京都観光のプロが選ぶ観光スポットランキングTOP30！おすすめはここ！

平安神宮は1895年に平安遷都1100年を記念して創建された神社。平安遷都を行った桓武天皇と平安京で過ごした最後の天皇である第121代天皇・孝明天皇を祀っています。平安神宮の社殿は、平安京が開かれた当時の朝堂院を8分の5のサイズで忠実に再現されています。大極殿・応天門・蒼龍楼・白虎楼などは国の重要文化財に指定されています。

平安神宮では、平安遷都の日にあたる10月22日に行われる「時代祭」が有名です。これは平安遷都1100年祭を祝う行事としてはじめられたもので、京都三大祭のひとつになっています。

「時代祭」では、明治時代から平安時代までの装束に身を包んだ人たちが京都御所から平安神宮までを練り歩きます。とても人気のある華やかなお祭りです。

また、平安神宮は縁結びの神様としても知られています。平安神宮では神前式の結婚式が行われています。また、「長寿橘守」や「しあわせの桜守」などかわいいお守りも人気です。

平安神宮は桜や紅葉など四季折々の風景も美しく、いつ訪れても楽しむことができます。

桂離宮は17世紀の初めから中頃に、皇族の別邸として、八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって造られました。面積は約7万平方メートルあり、その8割が庭園。日本庭園の中で最高の名園といわれ、国内外で高く評価されています。

桂離宮は皇室関連施設なので、見学には申込みが必要です。参観は18歳以上で、郵送かインターネット、あるいは直接窓口で申し込みます。参観希望日の3ヵ月前から申し込むことができます。詳細はホームページでご確認ください。

桂離宮は造営が始まってから400年以上の間、一度も火災に遭っておらず、ほぼ創建当時のままの姿を見ることができます。1930年代にドイツ人建築家ブルーノ・タウトが来日した際、「日本建築の世界的奇跡」と絶賛。「涙が出るほど美しい」という言葉は桂離宮を表現する代名詞ともなり、世界中から多くの人が訪れるようになりました。

日本最古の回遊式庭園には、桂川の水が引かれた池を中心に建物が作られています。古書院、中書院、新御殿などそれぞれ趣のある建物となっていて、周囲の風景と溶け合いすばらしい造形美を見せています。

青蓮院の飛地境内に2014年に作られた「大舞台」が京都の新名所として注目を浴びています。この大舞台は清水寺の舞台の4.6倍の広さがあり、京都市内はもちろん、天気のいい日には生駒山、比叡山、大阪湾まで見渡すことができる絶景ポイントです。春と秋にはライトアップされ、京都の美しい夜景を眺めることができます。

アクセスは京都駅からタクシーで20分くらい。紅葉の季節とゴールデンウィークには循環バスが運行されるので、ホームページで確認してください。

青蓮院の飛地境内にある「将軍塚」は、直径約20m、高さ約2mにも及びます。この塚は、桓武天皇が794年にこの地を訪れた際、平安京の鎮護を祈り、将軍に似せた像を土で作り塚に埋めたものです。「将軍塚」はその後、新田義貞が陣を置いたり、太平洋戦争の際に高射砲の陣地にもなったりしました。また東郷元帥、黒木大将、大隈重信、菊地大雪等が訪れ、京都の街並みを眺めながら、日本の将来について思いを馳せた場所でもあります。

広大な庭園では、四季折々の風景を楽しむことができます。特に春の桜や紅葉のシーズンは見ごたえがあり、多くの観光客が訪れます。

壬生寺（みぶでら）は、新撰組ゆかりの寺です。京都市中京区壬生にある律宗大本山の仏教寺院で、991年（正暦2）に三井寺の僧快賢が創建しました。

新選組は文久3年(1863年)、この京都の壬生で結成されました。八木邸、前川邸、南部邸の３箇所が屯所と定められ、今も八木邸と前川邸が残っています。壬生寺は新選組の兵法調練場に使われ、武芸や大砲の訓練などが行われました。境内には壬生塚があり、近藤勇の遺髪を納めた供養塔、近藤勇の胸像、芹沢鴨と平山五郎の墓があります。他にも、隊士の共同墓があります。

壬生寺には、新撰組にまつわる逸話が残されています。沖田総司が境内で子供達を集めて遊んだり、近藤勇や隊士が壬生狂言を観賞したり、新選組が相撲興行を壬生寺で企画したりしたそうです。池田屋騒動が起こった7月16日には、壬生寺で供養祭が行われます。この日には全国から多くの人が訪れ、剣技や詩吟の披露があります。

新撰組が好んだという壬生狂言は今も鑑賞することができます。この壬生狂言は国の無形文化財に指定されていて、春、秋、節分の年3回、披露されています。

京都の台所「錦市場」は四条通の一本北にあります。約390ｍの長さの通りには、126店舗の店が並び賑わいを見せています。アーケードもあり、天候に関わりなく買物が楽しめます。

