京都で安産祈願できる有名な神社・寺15選！お参りをしてパワーチャージ

古き良き日本の文化を今なお守り続ける京都には、歴史上で有名な「菅原道真」や「徳川家」など、由緒正しい長い歴史を誇る神社がたくさんあります。今回ご紹介する神社は、どの神社も妊婦さんが無事に出産ができるよう祈願を行っており、ご利益も期待できます。ご祈祷を受けた人達は安心して出産を迎えることができるでしょう。そんな、京都を代表とするさまざまな神社の安産祈願を参考に、自分に合った神社やお寺を選んでみましょう。

京都で一番人気の神社「北野天満宮」は、1000年以上の長い歴史を誇る安産祈願スポット。菅原道真を祀っているこの神社は、平安時代からエネルギーが満ちている聖地として崇められてきました。そして、境内には本殿のまわりに50もの摂社が並び、中でも菅原道真の守人を祀っている「白太夫社」は、安産を祈願するスポットとなっています。また、なでると1つだけ願いを叶えてくれる「牛舎」を訪れれば、安産祈願と合わせてご利益をいただくことができるでしょう。北野天満宮は、安産祈願に予約が必要となっているので注意してください。

周りに出産を迎える人がいる場合には、「安産のお守り」が初穂料800円で頒布されています。ほかにも北野天満宮は、毎月25は境内に屋台が出店されたり、冬から春にかけては1500本以上の鮮やかな梅を観賞できたりします。秋にはきれいな紅葉も見られるため、安産祈願の際に合わせて楽しんでみるのがおすすめです。1年を通して絶景を楽しむこともできる「北野天満宮」は、京都で一番を誇る安産祈願の神社と言えるでしょう。京都の街で安産祈願を考えている人は、まず北野天満宮での祈願を検討してみてください。

京都の歴史をこれからの人達に伝えるために建てられた「平安神宮」は、東西南北に4つの神を祀っている京都のパワースポット。1895年に建てられ、日本最大級の鳥居を抜けた先にある「応天門」は国の重要文化財としても有名です。あまりに格の高いこの神社には毎日たくさんの人が足を運んでいますが、縁むすびにご利益があることで若い女性が数多く訪れています。また、平安神宮では縁むすびだけでなく「安産祈願」をしたい妊婦さんにもおすすめとなっています。

安産祈願の料金は5000円からとなっていて、腹帯とお守りのセットは初穂料が2000円とリーズナブルな価格設定です。訪れる時期によっては、春には美しく咲き誇る枝垂れ桜、秋には色鮮やかな紅葉といった四季折々の景色を楽しむこともできるでしょう。また、平安神宮を訪れた際には、東の「青龍」、西の「白虎」、南の「朱雀」、北の「玄武」からの神のパワーを感じてみるのも良いですね。京都の歴史を肌で感じることができる平安神宮で、安産のお願いをしてみてください。

平安時代のはじめ頃に建てられた「石清水八幡宮」は、国から史跡として指定された国宝級の神社。860年に創建されたこちらの神社は、応神天皇をお腹に宿した皇后が自分が妊婦であることを知られないために、帯の内側に石を巻き付けたまま戦に勝利をし、その後無事に子供産んだことによって安産祈願の神様として崇められるようになりました。そのため、石清水八幡宮には地元をはじめ県外からも、たくさんの妊婦さんが安産祈願に訪れています。この神社は、安産祈願に予約を取る必要はないので、社務所が開いている時間帯で祈願に訪れましょう。

石清水八幡宮の安産祈願は、初穂料10000円から祈願することができます。そして、腹帯を持参して祈願をすることもできますが、験を担ぐ際には神社で用意されている安産腹帯をいただくのがおすすめです。また、安産祈願以外にも「お守り」や「お札」なども用意されているので、初穂料を納めて授与してもらうのもいいですね。他にも、石清水八幡宮には重要文化財に有形文化財、1334年に植樹されたクスノキなど、多くの見どころが詰まった神社です。平安時代からの言い伝えによって崇められてきた石清水八幡宮で、無事に出産をするためのお願いをしてみてください。

縁むすびの神社として有名となった「地主神社」は、清水寺の境内にある京都でも人気の神社。多くの神様をお祀りしているこの神社は、三代続く神様を祀っているため、安産や子授けのご利益をいただける神社としても信仰されるようになりました。また、清水寺の境内に神社があることから、妊婦さんが京都を訪れた際に観光と合わせて安産祈願をする人もたくさんいます。そして、地主神社では「えんむすび祈願」が有名ですが、さまざまな祈願を行っているので、安産祈願をお願いしてみましょう。

