トルコ観光で行くべき!謎の奇岩がある「ゼミ渓谷」

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ゼミ渓谷のババッジュックと呼ばれる地区には、見るからに何かありそうな特別の形をした岩があります。今回はこの岩へ上った体験をご紹介します。

ゼミ渓谷

出典: kamsevydat.cz

ゼミ渓谷は全長6kmほどのウォーキングコースです。
ウルギュップ-ネヴシェヒル高速道から、ギョレメ野外博物館のある通りに続いています。
コースは途中二手に分かれ、またつながります。ツーリストホテルのあるギョレメ方面から入った場合、途中で右側の道へ入るとギョルクンデレ(Görkündere)と呼ばれる奇岩の見られる地域があります。

入口付近の教会

ギョレメ方面から入ってしばらく行くと、右側に長いハシゴがかかった教会があります。

鉄のハシゴは固定されておらず、恐ろしいです。

石の扉があります。

出口はハシゴを使わずに、高さ2mのところからジャンプして出ることができます。

ババッジュック

ギョレメ方面の入り口から入って3kmほど進むと右側にあるのがババッジュックと呼ばれる地域です。
右の小道を100mほど進むとフレスコ画が綺麗に残る教会が2つあります。

カラブルット教会

カラブルット教会(karabulut kilisesi)は見た目はただの穴の開いた岩ですが、看板が出ているのでここが教会であることがわかります。岩の向こう側に入口があります。ただし、崖をよじ登らないと入れません。
筆者の運動神経では無理なので、高校生の子どもが入りました。

別の道

カラブルット教会の前の道を上ると車が通れる大きさの畑道があり、そこから3kmほど進むとギョレメテペと呼ばれるギョレメを一望できる場所があります。そこから町の中心までは歩いて10分ほどです。

サルヌチ教会

カラブルット教会の向かい200mのところにサルヌチ教会 (Sarnıç kilisesi)があります。
近年まで貯水槽として使われていたため、そのあとが残っています。

謎の奇岩

サルヌチ教会からさらに奥へ歩くと帽子を被ったような形の奇岩が見えてきます。
入口は裏側で木で隠れていて少し高くなっています。

入り口すぐに石の扉が置いてあります。

キッチンカウンターのような場所があります。

ここに2mくらいの高さの穴があり、さらに上れます。

筒状で4m以上の穴の壁には足をかけられる場所があり、ゆっくりと上ることができます。

上の階には鳩小屋があります。

また小さな部屋があり、床を叩くと空洞になっているのがわかります。底に何か隠されているのかもしれません。

奥の部屋には長方形の深い穴が開いています。

石を投げると途中でフューッと風の音がして、しばらくたってからぶつかる音がします。
ここが地下の逃げ場に続く場所なのか、外から食料を運ぶ穴なのか、敵を落とす穴なのかは謎です。

昔、この岩の持ち主だった人は足が悪く、この穴に落ちたからだという噂があったとか。

この穴の隣の部屋の天井には紐を通す穴があり、敵をくくったのか、動物をくくったのか、それも不明です。

またこの階の上にはさらに部屋があり、同じような筒状の穴がありますが、こちらは足を置く場所が途中で消えていて、上ったら下りられなくなる可能性があり、誰も上りませんでした。
そして、この穴の上には大きな岩が見えていて、敵が来た場合に上をふさいだのかもしれません。

ゼミ渓谷(Zemi Deresi Vadisi)
住所:
Göreme/Turkey
自由に入ることができます

最後に

いかがでしたか?
奇岩を登っていると、昔の人は運動神経がよかったんだと感心します。
重い石も軽々持ち上げて、忍者のように壁をすいすい上っていたのでしょうか。
中には筆者のように、震えながらゆっくりと登った人もいたかもしれません。

miki

トルコのカッパドキアで7人の子供たちと生活しています。

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