- 住所:
- Plūdoņa iela 13a, Bauska
- 営業時間:
- 10:00~16:00
- ※5月13日~9月13日の期間開放されています。
- 電話番号:
- +371 2660 9920
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北ヨーロッパに位置するバルト三国。「バルトのヴェルサイユ」と呼ばれるほど美しい宮殿がラトビアのバウスカ(Bauska)という町にあるのをご存知でしょうか?首都リガから国内バスでバウスカまで行く方法と、ルンダーレ宮殿の見どころをお伝えします!
バウスカは首都リガの南に位置するゼムガレ地方中心の町。15世紀半ばにリヴォニア騎士団がこの町の丘の上に強大な城を建設したのが発展の始まりです。リトアニアとの国境に近く、貿易で栄えました。
旧市街はメーメレ川(Mēmele)沿いに広がっており、16世紀後半に建てられたという聖霊教会(Bauskas Sv.Gara baznīca)が見どころです。
聖霊教会から西に下ると、緑に包まれた半島の丘が。バウスカ城址です。バウスカ城(Bauskas Pils)は15世紀に建てられた部分と16世紀にクールランド公が建てた部分に分かれており、塔の上からバウスカの美しい景色を眺めることができます。
ルンダーレ宮殿はバウスカから少し離れた場所に建てられたバロック様式の豪華な宮殿です。貧しい貴族の出身だったビロン公は、ロシアの女帝アンナに愛されクールランド大公に上り詰めました。
ルンダーレ宮殿はそのビロン公の夏の宮殿として、あのサンクトペテルブルクの冬宮を手掛けたイタリア人の建築家ラストゥレリによって建てられたものです。
とても広い宮殿なので、全部見尽くそうと思ったらかなりの時間がかかります。ぜひここは見て!という見どころをいくつかお伝えします♪
ビロン公の戴冠式が行われた、宮殿で最も豪華な部屋。改築されておらず、宮殿で最も古い部屋としても知られています。壁は一面の人工大理石と金箔を張った漆喰彫刻で豪華に飾られ、天井画は知恵・力・正義などをテーマにイタリア人画家によって描かれました。
沢山ある部屋の中でも特徴的なバラの間は、壁全面をピンク色の人工大理石で作り、バラをモチーフにした21の飾りが付けられています。春の女神をテーマに描かれた天井画も華やかな雰囲気を醸し出しています。
舞踏会が行われた白の広間は、貴婦人たちの着飾ったドレスが美しく映えるようにと白一色の内装で統一してあります。ロココ様式の漆喰彫刻は素晴らしく、白い部屋の格調を高めるのに役立っています。外から入る光により彫刻に陰影が付き、その美しさはただ白いだけの部屋ではありません。
公夫人のトイレは夫人の寝室の奥にあり、そっと覗き見るような展示になっています。これは当時この部屋が秘密の小部屋として隠し扉でしか入れなかったから。18世紀のトイレ、今とは全く違ってとても面白いですよ。トイレといえども床も壁も豪華に彩られています。
装飾品も素敵です!天井に、柱に、床に、凝った彫刻や絵画が沢山見つけられるでしょう。組み木の床やシャンデリアも素敵なので、上も下もお見逃しなく!
ルンダーレ宮殿は、庭園もまた素晴らしい!宮殿の南側に広がるバロック様式の庭園はフランススタイル。これが「バルトのヴェルサイユ」と呼ばれる一因かもしれません。
この庭園はバラ園となっており、季節になると色とりどりのバラが咲き誇ります。
宮殿を眺めながらこの庭を散歩するのが優雅な気分に浸れておすすめです!
リガのバスターミナル"Auto Osta"でBauska行きのチケットを購入。片道約3ユーロ、所要時間は1時間強と割と近めです。バウスカ行きのバスは1時間に2,3本出ているのですが、問題はバウスカからルンダーレ宮殿へのアクセス。数時間に1本しか出ていないので逃すと大変です!
無事バウスカに着いたら、同じバスターミナルの7番からルンダーレ行きのミニバスが出ています。田舎のバスなので車はボロボロ、運転も荒い!バス停ごとに降車のアナウンスはありません。乗車時に運転手からチケットを買う際に「Rundāles Pils(ルンダーレス ピルス)」とアピールしておくと、降りる時に教えてくれます。チケット代金はおよそ90セント。
ラトビア人が皆使っている時刻表サイトです。出発地と目的地を入力し、移動手段を選択すると発車&到着時刻から値段まで教えてくれるので、ラトビア国内の移動に利用すると便利です。
リガからの日帰りプチトリップに最適なバウスカとルンダーレ宮殿、楽しんで頂けましたか?地元の人に混じってのバス旅はなかなか楽しいですよ!ぜひお天気の良い日に訪れて頂きたい場所です。
ヨーロッパ在住です。
手仕事が大好きな視点から在住者ならではの情報をお届けします。
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