長野でおすすめの美味しいパン屋さんTOP20！小麦の匂いを楽しんで

日本の真ん中にあって非常に面積の広い長野県の各地では、出来立ての美味しい匂いが立ち込めるパン屋さんが数多くあります。これらのパン屋は大正・昭和の頃から営業を続けている老舗の名店から、21世紀になって新しく誕生した美味しいパンを作るために、非常にこだわりを持った店まで数多くあります。その中でも特におすすめで、売切れも頻繁にある人気のあるパン屋さんを20か所厳選し、そのこだわりや美味しさの秘訣をひとつずつ紹介します。

若久堂穂の香（ほのか）は、長野にあるおすすめのパン屋さんです。場所は長野市の中心部から北方向に数駅、豊野駅近くの住宅街にあります。2015年にできたばかりの新しいパン屋さんで、新潟県出身の店主が地元長野でパテシエをしていた奥さんと結婚後にオープンさせた家庭的な雰囲気のお店。真新しい店内に入ると、焼きたてのパンが陳列されています。普通のパンに混じってフルーツが入ったパンも並んでいて、ただ乗っているだけでなく、見栄えから美しいのが大きな特徴。センスの良さゆえ、食べる前から美味しいと想像できます。

パンは常時40種類ほどが店内に並ぶようになっており、種類としてはハード系のパンから非常に素朴なアンパンまであるので、好みに応じて選びたいところ。また地元「長野」の素材に非常にこだわっており、たとえばライ麦パンには長野県産のライ麦を用いるようにしています。さらに野沢菜といった特産品を積極的に使うなど、「長野のパン」というのを積極的にアピールしているかのよう。地元へのこだわりとおいしさが上手くミックスしています。またパテシエの奥さまが作るプリンも、本当においしくてパン同様に侮れません。

サパンジは長野にあるおすすめのパン屋の名前。場所は松本市にあり、国宝松本城のすぐ近くにあります。女の子がコック帽をかぶったロゴマークが、中々のかわいらしさを醸し出しています。パンはハード系のパンをはじめ惣菜系のパン、菓子パンと種類は豊富。特にハード系のバゲッドやリュスティックあたりは人気も高く、早い目に行かないと売り切れることも多いので注意してください。店内には焼き上がりの予定時刻が決められており、お目当てのパンの出来上がり時刻がわかるようになっています。そのため予め確認して焼きたての時間に行くのも良いでしょう。

2014年に創業した比較的新しいお店で、元々古美術店が入っていた店をパン屋に改装しました。そのため店内には不思議な趣を感じるかもしれません。店内に陳列しているパンは40種類以上が並びます。店主は10年ほどの修行期間を経て開業にこぎつけました。修行先に京都も含まれており、店内の雰囲気と見事にマッチしているかのよう。そんな店主が作り上げたパンをひとつひとつ眺めていると、シンプルに見えながらもどこかオリジナリティさを感じるものが並んでいます。松本でトップクラスの人気店なので、お目当てのパンは電話予約もおすすめです。

パン焼き小屋 エクリュ Ecruは、長野でおすすめのパン屋です。場所は松本にあり、中心部から見て北側。近くには信州大学や松本市アルプス公園があります。道路沿いに看板があってそこに建物がありますが、それは子供本の専門店なので注意してください。その建物の裏側に店があり、かわいらしい青いテントと白い扉が目印です。朝から個性的なパンが次々と並んでいます。数ではなく種類が多いので、見ているだけでも楽しめる雰囲気。あまりにも見栄えが良く、またおいしそうなのでお腹を空かせて店に入ると、ついつい買いすぎてしまうかもしれません。

エクリュ Ecruの豊富な品ぞろえのパンのうち、イチオシはオリジナリティあふれる自家製酵母を使ったパン。ライ麦を40パーセント配合したライカンパーニュは、カスピ海ヨーグルトを利用した変わり種。またエクリュと共にある全粒粉を使ったランコントレは、噛めば噛むほど味が出て来る逸品。そのほか、いちじくやフルーツ、クランベリーとブルーベリーが入った各種コンプレもおすすめです。また、いずれのパンも基本的に乳製品や卵を使わずに作りますので、そういう食材を避けている人も受け入れやすくなっています。