錦市場の歴史は400年前に遡ります。昔、錦では井戸水を使って食料品を冷していました。江戸時代に入り、ここに魚問屋を作ることが認められ、魚市場として栄えました。昭和初期に京都中央卸売市場ができたのを境に、錦市場は今のような形になったそうです。

錦市場では、京都の食材がたくさん並んでいます。京野菜、京漬物、湯葉、佃煮、ウナギ、蒲鉾、干物など、ここへ行けば京都のお土産が全部手に入るほど。京菓子、寿司、豆腐に至るまで、あらゆるものが売られています。試食できる店もあり、またイートインスペースがある店もあり、買い物からグルメまでとても楽しいエリアです。

錦市場で楽しみたいグルメを紹介しましょう。こんなもんじゃの「豆乳ドーナツ」、麩房老舗の「京生麩の味噌田楽」、櫂の「たこたまご」、三木鶏卵の「だし巻」など京の伝統な味から現代的な味まで、いろいろ楽しんでくださいね！

建仁寺（けんにんじ）は、臨済宗建仁寺派の大本山です。1202年（建仁2）に栄西禅師が建立した京都最初の禅寺で、1586年（天正14）ごろ、安国寺恵瓊によって再興されました。京都五山の第三位として格式高い寺院で、俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松の襖絵など多くの文化財を所有しています。

建仁寺では座禅体験をすることができます。毎月第二日曜日午前8時から行っていて、誰でも無料で参加することができます。団体以外は予約をする必要がないので、気軽に参加してみてください。所要時間は2時間くらいです。

法堂の天井に描かれた「双龍図」は、平成14年（2002）に建仁寺創建800年を記念し、日本画家の小泉淳作が約2年の歳月をかけて描いた壮大な作品です。108畳にも及ぶ大きなもので、互いに絡みあうように「阿吽」の双龍が描かれています。また、教科書にもよく登場する「風神雷神図」は俵屋宗達の最高傑作と言われています。

建仁寺には｢潮音庭｣と呼ばれる美しい庭園があります。青もみじと苔が調和した美しい庭園で、四方から眺めることができるのが特徴。ぜひこちらもじっくりと鑑賞してください。

京都市内の北部上賀茂にある上賀茂神社は、正式名称を「賀茂別雷神社（かもわけいかづちじんじゃ）」といいます。下鴨神社（賀茂御祖神社）と共に、賀茂氏の氏神を祀る神社で、葵祭（賀茂祭）などは賀茂神社両社共同で行われます。葵祭は、天皇の勅使を迎える三勅祭のひとつとして古来から伝えられている格式のあるお祭りです。

上賀茂神社は豊かな自然に囲まれ、広い境内には昔と変わらない姿で社が残っていることから、平成6（1994）年に世界文化遺産に登録されました。

上賀茂神社の二の鳥居を入ると、最初に目に入るのが円錐形に整えられた「立砂（たてずな）」と呼ばれるものです。これは、神様が最初に降臨された神山を模して作られたものだそうです。毎年9月9日には、ここに土俵を作り子供達が相撲を奉納します。

境内にある片山御子神社（片岡社）は、縁結びの神様として古来から親しまれています。紫式部が何度も参拝したことでも有名で、式部は片岡社にちなんだ句も残しています。

上賀茂神社では神前結婚式を挙げることもできます。世界遺産で結婚式を挙げることができるなんて、素敵ですよね。観光の際に、運よく白無垢姿をみることができるかもしれませんね。

京都鉄道博物館は、京都府京都市下京区に2016年4月にオープンした新しい博物館です。蒸気機関車が多く展示されていて、列車が好きな子供達や鉄道ファンに人気。吹き抜けになっている本館には、黎明期から現代に至る車両の数々を展示。日本の鉄道の歴史が一目瞭然です。

入口には旧二条駅舎があります。これは、明治37年に建設され、現役時代は日本最古級の木造駅舎といわれていたものです。駅舎の中はミュージアムショップになっていて、ここでしか買えない限定グッズも多く並んでいます。

館内にはレストランもあります。窓からは、JR京都線や東海道新幹線などの列車を眺めることができ、子供達も気分がアップ！「梅小路扇形車庫カレー」や「ドクターイエローハヤシライス」「お子様プレート」などのメニューが並びます。また、プロムナードでは電車の形をしたボックスに詰められたお弁当を販売。「923形ドクターイエローランチBOX」「大人の700系新幹線ランチBOX」など、鉄道ファンでなくても食べてみたいですね！

本館3Fには鉄道に関する資料が集めらた図書館もあります。土日と祝日のみのオープンですが、ぜひ利用してみてください。

「京都国際マンガミュージアム」は、京都市中京区の旧・龍池小学校跡地に2006年にオープンした日本最大のマンガを専門にした博物館です。約30万点のマンガ資料が所蔵されていて、そのうち1970年代から現在まで発行されたマンガ5万冊を自由に読むことができます。マンガは、館内の壁中に広がる総延長200メートルの「マンガの壁」に納められています。その光景は圧巻！マンガ好きにはたまらないですね！

