- 住所:
- Nissankamallapura,Sri Lanka
- アクセス:
- Polonnaruwa Railway Stationから車で約20分
スリランカ中央部の文化三角地帯にある、シンハラ王朝の都だったポロンナルワ。灌漑用貯水池を造り、乾季でも農耕を可能にして栄えてきました。南アジアの仏教の中心だった当時の面影が色濃く残る遺跡群。世界文化遺産として登録されていますが、まだまだ知名度が低いです。そんなポロンナルワ遺跡をご紹介します。
大きな花崗岩の岩肌に彫られた、シンハラ王朝の最高傑作とされる4体の仏様の彫像で、大きな座像、洞窟の中のもの、立像、涅槃像からなっています。涅槃像は、東南アジア最大で、横幅は14m。穏やかな優しいお顔の流線型の姿です。
12世紀に建てられた、7階建のピラミッド宮殿の跡です。現存するのは3階まで。それより上は木造だったそうです。所々、壁に開いた穴は、床を支えるための柱を入れるための跡。当時の建築の工夫を見ることができますね。象の彫刻など、たくさんの装飾が施されています。
クワドラングルは、四角形という意で、城壁に四角く囲まれた遺跡群です。その中にあるワタダーゲは、11~ 13世紀にかけてのシンハラ王朝時代に、仏陀の歯を祀った仏歯寺があった場所。この付近には、仏像、集会場などが多く残っており、当時の仏教の中心だったといわれています。
椰子の葉に書かれた経典を持っている、ひげをたくわえた男性と思われる像。「無名の男性か賢人の像」というタイトルがついています。ポロンナルワの王の像とも言われているようです。
13世紀に建てられた巨大な仏像があるレンガ造りの寺院。頭は取れてしまっていますが、13mもの高さのある仏像が立っています。外壁面の精密なレリーフには、フレスコ画や古代文字が書かれていて、当時の様子を色濃く伝えています。大きさに圧倒されますね。
直径170mの円形のレンガ造りのポロンナルワ最大の仏塔です。仏塔は、ドームや形の特徴によって区別されますが、こちらはバブル型。「Ran」は金を意味して、黄金仏塔と訳されます。美しいフォルムが目を引きますね。
「kiri」とはミルクという意味で、白色の漆喰で造られています。こちらもバブル型。ジャングルの中、ひときわ目立つ白の仏塔です。
ブッダの前世の教えなどが描かれた壁画で有名。ティワンカとは、体を折り曲げるポーズのことで、この寺院の仏像は腰と首を曲げたスタイルです。寺院内部は暗いのですが、それがより壁画を神聖なものに見せてくれます。
「図書館の聖域」と呼ばれる場所。円形と四角形が合わさったような建物は、仏歯が祀られていた聖域といわれています。美しい石の積み重ねに、仏教への思いを感じることができますね。南国のスリランカらしく、椰子でできた経典がたくさん収められていたそうです。
ハスの形をした石でできた階段状の沐浴場跡。ハスは仏教では仏の智慧の象徴とされていて深いつながりがあります。円形の花びらはどのように造られたのか。不思議な美しさです。
クワドラングルそばにあるポロンナルワ博物館が遺跡地区のチケット売り場となっています。こちらでチケットを購入して入場。この遺跡にある砂地は土足禁止ですので、靴下を忘れずに。
スリランカの世界遺産ポロンナルワ遺跡の魅力をご紹介しました。広大な土地にある遺跡群です。見どころをしっかり押さえて、楽しんでください。
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆
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