一生のうちに必ず見たいアフリカの幻想的な風景5選

8000万年前にできた世界最古の砂漠と言われるナミビアにある、ナミブ砂漠。風が波模様を作り、海のように美しい世界が広がる絶景です。ナミブ砂漠はナミビア大西側に南北に約1300kmにわたって広がる細長い砂丘。

この波模様が最も美しく輝くのは日の出時。朝日を見るために多くの旅人がこの地を訪れます。夜の暗闇が徐々に青白く変わり、地平線が金色に輝く朝の一時。凍てついた砂漠が次第に暖められ、赤く染まっていく様子は、旅人の心を癒やします。

上記のナミブ砂漠には絶景スポットが点在します。“デッドフレイ（死の沼地）”は、約1000年前に枯渇した沼地。極度の乾燥、猛暑の夏、極寒の冬という過酷な環境が作りあげられた、ひび割れた地面と枯れ木が一面に広がる非現実的な不思議な絶景は、まるで違う惑星に舞い降りたような気分になること間違いなし！

極度の乾燥にあるこの砂漠には木を分解する微生物が生息しないので、1000年前の枯れ木が残っているそうです。

マダガスカルの首都モロンダバ郊外のバオバブ街道。一度見たら忘れられない圧倒的な存在感と不思議な形のバオバブの大木が群生します。バオバブは世界中に9種類あり、そのうち8種類がマダガスカルに生息。サンテグジュペリの『星の王子さま』では、星を破壊する巨木として登場します。

夕日をバックに見るバオバブは神秘的でおすすめ。

ボゴリア湖はケニアの首都ナイロビの北西約300km、赤道の少し北に位置する強アルカリ塩湖。この湖はフラミンゴの世界最大の生息地で、国立保護区に指定されています。何百万羽ものフラミンゴが湖をピンク色に染め上げる光景は圧巻。

フラミンゴは餌となる藻類が繁殖しているアルカリ性の塩湖を好み、この藻類を食べることで、フラミンゴの羽がピンク色になるそうです。この湖にはその藻類が大量に繁殖するため、何百万羽ものフラミンゴが生息するようになったとのこと。この湖ではほぼ1年通してフラミンゴの大群を見ることが可能です！

一斉に飛び立つ姿が感動的でおすすめ。

エルタ・アレ火山はエチオピア北東部・ダナキル砂漠にある標高613mの世界一低い活火山。エチオピア国内で最も活発な活火山です。“エルタ・アレ”とは、現地の遊牧民族アファール族の言葉で「煙の山」の意。

山頂の2つある火口の1つは世界でも稀少な恒久的な溶岩湖。活動中の溶岩湖としては最古で人気の観光スポットです。火口までトレッキングで３時間。

昼間は分かりづらい溶岩を見るには夜がおすすめ。満天の星が瞬く漆黒の夜空の下、ごう音とともに真っ赤に燃えるマグマが流れ出す様子に地球の生命力の強さを感じさせられます。

今回はごく一部ですがアフリカの幻想的な絶景を紹介しました。交通が不便なところばかりでハードルが高くなりますが、現地でツアーに参加するのがおすすめ。手つかずの大自然に囲まれて、心からリフレッシュしませんか？