フランス在住者が教える!南仏ニースでのビーチの特徴とビーチ選びのコツ

61,023

views

0

ニース空港へ着いたら、大抵の方はタクシーやバスでニース市内へと向かわれるかと思います。その時に目に飛び込んでくるニースの海の青さには、誰もがきっと感動してしまうはずです。そんなニースのビーチを100%楽しむ、とっておきの情報をお伝えします。

ビーチの全体像を知っておこう!

混雑するビーチを避けるコツ

出典: www.plages.tv

ニースのビーチは空港から西に向かって約3.8km続いています。この長さはコートダジュールでは最大級。そして、三十近くに区切られたそれぞれに名前がついています。
陸側にビーチの名前が5つ上がっていますが、ここはニースの中心地に近いせいで、バカンス中は場所の取り合いになるほど混雑します。
少しだけ東側、あるいは西側へ移動するだけで、混雑したビーチを避けられることを知っておきましょう。

旗の色にご注目!

ニースのビーチにはこうして色つきの旗が立っています。緑色なら「遊泳可能」、橙色は「遊泳危険」、赤色は「遊泳禁止」。覚えておきましょう。

プライベートビーチ?公共ビーチ?

ビーチにはレストランやホテルによって経営されている、いわゆるプライベートビーチと呼ばれる部分と公共のビーチがあります。

Le Voilier Plage

上の写真の白い柵の向こう側がプライベートビーチ、こちら側が公共のビーチです。
プライベートビーチへ行くのなら、水着さえ準備していればあとは手ぶらで大丈夫。一日中貸しマットに寝転がっていられます。もちろんタオルもあります。おなかが空いたらレストランのテーブルに移動して食事を取ることも可能だし、寝転がったまま飲み物を注文することもできます。このプライベートビーチには子ども用の遊具も準備されています。子ども連れの家族旅行にはうれしいサービスですね。

Le Voilier Plage ル・ヴォワリエ・プラージュ
住所:
58 Prom. des Anglais, 06000 Nice
営業時間:
9:30~18:00
営業時間はシーズンによって変動します。
電話:
04 93 44 08 56
寝椅子の料金は一日 18 €。14時以降なら 14 €。貸しタオル 4 €。
おススメ時期:
夏のバカンスシーズン。

パラシュートに乗ってみよう!

Glisse Evasion

パラシュートをはじめとする、ウォータースポーツのできるビーチもあります。

合計体重が180kgを越えなければ、一人から三人まで同時に乗ることができます。勇気のある方はぜひ挑戦してみてはいかがですか?

Glisse Evasion グリッス・エヴァージョン
住所:
29, promenade des Anglais, Face à l’hôtel Negresco
営業時間:
8:00~19:00
電話:
+33 (0)6 10 27 03 91
営業は5月1日~9月30日。予約必要なし。直接現地へ。
料金は40 € ~100 €。

海の中に立つレストラン

Le Plongeoir

ニース港のそばにある、かつての飛び込み台だった場所をレストランに改装した場所がここです。約6m下には藍色の海。

レストランのメニューには「海老の天ぷら」や「ライスコロッケ」など、ユニークなものから本格的な肉料理、魚料理が揃っています。
飲み物だけのオーダーでもオッケーです。

こんなロケーションでいただくワインは最高ですよ。

水の透明度は抜群

かつての飛び込み台だったところだけあって、海の深さは証明済み。水の透明度もご覧のとおり、抜群です。

Le Plongeoir ル・プロンジョワー
住所:
60 boulevard Franck Pilatte – 06300 Nice
営業時間:
12:00~14:30
電話:
04 93 26 53 02
アクセス:
ニースの港をすぎて、ふたつめのビーチ。

プールのあるビーチ

Ruhl Plage

ニースのビーチはかなり波の高いことがあります。うねりもあって、子どもを遊ばせるにはちょっと危険なビーチともいえます。

ここは浅めのプールが設置されていて、子どもでも安全に遊ばせてあげられますね。

Ruhl Plage ウル・プラージュ
住所:
1 Promenade des Anglais 06000 Nice
営業時間:
9:00~23:30
電話:
04 93 87 09 70
アクセス:
カジノの真向かい

