大阪を代表するケーキ屋さん10選！本当におすすめできる超人気店だけ集めました

西日本の経済・交通の中心都市である大阪は、古くから国内外との交易の窓口として栄え、現在も中心地は買い物や飲食を楽しめる場所として発展し続けています。大阪の中心地といえば、JR大阪駅・各線梅田駅付近の「キタ」と、地下鉄心斎橋から難波駅界隈の「ミナミ」。

また、大阪にはシンボルでもある「大阪城」や、「道頓堀」「黒門市場」などを目当てに多くの観光客も訪れます。そんな観光客や地元民に人気のグルメには、粉モノや串カツだけではなく多くのスイーツ類もあるのです。そこで今回は、大阪を代表するケーキ屋さんを10店厳選してご紹介していきます。

「Plesic OSAKA（プルシック・オオサカ）」は岐阜に本店があるお菓子屋さんの大阪版として、本町の靭公園近くに開かれたプリンとシフォンケーキのお店。可愛いプリン瓶がお店の目印となっているだけあり、看板商品はボトル入りのプリンとなっています。

店名は、お店のコンセプトである「Simple＆Basic」から付けられた造語。「Plesic」のこだわりには、「美味しさ・鮮度の追求」「五感で厳選した食材のみを使用」「旬と季節感を大切に」「天然のバニラビーンズのみを使用」というものがあります。

プリンブームを巻き起こしたパステルの「なめらかプリン」を開発した所シェフが、2010年に岐阜にオープンしたのが「プルシック」の始まり。そして、オーナーの中野氏が所シェフに師事してコンセプトとこだわりを忠実に再現したお店が、「Plesic OSAKA」なのです。

おすすめは「究極のなめらかプリン400円」「レトロプリン（固くて懐かしい）400円」「ボトル珈琲ゼリー420円」「ボトルチーズケーキ・チーズプリン・フルーツゼリー・季節のプリン各450円」など。また、シフォンケーキ・お米でできたフィナンシェも好評ですよ。

JR大阪天満宮駅から徒歩5分・メトロ南森町から徒歩8分ほどの住宅街の中にある「OKASHI SEKAIYAN（オカシ・セカイヤン）」は、個性豊かな生菓子が多く並ぶ知る人ぞ知るケーキ屋さん。素材に対する情熱が熱い、オーナーパティシエ・勢海（せかい）さんが一人で切り盛りしています。

こぢんまりとした店内には、壁に絵画が掛けられておりオシャレな雰囲気。また、キャビネットの上には焼き菓子コーナーもあります。ただし生菓子もそうですが、焼き菓子も売り切れになってしまうことが多いので、狙った商品がある方は早めの来店をおすすめします。

おすすめはオーナーが海外で買い付けしたピスタチオを使用した、その名も「ピスタチオ」というケーキ。ピスタチオを練り込んだダマンド生地・濃いピスタチオクリーム・刻んだピスタチオが表面にびっしり乗っているという、ピスタチオ好きにはたまらない三層構造です。

定番の「フレジェ」「モンブラン」のほかに、「ユリとフロマージュとライムとくるみ」という個性的なケーキも人気です。仕入れたフルーツが納得できないと出さない日もあるという、「OKASHI SEKAIYAN」の季節ごとのフルーツケーキを楽しみにしているファンも多いそう。

「patisserie niina（パティスリー・ニーナ）」は鶴橋にある小さなお店であるにも関わらず、大阪で評判のケーキ屋さんとなっています。こちらのお店では安心して食べられる美味しいスイーツを提供しており、素材・製法にこだわったケーキやスコーン・タルト・マカロンなどが味わえます。

まず初めにご紹介する「patisserie niina」のこだわりは、体に優しい砂糖を使用していて沖縄のサトウキビのみで作られた「本和香糖」などを活用している点。また、生クリームには北海道産100%の新鮮なものを使い、素材の美味しさを味わえるよう無添加でお菓子を作っている点も挙げられます。

本和香糖を使った「本和香ショート」は、ぎっしり詰まった苺・生クリーム・カスタード・自家製の苺ジャムが絶妙なハーモニーを生み出す人気の一品。シュークリーム・バスクチーズケーキ・ロールケーキや、イチジク・栗などの季節のタルトも好評です。

また、本和香糖のしっとり生地に甘さ控えめの丹波産黒豆が入った「黒豆パウンドケーキ」や、お店おすすめの「ウイークエンド（国産レモンのケーキ）」などの焼き菓子もありますよ。臨時休業日やケーキメニューは、インスタグラムで確認可能です。