安産祈願は、平日は14時からのみ、休日は11時から16時までの時間内で随時受け付けているため、訪れる時間に注意する必要があります。また地主神社では安産祈願のご祈祷だけではなく、境内に置かれている「撫で大国」のお腹を撫でると「子宝」と「安産」のご利益をいただくことができます。安産祈願で地主神社を訪れる際には撫で大国へ立ち寄り、お腹を撫でて行きましょう。出産の安全を祈願するためにも、京都で有名な清水寺の境内に建てられた地主神社を訪れてみてください。

源氏物語にゆかりのある「野宮神社」は、平安時代の風情が残った京都では有名なパワースポット。竹林に囲まれたこの神社は、日本で最も古い形の鳥居が訪れる人達を出迎え、「縁むすび」や「安産」、「商売」に「開運」など、さまざまなご利益をいただくことができます。そして、境内の大黒天様の近くに「亀石」が置かれており、撫でることで願いごとが叶うとされているので、安産祈願で神社を訪れた際には撫でてみましょう。また、神社の安産祈願は初穂料3000円からとなっています。

こぢんまりとした野宮神社は、安産祈願で多くの人達が訪れるため、利用する際には必ず予約をしておきましょう。そして、あまりに混雑した状態でご祈祷をしてもらった時には、授与品が後日郵送となる場合がありますので、予め調べておきましょう。野宮神社ではご祈祷以外にも、絵馬に願い事を書いて掛けるスペースも用意されているので、ご祈祷と合わせて絵馬を書いてくるのがおすすめです。嵐山の竹林に囲まれた神秘的な神社で、ご自身の安産をお願いしてみるのはいかがでしょうか。

京都の嵐山には、真っ赤で大きな鳥居が建つ「松尾大社」があります。駅からも近いこの神社は、もともと松尾山の頂上付近で生活を守る神さまを祀ったことから始まりました。そして、時代が進み現在の場所に移されてからは、「開運」に「縁結び」、「安産」に「長寿」など、さまざまなご利益をいただける神社として知られています。境内には開運スポットが点在しているため、地元の人だけではなく、県外からもたくさんの人が訪れる人気の神社となっています。

そんな松尾大社の安産祈願は、9時から16時まで行われています。祈祷の時間は40分程度となっていて、初穂料は8000円です。初穂料には、お守りなどもセットになっていて、祈願の内容によっては10000円の初穂料のセットや、20000円の初穂料のセットなどがあります。また、腹帯は着用していくのではなく、持参のみでご祈祷してもらうようになっているので注意しておきましょう。松尾大社では、安産祈願を受ける際に予約する必要はないので、ご自身の都合に合わせて気軽に安産のお願いをしてみてください。

京都の街に小さな社を構える「岡崎神社」は、狛犬のかわりにウサギがお出迎えしてくれる可愛い神社。境内の至る所にうさぎが置かれているこの神社は、多くのご利益が期待できる神様が祀られています。安産祈願のご利益をいただくこともでき、境内に設置されている手水舎には、「子授けうさぎ」が鎮座。うさぎにお水をかけてお腹を撫でると、子宝や安産に効果的です。そして、子授けうさぎの周りには絵馬を掛けるスペースが設けられているので、神社で参拝をした後には絵馬にお願いを書いてくくりつけていきましょう。

そんな岡崎神社で安産祈願をする際、初穂料は5000円となっています。ただし、この神社では予約なしにご祈祷を受けることができないため、必ず予約をしてから訪れるようにしましょう。そして、神社で用意されている授与品はどれもうさぎに関連したものになっていて、「うさぎのおみくじ」に幸運をもたらしてくれる「飛躍守」、健康な赤ちゃんが生まれてくる「安産守」に「子授け守」など、種類もそろっています。岡崎神社の社務所は9時から17時までです。可愛いうさぎに囲まれながら安産の祈願をしてみるのはいかがでしょうか。

SNS映えする手鏡の絵馬で知られている「河合神社」は、女性を守護する神様が祀られている神社。日本一の美麗神を祀っているこの神社は、日本古来の伝統的な建物が見事で、女性が望む願いならば何でも叶えてくれることで有名です。そのため、神社を訪れる人たちは女性が多く、「美しさ」に「縁結び」や「安産」などを祈願しています。そして、河合神社の安産祈願も人気があることから、京都で安産をお願いする人におすすめの神社と言えるでしょう。また、安産祈願としては初穂料500円のお守りが用意されています。

