トルコでブルサ&ベルガマ観光スポット特集!新世界遺産の魅力をご紹介

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2014年、新しく世界遺産として登録された「ブルサ」と「ベルガマ」。トルコと言えばイスタンブールが有名だが、郊外都市にも沢山の魅力が詰まっている。少し聞きなれない田舎町「ブルサ」と「ベルガマ」の魅力を分かりやすく解説。

オスマン帝国発祥の都市 ブルサ- Bursa -

ブルサのポイント1

イシュルブルサ(緑のブルサ)と呼ばれるほどに自然が豊かな街。標高2,543mのウル山の麓に位置し、冬の間はスキーも楽しめる。

ブルサのポイント2

1326~1365年まで、オスマン帝国の首都として栄えた歴史を持ち、古くから商業面でも大きく発展していた大都市。現在でも、絹織物産業・食品加工産業・トルコ国内の自動車産業の中心地として有名。

ブルサのポイント3

古い時代から温泉保養地としても有名な場所。数百年の歴史を持つ由緒ある入浴施設が数軒残されている。ホテルの部屋風呂が温泉だったり、スパ施設を備えたホテルがあったりと、温泉を身近に感じられる都市。

ブルサのポイント4

出典: goturkey.com

2014年に世界遺産に登録されたジュマルクズク(Cumalikizik)という旧市街地がある。ブルサの中心地からバスで1時間程度。

ブルサのポイント5

ヨーグルトをかけて食べる「イスケンデル・ケバブ」の発祥の地。

ブルサで見ておきたい有名観光スポット

ジュマルクズク(Cumalikizik)

出典: mesozt.co

2014年に世界遺産に登録された旧市街地。ブルサ中心部から東へ10kmの郊外にある。

1,000年近く前に建てられた伝統的な建物が残る貴重な場所。古い建築物の多くは、レストランや物販店として、今も利用されている。

ジュマルクズク(Cumalikiziku)
住所:
Cumalikizik Koyu, Bursa, Turkey
アクセス:
ブルサの郵便局(PTT)前のバス亭から22番の市内バスに乗る。30分に1便程度とバスの本数が少ないので事前に時刻表を確認。料金は、1人1.75TL。45分~1時間程度で到着。
定休日:
各レストラン・物販店の定休日による
営業時間:
各レストラン・物販店の定休日による
電話番号:
なし
料金:
無料
オススメの時期:
週末は、トルコ国内からの観光客で混雑する。ゆっくり見学したい場合は、平日の訪問がおススメ。

ウル・ジャーミィー(Ulu camii)

20個の円天井をもつセルジューク様式のモスク。着工から40年もの年月をかけ、1421年に完成。

モスク内部にある細かい細工が美しい「木製の説教壇」と「清めの泉」は、ぜひ見ておきたいポイント。
日が暮れるとモスク全体のライトアップがはじまり、幻想的な姿を見せてくれる。

ウル・ジャーミー(Ulu Camii)
住所:
Bursa center, Bursa, Turkey
営業時間:
早朝~日没後の礼拝
アクセス:
ブルサの中心地であるヘイケル(Heykel)の中央
定休日:
なし
電話番号:
+90 539 490 1591
料金:
無料
冬季の営業時間:
5:30〜19:00

ブルサのバザール

ウル・ジャーミー(Ulu Camii)の裏道あたりからバザールが広がっているので、ぜひ見学しておきたい場所の1つ。

ドームで覆われたベデステン(Bedesten)は、ブルサの名産品が安く手に入る。
ベデステン(Bedesten)の奥側には、食料品市場が広がっている。

ベデステン(Bedesten)
住所:
Merkez Osmangazi Merkez, Osmangazi, Bursa, Turkey
営業時間:
9:00~17:00
アクセス:
ウル・ジャーミー (Ulu Camii)から徒歩3分程度
定休日:
なし
電話番号なし
料金:
入場無料
その他のバザール:
噴水広場の裏側にあるコザ・ハン(Koza Hani)では、綿製品や絹製品が格安で購入できる。隊商宿がバザールになっており、建築物を見て回るだけでも楽しめる。

歴史的建造物が立ち並ぶ ベルガマ-Bergama-

ベルガマのポイント1

ペルガモン王国の都跡地。エジプトのアレキサンドリアと並ぶ大都市として栄えた歴史をもつ。ヘレニズム文化の集大成と言われるアクロポリス遺跡(2014年に世界遺産に登録)が有名。

ベルガマのポイント2

紀元前4世紀頃に造られた総合医療施設アスクレピオンも有名。ギリシャ神話に出てくる医療の神・アスクレピオスに捧げられた医療施設。

ベルガマのポイント3

ベルガマは、小さな田舎町だが、宿の数が比較的多い。民宿やペンションが点在し、ツアー客が利用できる大型ホテルもある。レストランと商店は、アタテュルク大通り(Ataturk Cab.)に並ぶ。

ベルガマで見ておきたい観光スポット

アクロポリス(The Acropolis)

トラヤヌス神殿

劇場

ゼウス大祭壇

アクロポリス遺跡は、標高333mの丘陵地帯に残る遺跡群。上市・中市・下市と3つの地域に分かれている。ヘレニズム文化の集大成と言える遺跡で、保存状態がよく、見所がたくさんある。上市が1番の見所。中市と下市の遺跡を見学しない観光客が多いため、上市以外は空いており、ゆっくりと見学できる。中市と下市は、現在も発掘途上。

上市・・・トラヤヌス神殿・アテナ神殿・図書館・劇場・ゼウス大祭壇
中市・・・遺構「Z」・デメテル神殿・ジムナジウム(屋内運動場)・城壁
下市・・・現在の市街

アクロポリス(Akropolis)
住所:
Adjacent to the Garrison, Bergama, Turkey
営業時間:
8:00~19:00
アクセス:
市街地からロープウェイ(往復料金8TL)を利用し、丘の上のアクロポリス入口までたどり着ける
定休日:
無し
電話番号:
+90 232 631 0778
料金:
20TL
冬季の営業時間:
8:00~17:00

アレクレピオン(Asklepion)

古代の総合医療施設。聖なる泉が存在し、現在も水が湧いている。小さな劇場や図書館も併設されている。アクロポリスとアスクレピオンは、直線距離にして約2km程離れているが、紀元前4世紀頃は、聖なる道で繋がっていたという記録が残っている。

アスクレピオン(Asklepion)
住所:
Bergama, Turkey
営業時間:
8:00~19:00
アクセス:
市街地からタクシー(20TL~)か徒歩
定休日:
なし
電話番号:
+90 232 483 5117
料金:
15TL
冬季の営業時間:
8:00~17:00

ブルサ&ベルガマのまとめ

ブルサもベルガマも歴史的遺産が数多く残されている場所。また、住人達の昔ながらのライフスタイルを感じたり、古い建築物をゆっくり見学したり、都会とは一味違うゆったりとした時の流れを感じることが出来る場所でもある。少し長めの旅行期間を取れたならば、都会から少し足を延ばし、こういった田舎町に立ち寄ってみると、新しい発見ができるのかもしれない。

aky

趣味は、海外旅行・お買い物・食べ歩き。
国内・海外問わず、定期的に旅行へ旅立ちます☆

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