それぞれに特徴を持つビーチ

同じ海に向かって立つビーチですが、一つひとつのビーチには、それぞれ特有の雰囲気があります。パラソルの色、寝椅子の形、お店の持つ空気など、数歩場所をずらしただけで全く別の空間となっています。それらを見て歩くだけでも楽しくなることでしょう。まずは、ぶらりとビーチ沿いをお散歩がてらよく観察して、お気に入りのビーチを選んでみたらいかがでしょう。

マッサージのサービスも

Plage Beau Rivange

このビーチにはジャグジーバスが完備されており、マッサージのサービスを受けることもできます。

Plage Beau Rivange プラージュ・ボー・リヴァージュ
住所:
107 Quai des États-Unis, 06300 Nice
営業時間:
10:00~17:30
電話 :
04 92 00 46 80
アクセス:
マセナ広場より徒歩五分

石ごろのビーチ

ニースのビーチは基本的にこのくらいの大き目の石で覆われています。日本の砂浜に慣れているわたしたちの足で歩くと、けっこう痛いのです。

こんな便利グッズ

そこで役に立つのがこんなサンダルです。このまま水の中へ入って泳ぐこともできますし、石の上を歩いて足が痛くなることもありません。スポーツ用品店やビーチ近くにある雑貨屋さんでも売っています。

トップレスは当たり前

何よりも知っておいていただきたいのは、ニースのビーチでは女性のトップレス姿は当たり前だということ。赤ちゃんからおばあちゃんと呼べるマダムまで、トップレスの女性は数多くいます。生まれたままの姿で堂々と日光浴を楽しむ彼女たちは清々しいです。過剰な反応はあくまでも慎んでくださいね。

安全で楽しいビーチを!

節約したい方は、厚めのバスタオルとサンドイッチ、冷たい飲み物を持参すれば、チープでも飛びきりにナイスなニースのビーチを楽しめます。
美しいニースのビーチですが、ご自身の安全にはくれぐれも注意を払い、楽しい時間を過ごされますように!

トリシャール美保

南仏ニースに住んで十二年。地元人だからこそお伝えできる情報があります。

この記事を読んだあなたにオススメの記事
  • パリジェンヌも憧れる!フランス高級シューズブランド5選

    パリと言えば世界のファッショントレンドを作り出す街として有名です。エッフェル塔や建造物はもちろん、道行く人々のファッション等、街全体がオシャレで、品のある雰囲気に包まれています。CHANELやHERMES、Dior等の高級ブランドの本店が軒を連ねていて、女子なら誰でも一度はパリに行ってお買い物をしてみたいと思うのではないでしょうか。今回はそんな女子のあこがれパリ発祥のシューズブランド5選をご紹介します。

  • フランス料理で絶対おさえておきたい定番料理10選!

    みなさんは本場のフランス料理と言ってもピンと来るものありますか? 見たことはあるけど、名前がわからないと言う食べ物もあると思います。なので、今回はフランスに来たら是非試してほしい定番料理を紹介します♪

  • モンサンミッシェルに行ったら絶対買い!日本入手困難品も!...

    モンサンミッシェルで購入可能な誰もが喜ぶお土産を15商品ご紹介します。日本未入荷のフランス生まれのブランド品物やモンサンミッシェル発祥スイーツなど、自分用のお土産から相手に喜ばれるお土産探しまで、この記事を読めばモンサンミッシェルのお土産選びが楽になります。

  • フランス・コルマールの観光名所まとめ!美女と野獣の舞台と...

    戦火を逃れ今も昔のままの姿を残すフランス東部の町コルマール。アルザス地方特有のコロンバージュ様式の建物は、まるでおとぎの国へ来たのかと錯覚するほどの美しい町並み。美女と野獣の舞台に選ばれたのも納得。そんなディズニーの目に留まることとなったコルマールを紹介します。

  • フランスの有名なチョコレート20選!ご褒美・お土産におすす...

    フランスのチョコレートについて案内します。ベルギー同様にフランスのチョコレートも至高のものが多く、専門のチョコレート職人(ショコラティエ)の味が堪能できます。日本も手に入るフランスの有名チョコレートを20か所厳選しました。

  • フランス・ニースでおすすめの本場ニース料理レストラン3選!...