2002年2月2日にオープンした「Delicius（デリチュース）」は、2番手から1番手を目指すという思いで作られたケーキ屋さん。お客様とのちょっとした会話や、ケーキを食べてもらったときの笑顔を大切にして一人一人の心に響くお菓子作りをモットーにしているそう。

こちらでご紹介しているのはアクセスの良いJR大阪駅構内のテイクアウト専門店ですが、本店は箕面市の小高い丘に立つ素敵なお店。本店にはおしゃれな喫茶コーナー・テラスの、全20席が用意されています。ただし、現在は喫茶の営業は休止中なのでご注意くださいね。

「Delicius」の看板メニューといえば、「おいしい」という意味の店名と同じ「デリチュース」というチーズケーキ。チーズの王様と呼ばれる「ブリー・ド・モー」をフランス農家から熟成の途中で仕入れ、93%の湿度でじっくり熟成させて作っています。

焼いてあるのにレアチーズケーキのような舌触りと口溶けの良さが特徴で、濃厚なチーズとアプリコットジャムの奥深い味わいはぜひ食べてほしい逸品となっています。安全性の高い卵・低脂肪の生クリームを使った「ロールケーキ」や、新しい食感が楽しい「インゴット」もおすすめ。

大阪市西区、靭公園の北側に位置する「Les gouters（レ・グーテ）」は、ポップで可愛い赤いシェードが目印。「レグーテ」とはフランス語で「おやつ」という意味で、ショーケースには30種以上のケーキやマカロン・クッキーが勢ぞろい。

外観を裏切らない店内には、お菓子の国さながらに黄色いキャビネットやカラフルな棚に、様々なおやつが並んでいます。肝心のケーキ類はポップなルックスに反する繊細な味と評判で、12時のオープン時には行列が出来るほどの人気店となっています。

「Les gouters」おすすめのメニューを見てみると、コンクールで受賞した「マテオ490円」・ピスタチオのケーキ「アフロ540円」・素材を生かした「モンブラン560円」・パイの中にマスカルポーネ入りのプリンが入った「シブスト470円」と、コスパの良いものが並びます。

手土産やプレゼントには、本物そっくりな「クレヨンチョコ」や、赤い箱にプチケーキが納められた「ピッコロギフト（10個入・15個入）」が最適です。おもちゃ箱のようなお店で、大人味のケーキを買ってみるのも楽しいに違いありません。

阪急宝塚線の池田駅から徒歩3分の距離にある「Patisserie a terre（パティスリー・ア・テール）」は、黒とオレンジがテーマカラーとなったシックな外観が目を引きます。同じく大阪の中央線通りで4年間実績を積んだのち、こちらに移転しても完成度の高いスイーツで多くのファンを獲得しています。

シンプルですっきりとした店内は、ショーケースの上の照明やタルトが入っている容器などに雰囲気のあるガラス製のものを使ったおしゃれな雰囲気。どこかヨーロッパのアンティーク洋菓子店という趣が感じられます。

駅近くの場所にありながら閑静な住宅街に佇む「Patisserie a terre」には、一つひとつ丁寧に手作りされたスイーツが、黒を基調としたショーケースの中に美しく並んでいます。値段を見てみるとほとんどが、300円から500円台と良心的。

おすすめのケーキといえば、濃厚なカスタードの「シュー アラ クレーム」、ビジュアルに惹かれる「ムラングシャンティ」、生クリームとマロンクリームが美味しい「モンブラン」、ショコラとオレンジコンフィチュールが相性抜群の「カライヴ」のほか、ピスタチオが入った「フレジェ」などです。

「Patisserie Ravi,e relier（パティスリー・ラヴィ・ルリエ）」は、大阪を代表するという言葉にふさわしいパティスリー。オープン当初から変わらぬ人気で、いつも行列が絶えません。赤い壁・赤いドアに、白の看板とシェードが印象的な素敵なお店。

アートのような見た目のケーキ類は、一度食べたらやみつきになる美味しさと評判で、リピーターのお客様が多いのだとか。店内にはカフェスペースがあり2人用のテーブルが2卓あるのですが、残念ながら現在はイートインは休止中です。

