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パリ郊外のイヴリーヌ県ヴェルサイユにある「ヴェルサイユ宮殿」。宝塚歌劇団の演目「ヴェルサイユのばら」の舞台であることでも有名ですよね。 このヴェルサイユ宮殿は、フランス最後の国王とマリーアントワネットが暮らした場所でもあります。今回は、そんなヴェルサイユ宮殿の歴史と主な見所をご紹介したいと思います。
もともとルイ13世の狩猟につかわれていた邸宅で、息子のルイ14世によって増築が行われ、宮殿として生まれ変わりました。1682年に政府と官邸が移され、フランス国王が住むようになり「ヴェルサイユ宮殿」がフランスの中心となったのです。
その後、フランス革命が起こるまでは、華々しい宮殿として人々の憧れとなっていました。
1710年に完成した「王室礼拝堂」は、フランス国王が”神の代理人”として任命されるとても神聖な場所です。また、マリーアントワネットとルイ16世が結婚式を挙げた場所でもあります。
このように、天井のフラスコ画はとても美しく圧巻で、2階部分には色鮮やかなステンドグラスもあり、こちらも必見です。
ヴェルサイユ宮殿の中でも、最も有名で人気の場所が「鏡の回廊」です。
宮殿の中央に位置していて、17枚の巨大な窓の反対側に同じ枚数の鏡が配置されています。
窓から差し込む光が鏡に反射、さらにシャンデリアや燭台の光と重なってとても美しい光の空間となります。
こちらの天井に描かれた絵も、息を飲む程の迫力です。
歴代のフランス国王たちが暮らした大居室です。7つの部屋から構成されていて、国王たちの優雅な生活を象徴する豪華な装飾や調度品で飾られています。
あまりの豪華さに目が眩んでしまいそうです。
ヴェルサイユ宮殿の前に広がる、まるで迷路のような模様の庭園です。ルイ14世が力を入れて造った庭園で、宮殿の建設よりも労力を割いたといわれています。その斬新なデザインは、古臭さがなく300年以上前に造られたとはとても思えません。
ヴェルサイユ宮殿の庭園内に建つ美しい離宮が「大トリアノン宮殿」で、あのマリーアントワネットは、この離宮でしばしば芝居を上演していたそうです。
また、後にナポレオン皇帝がこの宮殿の修復を命じ、皇后のマリー・ルイーズとともに滞在したそうです。
「大トリアノン」と同じくヴェルサイユ宮殿の庭園内にある離宮の一つである「小トリアノン」は、マリーアントワネットがとても気に入っており、住居として利用していました。
フランスが誇るヴェルサイユ宮殿は如何だったでしょうか。マリーアントワネットが貴婦人たちに囲まれて、華やかな生活を送っていた姿が目に浮かぶようですね。あなたもヴェルサイユ宮殿を訪れて、洗練された美に酔いしれてみませんか。
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