兵庫県の人気観光スポット15選！世界遺産姫路城だけじゃない兵庫の魅力に迫る

兵庫県姫路市にある姫路城。お隣の岡山県にある岡山城が「烏城（うじょう）」と呼ばれることから、対照的な存在として「白鷺城」と呼ばれています。その名に相応しい白い漆喰で覆われた外壁は、まさに飛び立とうと翼を広げる鷺の姿を彷彿とさせます。

明治の廃城令や世界大戦の被害を免れ続けてきた姫路城には、天守など多くの建造物が江戸時代末期の状態のまま現存しています。その歴史を遺せた幸運から、1992年に日本初の世界遺産に登録されました。現在では世界中からその素晴らしさを評価され、多くの観光客が訪れています。

天守の瓦には、城を建築・増築してきた各時代の城主が持つ家紋が使用されており、中でも有名な蝶の紋様は、最初の城主・池田氏の用いた家紋です。天守から見下ろす城下や庭の景観は素晴らしく、春には満開の桜が一面に咲き誇る様子を楽しめます。

櫓の側には、歴代の大天守の屋根を飾ったしゃちほこが展示されています。時代によってデザインや雰囲気にも違いがあります。姫路城の現存天守からは、雌のしゃちほこしか発見されませんでした。それを基に欠品を補充したため、姫路城のしゃちほこには雄がいないのだそうです。

好古園（こうこえん）は、姫路城の南西にある日本庭園エリアです。発掘調査で発見された武家屋敷などの遺構を使用して作られました。

池泉回遊式庭園群と呼ばれる構造をした庭園です。全面積の3分の1を池や水路が占めています。たくさんの日本庭園がエリアごとにテーマを決めて整備されています。

四季折々の風情が楽しめる名園です。時代ドラマのロケにも度々使用されているほど、絵になる光景でいっぱい。

六甲山は、兵庫県南東部にある神戸市の西から東に位置する山塊で、日本三百名山のひとつです。阪神間や大阪の都心から山並みを見渡せることから天然のランドマークとしての機能もあります。

市の中心部から程近く、六甲山上にはさまざまな施設があり、登山もしやすいです。また六甲山からの美しい夜景は日本三大夜景に選ばれています。

六甲山からの展望を楽しむならば、六甲ガーデンテラスがおすすめです。標高890メートルの高さから、神戸や大阪、京阪神の街並みが楽しめます。

テラスから望む神戸の街並み。お天気に恵まれれば、素晴らしい絶景が目の前に広がり、感動すること間違いなしです！

園内はとても広く、山の上とは思えない整った施設がたくさん。カフェやおみやげ店も充実しています。山の景色を楽しみながら、買い物や散策をして過ごせますよ。

園内を歩いていると、必ず目に留まる不思議な建造物。ただのモニュメントではありません。「六甲枝垂れ」と呼ばれる、自然体感型展望台なのです。

檜で作られた、環境や気候にも配慮して作られた網状ドームです。ここから周囲を見れば、一味違ったパノラマ展望を眺めることができます。

昭和初期から営業を続ける、長い歴史を六甲山と歩んできたケーブルカー。灘区の麓にある下駅から、展望台に向かう六甲山頂駅までを、10分で繋ぎます。

時代を感じさせるレトロなデザインの車体も人気の一つ。昭和の雰囲気を楽しみながら、空中の旅へとしゃれ込みましょう。

須磨海浜水族園は、1957年に開園の神戸市須磨区にある水族館です。前身は1897年に開園した和楽園水族館で、日本初の水族館、水族館発祥の地とされています。

さまざまな体験をしながら水生生物を学べる、家族連れに人気の観光スポットです。一日中、水槽にかじりついて楽しめますよ。

19・20世紀に世界中で作られたオルゴールが見られる博物館。機械仕掛けで自動演奏を行うオートマタ式オルゴールなどを多数展示してあります。

主にアメリカやヨーロッパで作られた、さまざまなアイデアが凝らされたオルゴールがたくさん。可愛くて楽しい、癒やしの音楽の世界へ連れて行ってくれます。

自動演奏機能や音楽に合わせて人形が動く、からくり式の機械が搭載された、世界的にも貴重な展示品を堪能できます。演奏会などのイベントも随時行われています。

領事館として実際に使われていたものや移設されたものを公開しています。途中に坂道がありますが、新神戸駅と三ノ宮駅どちらからでも15分ほどで異人館街へ到着します。数ある異人館の中には、食事ができたりお土産品を買えるところがあります。

旧オランダ領事館だった香りの家オランダ館では、簡単なアンケートに答えると世界に１本しかないオリジナルの香水を調合してもらえます。(10ml　3,100円)

「旧フロインドリーブ邸」。一度震災で全壊しましたが現在の場所へ移築、復元されました。
現在はスターバックス神戸北野異人館店になっています。

フランス人貿易商であるグラシアニの住居として建てられた旧グラシアニ邸は「ラ　メゾン ドゥ グラシアニ」というレストランに。ノスタルジックな異人館街で、現代的な高級感溢れるフレンチ料理をいただいてみてはいかがでしょうか。

横浜、長崎に並び日本三大チャイナタウンと呼ばれる神戸のチャイナタウン。中央区の元町通と栄町通にまたがった狭いエリアにあるので、歩いても1～2時間あればまわりきってしまうでしょう。

食べ歩きをしながら南京町を歩くのがおすすめです。焼き小籠包や肉まんなどの点心、タピオカドリンクなど食べ歩きにぴったりなものがたくさんあります。

有馬温泉は神戸市北区にある温泉で、日本三大古湯のひとつとされています。有馬温泉には、鉄分と塩分を多く含み空気に触れると赤くなる金泉、一方、透明の銀泉の二種類の温泉があります。

有馬温泉は神戸市北区にあり、市の中心から近く交通の便もいいことから、日帰り温泉も楽しむことができます。神戸の奥座敷的な要素があります。

生田神社は神戸市中央区にある神社です。地元に住む方々からは「生田さん」の愛称で親しまれている神社です。

近年は初詣だけでなく、まつられている神が女神であることから、恋愛のパワースポットとしても女性に人気があるんですよ。

山の上にある、のどかな牧場です。スイスの山岳地域の牧場をモチーフとして作られた、西洋の雰囲気が漂う人気スポット。牛や羊などが放牧されており、気軽に触れ合うことができます。

広い敷地の中を散策していると、人懐っこい動物たちがお出迎え。草食でおとなしいですが、とても臆病なのでびっくりさせないように。動物と接するときのマナーをきちんと勉強していくと、より楽しい時間が過ごせますよ。

時期がよければ、羊の毛狩りショーなど、楽しいイベントも楽しめます。めったに見れない貴重な体験が盛りだくさん！ぜひ事前にチェックして予定を組んでくださいね。