フランスの人気お土産ランキングTOP15!外さない人気のフランスのお土産はこれ!
1028766views- 住所:
- 東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿本店B1
- 営業時間:
- 10:00~20:00
- 電話番号:
- 03-3352-1111
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フランスのチョコレートについて案内します。ベルギー同様にフランスのチョコレートも至高のものが多く、専門のチョコレート職人(ショコラティエ)の味が堪能できます。日本も手に入るフランスの有名チョコレートを20か所厳選しました。
フランスではチョコレートのことをショコラと呼び、シェフやパティシエ同様に、チョコレート専門職人「ショコラティエ」が活躍しています。そして一流クラスになるとショコラティエの名前そのものがブランド名として流通。至高のチョコレートを出しています。日本に常設店舗を持つ老舗から、新しいブランドで日本に店は無いものの、バレンタインデーの季節になれば、百貨店がイベントを開催。その場にこれらの一流ショコラティエの作るチョコレートが毎年登場します。今回はそんなハイクオリティなフランスチョコレートをひとつずつ紹介していきます。
ジャン=ポール・エヴァンは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。数あるフランスのチョコレートの中でもトップクラスに位置しています。ジャン=ポール・エヴァンは、「味と情熱の人」という名にふさわしい存在。英仏海峡と大西洋に突き出た半島「ブルターニュ」にあるマイエンヌ出身で、両親は果樹園を営んでいました。あるとき父が取れたての果物を持って来ると、彼はタルトを作り家族を喜ばせます。「甘いものは人を魅了する」と、子供心に知った彼は、1970年代に製菓の道に入り、ショコラティエをはじめパティシエ、グラシエの資格を次々と取得していきます。
そして、ホテル・ニッコー・ド・パリにてシェフパティシエになった彼は、1984年に来日。これは当時フランス菓子の象徴とも言われた権威「ルシアン・ペルティエ」が、若き彼を日本の責任者として託したのです。そして日本で1年間過ごし、こだわりとクオリティを併せ持ったショコラを作りました。彼は一旦フランスに戻り、1988年にパリ七区で初めて自らの店を出店。その後2002年に東京と広島に進出しました。ショコラ愛好家倶楽部「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ(C.C.C)」と、パティシエのエリート集団「ルレ・デセール協会」のメンバーでもある彼の至高のショコラをぜひ味わってみましょう。
ラ・メゾン・デュ・ショコラは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。フランスの老舗高級ショコラブランド。1929年にフランス南西部にあるフランス・バスク地域のバイヨンヌにて創始者のロベール・ランクスが誕生しました。彼はショコラとは無縁の環境の下で育ちましたが、18歳の時にパティシエの道を選ぶことを決意します。父からは「職人になったら、ビリに活躍の場がないことを忘れるな」と諭されながらも、スイスのチョコレート学校での訓練を経て、パリのレストランで修業。その間、1954年に妻ジゼルと結婚しています。
職人を志して10年、28歳になると独立。パリのワグラム通り121番地にあったパティスリーを買い取りました。この店はデリカショップとして20数年にわたり経営を続けましたが、やがて売却。その資金を手に彼は「チョコレート本来の気品を余すところなく伝えたい」との思いを胸に、1977年にはフォブール・サントノレ255番地にチョコレート専門店をオープンさせました。「ガナッシュの魔術師」との異名を贈られるほど、常にモダンに満ちながら繊細な風味づけをした、ガナッシュが好評を博してきました。「チャンスをものにして完璧主義者になった」との言葉を残した彼は、次々に店を増やし、1998年ついに東京表参道に1号店をオープン。ロベールは2014年に惜しまれながら息を引き取りますが、その意思は今も引き継がれています。
アルノー・ラエールは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。2018年1月に東京・広尾で日本初の路面店を出店した話題のお店。彼は15歳でフランス西部のブルターニュ半島西端にある港湾都市・ブレストにて最高のパティシエであったギルムの元に弟子入り。塩でも有名なこの地にて、ショコラの原料となる良質なカカオを見極める力を養いました。兵役を経てパリで働き、メキメキと実力を発揮。1981年には、世界中でも限られたパティシエ、ショコラティエのみ所属が許される「ルレ・テセール」のメンバーにもなっています。
1997年に妻とモンマルトルに引っ越しをしたのち独立。店は繁盛し、瞬く間にパリに3店舗展開します。2007年にはMOF(国家最優秀職人章)に、パティスリー部門取得。現在ではこの権威あるコンテストの審査員を担当しています。またCCC(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)において2015年と翌年の2年連続「欠かすことのできないショコラティエ」に、選出されています。そんな実績を持つ彼のショコラは、日本のメディアでも紹介される優れものばかり。カカオ100パーセントの「サンプルサン」、燻製チョコ「フェモア」など、ハイレベルなチョコレートをぜひ味わってみましょう。
イヴ・チュリエスは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。フランス南部、タルン川とガロンヌ川が流れるタルヌ=エ=ガロンヌ県の村で生まれた彼は、若干14歳から菓子職人の修業をはじめました。17歳で各地を転々とし、アルジェなどで働きました。そして1968年に師匠からパティスリーを受け継ぎ、独立します。1876年にはMOF(フランス国家最優秀職人章)を取得します。そして彼のすごいところはこのコンテストで2部門を獲得したこと。このコンテストで2部門を同時に取得したのは、2020年現在、世界で彼をおいてほかにいません。
独立後、コンテストの受賞などの経歴を元に次々と店を展開。南フランスを中心にカナダ、イギリス、モロッコといった世界各地に出店しています。そしてその中には日本も含まれました。また1977年に料理に関する出版を行い世界20万人以上もの参考書として愛されています。それ以降も様々な賞を受賞。また最優秀シェフに選ばれています。一つひとつこだわりのショコラを提供しており、まさしく食べるアート作品。2020年の新作としてダークガナッシュの「レザン・ソーテルヌ」、ナッツの食感が何ともいえない「コリアンダー・レ」を発表しました。
オリヴィエ・ヴィダルは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼は1967年、フランス東部のワインで有名なブルゴーニュで生まれました。18歳の時に職人の道に入った彼は、ブルゴーニュのディジョンにある、ファブリス・ジロットという店でパティシエとしての修業をはじめました。その間は16年と長きにわたります。修業をしながらショコラづくりへの希望が芽生え、やがてショコラティエを目指すようになりました。そして2007年に転機が訪れます。MOF(フランス国家最優秀職人章)を取得。ショコラティエとしての彼の輝かしい歴史がスタートします。
2012年に現在に続く店を創業。原料のカカオが持つ優雅な香りを最大限に引き出し、郷土の味を全面に出しながら、ショコラを芸術の域にまで昇華させています。日本には2015年に初来日。2018年は2号店をオープンさせるなど、天才と名高い彼の味が多くの人に受け入れられています。そして2019年に自身によるオリジナルのクーベルチュールを完成させました。この「セレクションヴィダル」は、エクアドルとマダガスカル産のカカオ豆を使用してブレンドしたもの。カカオ分67パーセントにこだわり、粘性にも妥協を許さない究極の逸品をぜひ味わってみましょう。
クリスチャン・カンプリニは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。1964年フランスの南東部のニースに生まれた彼は、南フランスの地中海沿岸・リヴィエラの地にて20年もの間パティシエとして活躍。その中には、モナコ公国のルイXVなどミシュランで三ツ星を取得するようなクラスの店もありました。そんな彼は2004年にMOF(フランス国家最優秀職人章)を取得します。南フランスの良質な素材を使用するなど、地元へのこだわりが強いのが特徴。チョコレートと合わせるフルーツは基本的に、地元産のものを吟味厳選して使っています。
地元の農家によって丁寧に作られているフルーツと、「柑橘の魔術師」との異名を持つ彼が作り上げるショコラとのマリアージュは最高。2007年から専門の工房を立ち上げた彼は、多くの人から高い評判を受け、2012年には、プロヴァンスの小さな村・ヴァルボンヌに店をオープンさせています。また2019年にはカンヌの中心部に新しいお店を開店させました。南フランスの味にこだわり抜いたショコラの味わいを堪能するためには、日本に常設店舗が無いのが残念。1月から2月のシーズン中には日本各地の百貨店での催事にて登場します。
ダヴィド・カピィは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼はほかのショコラティエとは異色の経歴を持ちます。子供のころに母親と一緒に菓子を焼いていたときからの思いがあったものの、就職したのはパティシエとしてではありません。それは製菓用のチョコレート生地(クーベルチュール)を生産していて世界的に名の知れた「ヴァローナ」に勤務しました。そのため原料となるカカオに特に精通した人物としてその名が知れ渡っています。転機が訪れたのは2007年。MOF(フランス最優秀職人章)を取得したことです。
そして2012年に独立し、自らの店をオープンさせました。場所はフランスのワインで有名なボルドーです。日本では常設店舗がありませんが、1・2月のシーズンになれば、全国の百貨店の催し会場で例年販売されます。そんな彼の逸品としてぜひ味わいたいのがボンボンショコラ。コーディングであるショコラよりも中身のガナッシュの味を堪能してほしいとの思いから、薄めのコーティングになっているのが特徴です。またチョコの本場ベルギーのスパイスの効いた伝統菓子「スペキュロス」をまぶした板チョコも、侮れない美味しさです。
ニコラ・ベルナルデは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼はパリのイルドフランス商工会議所によって建てられ1世紀の歴史を持つ、FERRANDI Parisホテル学校で学びます。15歳のとき、1802年に創業した老舗のダロワイヨにて4年間の修業を積みました。2004年にMOF(フランス最優秀職人章)パティスリー・コンフィスリー部門を取得。翌年には世界最高シェフのひとりとして認められました。そんな彼には特別な経歴があります。それはアフリカにあるガボン共和国の大統領付パティシエ。つまり一国の国家元首の舌を唸らせた実力の持ち主です。
2011年に独立し、「ニコラ・ベルナルデ」というお店をパリの隣町、ラ・ガレンヌに作りました。また日本とのつながりも深く、複数回にわたり来日。日本のルノアールでの教壇に立ったことがあります。職人としてはもちろん、その指導方法もわかりやすいと好評。そのため来日の度に日本の教え子から「先生」と声を掛けられる姿もあるほどです。そんな彼が作りだすショコラのおすすめは、そばの実ガナッシュ。日本のそばからヒントを得て作られました。これは彼が来日時に美味しいと感動したのが「そば」だったからとのこと。そばの実を焙煎してガナッシュに加えたジャパニーズなショコラをぜひ味わってみましょう。
パスカル・カフェは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼は実力者がひしめき合うフランスのチョコレート業界でも頂点に属しており、「世界最高峰のショコラティエ」との異名を持ちます。そして彼の父親であるバーナード・カフェもショコラティエ。1979年にフランス北部、パリ近郊・南東150キロメートルに位置するトロワに店を持っていました。後継者として、父の死後に店を引き継いだのが1989年25歳のとき。その2年後にはMOF(フランス国家最優秀職人章)を取得しました。27歳の若さでの栄誉は、史上最年少記録です。
そして彼はさらなる飛躍を遂げます。1990年に大型店に移転することを皮切りに、1996年に初めて「シャピオン・デュ・モンド」の世界チャンピオンに輝きました。その上、彼だけでなく、弟子で現在マネージャーを務めるマシュー・ブランディンも2013年に世界チャンピオンに輝いています。事業の方は2004年に2号店を出した後、次々と店を展開。パリをはじめトリノなどにも出店を重ね、日本にも常設店舗があります。提供するショコラは、味だけでなく見た目も可愛いデザインのものばかり。ぜひ世界トップクラスの味を堪能しましょう。
パトリック・ロジェは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼は1968年にフランスの北部、パリの南西に位置するル・ポワズレーで生まれました。15歳の時にパン職人を目指しますが、3年後にパリに移り、そこでチョコレートメーカーに就職します。1997年にパリの郊外で独立しました。しかし彼がその存在感を示したのは、MOF(フランス国家最優秀職人章)を取得した2000年以降です。2011年にはフランスのショコラ愛好家による組織(CCC)でタブレット5を取得。さらに2016年にサロン・デュ・ショコラのトップショコラティエに選任されています。
