幕末の激動する京都を駆け抜けた隊士達!西本願寺で新撰組の足跡をたどる

京都市内には幕末に活躍した新選組が残した足跡が数多く残っています。中でも京都の市民から「お西さん」という愛称で親しまれている西本願寺は、新撰組が壬生からこの地に屯所を移した場所。この地で隊士たちは2年ほど過ごしています。西本願寺での生活ぶりと激動の幕末を駆け抜けた彼らの足跡をたどってみましょう。

西本願寺の歴史

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西本願寺は京都市下京区にある浄土真宗本願寺派の本山で正式名称は「龍谷山本願寺」。開祖は親鸞聖人で真宗大谷派の東本願寺と区別するために西本願寺、東本願寺と通称で呼ばれています。
1591年豊臣秀吉の寄進により現在の地に創建。境内は創建当時の桃山文化を代表する建造物が多く、国の史跡の指定を受け、またユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

新撰組について

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新撰組は京都守護職だった会津藩主松平容保の配下で活動していた浪士たちによって発足された組織。当初は壬生浪士組として組織され、当時の隊員数は24名。小さな組織だった彼らが脚光を浴びたのは1864年の池田屋騒動や蛤御門の変。この功績で幕臣に取り立てられ、一躍有名になります。それ以降隊員数が増加し、最盛期になると200名を超える大所帯になっていきました。

西本願寺での彼ら

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そのため壬生の屯所が手狭になり、1865年、西本願寺へと屯所を移動。
隊士達は「新撰組本陣」の看板を掲げ、境内の北東にあった300畳ほどの広さを持つ北集会所(きたしゅうえじょ)と太鼓楼に居を構えます。

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当時新撰組の局長だった近藤勇や副長の土方歳三が西本願寺に目を付けたのは、江戸幕府側と敵対していた長州藩と関係が深かったことから、幕府側の新撰組が彼らをけん制するために屯所をここに移した、ともいわれています。

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西本願寺にやってきた隊士たちは、広い境内で実弾射撃などの軍事演習をはじめ、斬首や切腹なども行われていたのだそう。
また食用に豚を飼い、残飯を放置していたことから異臭が漂い、屯所内は劣悪な環境となってしまいました。そのため隊士の中から病気にかかるものも増えてしまったようです。

西本願寺との関係

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最近、西本願寺と土方歳三との文書が見つかったのだそう。記録によると環境改善を求めて直訴した土方でしたが、西本願寺側からしてみれば、彼らは武装集団で背後には会津藩や幕府がいたので、新撰組を刺激しないように配慮していたもよう。
しかしお寺の境内で殺生することはさすがの僧侶も容認できない行為です。

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彼らの行いに耐えられなくなった西本願寺側は新撰組に対し移転費用を全額負担して出て行ってもらいます。こうしてわずか2年で新撰組は不動堂村に移転していきました。
幕末の京都の治安を守る、という名目で活動していた新撰組ですが、西本願寺側にとっては迷惑な存在だったようですね。

その後の隊士達

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最後まで幕府軍として戦った隊士たちは戊辰戦争で敗退、次々と散っていきました。
新撰組隊士で箱館五稜郭戦争を生き延びた島田魁が西本願寺の夜間警備員として働いていた、という記録が残っており、1900年に勤務中に倒れ亡くなっています。

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現在西本願寺に残っているのは太鼓楼のみで、北集会所は兵庫県姫路市にある亀山本徳寺に移築されました。柱には新撰組の隊士がつけた刀傷などが残っているのだとか。
京都からは離れていますが、新撰組ファンなら見ておきたい場所ですね。

龍谷山本願寺(西本願寺)

住所:
京都市下京区堀川通花屋町下ル
電話番号:
075‐371‐5181
アクセス:
JR京都駅より市バス9番、28番、75番に乗車「西本願寺前」下車すぐ
拝観時間:
5:30~17:00(季節によって変動あり)
休日:
無休 
拝観料:
無料

いかがでしたか?京都市内には西本願寺以外にも新撰組の残した足跡がまだまだたくさんあります。それらを散策しながら幕末の京都を駆け抜けた彼らに思いをはせてみたいですね。

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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