3階建ての建物で、1階は少年向け、2階は少女漫画、3階は青年向けと分けられています。また2階のメインミュージアムには、年代別に当時人気のあったマンガが並べられています。

この図書館の魅力は何と言っても、好きなマンガを持ち出して外の芝生の上で読めること！みんな、思い思いの格好でマンガを読んでいます。

このミュージアムは、昭和4年建造の小学校を利用していて、当時の学校の様子が残されています。校長室、階段、ホール、廊下などどこか懐かしい雰囲気がたっぷり。廊下に座ってマンガを読んでいると、子供時代を思い出してしまいそう。時々イベントも開催されているので、ホームページなどで確認してください。

京都国立博物館は1897年5月に開館した歴史のある博物館です。平安時代から江戸時代にかけての京都の文化を中心に展示を行っていて、京の歴史を学ぶにはおすすめのスポット。国宝も多く展示されています。常設展のほか、展覧会も定期的に開催されているので、旅行中にぜひ訪れてみてください。

本館の明治古都館は、明治30年に作られた煉瓦造りで趣のある建物です。表門、札売場及び袖塀とともに重要文化財に指定されています。現在は、改修工事のため休館中です。

平成知新館（平常展示館）は、ニューヨーク近代美術館 新館などを手掛けた世界的建築家、谷口吉生氏の設計です。日本的な空間構成を取り入れた明るい雰囲気の建物で、ゆっくりと美術品を鑑賞することができます。

南門の隣に、「カフェ からふね屋」があります。明治古都館を眺めながら、喫茶・軽食を楽しめます。平成知新館の一階西側にはレストラン The Muses (ザ・ミューゼス)があり、京都の食材を取り入れたビストロスタイルのお料理を楽しむことができます。

「京都伝統産業ふれあい館」は京都の伝統について知ることができる会館です。京都の伝統的工芸品74品目約500点を展示していて、季節によって入れ替えもあるため、いつ訪れても新鮮な感覚で楽しめます。毎月第3日曜日には京都花街の舞妓舞台も開催しているので、ぜひご覧ください。

図書室には、伝統工芸関連書を中心に美術書、京都関連書籍、ガイドブックなど、専門書から一般書まで幅広く所蔵しています。

「京都伝統産業ふれあい館」の楽しみ方は、さまざまな体験教室に参加すること。京こま、和ろうそくの絵付け、ミニ提灯制作、摺型友禅染体験、清水焼、などができます。体験するには2週間前までに予約が必要です。予約後はキャンセル料もかかるので、注意してください。

そのほか、伝統工芸の工房の見学や、京都の伝統工芸品の制作工程を間近で見ることができる職人実演も行っています。実演の内容は日によって異なります。詳細はホームページで確認してください。

京都文化博物館は、京都の歴史と文化をわかりやすく紹介する博物館として1988年にオープン。2011年にリニューアルされ、4階では特別展、2、3階の総合展示室では京都ゆかりの優れた品々を展示しています。3階フィルムシアターでは京都府所蔵の名作映画を上映していて、人気を呼んでいます。

特別展ではこれまでに「パリ・マグナム写真展」、「いつだって猫展」、「戦国時代展」など幅広いジャンルで展示が行われています。月曜を除く毎日、19時30分までオープンしているので、観光の後にぜひ訪れてみてください。

館内には、江戸時代末期の京の町家の表構えを復元した「ろうじ店舗」、本館1階の「ミュージアムショップ」、明治の洋風建築をそのまま活用した「別館店舗」、旧金庫室を改造した喫茶店があります。博物館に入場しなくても利用することができ、京町家の雰囲気を楽しみながらショッピングを楽しむことができます。

「京都　なだ万賓館」、「手打ちそば・蕎麦料理 有喜屋」、「前田珈琲　文博店」などのレストランやカフェもあり、京の味を楽しめます。

最後に紹介するのは、京都の駅前に立つ「京都タワー」です。京都を一望できる展望台、レストラン、大浴場、ショッピング街などがあります。

白くほっそりとしたフォルムは、海のない京都で灯台をイメージしたものだとか。京都市街で一番高く、地上100ｍのところにある展望台からは古都京都の市街地を360度見渡すことができます。日中の風景もすてきですが、ライトアップされた夜景も格別です。京の旅の初め、あるいは終わりに訪れてみてはいかがでしょうか。

展望台には、京都で一番高いところにあるパワースポット「たわわちゃん神社」があります。絵馬やお札も販売されていますよ。また、京都タワーには大浴場があります。石鹸、シャンプー、基礎化粧品、ドライヤーなども備えつけられているので、1日の終わりにゆったりと体を休めることも可能です。

「タワーサンド」には、京都のグルメが詰まっています。ドーナツショップ、居酒屋、ステーキ、カレー、クレープと食べたいものが何でも揃っています。ファミリー向けの飲食店もあり、家族で楽しめます。

京都の人気観光スポットを紹介しましたが、いかがでしたか？　京都はいつ訪れてもすてきな場所ですね。一年を通じて異なる光景を楽しめるので、四季ごとに訪れて楽しんでください！