世界遺産の街エディンバラ!007で観た景色を探しに行こう

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007はエディンバラ出身!初代007のショーン・コネリー氏がエディンバラ出身だったことから、007ことジェームズ・ボンドもエディンバラ出身という設定になっています。見どころ満載の景色と共に、少しだけ007のエッセンスもご紹介します。

聖ジャイルズ大聖堂

出典: en.r8lst.com

14世紀に再建されてから900年間、エディンバラの宗教の中心になってきた教会。今も礼拝や結婚式が行われています。塔の形はスコットランド特有のドーム型です。窓ガラスが複雑なステンドグラスだということが、外からもわかるのでわくわくしますね。

美しいステンドグラスは19~20世紀に造られました。ラファエル前派の巨匠、画家のエドワード・バーンジョーンズが一部を手がけました。

美しく重厚な内部は歴史の重みを感じます。独自の文化に誇りを持ち、伝統を守り続けるスコットランド。この教会があるエディンバラ旧市街には、昔ながらの時間が今も流れているようですね。エディンバラ出身の初代007ショーン・コネリー氏は生粋のスコティッシュなので、礼拝に訪れたに違いありませんね。

聖ジャイルズ大聖堂 (St. Giles' Cathedral)
住所:
High St,Edinburgh,Midlothian
営業時間:
9:00~19:00
アクセス:
ロイヤルマイル通り
電話番号:
+44 131 225 9442
入場料:
無料

エディンバラ城

エディンバラのシンボル!悠久の歴史を刻む古城。起源は6世紀頃、もともと火山だった岩の上にケルト人の砦が築かれたことに始まり、12世紀から城が建設されました。まさに要塞と呼ぶにふさわしい堅牢な姿を今に伝えています。

出典: muso.to

エディンバラ城の門には立ち上がる赤いライオンが刻まれています。これはスコットランドの国の紋章。内部に入ると城が自然の岩山の上に築かれていることがよくわかります。まだ使用できる大砲が多数あり、戦う城だったことを感じます。

毎年8月にエディンバラ城のエスプラード広場で、スコットランド駐在部隊のパレード「ミリタリー・タトゥー」が行われます。スコットランド伝統のキルトを着た軍音楽隊のバグパイプパフォーマンスやダンスなどが、壮大な光と音の演出で行われ、熱気と感動の渦を巻き起こします。

城の一部は博物館として利用されています。貴重な宝物も見ごたえがありますが、最大の見どころは頂上部からの眺望です!頂上部から一望すると、町が遠くの青い海まで続いていて、まさに絶景といえるでしょう。さて、とんがり屋根が目印のフェテスカレッジはみえますか?イアン・フレミングの小説「007は二度死ぬ」の中で、ロンドンの名門校イートンカレッジに入学したものの、友人の家でメイドと間違いを犯したジェームズ・ボンドはスコットランドの名門校フェテスカレッジに転校してきます。そしてここでは、ボクシングの試合に出場したり、柔道部を作ったり、健全な?学生生活を送ったそうです。

エディンバラ城 (Edinburgh Castle)
住所:
Castlehill,Edinburgh EH1 2NG
営業時間:
9:30~18:00
アクセス:
鉄道ウェーバリー(WAVERLEY)駅から徒歩15分
電話:
+44 131 225 9846
入場料:
£13 (¥2,487 2015/07)

ホリールード宮殿

1128年にディヴィッド1世によって建てられた寺院が前身。15世紀、宮殿に建て替えられスコットランド国王夫妻の住居でしたが、現在はエリザベス女王の宮殿。今も夏の間、避暑滞在されています。普段は一般公開されていて、見学できます。壮大な宮殿、広大な庭、内部も素晴らしい(写真撮影禁止)そうなので、ぜひ、ご自分の目でお確かめください。

1566年に有名な悲劇が起こったメアリー・スチュアート女王の寝室。女王が寵愛する秘書リッツィオが、彼女の夫ダーンリー卿に目の前で殺されました。56か所を刺されて亡くなったリッツィオの血の跡が、長い間残っていたそうです。今も昔も嫉妬は怖いものですね。

出典: saqai.com

本当に広大でヨーロッパらしい宮殿ですね。ギャラリーやお土産屋さんもあるので楽しいのではないでしょうか?さて、女王陛下御用達のシャンパンの名は「ボランジェ」。007も80年代から愛飲しています。「シャンパンは61年のボランジェを」”007ダイ・アナザーデイより”「冷えたボランジェのグランダネとキャビア・ベルーガを」”007カジノ・ロワイヤルより”

ホリールード宮殿 (Palace of Holyrood)
住所:
Canongate,Edinburgh EH8 8DX
営業時間:
9:30~18:00
アクセス:
ロイヤルマイル通りつきあたり
電話:
+44 131 556 5100
入場料:
大人 £16.60 (¥2,219 2015/07)
建築様式:
新古典主義建築
設計:
ウィリアム・ブルース

スコットモニュメント

新市街のシンボル!
エディンバラ出身の文豪、サー・ウオルター・スコット(1771~1832)を記念する塔。
高さ61m、作家を記念する塔としては世界最大のものです。

塔を見れば大変な人気があったことがわかりますね。
「無為に過ごしたすべての年月を、栄光の活動と高貴な危険に満ちた、一時間と交換したい」…スコットの名言。

スコットモニュメント (Scott Monument)
住所:
E Princes St Gardens,Edinburgh EH2 2EJ
アクセス:
ウェーバリー(WAVERLEY)駅すぐ
電話:
+44 131 529 4068

スコットランド国立美術館

1895年開館。ルネサンス初期から19世紀末までの素晴らしい絵画が収蔵されている世界最高峰の美術館の一つと言えます。

出典: konotabi.com

ラファエル、ティツィアーノ、エルグレコ、ゴッホ、モネ、セザンヌ、ドガ、ゴーギャン…ま、眩しすぎて見えない!とパニックになりそうなくらい有名どころが…必見だと思います。007なら当然、芸術にも精通しているはず。ボンドガールに得々と説明する姿が目に浮かびます。

スコットランド国立美術館 (National Galleries of Scotland)
住所:
The Mound,Edinburgh EH2 2EL
営業時間:
10:00~17:00
アクセス:
ウェーバリー(WAVERLEY)駅すぐ
電話:
+44 131 624 6200
建設:
1859年
設計:
ウィリアム・ヘンリー・プレイフェア
入場料:
無料

カールトンヒル

エディンバラ新市街の東にある小高い丘。
新旧2つの街とフォース湾を見下ろす絶景ポイント!
たくさんの記念碑があります。

特にパルテノン神殿のようなモニュメントがあることから、エディンバラが「北のアテネ」と呼ばれているそうです。
007も女王陛下も眺めたこの景色はずっと変わらずにここにあり、これからも変わらずにあり続けるのでしょう。
長い歴史と伝統文化に培われた、落ち着きある大人の街、エディンバラ。
あなたもこの丘に立ってみませんか?

カールトンヒル (Calton Hill)
住所:
Edinburgh EH7 5AA
アクセス:
ウェーバリー(WAVERLEY)駅から徒歩10分
これさわきょうこ

旅行好きな田舎のおばちゃんです。絶景、グルメ、ショッピングも好きですが、変わった建造物に惹かれます。わたしの大好きなスポットを、楽しく、正確に、ご紹介したいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

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