ドイツ南部最大の都市ミュンヘン!周辺地域の政治や文化の中心地であり、観光地としても知られています。この街を訪れたら行ってほしいスポットをご紹介します。
マリエン広場&新市庁舎(Marien Platz & Neues Rathaus)
ミュンヘンの中心部で、新市庁舎の前にあるのがマリエン広場です。広場としての歴史は古く、1158年にまでさかのぼるのだとか。中世には決闘が行われたり、市場がたったり今も昔も変わらないにぎわいをみせています。
新市庁舎と言えば、仕掛け時計が有名!時間になると、まるでお祭りのようにたくさんの人が集まってくるでしょう。32体の等身大の人形がかわいいダンスを踊りながら、結婚式の様子などを再現してくれます。
新市庁舎のほかにも旧市庁舎がすぐ近くにあり、また飲食店やお店が多いため、観光の中心となる場所です。クリスマスが近づくと、クリスマスマーケットがたち、この時期だけで3万人もの観光客が訪れています。
マリエン広場(Mary's Square)
- 住所:
- Marienplatz 1、80331 München
- 電話番号:
- 49-89-23-300
- アクセス:
- カールスプラッツ(Karlsplatz)駅から徒歩約10分
- 営業時間:
-
- 仕掛け時計 11:
- 00~、12:00~、17:00~(3月から10月)
- 塔 10:
- 00~19:00(5月から10月)
- 10:
- 00~17:00(11月から4月)
- 定休日:
- 11月から4月の土日
- 料金:
- 塔のエレベーター 大人 2ユーロ/子供 1ユーロ
ミュンヘン旧市街にある、オデオン広場。かつての王宮であるレジデンツやテアティーナー教会、フェルトフェルンハレに面しています。北にはルートヴィヒ通りが延び、すぐ近くにはホーフガルテンが。
バイエルン王ルートヴィヒ1世の命で作られました。近年では政治家フランツ・ヨーゼフ・シュトラウスの葬儀が行われたことで知られています。現在では各種イベントのために使われているのですよ。
ミュンヘン中央駅(Munich Central Station)
ミュンヘン中央駅は、その名の通りミュンヘンの玄関口となる駅。ミュンヘン市内を走るSバーンや地下鉄はもちろんのこと、オーストリアやハンガリー、プラハといった周辺国へ向かう国際列車も運行しており、周辺にはホテルや飲食店、ショップも充実しています。
ピナコテーク周辺(Pinakothek Peripheral)
ピナコテークとは、絵画を収蔵する場所のこと。ミュンヘンにはテレジエン通りを挟んで、ノイエ・ピナコテークとアルテ・ピナコテーク、アルテ・ピナコテークの隣には現代美術や建築などを展示するピナコテーク・デア・モデルネといった3つのピナコテークがあります。
さらに周辺には結晶の王国博物館やブランドホルス博物館、ミュンヘン宮廷歌劇場もあるので、ピナコテーク周辺で存分に芸術を味わってみては。
ピナコテーク周辺(Pinakothek Peripheral)
- 住所:
- München
- 営業時間:
- 各施設によって異なる
- 電話番号:
- 各施設によって異なる
- 定休日:
- 各施設によって異なる
- 入場料:
- 各施設によって異なる
- アクセス:
- ミュンヘン中央駅(München Hbf)からタクシーで約5分
ドイツ語では「エングリッシャー・ガルテン」と呼ばれるイギリス庭園。ドイツ国内の公園にイギリスの名を冠しているのは、イギリス式風景庭園が由来となっているからです。広さは958ヘクタール!ニューヨークのセントラルパークよりも広いというのだから驚きです。
公園内には建物がいくつかあり、中国の塔もそのひとつです。この塔はイギリスのキュー王立植物園内にあるパゴダ(仏塔)をまねて作られたもので、5階建てです。18世紀後半に建てられましたが、1944年に焼失し、1952年に再建されました。
イギリス庭園(English garden)
- 住所:
- 80538 München
- 電話番号:
- +49 89 38666390
- 入場料:
- 無料
- アクセス:
- ミュンヘン東(München Ost)駅からタクシーで約10分
ニンフェンブルク城(Nymphenburg Castle)
ニンフェンブルク城はバイエルンが王国だった頃、この地を支配していたヴィッテルスバッハ家が夏の離宮として使っていたお城です。ニンフェンブルクのニンフェンとはニンフ。ギリシャ神話に登場する精霊です。