こちらのお店の看板商品は、ビターショコラが大人の味わいを醸し出している「ブルネット・ショコラ」で、甘味と苦味の絶妙な美味しさを楽しめます。また、しっかり焼き上げたさくさくパイ生地に、クリームとムースを挟んだ「ミルフィーヌ」もおすすめです。

そして、「Patisserie Ravi,e relier」の特徴であるアーティスティックなケーキ類も大人気。グリーンが鮮やかな「ピエール タンタシオン」は、ピスタチオ風味のムースの中にグリオットチェリーのジュレが入っている上品な味わいのケーキです。

パティスリーで大切な要素である「不可分性・一貫性・独立性・永続性」という意味の英語の頭文字「ACID」と、フランス語で「根」を意味する「RACINES」を合わせた「ACIDRACINES（アッシドラシーヌ）」は、天満橋のオフィスビルが並ぶ一角にあります。

茶色を基調とした落ち着いた雰囲気のお店の中に入ると、北海道やフランスで修行を積んだオーナーパティシエが作る色鮮やかなケーキが並んでいます。こちらのお店も平日・休日を問わず行列の絶えない、大阪パティスリー界を代表するケーキ屋さん。

オリジナリティー溢れるスイーツをたくさん作っている「ACIDRACINES」は、特にチョコレート菓子に力を入れています。中でもおすすめは、ヘーゼルナッツ生地とチョコムースから作られている「ピエモンテ」や、生・極薄板・ムース・生地と異なるチョコの味・食感が楽しめる「ラクテ」。

また、最近ではスイーツの定番となりつつあるピスタチオの生地と、サクランボのクリーム・ジュレが何層にも重なった「グリオットピスタージュ」も人気です。また、サクサク・ふわふわフィリングたっぷりの「マカロン」や、手土産に最適な「エクレーヌ」も好評発売中。

「Patisserie Rechercher（パティスリー・ルシェルシェ）」は、大阪でもオシャレな街・南堀江にあるお店です。ガラス張りのモダンな外観に、店内は赤色が効いた素敵な内装。誰しもお気に入りのお店はあるものですが、こちらのケーキ屋さんが大阪で一番と言うファンも多くいます。

オーナーシェフは「なかたに亭」で3年、東京・横浜で4年修行を積んだのち、再び「なかたに亭」でスーシェフを務め、2011年に「Patisserie Rechercher」をオープンさせました。そして、2019年に移転したあとも、アグレッシブかつオリジナリティー溢れるお菓子を追求し続けています。

こちらのお店の看板商品は、キャラメリゼされたメレンゲの中にベリーの酸味・バナナの香りが楽しめるカスタードクリーム入りの「ピエス」や、カシスジャムが入った「カジノ」・ショコラのムースケーキ「プランスノワール」などです。

和栗とフランス栗をブレンドしたマロンクリーム・塩を効かせた生クリームがクセになる「モンブラン」は洋酒の風味もある濃厚な味わい。また、お子さんに人気のゲームキャラクターのケーキも置いてあり、大人も子供も自分好みの一品が見つけられるお店となっています。

モンシェールの堂島ロールと同じように、全国区の大阪土産になりつつあるのが「五感」のお米スイーツではないでしょうか。北浜のオフィス街に店舗を構えるこちらのお店では、お米を取り入れた大阪発のブランドとして「日本人の心に響く洋菓子」を提供しています。

大正11年に建てられ平成9年に登録有形文化財に指定された元銀行だったビルに、「五感 北浜本館」は入っています。入口にはベルボーイが立つ気品のある建物は、1階がケーキショップ2階がティーサロンとなっており、このティーサロンでしか食べられないフレンチトーストも人気です。

レトロ感溢れる「五感」で味わえるのは、新潟産のコシヒカリ・瀬戸内海産のレモンなどの国産果実・希少な丹波の黒豆・100%純粋のハチミツなど厳選された素材を使った、ロールケーキ・シブースト・りんごパイや焼き菓子などの様々なスイーツ類です。

また、40席を擁するティーサロンではケーキのほかに、ランチ・軽食も用意されています。人気のフレンチトーストは時間限定となっていて、14時から提供されるデザートフレンチトーストには、季節のフルーツ・バニラアイス・メイプルシロップが添えられています。

いかがでしたか？大阪には個性的で見た目も美しいスイーツを取り扱うケーキ屋さんが、数多く存在しています。こちらの記事では本当におすすめできる超人気店だけを集めていますので、ぜひ参考にして美味しいケーキを食べて幸せ気分を味わってみてください。

※記載内容は公開時点の情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています