ドイツの古都アーヘン!旧市街で行くべき観光おすすめスポット

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アーヘンといえば、歴代の神聖ローマ皇帝・カール大帝が戴冠式を挙げたドイツでも最も西の都市。古き良き温泉町としても有名ですが、忘れてはいけないのが世界遺産第1号のアーヘン大聖堂です。そこで今回は、大聖堂を含めたアーヘン旧市街の必見ポイントをご紹介したいと思います。

古き良き温泉町「アーヘン」

出典: pixabay.com

ライン河畔の都市ケルンから西へ約40km。鉄道を使えば1時間もかからずに行けるのが、ドイツで最も西にある町アーヘンです。

人口は約24万人。紀元前3世紀にはローマ人が住み着き、さらに800年にはフランク王国のカール大帝が都を置いたことでも知られています。

アーヘンという地名、実はフランク族がここに住み始めたとき、アーハ(Ahha)という名前を付けたのが語源とのこと。

アーハというのは「水」という意味ですが、その言葉の通りアーヘンの町は、ローマ人が入植する以前から温泉を中心とする集落として開けていましたし、現在でもバーデン=バーデンなどと並ぶ温泉保養地として有名です。

アーヘンで一番の観光スポットがあるのは旧市街の中心部。アーヘン中央駅から歩いても15分ほどで行ける地域に固まっています。

世界遺産第1号の「アーヘン大聖堂」と「宝物館」は当然として、「市庁舎」と「クーヴェン博物館」なども見ておくことをおすすめします。

世界遺産「アーヘン大聖堂」

丸いドームとゴシックの尖塔が好対照

アーヘン大聖堂の基礎になっているのは丸いドームをのせた真ん中の建物、「アーヘン宮廷礼拝堂」です。プレロマネスク様式で805年に完成。カール大帝の霊廟でもあります。

また左側は14世紀に増築された内陣部分で通称「ガラスの家」。ゴシック様式の建築ですが、面白いことにバロック様式の屋根が架かっています(17世紀に修築)。

宮廷礼拝堂

出典: pixabay.com

カール大帝はアーヘンの町をフランク王国の政治的中心とするだけでなく、広くビザンチン帝国やイタリアなどから文人や学者、有能な職人などを呼び集めました。それはやがて「カロリング・ルネサンス」として花を咲かせますが、その中でも建築における最高傑作がこの「宮廷礼拝堂」です。

アルプスより北の地域では最も古い石造の教会になりますが、本来はあくまでも王宮に付属した礼拝堂として建てられました。内部は八角形の形をしており、天井の高さは約31m、直径は14mあります。

10世紀の半ばから16世紀にかけて、神聖ローマ帝国の戴冠式はここアーヘン大聖堂で行われていました。それだけにさまざまな美術品が残されていますが、その中でもちょっとユニークなのが、1152年に寄贈された「バルバロッサ・シャンデリア」です。

贈り主は赤髯(あかひげ)王の通称で有名なフリードリッヒ1世。中世の市壁がモデルになっており、12の門塔と48の燭台で構成されています。

ガラスの家

巡礼者の大幅な増加などもあって、1335年に増築されたのが内陣部分、いわゆる「ガラスの家」です。

壁がほとんどなく、ステンドグラスが張りめぐらされた内部を見て、「あれっ、どこかで見たような」と思われた方もいるかもしれませんが……。手本になったのはフランスはパリ、シテ島にあるサント・シャペル礼拝堂です(盛期ゴシック様式の極致)。

アーヘン大聖堂 (Aachener Dom)
住所:
Domhof 1, 52062 Aachen
アクセス:
アーヘン中央駅より徒歩15分
開館時間:
 1-3月 7:
00~18:00
 4-12月 7:
00~19:00
定休日:
なし
電話番号:
241-477090
料金:
無料
 聖堂内での写真撮影は有料(1ユーロ)

宝物館

大聖堂とともに必ず見ていただきたいのが隣にある付属の宝物館です。カール大帝の金の胸像をはじめ、「ロタールの十字架」や「ペルセフォネの石棺」など、なかなかに興味深い展示品の数々が並んでいます。

宝物館 (Domschatzkammer)
住所:
Johannes-Paul-II.-Straße 2
アクセス:
大聖堂に隣接
開館時間:
 1-3月 10:
00~17:00
 4-12月 10:
00~18:00
 (時期にかかわらず、月曜は13時まで)
定休日:
1/1、カーニバル前の木曜日、
 カーニバルの日曜日、バラの月曜日、
 聖金曜日、12/24・25・31
電話番号:
241-47709127
料金:
5ユーロ

カール大帝の宮殿跡「市庁舎」

アーヘン大聖堂のそばにあるのが市庁舎です。それもそのはず、王宮の遺構の上に建てられているからです。

会議室ではカール大帝やフランツ2世といった神聖ローマ皇帝たちの絵が見られますし、戴冠式の後に宴が催された広間なども当時のまま残されています。

市庁舎 (Aachener Rathaus)
住所:
Markt, 52062 Aachen
アクセス:
広場を挟んで大聖堂の向かい側
開館時間:
毎日10:00~18:00
電話番号:
241-4327310
料金:
5ユーロ

クーヴェン博物館

市庁舎からも歩いてすぐのところにあるのがクーヴェン博物館です。開館されたのは1958年のこと。各部屋ごとに18世紀ロココ調の家具や調度などが展示されており、当時のアーヘンの市民文化が分かるようになっています。

ちなみに博物館の名前は、当地出身の建築家ヨハン・ヨーゼフ・クーヴェン(1701~1763)から取られたもの。実際、この博物館にはクーヴェン兄弟が収集したものが展示されています。

クーヴェン博物館 (Couven-Museum)
住所:
Hühnermarkt 17
アクセス:
市庁舎より徒歩1、2分
開館時間:
10:00~18:00
 ただし、第1土曜は13時より
定休日:
月曜、12/24・25・31、
 カーニバル前の木曜日、カーニバルの日曜
電話番号:
241-4324421
料金:
5ユーロ

最後に……

もう少しでオランダ、ベルギーという場所にあるせいでしょうか。日本ではアーヘンという町、「いま一つ知られていないのかなあ」とも思いますが、ケルンからであれば日帰り観光も余裕で可能です。

特に世界遺産ファンの方には、是非ともアーヘン大聖堂を見ていただければと思います。同じ大聖堂とは言っても、ケルンのそれとはかなり趣きも違うはず。二つを比べてみるのも面白いのではないでしょうか。

Caroll

昔からのクラシック音楽ファンということもあって、やっぱりヨーロッパが好きですね。あと歴史も好きなので、「旅と歴史」という視点から、いろいろと書いていければと思っています。どうぞ、よろしく!

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