北ヨーロッパの小さな国、ラトビア。どんな通貨を使っているの?免税手続きは?クレジットカード使用は安全?? …旅行の前に気になるそんな基本的な疑問にお答えします!!
バルト三国の真ん中に位置する国ラトビアは北ヨーロッパの共和制国家で、EUそしてNATOの加盟国です。2014年1月1日より通貨をそれまでのラッツからユーロに変更。世界で18番目のユーロ導入国となりました。
ユーロ加盟国なので、買い物の際の値段表記は全てユーロとなります。税金については、EUの付加価値税VATが適用されるので21%が徴収されますがこれは内税となっています。(ラトビアではレシート上税金はPVNと表記されます)
日本からの旅行なら、ラトビアで免税手続きをしましょう!
タックスフリー加盟店にて44ユーロ以上のお買い物をしたら免税の書類を発行してもらえます。自己申告しないともらえないので気を付けて下さい。
VAT税率: 21%、12%(食品・書籍・薬品・子供用品など)
免税対象額: 44ユーロ
還付率: 16%、6%(食品)
税関印受領期限: 購入月末日から3ヶ月以内
払戻申請期限: 書類発行日から1年以内
必要な税関印: ラトビアまたはEU圏最終出国税関
特記事項: レシート原本添付要。
ラトビアではデビットカードが普及していて、スーパーでも飲食店でも小額でカードを切っているのをよく見かけます。クレジットカードも普通に使われていて、暗証番号を入力する際は店員が顔をそむけて見ないようにするのがマナーとなっています。安心ですね!「コピーは必要か?」と聞かれたらそれは領収書の事です。
ラトビアの飲食店の賃金は基本的にとても安いそうですが、チップ制度というものも確立されていないので、良いサービスを受けた時に小額のチップを置いていくととても喜ばれます!
会計の10%などと細かく考えずにおつりの小銭(セント)を全て置いていったり、1ユーロ机に残して行ったり、特にルールはなく皆自由に気持ちを表しているようです。
ユーロ導入前のラトビアでは、ラッツ(Lats)と呼ばれる通貨が使われていました。そのコインの柄がとにかく可愛いんです!! きのこ、スノーマン、ビール、はりねずみ…ラトビアにまつわる絵柄が記念硬貨として毎年発行され、人々を楽しませてきました。
そんなラッツは蚤の市や街のコインショップで入手が可能。一度見たら全種類集めたくなってしまうかも!今はもう使われていないラッツですが、全部コンプリートして額に飾っているラトビア人は少なくありません。
ヨーロッパは大陸続きなので比較的簡単に移動ができますが、通貨が異なると旅の利便性は下がってしまいます。ラトビアを含むバルト三国はユーロ圏なので、他のユーロ加盟国と一緒に旅の行程に組み込んでみてください!!
ヨーロッパ在住です。
手仕事が大好きな視点から在住者ならではの情報をお届けします。
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