP.DINERは朝の6時から最終便の搭乗まで営業しているので、Deperture（出発）までにサクッとご飯を食べたい方に有難いお店です。ラーメンや博多のうどん、福岡のパン屋で定番の明太フランスなどを市内で食べ損ねた方にもうれしい品ぞろえですね。

DEP.DINERでの滞在時間は短く、サクッとご飯を食べるにはピッタリのお食事処でもあり、地元食材の使用にこだわっているレストランでもあります。「オリジナルハバネロカレー（税込み1190円）」は海と山に囲まれた福岡県で人気のスポット「糸島市」で育ったハバネロを使ったロースカツカレー。

自然豊かな福岡県飯塚市のこだわり卵を使ったサンドウィッチや福岡のB級グルメ、めんたいフランスなど、よりすぐりの食材を使ったお料理を提供しています。テイクアウトもできるので、お時間のない方は機内に持ち込んでお召し上がりください。

次にご紹介するのは、福岡空港国際線ターミナルのレストラン「風月 めん処」です。4階の保安検査前にある、こちらのうどん屋さんは、広々としているので大きなスーツケースを持った人でも気兼ねなく入店できます。出発前に優しい味付けの日本食が食べたい方にとって有難いお店ですね。

朝の7時半から営業しているので早めに空港に着いて朝ご飯を食べている方や、日本の麺料理の食べおさめにうどんを楽しまれている外国人の方で、いつもにぎわっています。

「風月 めん処」で食べてほしい麺料理は、「博多山笠うどん（税込み990円）」。牛肉、サクサクの海老天、モチ巾着がトッピングされた人気のメニューです。同じお値段でそばにも変更可能ですよ。

おなかいっぱい食べたい方は「かつ丼セット（1100円）」がおすすめ。半熟卵でとじられたカツ丼に、ミニサイズのおうどん（またはそば）がついたボリュームのあるセットです。ビールとおつまみのセットも1020円～提供されているので、居酒屋代わりに使うこともできますね！

最後に紹介するのは、国際線ターミナルで食事ができる数少ないレストランの一つ「ロイヤルフードコート」です。4階の保安検査前にあるレストランなので、お見送りに来てくれた人と最後にお茶やお食事ができる貴重な場所です。

「ロイヤルフードコート」は福岡発祥のファミリーレストラン「Royal Host」と同系列のレストランで、国際線含め福岡空港内には3店舗のお店があります。4階のレストランは眺めがよいことで有名なので、来店したら滑走路が一望できる特等席に座ってくださいね。

「ロイヤルフードコート」の席数は90席ほど。メニューはサンドイッチやオムライスなどの洋食メニュー、かつ丼やラーメン、カツカレーなどのボルーム系のメニュー、コーヒーや生ビール、おつまみなどもそろっています。人気商品は「国産野菜のちゃんぽん（税込み1100円）」。大きめのどんぶりに国産野菜とイカやアサリなどの海鮮類、豚肉がこんもり盛られたボリュームのある一品です。

朝の7:30からモーニングセットも提供されているので、朝から世界中の飛行機を眺めながら出発前の優雅なひと時を過ごしたい方にもおすすめのレストランですよ。

福岡空港にある「国内線・保安検査前」「国内線・保安検査後」「国際線・保安検査前」のおすすめレストランを10店舗ご紹介しました。グルメの街博多の美味を食べ損ねた方や、「出発前にもう一度味わいたい！」という方、サクッと食事をしたい方におすすめのお店など、少し早めに空港に行ってでも寄りたいお店が多くあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

福岡空港にお立ち寄りの際は、ぜひ時間を作って空港のおすすめレストランで最後のお食事を楽しんでみてください。

※記載内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。