このお守りは、子育てや縁結びにもご利益があるので、女性が求めるお願いにはぴったりのお守りとなっています。そして、河合神社で有名な美麗祈願には、お守りにレースが付けられた「レース守」を授与。見た目が可愛いことから、写真映えするお守りとして人気となりました。ほかにも、手鏡の形をした絵馬は自分で顔のデザインを描くことができるため、カップルや女性がたくさん神社を訪れています。ちなみに、河合神社の美麗祈願は、初穂料1000円でご利益を得ることができるため、安産祈願と合わせて美しくなるためのお願いをしてみてください。

京都の伏見区には、名水100選にも認定された「御香宮神社」があります。京都でも有名なこの神社は、名水以外にも安産祈願のスポットとしても大人気です。安産祈願として有名となった理由は、徳川御三家の3人を生んだ際の産湯にこの名水を使ったことからきています。そして、平安時代に湧き出たこの名水を飲むと病が治ったという言い伝えがあることから、連日多くの人が湧き水を汲むために来訪。京都では知る人ぞ知る神社として有名です。そんな神社では、9時から16時まで安産祈願が行われています。

御香宮神社の安産祈願は、事前に予約をしておく必要がありません。そのため、時間内であればいつでもご祈祷してもらうことができるので、その気軽さはおすすめポイントです。そして、祈願だけを希望の人は初穂料6000円、腹帯付きの祈願は7000円と、選んでご祈祷を受けることができます。また、御香宮神社の鮮やかな本殿と、季節の風情を感じることができる遠州ゆかりの石庭は、神社の見どころとなっていますので観賞してみましょう。徳川家ゆかりの由緒正しき神社で、安産のご祈祷をお願いしてみるのはいかがでしょうか。

四条駅からも近い「染殿院」は、新京極商店街の中にある神社。商店街の途中に建っているこの神社は、55代文徳天皇の皇后に中々子供が授からなかった時に、染殿院のお地蔵さんをお参りしたことで安産祈願の神社として崇められるようになりました。神社の入口は分かりづらい場所にありますが、商店街に神社が建っているため、観光客が見つけて参拝していくこともあります。そんな染殿院は、天皇家の世継ぎを授かり、無事に出産したという言い伝えがあることから、京都で安産祈願をする人にはぴったりの神社と言えるでしょう。

安産祈願は10時から18時の間で行われていて、初穂料は8700円からとなっています。そして、神社で安産祈願をしてもらった後には、犬が描かれている御朱印を授与。犬はたくさん子供を産むことから、安産祈願にぴったりのデザインと言えるでしょう。ほかにも、染殿院では「安産絵馬」や「子宝絵馬」をはじめとしたお守りがたくさん用意されています。これから出産を控えた人や子供を授かりたい人に、染殿院はおすすめです。京都観光で新京極商店街を訪れた際には、ぜひ神社へ立ち寄って安産祈願をしてみてください。

京都市内に建つ「梅宮大社」は、授子安産と醸造守護の神様を祀っている神社。梅宮大社駅からは15分と離れた場所に佇むこの神社は、境内へ入る門の上にたくさんの酒樽が並べられていて、醸造守護のご利益をいただけることが見て分かります。そして、神社では「木花咲耶姫命（コノハナサクヤヒメ）」が祀られているので、子授けと安産のご利益を受けることも。安産祈願は、9時30分から16時30分の間で受付をしているので、時間内で梅宮大社を訪れましょう。この神社では、安産祈願をする際に事前予約をする必要がないので、気軽に訪れることができるのはうれしいポイントです。

安産祈願の初穂料は6000円から。腹帯は2種類用意されており、1つは1500円の「さらしタイプ」、もう1つは4500円の「ガードルタイプ」です。ただし、ご自身で腹帯を持っている人には神社から御朱印をもらうことができますので、欲しい人は腹帯を持参しましょう。ほかにも梅宮大社では、「子宝守セット」に「産砂守セット」といったお守りもあるため、安産祈願と合わせて受けてください。

地元の人達にも有名な「敷地神社」は、京都では知る人ぞ知る安産祈願で人気の神社。わら天神宮とも呼ばれているこちらの神社は、安産と子安のご利益がいただける神様が祀られています。また、神社の周辺には金閣寺をはじめとする観光スポットもあるため、観光の合間に安全祈願をしに神社を訪れる人もいます。ただし、こちらの神社ではご祈祷が行われていないので、「安産祈願のお守りセット」が用意されています。腹帯が付いたセットと無いセットの2種類が用意されているので、お好きな方を選びましょう。