アルテリア・ベーカリー 長野善光寺表参道店は、長野でおすすめのパン屋のひとつ。場所は善光寺の参道にあり観光客にも好評です。チェーン店でもあるアルテイアベーカリーのイチオシは、ホイップメロンパン。メロンパンの真ん中を開けてふんだんにホイップクリームを投下して食べやすくしたデザートパンですが、それまでメロンパンを避けていたような人にも好まれています。その理由は５つほど紹介されており、ひとつめが発酵へのこだわりです。それはホイロなどを使わずに、あくまで自然の発酵に任せているからで、自然のおいしさを醸し出しています。

次に焼く温度です。これは通常のメロンパンと違い、焼きながら温度調整を数回行うことにより、水分が飛びすぎることなく焼き目がしっかりとつけられます。また原材料にはこだわりがあり、複数国産の小麦粉をバランス良く配合。そして福岡産生卵、定期的なイースト菌入れ替えなどが良い味を出します。また焼き立ては最高ながらも冷めても美味しくいただける点、あるいは翌日になったとしても、おいしさが逃げない点も評価されている内容です。長野屈指の観光地・善光寺参拝の行き帰りにぜひ立ち寄り、至高のメロンパンをいただきましょう。

中村屋パン店は、長野にあるおすすめのパン屋さんです。場所は長野北部にある中野市です。いわゆる出来立ての裸のパンを売っているのではなく、あらかじめパッケージに包装されたパンを販売しています。いわゆる庶民派のパンを販売。パンは伝統的な製法で作られており、年齢層を選ぶことなく安心の味わいがいただけます。この店のイチオシは「頭脳パン」と呼ばれている商品。これは頭脳粉と称される小麦粉を使ったパンのこと。この小麦粉にビタミンB1を配合しているためにそのように名付けられたそうで、すでに40年以上前から作られています。

記憶力や思考力を良くする働きを持つ、ビタミンB1が含まれている頭脳パンは、13種類あるクリームより2種類選ぶスタイルになっています。すでにある程度定番の組み合わせパンは用意されていますが、どうしてもという人のためにオリジナルの組み合わせのパンをカスタマイズしてくれます。またパンのボリュームもたっぷりで、育ち盛り子供たちのおやつにはぴったり。火曜日と金曜日は特売日で、頭脳パンも安く販売されています。昭和の雰囲気が残るパン屋の味は、懐かしさと安心感が入り混じっているようで、食べながら気持ちが安らかになりそうです。

ブーランジェリー パンポルカ アベック カフェは、長野にあるおすすめのパン屋さん。場所は長野市の若里にあり、長野駅の南・犀川の近くにある住宅街の一角です。この店は屋号にあるようにカフェを併設しているのが大きな特徴。焼き立てのパンをその場でコーヒーなどのドリンクと共に味わえます。時間帯によってモーニングサービスやランチタイム、あるいはティータイムにはパンケーキなども登場し、単なるイートインスペースとは次元の違う本格的なカフェタイムが満喫できます。ドリンクと焼き立てパン、あるいは特別メニューなどを注文しながら思い思いにゆったりしたひとときを過ごしましょう。

さて、パンの品ぞろえは非常に豊富で、常時80種類ほど並んでいます。どのパン屋にもありそうな定番のものから、オリジナリティあふれるかわいいパンまで見ているだけでも楽しめそうなラインアップ。イチオシは湯種食パンで、そのままでもふんわりおいしく、またトーストしたらカリッとしながらモチモチさが残る味わい。食パンは長いまま売られていますが、頼めばカットもしてくれます。また豆乳を生地に混ぜ込み、さらに大納言小豆の蜜漬豆も混ぜ込んだという豆乳豆パンもおすすめのひとつ。円筒形の見た目も口に含んだときの味わいも見事の一言に尽きます。

ベーカリーテテは、長野にあるおすすめのパン屋。場所は軽井沢の隣町佐久市にあります。実は佐久市はケーキ屋の数が多いことで有名ですが、パン屋は対照的に少ないので、貴重なパン屋といえます。外観は非常にシンプルで目立たず、通り過ぎてしまいがちですが、地元での評判は非常に高い人気店。営業時間は15時まであるのですが、ほぼ午前中で一日のパンを売り切ってしまいます。決して品数が少ないわけでもないのに、売り切れてしまうパンの実力をぜひ味わってみましょう。店内はシンプルでコンクリート打ちっぱなしの壁があります。そして際立つようにパンが並びます。

