歩く権利を行使!イギリスを歩いて回るフットパス

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フットパスという言葉をご存知ですか?ウォーキング大国ともよばれるイギリスで人々が歩く権利を行使することができる道のことをフットパスといいます。イギリスで100年以上続くフットパスには楽しみや魅力がたくさん!そこで今回はフットパスについてご紹介します。

歩く権利が認められた道<フットパス>

という言葉を知っていますか?
発祥の地はイギリスで、最近は日本でもこの名前がついた散策道ができています。ウォーキング大国ともよばれるイギリスでは、公私の区別なく昔から公衆が通る道があった土地は誰でも通る権利があるとして、普通の道だけでなく農地や耕地など私有地の中でも通れる道があるのです。

この通行権は国籍にかかわらず行使できるので、イギリスを訪れた旅行客もフットパスとして認められた道であれば通ることができます。

フットパスの目印はこちらの標識。シンプルな形がイギリスの自然や景観にピッタリですよね。
フットパスには細い道が多いので標識がないと通っていいのかどうか迷ってしまいます。

ましてや、こんな農地の真ん中を通る道ならなおさら!
本当に通ってもいいのか?と悩んでしまいますが、この標識があれば大丈夫。

人間だけが通れる仕組み

田舎のフットパスでは農地や牧草地などを通る場所が多くあります。そんな場所で大活躍なのが、こちらのゲート。
隣の土地との境になっている石垣や生け垣をよじ登らなくても通れるようにと設置されたもの。
掛け金などでしっかりとしまる仕組みなので、家畜などには通れないようになっているのです。

こちらも同じように人間だけが通れるようにとつくられたスタイル(stile)と呼ばれるもの。
真ん中の踏み台のようなところに足をかけて障害物を越えて行けるようになっています。

牧草地などを歩いていれば羊や牛に出会うこともしばしば。
そこは彼らが暮らしている場所なので追い払ったりせずに、仲良くそこを通る権利を分かち合いましょう。

権利を行使したいならルールを守ろう

歩くことが大前提のフットパスでは自転車や車など車輪のついたものの乗り入れは原則禁止です。ただし乳母車と車いすは通行できるので、赤ちゃんとの散策も楽しめます。

道が通っている場所や周辺の環境のため、フットパス以外の場所を歩いてはいけないのですが、障害物をよけるためなら少し道をそれることは許されています。

犬と一緒にフットパスを楽しむことは許されていますが、リードでつなぐか管理ができる範囲で行動させることが必要です。ワンちゃんも飼い主さんもマナーを守って楽しみましょう。

歩いている途中の道端で休憩をとったり、食事をしながら景色を楽しんだりすることができます。ただしゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。

人気のフットパスコース

イギリスで100年以上も続いているフットパスは、イギリス国内を網羅しています。
そんなたくさんあるフットパスの中でも、とくに人気のコースが湖水地方とコッツウォルズをめぐるものです。

湖水地方のフットパス

湖水地方のフットパスの魅力は、「嵐が丘」や「ハリーポッター」、「ピーターラビット」など物語の舞台を自分の足を使ってめぐることができるというところ。

また広々とした土地を四季ごとに彩る自然に触れられるのも人気のポイント。春から夏には咲き乱れる花々を、秋には色とりどりに紅葉した木々を堪能できます。

湖水地方(Lake District)
住所:
Cumbria CA12, United Kingdom
アクセス:
ケンダルから車で約1時間。

コッツウォルズのフットパス

コッツウォルズのフットパスの魅力は何と言ってもイギリスらしい田園風景と、さまざまな色で大地を染める花々。

自然と人間が作り上げた美しい景色に心を奪われます。

コッツウォルズ(Cotswolds)
住所:
Gloucestershire, United Kingdom
アクセス:
オックスフォードから車で約1時間半。

イギリスのフットパスについてご紹介しました。
ロンドンなどの都会もイギリスの魅力のひとつですが、フットパスを歩くことで気付くイギリスの魅力もたくさんあります。次にイギリスへ訪れた際にはぜひ自分の足でイギリスの魅力を見つけてくださいね。

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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