お守りセットの内容は「お札」と「お守り」、「産衣」に「お布施の袋」となっています。そして、安産祈願に付いてくるお守りは中に稲わらが入っていて、中の稲に節がついていると「男の子」、付いていないと「女の子」といった、性別占いができる面白い仕掛けがあるんです。この安産祈願は基本セ使用されたットが4000円となり、腹帯が付いたセットは7000円の初穂料となっています。また、境内で販売されている「うぶ餅」には安産の祈祷をした甘酒が使用されているため、敷地神社を訪れた際に購入してみてはいかがでしょうか。

きれいな蓮の咲くことで有名な「大蓮寺」は、阿弥陀仏如来像が祀られているお寺。京都の住宅街に佇むこのお寺は、洛陽三十三所観音霊場の8番目の札所となっていて、毎日巡礼する人が来訪。境内には重要文化財となっている「薬師如来像」も祀られているため、観光客も参拝に訪れています。また、このお寺に祀られている阿弥陀仏如来像は、最澄の弟子が作ったものと伝えられています。この如来像は、出産に苦しむ人を救うための願いが込められているため、安産祈願のお寺として有名です。

大蓮寺では、朝の9時から16時30分までご祈祷を受けることができ、安産祈願の初穂料は5000円からとなっています。そして、ご祈祷を受けた後には「お守り」に「お札」、「絵馬」と「御寳号」を授与。ほかのお寺や神社の授与品よりも内容が多くなっています。また大蓮寺は、足腰の健康祈願の「走り坊さん」のお守りが有名でもあるので、安産祈願と合わせて受けるのがおすすめです。夏には、境内に咲き誇るきれいな蓮を観賞することができるので、安産祈願の時期が夏となる人は、ぜひ大蓮寺を訪れてみてください。

京都市内には、足利尊氏が建てた「御所八幡宮」があります。建てられた時期が不明となっているこの神社は、もともとは違う場所にあった建物を、太平洋戦争のころ現在の場所に移転。3柱の神様を祀り、訪れる人の願いを叶えてくれています。また、安産祈願は初穂料が5000円からとなっていて、腹帯はご自身での準備が必要です。そして、御所八幡宮では宮司さんがいつも常駐しているわけではなく、安産祈願が毎日行われていません。そのため、必ず予約をしてから神社を訪れるようにしましょう。

事前予約をして安産祈願の祈祷をしてもらった後には、安産のお守りを受けることができます。しかも、安産のお願い以外にも子供の守り神としても知られているので、出産後のお礼参りも含めて御所八幡宮を参拝するのがおすすめです。また、境内には「撫で牛」や三社の祠も建っているので、安産祈願と合わせて参拝してみましょう。しかも、毎月第2金曜には「八幡さんのおもしろ市」が開かれてフリーマーケットを楽しむことができるので、観光と合わせて安産祈願をする人は、ぜひフリーマーケットも一緒に楽しんでみてください。

京都の伏見区には、日本で最も古い腹帯地蔵が祀られている「善願寺」があります。由緒正しいこの神社は地蔵菩薩像が建っていることで知られ、平清盛の5番目の子供「重衡」の皇后が出産する際に安産を願って建てられました。また、神社に祀られている菩薩像は「腹帯地蔵さん」と呼ばれて重要文化財となっています。そして、安産祈願は10000円の初穂料から行うことができ、祈祷をしてもらった後には「お札」と「お守り」を受けることができます。ただし、安産祈願を行う戌の日には、多くの妊婦さんが祈願のために訪れるので、事前に予約をしておきましょう。

そんなおすすめの神社「善願寺」は、腹帯を持参してもいいのですが、神社で用意された「岩田帯」を授与してもらうのがおすすめです。神社おすすめの岩田帯は、生まれてくる子供が岩のように身体が頑丈であることを願っているため、善願寺の安産祈願では必須アイテムと言えるでしょう。しかも、この神社は樹齢800年の美しいソメイヨシノが見られるスポットとしても有名なので、春の戌の日とタイミングが合えば満開の桜を観賞することもできます。日本最古の腹帯地蔵で有名な神社で、安産祈願と一緒に桜を観賞してみてください。

古き良き日本の文化を守り続ける京都で、とくに有名な安産祈願の神社やお寺をご紹介しました。今回選び抜いたどの神社も、安全な出産をするためのご利益をいただくことができそうですね。京都には、住宅街にある神社や竹林に囲まれた神社、長い歴史を誇る神社やお寺など、由緒ある神社がたくさんあります。これから京都を訪れて、安産祈願をする人たちは、ぜひ有名な安産祈願の神社を参考にして、無事に赤ちゃんが産まれてくるようにお願いをしてみてください。