ヴェルサイユ街でショッピング!お土産も買えるエリア別おすすめ店&人気レストラン10選

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ヴェルサイユと聞くとすぐに思い浮かぶのが宮殿。ですが、その城下町であるヴェルサイユの街もまた華やかに栄えていたんです。王宮文化を思わせる優雅な街並みや、有名メゾンのショッピングを楽しめる街・ヴェルサイユの魅力をご紹介します。

◎ヴェルサイユってどんな街?

人口はおよそ8万6000人ほどです。かつては豊かな森が広がり、王侯貴族の狩場として愛された土地でしたが、ルイ14世が宮殿を建設してからはフランス王政において実質的な首都として機能しました。宮殿のための施設や、王に愛されていた婦人たちの館が残っていたりと、王宮文化の影響が残るパリとはまた違う華やかさを持つ街です。

◎クール・デ・サントゥール

2013年5月にオープンの、香りをテーマにした施設で、宮殿からほど近い立地。
有名香水店など4つの店舗では、ここでしか買えない限定商品も入手可能。

また、香りの良いものや香水原料の植物を集めた「香りの庭園」が併設されており、「Maison des Parfums(メゾン・デ・パルファン)」という小さな博物館スペースでは、紀元前1550年から現在までの香りや香水の歴史が紹介されています。

クール・デ・サントゥール (Cour des Senteurs)
住所:
8 Rue de la Chancellerie 78000
営業時間:
10:00~19:00
アクセス:
宮殿より徒歩5分
定休日:
月曜
電話番号:
01-39-51-17-21

ゲラン

フランスを代表する老舗香水店です。限定の香水「クール・デ・サントゥール」は、マリーアントワネットが愛したジャスミンの優雅な香りです。

香りに関する講習会も不定期で開催していて、香水作り入門(半日・100ユーロ、食事つき1日講習230ユーロ)、香水に使う原料などの説明講習会(1.5時間、70ユーロ)があります。開催日など詳しくはブティックへ直接お問い合わせ下さい。

ゲラン (GuerLain)
営業時間:
10:00~19:00
定休日:
月曜
電話番号:
01-30-84-14-60

ディプティック

1961年創業、アロマキャンドルから始まったパリのブランドです。50種類以上が展開される香りは、自然からインスピレーションを受けたものが中心で、良質の香料とシックでセンスのよいパッケージが日本でも高い人気を得ています。

ディプティック (Diptyque)
営業時間:
10~19時(日曜は12時~)
定休日:
月曜
電話番号:
01-39-63-29-98

◎パロワス通り

ヴェルサイユの街の目抜き通り、パロワス通りには、プチバトーやロクシタンなど日本でも御馴染みのブティックやパティスリーが並びます。宮殿に訪れたなら、庭園から少し足を延ばしてぜひ散策をしてみて下さい。

ゴリュポー

こちらはヴェルサイユで最も古いパティスリー。
きらびやかで美しいケーキがショーウインドウに並びます。

シックな内装のサロン・ド・テも併設されているのでイートインも可能で、紅茶の種類が豊富でおいしいと評判です。

ゴリュポー (Gaulupeau)
住所:
44 Rue de la Paroisse Quartier Notre-Dame 78000
アクセス:
宮殿から徒歩7分
営業時間:
9:00~18:00(日曜は~13:00)
定休日:
月曜
電話番号:
01-39-50-01-63

ケンタッキー・レイン

蚤の市などで入手したヴィンテージの布を使った、シックでかわいいオリジナル小物やアクセサリーのお店です。アメリカ出身作家の手作りがメインで、他では見つからないものが揃っています。フランスやアメリカの布がメインですが、日本のちりめんを使ったものもありますよ。

ケンタッキー・レイン (Kentucky Rain)
住所:
25 Rue de la Paroisse 78000
アクセス:
宮殿から徒歩7分
営業時間:
10:30~18:00(木曜14:30~18:00、土曜10:30~19:30)
定休日:
日・月曜
電話番号:
なし