さてそんな大人気のパンのラインアップは次の通り。小麦のクロワッサンは、小麦を石臼で挽いたものを使用しています。バター風味と塩味とのバランスが最高で、しっとりした中とカリカリした外側とのギャップが楽しめます。またバニラメロンパンは強力粉を使用。クッキー生地を表面に、こちらも外と中とのギャップが大きな特徴です。さらにリッチな生地をふんだんに使い、ブリオッシュのようなパン・オ・レは、和三盆を使用。パン内部には上品な甘さとしっとりした食感が何ともいえません。またサックリした外側とのバランスも最高です。

桜枝町太平堂は、長野にあるおすすめのパン屋です。場所は長野市にあり、善光寺仁王門のすぐ近くにあります。昭和29年創業の老舗で、店の入口のテントにある看板を見ると、昭和らしいパンの絵がかわいく描かれています。店内レジの上に記載されているメニューは墨のような手書きで書かれています。料金を見ると非常にリーズナブルなのもうれしいところ。食パン二枚付と書かれているものとソフトフランスと書かれている物があり、その中にはいくつかの具材の名前が付いています。実はその場で具材を選んでパンを挟む、カスタマイズパンとなっています。

具材にはアンバター（餡とバター）、生カス（生クリームとカスタード）と省略しているのがありますから、わかりにくいときには確認すると良いでしょう。このカスタマイズパンは非常に人気なので、お昼ごろに売り切れてしまうこともしばしば。即席サンドイッチのようなパンと具材との組み合わせはどれもバッチリです。このほか店内には、餡パンやコロッケパン、ブラジル生まれのビスコイ・デ・ボービリアといったパンも販売しています。また洋菓子コーナーもあり、パンと一緒に持ち帰ってお土産にするのも最適。さらに曜日限定で自家製天然酵母パンも販売しています。

ブロート ヒューゲルは、長野にあるおすすめのパン屋のひとつです。場所は松本市にあり、街の中心から西側・三溝駅から徒歩圏内です。こちらは本格的なドイツパンを販売しています。小麦に加えてライ麦を使っているのがドイツパンの大きな特徴。黄色の壁を基調にした店の外観からして、ドイツの田舎にありそうな形をしています。それだけで期待度が高まるでしょう。店はそれほど広くはありませんが、店内の壁伝いの棚にパンが並べられています。さらに予約販売しているプンパニッケルには、自家栽培したライ麦を使用するほどのこだわりようです。

「物を作る仕事がしたい」との思いから店主は、パンの専門学校で学ぶことを皮切りに東京都内や横浜といった大都市圏のパン屋で修業を重ねました。最終的にル・コパンで、焼きたいと考えているパンを見つけて、2005年に創業しました。五感を駆使して最高に美味しいパン作りを目指しつつ、その結果として多くの人に楽しんでもらいたいという思いが強いです。素材には特にこだわりました。またドイツパンの素晴らしさをより多くの人に知ってもらいたいと、ドイツフェスティバルなどのイベントの出店も積極的に行っています。

森田ベーカリーは長野でおすすめのパン屋です。場所は長野権堂にあり、駅前から近いのでアクセスも非常に良いです。昔ながらのお店で、創業から半世紀以上も経過した老舗。個性的でかつボリュームがしっかりしたパンを多く販売しているので、根強い人気があります。伝統的なパンのほか毎月新商品を発売しているのも大きな特徴。例えばおにぎりパンと呼ばれるものがあり、これはパンの中におにぎりが入っているというもの。おにぎりの食感とそれを囲むようにあるパン生地との相性も驚くほど良いので、試しに食べてみる価値は非常に高いでしょう。

そのほかにも、大辛のルーが入っているカレーパンやラー油をふんだんに使ったパンなど個性的でインパクトが強いパンが多いのが特徴。サンドイッチも種類が多く、どれを選べばよいか迷うのも楽しいところ。手作りの生クリームと小豆の取り合わせが何ともいえないアズキチップ、チーズケーキといったスイーツ系もあります。レトロな雰囲気、そしてそんな味わい深い昔ながらのパン屋で、ホッコリとしたひとときを過ごすのも良いでしょう。また基本的にパンは裸ではなく、フィルムで覆われていますから、衛生的なのもありがたいところです。

