スペイン基本情報 【ビザ・大使館・税関編】

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日本のパスポートは世界の多くの国々をビザなしで旅行できる、とても信頼性の高いものといわれています。本記事では、スペインを旅するときの基本情報としてビザが必要なのかどうかや、大使館、税関の情報をお届けします。

スペイン旅行の基本情報

スペイン観光にビザは必要?

日本人が日本のパスポートをもって観光目的でスペインに入国する場合、90日以内の滞在ならばビザは要りません。ただし、スペインを含むシェンゲン協定加盟国を出国するときに、3カ月以上の有効期間が残っていることが必要です。旅行を計画するときには、パスポートの残存有効期間をチェックしてみてください。

それ以外の滞在の場合

シェンゲン協定加盟国内に90日以上、滞在する場合、目的が留学や仕事など、観光ではない場合は事前に目的に応じたビザをスペイン大使館に申請して取得しておくことが必要です。ビザを取得してスペインに入国したら、現地で既定の期間内に滞在許可証や学生証などを取得する必要があるので注意しましょう。

シェンゲン協定加盟国とは

出典: www.jpost.com

シェンゲン協定とは、加盟国間を移動するときのパスポートコントロールに関する取り決めです。シェンゲン協定で日本人がビザ免除でシェンゲン圏に滞在できる期間は、「あらゆる180日の期間内で最大90日間」です。この期間は、スペインだけでなく、ほかのシェンゲン加盟国全域に滞在できる期間です。

これを越えると不法滞在とみなされてしまい、出国時に罰金を科せられたり、圏内に数年間入れなくなったりしてしまいます。長期間の滞在や、ヨーロッパ各地を周遊するとき、短期間にヨーロッパへの海外旅行をくり返すときなどは注意しましょうね。

本来、シェンゲン協定は加盟国間の移動をパスポートコントロールなしでやりましょうという取り決めでした。けれども、近年ヨーロッパを中心に問題となっている難民問題などのため、シェンゲン協定国間の移動でもパスポートコントロールを再開したエリアがあることも知っておきましょう。

大使館情報

スペインには日本外務省の出先機関として大使館(マドリッド)、領事館(バルセロナ)、領事事務所(ラスパルマス)の三カ所があります。まさかのときのために、日本出国前に必ず連絡先を控えておきましょう。

在スペイン日本国大使館

住所:Calle Serrano 109

電話番号:
+(34) 915-907-600 (大使館代表)
+(34) 915-907-614 (領事部直通)

在バルセロナ日本国総領事館

住所:Avda. Diagonal, 640, 2a planta D

電話番号:
 +(34) 932-803-433

在ラスパルマス領事事務所

住所:Calle Santiago Rusiñol, 12 - 35005
    Las Palmas de Gran Canaria

電話番号:
  +(34) 928-244-012

税関について

入国のときの通関は自己申告です。課税の対象になるものがない場合は緑のゲート、課税対象品をもっている場合は赤のゲートに並んで係員に現物を見せて申告します。主な免税の範囲や、そのほかの重要な注意事項も掲載されている外務省のホームページは、旅行前に一度目を通しておくとよいですね。

免税の手続き

海外旅行のときの楽しみの一つ、ショッピング。スペインの最高税率はなんと21%(IVA)。タックス・フリー・ショッピングの加盟店で免税対象の買い物をしたときは、免税手続きをすると一部が還付されます。以下が手続きの手順です。窓口が混雑していることもあるので、時間に余裕をもって手続きしましょう。

1.加盟店で購入のとき、パスポートを見せてリファンド・チェックをもらう。
2.スペイン、またはEU最終出国地の空港税関か免税手続きカウンターでスタンプをもらう。
※この時、未開封の購入商品と、1の書類、パスポートが必要。
3.スタンプを押してもらった書類を購入したお店でもらった封筒に入れて税関付近のポストに投函する。

最後に

以上、スペイン旅行のときに知っておくと便利なビザ情報、大使館の連絡先、税関情報などの基本情報をお届けしました。安全で楽しい旅になりますように♪

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