地元の人と触れ合える市場!ラトビア人の台所「リガ中央市場」に行こう

5,580

views

0

どこの国でも、市場に行けば人々の生活を垣間見ることができワクワクするもの。ラトビア・リガの中央市場も例外ではありません!言葉は通じる?お買い物の方法は?現地ならではの視点で紹介します。

巨大な5つのパビリオン

リガ中央市場は5つの巨大なパビリオンとその周りに連なる場外の市場から成っています。
このパビリオンは第一次世界大戦中ラトビア領内にあったドイツのツェッペリンの格納庫が移築されたもの。川沿いに建ち並ぶかまぼこ方のドームは夜に見てもきれい。

肉、乳製品、ペストリー、野菜、魚…とそれぞれのパビリオンに分かれています。

ここは必見!主なパビリオン

お肉売り場は圧巻!ショーケース後ろの壁には豚がまるごとつられ、その場で解体されることも。
パックに入ったお肉が一般的な日本では、あまり見ることのない加工前の肉を見ることができます。
ラトビア産にこだわったお店は"Latvijas"と看板を掲げているので要チェック。
ラトビア人はお肉が大好きなので、家庭の主婦もかなりの量を買っていきます。

ラトビアで食べられているお魚は淡水魚が中心。パーチ、鯉、シーバス、サーモン、なまずやチョウザメも!見た事のない魚をたくさん見つけることができるでしょう。
くん製文化の国なので、加工と言えばまずくん製。ウナギのくん製は美味しいと評判です。
バケツに突き刺さっているのは魚の干物。水で洗ってからむしってそのまま食べます。
持ち帰るには、イクラやイワシの缶詰がおすすめ。

野菜

場外でもたくさん売られている野菜ですが、野菜パビリオンにはおすすめ食材があります。
それは、ハーブ!季節になるとミントやカモミールなどフレッシュなハーブが並び、建物の中は爽やかな香りに満たされます。フレッシュミントを買って帰り、宿でミントティーを入れてみては?
通年置いてあるのはドライハーブ。膨大な種類がパックに分けて販売されていて、ラトビア人は用途に合わせて自宅で調合しています。

場内の隠れスポット

パビリオンの中には小さいお店がひしめきあっています。
その中にあるおすすめのお店をいくつかご紹介!

出典: www.la.lv

野菜と魚のドームをつなぐ通路にあるのがウズベキスタンのパン、”NON”(ノン)のお店。窯に張り付けて焼いたパンは大人気でいつも行列ができています。
ハチミツ屋さんのおばちゃんは、試食をどんどん出してくれます。ラトビアでハチミツを買うなら、市場が一番リーズナブル!

観光客向けのシーフードレストラン”Siļķītes un dillītes”は前述のNON(パン)屋の向かい側。新鮮な魚をその場で調理してくれるので、ラトビアの淡水魚にも挑戦する事ができます。
各パビリオンの中にはレストランだけでなく、市場で働く人のための小さいカフェがたくさん。労働者向けのカフェなので、あまりの激安っぷりに驚くかも!

Siļķītes un dillītes
住所:
Centrāltirgus iela 3, Latgales priekšpilsēta, Rīga
営業時間:
09:00~17:00
アクセス:
リガ中央市場内、野菜パビリオンと魚パビリオンの間
電話番号:
+371 2961 4012

ごちゃごちゃ楽しい!場外を見逃さないで

この市場は場外がおもしろい!何でもあると言っても過言ではありません。
棚からあふれんばかりの旬の野菜や果物は1つから購入できます。
ラトビア人はイチゴ好き。春~夏にかけてイチゴの甘い匂いに満たされます。

ビビッドな下着や靴にコート。生活用品や手編みのニットのお店も!
ハチミツはぜひ試食してみて。春先に出回る白樺ジュースもおすすめです。

市場歩きで知っておきたいこと

値段の単位はキログラム

値札は全て「キロあたりいくら」という表示になっています。
野菜やフルーツは袋をもらって自分で選んで好きなだけ買うことが可能。
その場で量って値段を伝えられるのですが、観光客相手だと少しごまかされたりすることも…
自分でもだいたい幾らくらいかな、と見当を付けておくと安心です!

会話はロシア語かラトビア語?

リガの中央市場では、ロシア語とラトビア語が飛び交います。
でも、心配しなくて大丈夫!
値段は電卓で見せてくれるので、それを見て支払いを。
何よりボディランゲージは強い味方。
苦労の末意思の疎通に成功すれば、お互い思わず笑みがこぼれるでしょう。

支払いは小銭で

中央市場でクレジットカードは使えません。大きいお札もお釣りがなくて嫌がられる事が多いので、なるべく小銭や小額紙幣を用意していきましょう。
スリがいるとの情報もあるので、荷物には細心の注意を!

市場ではさまざまな出会いがあります。積極的に話しかけ、地元の人々と交流してみてください!
彼らが何を買って帰るのか見物するのも楽しいですね。
広くて見応えのあるスポットなので、時間には余裕を持って回りましょう☆

リガ中央市場(Centrāltirgus)
住所:
Rīgas Nēģu iela 7, Riga
営業時間:
08:00~17:00
アクセス:
リガ駅から徒歩10分
電話番号:
+371 67229985
※オープンエリア(場外)は07:
00-18:00まで営業、冬季は出店数が激減する。
memeri

ヨーロッパ在住です。
手仕事が大好きな視点から在住者ならではの情報をお届けします。

この記事を読んだあなたにオススメの記事
  • 日本人の舌に合う!北欧ラトビア料理とおすすめレストラン紹介

    ラトビア料理と言われても何も思い浮かばない…それほど私たちになじみのないラトビア料理ですが、実は日本人の口にとっても合うんです☆ラトビア料理をあれこれ食べられる現地のビュッフェレストラン"LIDO"もご紹介!

  • リガでミトンを買うならここ!ラトビア手編みのミトンおすす...

    ラトビアのミトンは今大注目のアイテム。でも、日本で取り扱っているところはまだ僅か。ラトビアで自分だけのミトンを探してみませんか?世界遺産のリガ旧市街には素敵なミトンショップが点在しています!

  • バルト三国・ラトビアのお土産におすすめ!「蜜ろうキャンド...

    自然豊かな北ヨーロッパの国ラトビアの特産品のひとつがハチミツです。そして、良い匂いのする蜜ろうキャンドルはお土産として喜ばれるおすすめアイテム。プロポリスが配合されているものもあるんです!今回は、ラトビアの蜜ろうキャンドルについてお届けします。

  • ラトビア基本情報【気候・服装編】

    バルト三国の真ん中、ラトビアはヨーロッパ大陸の北の国。とっても寒いイメージがありませんか? これさえ読めば怖くない、ラトビア旅行のための服装講座をお届けします!

  • ラトビアの「ルンダーレ宮殿」はバルトのヴェルサイユと呼ば...

    北ヨーロッパに位置するバルト三国。「バルトのヴェルサイユ」と呼ばれるほど美しい宮殿がラトビアのバウスカ(Bauska)という町にあるのをご存知でしょうか?首都リガから国内バスでバウスカまで行く方法と、ルンダーレ宮殿の見どころをお伝えします!

  • ラトビア基本情報【トイレ編】

    旅行においてトイレ事情は死活問題!公衆トイレが少なかったり有料だったり、やはり日本とは違いがあります。旅の憂鬱を解消するために、ラトビアに行く前に読んでおきたいトイレ情報です。

このエリアの新着記事
このエリアの人気記事
今週の人気記事