ベーカリーカフェ ココラデ 長野稲里店は、長野にあるおすすめのパン屋で、場所は長野市内の北側。武田信玄と上杉謙信の戦いで有名な川中島の住宅街にあります。このほか上田と御代田にも系列の店があります。大きな駐車場があるので、車でアクセスしやすいのも魅力的。店は雑貨店のようなかわいらしい雰囲気です。屋号にカフェとある様にイートインスペースがあるのが特徴で、出来立てのパンをその場で味わえます。そしてイートイン利用者向けに無料で紙コップのホットコーヒーが提供され、トーストを焼くオーブンも自由に使えます。

パンの種類は豊富にあり、定番ものから限定物まで見ているだけで楽しいの一言。モンブランなどのスイーツもそろっています。店内で食べたいものを購入し、イートインスペースで無料のコーヒー片手に至福のひと時を過ごすのには最適。また毎週土曜日には親子でパン教室を行っています。パン屋の気分で焼き上げたパンはプレゼント。親子の記念写真付のラスクギフトボックスも後日プレゼントされます。このラスクギフトは、出産祝いなどの子供の成長の節目を記念した写真付の物も用意されています。ここは親子で楽しめるパン屋といえるでしょう。

街の焼きたてパン屋さんこむぎは、長野でおすすめのパン屋。場所は長野市の南部千曲川の近く篠ノ井にあります。ポストアンドビームというスタイルのログハウスで作られた外観は、素敵なパンに出会えそうな予感がします。ウッドな雰囲気の店内には所狭しとパンが並べられており、温かみを感じながら気になるパンが選べます。またパンを製造している厨房がガラス越しから見渡せるので、パンを作っている姿が見られるかも。この他デッキにはイートインできる休憩スペースがあり、天気の良い日には美味しいパンと自然の風に触れられ最高の時間が過ごせます。

焼き上がりの時間は毎月発表され、おおよその時間が店内だけでなく、公式ページからも確認できます。そのためお目当てのパンがあれば、その焼き上がりの時間に訪れてみてください。そして常に新作のパンを発表し、季節限定物と一緒に店の目玉商品となっています。メロンパンにかぼちゃを使ってみたり、3種類のブドウを使ったカラフルなフルーツデニッシュだったりと、見た目も味も存分に楽しませてくれます。定番の食パンをはじめクリームパンやバゲッド、白クロワッサンなど人気処は一通り置いていますから、近くに来た際にはぜひ立ち寄ってみましょう。

BOULANGERIE VOISIN （ブーランジェリー ヴォワザン）は、長野にあるおすすめのパン屋さんです。 場所は長野市の善光寺。善光寺下駅からすぐのところにあるので、善光寺参拝の行き帰りに立ち寄れるのがうれしいところ。ビルの一階にあり黒い看板に白文字で表現された店のロゴがおしゃれで、どことなく洗練された感じがあります。棚にはいろんな種類のパンが並んでいますが、人気店で次から次へとお客さんが来ますから、人気のメニューはあっという間に売り切れます。特にバゲットなどのハード系を求める場合は早い目に行った方が良いです。

BOULANGERIE VOISIN のパンは本格派で、バゲットはフランス窯を使って焼き上げます。焼き立てのパンは小麦らしい味わいがすると大評判。またヴォアザンバゲットは24時間発酵させて焼き上げるもので国産小麦だけを使ったこだわりようです。ハード系の他にもおすすめのパンが目白押しで、たとえばチョコレートに伊予かんの香りが何ともいえないパンや、キャラメルナッツなども美味しくいただけます。また旬にもこだわりがあり、季節メニューが豊富なのも魅力的。ただ駐車場はありますが、狭いので注意してください。

ベッカライブロートバランスは、長野にあるぜひ行ってみたいパン屋のひとつです。場所は長野市中心部から北に数駅、本郷駅の近くにあります。ライ麦を使うドイツパンの専門店で、夫婦で経営している小さなお店。イートインスペースもありますからその場で出来たてのパンが食べられます。緑を基調とした外観からドイツの雰囲気が漂います。店内の中心にあるテーブルには緑のチェック柄のクロス上にウッドの台。その上にパンが陳列されています。さらにこちらのパンは長野産の小麦を使っており、地産地消にもこだわっています。

