イギリスのお土産人気15選!おすすめのコスメ、お菓子もご紹介!
516033views- 住所:
- 85 Longrow,Campbeltown PA28 6EX U.K
- 営業時間:
- 10:00~13:30
- アクセス:
- エディンバラから車で約4時間
- 定休日:
- 日
- 電話番号:
- +44 1586 552009
- 料金:
- スプリングバンクツアー大人1人£7
- 開催日:
- 月曜~土曜10:00と13:30
- 予約制:
- メールにてtours@springbankwhisky.com
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スコットランドの孤島といわれているキャンベルタウンにあるスプリングバンク蒸留所。キャンベルタウンは18世紀、ウイスキー蒸留所が軒を連ねて栄えた町でしたが、現在残る蒸留所は3軒のみ。その中でも昔からの製法を守りつづけ、現在も操業しているスプリングバンク蒸留所の見学ツアーをご紹介します。
スコットランドは、独立した国家ではなく1707年の連合法より、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国の一つ。
グレートブリテン島の北部にあり、島の面積の3分の1を占めています。また、790以上の島も含めてスコットランドです。
首都はエディンバラ。芸術の祭典であるエディンバラ国際フェスティバルが毎年8月に行われています。
舞踊やオペラ、音楽が毎晩日替わりで楽しめるとあって、日本からの観光客もたくさん。
ちなみに、2016年の開催期間は、8月5日から8月29日まで。チケットは、2016年4月16日よりオンライン販売されていますので、ご興味のある方は予約してくださいね。
スコットランドといえば、すぐに思い浮かべるのがタータンチェック!
単なる織物の柄だとばかり考えていましたが、実は奥が深い織物。
日本人に家紋があるように、スコットランド人にとってタータンチェックの柄は、家柄を示すものだったのです。
家族ごとに柄が異なり、身分によっても柄わけされていました。一番身分の低い農民・兵士は1色使いだったのに対して、王族は7色も使用。そして紫は王族だけが使うことを許されていました。
日本でも紫は帝の色でしたから、紫は世界的に見ても高貴な色なのでしょう。
蒸留所のあるキャンベルタウンは、スコットランドといってもどちらかといえばイギリスに近い場所。北東にアラン島があり、南西には北アイルランドがあります。
周りを海に囲まれているので船で入港するか、飛行機か、車にしても首都のエディンバラからは約4時間ほど。
スコットランドでは、1494年にウイスキーが造られていた記録が残っていて、当時の王が飲んでいました。
キャンベルタウンでは、1591年にウイスキー蒸留の記録がありますが、その後も密造だったようです。
スコットランドで初めてお酒に課税されたのが、1644年。その後、蒸留所を免許制にして税金を納めさせました。
スプリングバンクの創業者であるミッチェル一家は、1660年頃にキャンベルタウンへやってきました。
1814年には、キャンベルタウンで登録されている蒸留所は22箇所ありましたが、1820年に酒税が引き上げられたため、スコットランド本土では密造を行う業者が多く、登録業者の数は減りました。
1823年に酒税が下げられると、政府公認の蒸留所が増えていき、1825年にアーチボルト・ミッチェルが、リークラチェン蒸留所のパートナーに。
その3年後の1828年、スプリングバンク蒸留所が設立されたのです。
スプリングバンク蒸留所は、1828年創業当時の設備をそのまま使用。
効率の良い近代化をせず、昔ながらの製造工程でウイスキーを蒸留しているので、「操業している博物館」と言われています。
キャンベルタウンは、キンタイア半島の先端にあり、海岸線が入り組んでいて、そのため霧がよく発生。
この霧の成分に塩気が含まれていて、熟成中のウイスキーに塩辛さを与えているようです。
また冷却濾過をしていないので、ウイスキーの香味成分が多分に残っていて、香り高いウイスキーに仕上がります。
スコッチウイスキーでは、法律によって様々なことが決められています。ポットスチルにおいても容量が決められていて、スプリングバンク蒸留所のポットスチルは、法律で認められている最小サイズなのです。
そしてストレートネックなので、造られるウイスキーは重厚な味になります。
塩辛さと重厚さが、スプリングバンク蒸留所のウイスキーのウリになっているのです。
世の中の変化に伴って、スプリングバンク蒸留所では、1900年代に入ってから、麦芽を乾燥させる時に、泥炭ではなく石炭を使うようになりました。
それによって、軽いウイスキーに仕上がったので、生産ラインを変えたのです。
今も重厚さを残していますが、泥炭のにおいのついた重厚さとは違った味わいになりました。
仕込み水は、近くにあるクロスヒル湖の水を、2つあるタンクに貯めて使っています。
このクロスヒル湖は人口の湖で、アーガイル公爵キャンベルが、キャンベルタウンにある蒸留所のために作らせたもの。
現在、町ではこのクロスヒル湖の水を使用していませんが、スプリングバンク蒸留所では、ボトリングの際にも、クロスヒル湖の水を使っています。
スプリングバンク蒸留所は、年代物という言葉がしっくり。建物や道具だけではなくて、ウイスキーを造る過程においても、昔からのやり方を守っています。
見学ツアーに参加すると、ラインとして流れている蒸留所とは違った、深い感動が味わえるはず。
ツアーの種類もたくさんあり、町を散策しながら蒸留所見学コースなどもあって、キャンベルタウンの町を楽しむこともできます。
閉鎖されてしまった蒸留所の跡地も残っていて、趣のある町ですよ。
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