    150年前までイタリアの領土だったというフランス・ニース。地理的にもイタリアにほど近く、食文化もイタリアの影響を大きく受けているんだとか。そんな街中で美味しい「ニース料理」が食べられるレストラン3選を紹介します!

このエリアの新着記事
  • フランスの有名なチョコレート20選!ご褒美・お土産におすす...

    フランスのチョコレートについて案内します。ベルギー同様にフランスのチョコレートも至高のものが多く、専門のチョコレート職人(ショコラティエ)の味が堪能できます。日本も手に入るフランスの有名チョコレートを20か所厳選しました。

  • ここだけは外せない!フランス・リヨンでまずは押さえておき...

    フランス南東部にあるリヨンはフランス第二の都市。中世の街並みが残る石畳の旧市街や郷土色豊かなブション(リヨンの郷土料理を楽しめるビストロ)も魅力です。美食の街とも呼ばれ、華やかパリとはまた違った魅力を持つ街です。そんなリヨンでまずは押さえておきたい観光スポットをご紹介します!

  • フランスのお洒落なおすすめホテル15選!

    ヨーロッパ旅行でも人気なフランス!観光客の数は世界一だそう。美術館、世界遺産、大聖堂もそれぞれ有名な観光名所が多数あります。フランス料理やワインも最高ですね。そんな魅力溢れるフランスの数多くあるホテルの中でちょっと贅沢な高級ホテルを紹介します。

  • フランス・リヨンの人気観光スポットおすすめ7選!歴史地区で...

    フランス第二の都市であり世界遺産に登録された街リヨン。名前は聞いたことがあっても実は何があるかよく知らないという方も多いのでは?かつて絹産業で栄えたリヨンは美しい街並みや心地よい気候のおかげでフランスらしさを満喫できる場所。美食の街でもあり美味しいフランス料理に出会えます。では、さっそくリヨンの見どころをご紹介します。

  • フランス・ニースでおすすめの本場ニース料理レストラン3選!...

    150年前までイタリアの領土だったというフランス・ニース。地理的にもイタリアにほど近く、食文化もイタリアの影響を大きく受けているんだとか。そんな街中で美味しい「ニース料理」が食べられるレストラン3選を紹介します!

  • ヴェルサイユ街でショッピング!お土産も買えるエリア別おす...

    ヴェルサイユと聞くとすぐに思い浮かぶのが宮殿。ですが、その城下町であるヴェルサイユの街もまた華やかに栄えていたんです。王宮文化を思わせる優雅な街並みや、有名メゾンのショッピングを楽しめる街・ヴェルサイユの魅力をご紹介します。

  • フランス・コルマールの観光名所まとめ!美女と野獣の舞台と...

    戦火を逃れ今も昔のままの姿を残すフランス東部の町コルマール。アルザス地方特有のコロンバージュ様式の建物は、まるでおとぎの国へ来たのかと錯覚するほどの美しい町並み。美女と野獣の舞台に選ばれたのも納得。そんなディズニーの目に留まることとなったコルマールを紹介します。

  • フランスの人気お土産ランキングTOP15!外さない人気のフラン...

    フランスのお土産はグルメやファッションと選ぶのにも迷ってしまいます。フランスらしいお洒落なアイテムに、贈られたお友達やご家族も気持ちもワクワクすることでしょう。大切なお友達や自分用にも買いたい、お洒落で持ち運びしやすいフランスのお土産をまとめました!

  • インド洋に浮かぶリゾート地!フランス領のレユニオン島の魅力

    インド洋に浮かぶフランスの海外県・レユニオン島は、サトウキビ・バニラ・コーヒーなどの生産と観光業で栄える小さな島です。フランス人や旅慣れた人だけが訪れていた穴場のリゾート地は、2010年に世界遺産に登録された島の尖峰群の他にも魅力がいっぱい!今回はそんなレユニオン島の見どころをご紹介します!

  • モンサンミッシェルに行ったら絶対買い!日本入手困難品も!...

    モンサンミッシェルで購入可能な誰もが喜ぶお土産を15商品ご紹介します。日本未入荷のフランス生まれのブランド品物やモンサンミッシェル発祥スイーツなど、自分用のお土産から相手に喜ばれるお土産探しまで、この記事を読めばモンサンミッシェルのお土産選びが楽になります。

この記事のキーワード
このエリアの人気記事
今週の人気記事