2018年にレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエの受勲も受けたパトリック・ロジェは、ショコラ界では「奇才」と呼ばれるほどの才能の持ち主です。チョコレート職人というよりも芸術家・アーティストと呼ぶにふさわしいその作品の数々。彼は大胆な素材をふんだんに使います。その中には日本由来の食材である柚子や日本酒を使うことも。そして緻密さにおいてパーフェクトに計算しつくされて完成した作品は、食べるのが惜しいほどの出来栄えです。見て目を楽しませ、そして口に含んでその美味しさを全身に感じ取る、究極の味わいをぜひ堪能しましょう。
フィリップ・ベルは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼はフランス菓子界の父とされるガストン・ルノートルが創設した、ルノートル社に1990年に入り、ショコラ職人としての人生をスタートさせます。95年に社内のコンクールで優勝したのち、96年にもほかのコンクールで優勝したことから97年より製造責任者となります。そして2004年についにMOF(フランス国家最優秀職人章)を取得しました。2006年に独立し、リヨン郊外にあるモンブリゾンにて創業します。2012年にはグルメガイド「ゴーミヨ」に掲載。これはミシュランに並ぶフランスの有名ガイドです。
同じ2011年にはフランスのショコラ愛好家による組織(CCC)で、タブレットとアワードを獲得しています。「自分が作ったもののみを作る」「カカオは裏方、全面には出さないが無限の可能性がある」との姿勢を持って作り上げていく作品の数々。決して奇をてらわず、シンプルで正統派の味を追求します。優しさと力強さを兼ね備えたこの味わいは、チョコレート好き以外の人でも納得の逸品。残念ながら日本に常設店舗が無いため、1・2月のシーズンで百貨店の催しの際に狙うしかありません。ぜひそのタイミングに正統派の味を堪能しましょう。
フランク・ケストナーは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。1976年生まれの彼はフランス北東部、ドイツ国境に近いロレーヌ出身。実家は代々ブランジェリーとパティスリーを営んでいます。本人はシェフを志していました。しかし4代目である父より「良い料理人になるには、製菓も学ばなくてはならない」との教えより、父の弟子として家業で職人の道を歩みます。やがてショコラティエへの思いが強くなり、そちらに傾倒。伝統的な味を吸収しつつも、進化した商品をという思いが実り、2003年にMOF(フランス国家最優秀職人章)を、若干27歳で取得しました。
こうして若くしてその実力が認められた彼は、ロレーヌ地方サルガミンヌで新たに設置したアトリエ兼店舗をベースに出店を展開します。2010年にはパリにある緑豊かなリュクサンブール公園の前に出店しました。まだまだこれからが期待される、若きショコラティエの日本における常設店舗は残念ながらありません。ただし1・2月のシーズンで百貨店の催しの際にはこの味が楽しめます。そんな彼の味の中で試したいのがスフレショコラ。半生焼きのデザートを元に作り上げたショコラは、スポンジのような外側と対照的にトロトロの内側と、異なる食感が同時に味わえる逸品です。
ブルーノ・ル・デルフは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼は1971年にフランス北部、イギリス海峡に面したノルマンディで生まれました。彼が製菓職人としての修業を始めたのが15歳のとき。レンヌの「ルデュック」、ストラスプールの「ネゲル」あるいは、ベルギーのブリュッセルにも渡り「マイユ」でもショコラティエとしての修業を積みました。そして来日。10年以上もの間、料理菓子専門学校のル・コルドンブルー日本校で、テクニカルディレクターに就任しています。日本との接点も深い彼は、2007年にMOF(フランス国家最優秀職人章)を取得しました。
2012年にフランス北西部のブルターニュにあるヴィトレにショコラトリー「ブルーノ・ル・デルフ」をオープン。独立を果たしました。その後6店舗まで店を増やしています。現在日本には常設店舗がないため、1・2月のシーズンで百貨店の催しの際に立ち寄りたいところです。いろいろな作品を作っていますが、ここで味わいたいのがプラリネ。全ての品が彼のアトリエにて作られています。自家製のドライフルーツをはじめ、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、そしてアーモンドを使ったものがあります。チョコと混合された味わいは口あたりがパリッとし、その後ソフトな食感が何ともいえません。
