ラトビア・リガの夏至祭マーケット

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花かんむり、と聞くと何だかドキドキ。子供の頃に憧れていたお花たっぷりの花かんむりを編んでもらえるイベントが、バルト三国・ラトビアにあります。それは夏至祭準備マーケット、"緑の市"。ちょっと気になりませんか?

ラトビアの夏至祭、"Līgo"

"Līgo"(リーゴ)は一年を通してラトビア人が最も楽しみにしているイベント!夏至を祝うお祭りです。北欧の国ラトビアでは夏が短く冬が長いのですが、夏至は一年で一番陽が長い日とあって、昔から特別な一日とされてきました。毎年6月23日と24日が祝日になり、夜をまたいでお祝いします。
リーゴでは人々は民族衣装を着てたき火を囲み、歌ったり踊ったり。家族や友人と田舎で過ごすのが普通です。

緑の市"Zāļu tirgus"

出典: www.focus.lv

出典: foto.delfi.lv

"Zāļu tirgus"(ザーリュ ティルグス)はリーゴの前日に首都リガの大聖堂広場で開かれる、一日だけのマーケットです。人々はこの日、リーゴに必要なものを買いに広場に集まり、夏至への思いを高めるのです。
売っているのはチーズや乳製品、蜂蜜、ワインなどの食料品に加え沢山のハンドクラフトも。そして、リーゴでダンスをする時にかぶる花かんむりです。

女性は野の花、男性は樫の葉

リーゴの花かんむりは、女性は野原で摘める花、男性は樫の葉と昔から決まっています。今はもう少し自由で、華やかな切り花も使われていますが現地の人に人気なのは伝統的なグリーン多めのスタイル。

樫の葉をかぶった男性は頭が葉で覆われて、まるで木のよう!

出典: www.bbc.com

広場の一番良い場所には花屋が出店し、その場で花かんむりを編んでくれます。好みの花を選んで自分のサイズで作ってもらったら、頭に載せてマーケット巡りを楽しみましょう☆

花かんむりにまつわる話

リーゴでつかった花かんむりは、ドライフラワーにして一年保存し、翌年のリーゴのたき火に放り込むと一年の厄を祓い、新たな自分になれると信じられています。

6月22日は緑の市に行こう

緑の市は毎年6月22日と決まっています。初夏にラトビアを訪れるなら、この時期が絶対オススメ!緑の市、夏至祭、と合わせて楽しみましょう。自然を大切にするラトビア人の心に触れてみるチャンスです!マーケットにはハンドクラフトも多数出店しているので、お買い物も同時に楽しめます。

出典: skaties.lv

こんなにモリモリの花かんむり、日本で作ればかなりの高額。でも、ラトビアでなら10ユーロ程度で編んでもらえるのです。この機会に、憧れの花かんむりをかぶってみて下さい☆頭の上から漂う甘い香りは、まるで夢のような一日を演出してくれるでしょう。

※値段は2016年6月現在の情報です

ドゥアマ広場(Doma Laukums)
住所:
Doma laukums
リガ旧市街の中心部。リーガ大聖堂が目印。
memeri

ヨーロッパ在住です。
手仕事が大好きな視点から在住者ならではの情報をお届けします。

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