スペイン基本情報 【時差・空港編】

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スペインといえば、サッカー、フラメンコ、闘牛などのイメージがわいてきますね。日本からスペインへの観光客は、ここ数年で大幅に増加しています。また近年、日本にはたくさんのスペイン料理店、スペインバルなどがオープンしていて、日本人のスペインへの親近感は増すばかり。本記事ではスペインへ旅立つときに知っておくと便利な日本との時差や、空港での注意などの基本情報をまとめています。

スペインの基本情報【時差】

日本との時差とサマータイム

スペインという国の国土は、日本の約1.3倍。意外と小さいようですが、ヨーロッパの中にあってはイベリア半島のほとんどを占める大きな国のひとつです。

そんなスペインと日本との時差は8時間。日本の時間を8時間さかのぼるとスペイン時間になります。たとえば日本がお昼の12時のとき、スペインはまだ明け方の4時ということになります。ただし、サマータイムが適用されている期間は、時差が7時間になります。日本がお昼の12時なら、スペインは明け方の5時です。

スペインのサマータイム期間は、毎年3月の最後の日曜日から10月の最後の日曜日までです。期間をまたいで旅行するときは注意しましょう。

サマータイムが適用される夏の期間は、夜10時ごろまで日が暮れません。日本も夏場は日が長くなりますが、スペインの空がいつまでも明るいことには驚いてしまうかもしれません。人々は長い午後を家族や友人達とバルで談笑したり、スポーツをするなどしてゆったりと過ごします。子どもたちも両親が見守るなか、夜遅くまで外で遊んでいます。

また、サマータイム期間中は公務員や一部の会社で夏の時間帯が適用されて、仕事は午前中だけということもあります。旅行者に関係がありそうなのは郵便局(Correos)。サマータイム期間中は、午後2時、午後3時ごろまでの営業になることが多いので、荷物や手紙などを送る場合には覚えておくとよいですね。

スペイン国内の時差

スペインの国土は、イベリア半島にある本土と、カナリア諸島、バレアレス諸島、そしてアフリカにある飛び地に大別されます。

この中でアフリカ大陸の北西沿岸に位置していて、ヨーロッパ人の夏の旅行先として大人気のカナリア諸島は、そのほかのスペイン国土との間に1時間の時差があります。カナリア諸島のほうが1時間遅れています。テレビやラジオでも、「さて12時です。グラン・カナリアスは11時です」というのが決まり文句。スペイン本土だけでなく、カナリア諸島も旅行する場合は注意しましょう。

スペインまでの飛行時間

現在は直行便なし

スペイン⇔日本間には、現在のところ直行便は飛んでいないため、日本からスペインに行くにはヨーロッパか近隣のどこかの都市での乗り継ぎが必要です。

飛行時間は路線によりますが、ヨーロッパの主要都市まで大体12~13時間、各都市からスペイン内の空港まで大体2時間前後。中継地での待ち時間によりますが、日本からスペインへは短くても15時間ほどはかかるとみておきましょう。

直行便の運航開始

現在、直行便の運航していないスペイン⇔日本間ですが、2016年10月からスペインの大手航空会社イベリア航空が首都マドリード⇔成田間の直行便を週3往復運航することが決まっています。飛行時間はマドリード→成田が約13時間、成田→マドリードが約14時間です。唯一の直行便、スペインがますます近くなりそうですね。

空港利用の注意

主な国際空港

スペインには多くの空港が存在しますが、代表的な国際空港は以下のとおりです。

  マドリード
  バルセロナ
  バレンシア
  セビージャ
  マラガ
  ビルバオ
  パルマ・デ・マヨルカ
  イビサ

乗継便の出入国審査について

スペインはヨーロッパ諸国の多くが加盟しているシェンゲン協定の加盟国です。加盟国間では出入国審査が行われず、シェンゲン圏の最初の寄港地、最後の寄港地で出入国審査が行われます。

つまり、シェンゲン協定加盟国で飛行機を乗り継いでスペインに出入国するときは、乗継地で出入国審査が行われます。乗継ゲートに向かって進んでいけば、特に審査場を探さなくてもどこかでパスポートを出して審査を終えているので心配ありません。スペインに到着したら預け入れの荷物を受け取るだけで、基本的にパスポートコントロールは行われません。

直行便の出入国審査について

スペインまで日本からの直行便を利用する場合や、シェンゲン協定の非加盟国で飛行機を乗り継いでスペインに出入国する場合は、スペインで出入国審査が行われます。スペインに到着したら入国審査、荷物の受取り、免税範囲を超える持込品がある場合は免税申告に進みましょう。スペインを出国する場合は、搭乗手続き後に出国審査に進みましょう。

最後に

いかがでしたか?
本記事ではスペインに関する時差や空港に関する基本情報をお届けしました。

照りつける太陽、鮮やかな光と影のコントラスト、地域ごとに特色ある郷土料理を味わえるスペイン。
「いつかは行ってみたい」と憧れている人の多いスペインを、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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