フレデリック・アヴェッカーは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼は南フランスのプロヴァンス出身。ショコラティエとしては7年間の修業を積んだ後、リヨン近郊のイッサンジョーにある製菓学校で1年間、アシスタントトレーナーを務めます。そして兄のギヨームと共に、2002年に独立しました。コンテストでは2000年にパスカル・カフェコンクール優勝。2001年にショコラトリー国際コンクールで2位などの成績を治め、2007年ではMOF(フランス国家最優秀職人章)のファイナリストまで駒をすすめます。そして2011年の挑戦にて見事取得しました。
料理学校の講師経験もあることから、2018年にはMOFの試験問題を担当する立場になっています。店があるのは、プロヴァンスの中心部シャトー・ルナールです。100年を超える伝統的な建物を引き継いでいます。残念ながら、日本には常設店舗がありません。1・2月のシーズンで百貨店の催しの際に探してみましょう。そんな彼が作るショコラには、それぞれテーマがあるものが多いです。たとえば「チョコレート旅行」という作品は、旅行に招待するようなイメージ。そして一つひとつに国の名前がついています。
ローラン・ル・ダニエルは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼は15歳から職人の道を進みますが、最初に手掛けたのはクロワッサンでした。やがてクッキーやペストリーを作るようになり、その流れから、ショコラティエの道に進みます。フランス各地での修行ののち、4年間国立菓子学校での講師経験もあります。様々なコンテストに挑戦して好成績を収めました。しかしなんといっても1997年に「愛、花と色」というテーマで、MOF(フランス国家最優秀職人章)を取得したことが、大きな一歩となります。
そして彼はブルターニュ地方のレンヌにて1998年に独立。その後も研鑽を重ね、店も大好評。国際的洋菓子協会ルレ・デセールのメンバーにも選出されました。これはパティシエ界の最高権威ともいえる存在。そんな彼は「ナチュラルで高品質」へのこだわりが半端ありません。いわゆる保存料を使わず、ナチュラルな味に特化。素材を厳選し、手作業でショコラを仕上げていきます。日本に常設店はないことから、1・2月の百貨店催しのタイミングを狙いたいところ。自然の素材が活きた奥行きのある味をじっくり堪能しましょう。
ローラン・デュシェーヌは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。彼は1963年生まれで、1980年からショコラティエへの道に進みました。複数の店での修業を重ね1986年には当時のフランスではトップクラスのパティシエの店で働きます。その後数々のコンテストに出場し好成績を収めながら、1988年にはミシュラン一つ星の店で、一人前のパティシエとなりました。その後イギリスのオックスフォードの店のパティシエなどを経験。その後、1993年に30歳の若さで、MOF(フランス国家最優秀職人章)を取得しました。
そして彼は、料理製菓学校コルドンブルーのパリ校の講師としてペストリーワールドカップのフランスチームのコーチを務めるなど10年近く在籍。そして2001年に独立し、パリの13区に店をオープンしました。その後も活躍を重ね、ルレ・デセール・インターナショナルのメンバーにも名を連ねています。現在はパリに3店舗展開。日本に常設店舗は無いのが残念なところです。ちなみに彼の妻は日本人の京子さんで、彼女もパティスリーとして、ショコラとケーキを店内に陳列。どちらも甲乙つけがたい素晴らしさです。
ベランジェは、フランスの有名なチョコレートのひとつです。このブランドはジャック・ベランジェが創業。現在は2代目の息子ヴィアネイ・ベランジェが中心となっています。1982年にMOF(フランス国家最優秀職人章)を取得したジャックは、当時フランス西部の町、ル・マンにあるチョコレート工場でショコラティエとして雇われていました。そして1998年になって独立を決意。妻・マリーズとル・マンの地で創業しました。ジャックの息子ヴィアネイは、当時プログラマーでしたが、やがて父の跡を継ぐことになります。
ヴィアネイは、父の跡を継ぐ前に世界を旅しました。これは各国の文化を吸収する目的があります。そしてショコラにとって必要なものを追求。父からショコラの技術を学びその伝統を吸収しながらも、異業種からの参入という「強み」を活かしました。さらに独特のセンスの生きたショコラを生み出してきています。まだ日本には常設店舗がありませんので、1・2月に百貨店で催されるフェアで入手するしかありません。しかしシンプルに見えて個性を感じる、彼のインスピレーション溢れるチョコレートをぜひ味わっておきたいところです。
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