ベッカライブロートバランスのおすすめはいくつかあります。イチオシは長野県産小麦100パーセントというカンパーニュ。皮の部分は思いのほかしっとりしていて、内部はふわっとした見た目とモッチリした口当たり。またバゲットは、皮のパリパリ感がほどよく、噛めば噛むほど味わい深くなるのがうれしいところです。さらにプレッツェルは、独自の風味がしており、口に含むときに感じる塩気とのバランスが究極の取り合わせ。ドイツパンらしくビールとの相性も良さそうです。薄皮のパリパリ感も素敵なカイザーなど、本格派ドイツパンがそろっています。

わざわざは、長野にあるおすすめのパン屋のひとつ。パンと日用品の店として、場所は佐久と上田の間にある東郷市にあります。場所が御牧原（みまきはら）台地の上にある一軒家で、目的客が多いことからこのような店名になっています。2009年オープンの店で、Iターンでこの場所に店を構えました。趣味というよりもビジネスを重視しており、オンラインショップも好評。そんな店のパンは新窯、ガス窯を使っています。地元産の粉や油といった材料を用いて、自家製酵母で発酵させたパンは「究極の普通のパン」というコンセプトのもとに作り上げられています。

わざわざは、パンの種類が極端に少ないのが特徴。カンパーニュと食パンだけです。毎日食べても飽きないパンとして一極集中でこだわりを持って作られています。またロケットストーブを新窯に組み込んだオリジナル窯で焼き上げたパンは、単体だけでなく、主食としていろんなおかずとの組み合わせで食べられるような味わいです。そしてそんなパンやおかずとセットで使えるような日用品にもこだわりのあるものだけを取りそろえ、環境問題を意識しながら自信のあるものだけを販売。ハイレベルなこだわりを持つパンと日用品は一度試してみる価値が高そうです。

ベッカライ・ヴァイツェンは、長野にあるおすすめのパン屋。場所は長野市の南側、今井駅の近くにあります。ドイツパンをメインに提供しているお店で、40年近いキャリアを持つパン職人の手により、いわゆる「ハード系」のパンにこだわっています。パン職人の腕が試されるという天然酵母でパン作りがされ、当時は使うことが当たり前だった添加物などは一切使用しません。日持ちしませんが素材を重視した本物のパン屋の先駆けとして、老舗の技が今も生きています。もともと中野市に店がありましたが、20年近く前に現在地に移転してきました。

こだわりの職人が作り上げる数々のパンの中でのイチオシは、プンパーニッケル。ライ麦と小麦の全粒粉入りのドイツパンで、ライ麦の使用率は95パーセント。味わいには酸味があり、色も他のパンとは違い個性的ですが、ぜひ本場のドイツパンを味わってみてください。そのほかには食事パンには最適なバゲットやバタール、個性的な形をしているドイツのブレッツェルもおすすめです。季節限定のシュートレンは、クリスマスまでに少しずつ味わうドイツの伝統ケーキ。モンブランやマロンのシュークリームなどのスイーツもありますから、パンとセットで楽しみましょう。

高原のパンやさんは、長野にあるおすすめのパン屋です。場所は観光地としても名高い八ヶ岳東山麓にある小海町にあります。北側の佐久市にも支店（臼田店）があります。このパン屋は歴史があり、昭和24年に小海駅で創業。当時は多味屋パン店という名前でした。当時は主に小海線の列車の乗客向けに販売していました。そんな小海八ヶ岳の自然と共に歩み続けているこのお店は天然酵母にこだわりました。従来のパンで使われるイースト菌のような発酵への旺盛さが無い為、天然酵母のご機嫌をうかがいながらの地道な作業。しかし天然酵母だから手に入る最高の香りがパンを包み込みます。

高原のパンやさんで作られている天然酵母・無添加のパンには、いろいろあり、イチオシはもっちりやまです。これは小麦粉に天然酵母、天然塩、そして八ヶ岳の恵み・伏流水だけで作りました。使用している小麦粉の一部を熱処理することによって、ほのかな甘みが出るようになっています。長期時間発酵させて作り上げた天然酵母が作り上げる豊かな風味はイースト菌のパンでは到底真似ができません。この他にも黒ゴマを使ったものやクマザサ入り、ベリー入り、玄米入りなどいろんなバリエーションがあります。八ヶ岳観光にはぜひ立ち寄りたいパン屋さんです。