◎古美術商エリア

古い石畳がのこる街の一角は、革命以前に裁判所があったそうです。今では骨董品満載のおしゃれなアンティークショップが並ぶ、歴史を偲ばせるエリアになっています。

リオネル・フィンク

小さなお店の内部には、軍隊で実際に使われていた小物や軍服などが充実しています。古くはローマ時代から、第一次世界大戦の頃までの骨董品が並んでいて、フランスの近代を垣間見ることのできる貴重なお店です。

リオネル・フィンク (Lionel Finck)
住所:
Passage de la Geole/10 Rue Rameau 78000
アクセス:
宮殿から徒歩10分
営業時間:
10:00~12:30、14:00~19:00
定休日:
月~木曜
電話番号:
06-11-94-59-47

◎ノートルダム市場

街の中心、ノートルダム地区にあるマルシェは、19世紀に設立され、今でも町の人々の暮らしに欠かせない存在です。屋外型マルシェの広場をぐるりと囲むように屋内型マルシェが建っていて、屋外では水・木・土曜日に生活雑貨の市場が、屋内は火・金・日曜日の午前に食料品の市場が開かれています。

ノートルダム市場(Marche Notre-Dame)
住所:
Place du Marche Notre-Dame, 78000 Versailles
アクセス:
宮殿より徒歩約10分、あるいはSNCF・ヴェルサイユ・リヴ・ドロワット駅(Versailles-rive-droite)より徒歩約5分
営業時間:
7:00~19:30(火~土曜)、7:00~14:00(日曜)
定休日:
月曜

ル・ブッフ・ア・ラ・モード

マルシェのほど近くにある、1930年創業のこのブラッスリーは、フレンドリーな接客で観光客のランチにも多く利用される人気店。

牛肉料理が名物で、野菜の旨みが溶け込んだ牛肉の煮込みやジューシーなステーキがお勧めです。

ル・ブッフ・ア・ラ・モード (Le bœuf à la mode)
住所:
4 Rue au Pain 78000 Versailles
アクセス:
宮殿から徒歩10分
営業時間:
12:00~14:00、19:00~23:00
定休日:
なし
電話番号:
01-39-50-31-99

◎王の菜園

王宮に献上するための野菜や果物をつくるため、ルイ14世の命令で1683年に完成した菜園。

現在はオーガニックを心がけた栽培でつくられた農産物や、その加工品のジャムやヌガーなどを販売しており、お土産品にも人気。
9ヘクタールもの広大な敷地には野菜畑と果樹園が広がっていて、毎年20トンの野菜や、30トンの果物等、合計400種類ほどを生産中なのだそうです。

週に3日の野菜販売では、パリからも買いに来るファンがいるほどで、農場見学もショッピングも楽しむことができます。

王の菜園(le Potager du Roi ル・ポタジェ・ドゥ・ロワ)
住所:
10 rue du Marechal-Joffre 78000 Versailles
アクセス:
RER・C線 ヴェルサイユ・リブ・ゴーシュ(Versailles Rive-Gauche)駅から徒歩15分
営業時間:
10:00~18:00(11・12月の土曜は~13時)
定休日:
月曜、11~3月は金・土・日も休業
電話番号:
01-39-24-62-62
料金:
大人4.5ユーロ、12歳以下の子供:無料(土日は6.5ユーロ、11~3月は3ユーロ)

◎大厩舎

出典: www.offi.fr

かつて王族が狩りや戦争、儀式の際に使用する馬の管理をしていた大厩舎は、1680年に建設されたもので、現在は博物館として公開されています。
天井が高く馬たちが行き来できる広々とした建物や、調教のデモンストレーション、馬たちによるスペクタクルショーを見学可能。

また歴史の面影を色濃く残す馬車のコレクションもあり、馬車博物館としても有名です。

大厩舎(La Grande Ecurie ラ・グランド・エキュリ)
住所:
1 Av. de Paris 78000
アクセス:
宮殿から徒歩7分
営業時間:
馬の調教 木・土・日曜 11時~(木曜は不定休)
スペクタクルショー 木曜15時~(不定休) 土曜18時~ 日曜15時~
※公式サイトで確認の上訪問
休日:
1~3月、7~9月中旬
電話番号:
08-92-68-18-91

いかがでしたか?宮殿文化の華やかさが残る、興味深くて優雅な街、ヴェルサイユ。宮殿に訪れたならぜひ足を延ばしてみてくださいね。

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