外観はそれほどきらびやかではないニンフェンブルク城。しかし内部は荘厳華麗。さすが王家が使っていただけのことはあります。天井から垂れ下がったシャンデリアといい、描かれたフレスコ画といい、何から何までがため息が出そうなほどすばらしいですね。
ニンフェンブルク城(Nymphenburg Castle)
- 住所:
- Schloss Nymphenburg, Eingang 19 80638 München
- 営業時間:
- 9:00~18:00(4月~10月15日)
- 10:
- 00~16:00(10月16日~3月)
- 電話番号:
- +49 89 179080
- 定休日:
- 1月1日・カーニバルの火曜日・12月24日・12月25日・12月31日
- 入場料:
- 11.5ユーロ(4月1日から10月中旬)
- 8.5ユーロ(10月中旬から3月31日)
- アクセス:
- ミュンヘン中央駅(München Hbf)からタクシーで約15分
ノイハウザー通り(Neuhauser street)
ノイハウザー通りはマリエン広場からカールス広場までをつなぎ、歩行者天国になっているので散策に便利。道の両側にはデパートからお土産店、飲食店などさまざまなお店が並び、また観光名所もあり、たくさんの人々が行きかっています。
通りには、カールス門と呼ばれる旧城壁門があり見所の1つに。周りの建物に溶け込むように意識して作られ、きれいな装飾も施されています。他にモニュメントもいくつかあり、なかには触ると幸運が訪れると言われている像も…。
フラウエン教会は、たまねぎのような頭の2本の塔が特徴的。この塔には登ることができ、周辺の街並が一望できます。1488年に完成したこの教会は、入り口からすぐのところに、「悪魔の足跡」と呼ばれる石があり、数々の言い伝えが残っています。
教会の内部は広く、22本の白い柱が印象的です。キリストの受難を表したステンドグラスがあり、これは必見!他にも、祭壇画や、昔この地を治めていた名門ヴィッテルスバッハ家の霊廟が地下にあり、さまざまな芸術作品を見ることができます。
フラウエン教会 (Frauenkirche)
- 住所:
- Frauenplatz 12, 80331 München
- 電話番号:
- 49-89-2900-820
- 営業時間:
- 7:00~19:00(月から水)
- 7:
- 00~20:30(木)
- 7:
- 00~18:00(金)
- 料金:
- 塔 3ユーロ
- アクセス:
- Marienplatz駅から徒歩5分
-
聖ペーター教会 (St. Peter's Church)
聖ペーター教会は、ミュンヘンで最も歴史が古い教会として「年寄りのペーター」の愛称で地元でも親しまれています。300段ほどの階段を登った塔の上からは、ミュンヘンのすばらしい景色を見ることができるでしょう。先に紹介した、フラウエン教会も見下ろせますよ!
教会の内部は真っ白で、そこにきれいな装飾が施されています。たくさんの壁画や天井画、像などが置かれており、その美しさに思わず目を奪われてしまうかも?第二次世界大戦時に壊されてしまった時の写真も展示されています。
聖ペーター教会 (St. Peter's Church)
- 住所:
- Rindermarkt 1, 80331 München
- 電話番号:
- 49-89-210237760
- 営業時間:
- 9:00~18:30
- 10:
- 00~18:30(日のみ)
- 料金:
- 大人 1.5ユーロ 学生 1ユーロ
- アクセス:
- Marienplatz駅から徒歩1分
ヴィクトアリエン市場(Victuals market)
ペーター教会の裏手に広がる市場が、このヴィクトアリエン市場です。生鮮食品からチーズやワインなど、ドイツの食生活を見ることのできる場所。屋台やビアガーデンもあるので、疲れたらここで一休みするのもいいかも?
色鮮やかな野菜やフルーツが並んでいます。こういうのを見るだけでも、なんだかわくわくしてきますね。屋台を巡っての食べ歩きも楽しそう!
旧市庁舎の中にあるこの博物館は、プライベートコレクションがもととなり、ヨーロッパやアメリカから集められたおもちゃが展示されています。
クマのぬいぐるみや人形、鉄道のおもちゃなどがあり、童心に返って楽しむことができるでしょう。ドイツの有名なぬいぐるみブランド「シュタイフ」の貴重なものも展示されています。グッズも売られているので、お土産にぜひどうぞ!
ミュンヘンは、ベルリンやハンブルクに次ぐ人口約140万人の大都市です。歴史も古いため、今回は厳選した11カ所を紹介しましたが、まだまだ見どころがいっぱいあります。ドイツに行ったら、ぜひ訪れてみてくださいね。