京都女子旅ならここがおすすめ!フォトジェニックな観光スポット&アクティビティ15選!

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日本の美しさを凝縮したような京都。季節ごとに違った美しさをみせてくれる京都は、女子旅にぴったりの旅行先です。仲の良いお友達との京都旅行でオススメしたい、フォトジェニックな観光スポット&アクティビティをご紹介します!

1. 清水寺

出典: www.jalan.net

「清水の舞台から飛び降りる」という表現にも使われる「清水寺」は、京都を一望できる高さにあります。桜や紅葉の季節にはライトアップされ、清水寺はさらに美しく幻想的な景色に。世界文化遺産にも指定され、京都でまずは訪れたい絶景観光スポットです。

清水寺は、平安時代より前の奈良時代778年に坂上田村麻呂と奈良県にあった子島寺(こじまでら)僧侶だった賢心(けんしん)によって創建されました。賢心は後の延鎮上人(えんちんしょうにん)です。音羽山にある霊泉(音羽の滝)で滝行をしている不思議な夢のお告げで、当時の北観音寺を清水寺として建立したといわれています。

それまでの北観音寺は、慈悲で知られる観音像を祀ったのが始まりというお寺でした。境内には清水が湧き出ていて観音信仰の黄金延命水として深く信仰されていました。人々にこの清めの水が広まり、清水寺と呼ばれるようになります。

清水寺の名前の由来となった清水は、「音羽の滝」の名水としてお参りする人に親しまれてきました。室町時代には、当時盛んだった茶の湯の水としても用いられるほど。今でもご利益のある水「八功徳水(はっくどくすい)」のご利益がある水として汲みに来る人が絶えません。

‎観光の目玉スポットの清水の舞台があるのは清水寺の南西正面にある本堂です。本堂にはご本尊の千手観音立像や毘沙門天、地蔵菩薩を厨子に安置しています。ご本尊の千手観音立像は、33年に1度一般に公開されています。

清水寺に参拝した帰りには、インスタ映えするフルーツサンドで有名な「市川屋珈琲」で一息つきましょう。コーヒーによくあう、季節のフルーツを使ったフルーツサンドはどれも見た目がかわいいのが特徴です。京町屋を生かした店内はホッと落ち着く空間。

清水寺
住所:
京都府京都市東山区清水一丁目294
電話番号:
075-551-1234
公開時間:
6:00-18:00                   6:00-18:30 (夏)
休業日:
なし
アクセス:
京都駅からバスで15分
料金:
300円

2.八坂神社

祇園エリアにある「八坂神社」は「祇園さん」という名で呼ばれ、昔から京都の人々に親しまれてきた神社です。大國主社は縁結びのご利益があることで知られています。朱色の色どりが華やかで、京都らしいフォトスポットしても忘れることはできません。

ご紹介した清水寺から産寧坂、あるいは二年坂を通って進むと八坂神社があります。八坂神社のある祇園一体は、古都京都の風情が残された雅な雰囲気が観光客に人気です。八坂神社は、1868年5月に「八坂神社」と改称されるまでは、「感神院」または「祇園社」と呼ばれていました。祇園の街と縁の深い神社です。

八坂神社の創祀については諸説あり、斉明天皇の御代656年に高麗より使節の伊利之(いりし)が来朝しました。この時新羅国の牛頭山に座した素戔嗚尊(スサノオノミコト)を、当時の山城国の愛宕郡八坂郷の地に祀ったという説があります。日本神話の素戔嗚尊が新羅国に?というのは不思議ですが、神様なのでそういうこともあるのかも。

八坂神社は天皇とも縁が深く、最初に天皇行幸がされた神社でのちに歴代の天皇や上皇の行幸がたびたびあったと伝えられています。また、天皇だけでなく武家からの崇敬もあつく平清盛は田楽奉納をしています。

平家のライバル、源頼朝は狛犬を奉納し足利将軍家も社領の寄進や修造など手厚く保護。八坂神社は将軍家代々の祈祷も務めているほど武家との関わりもありました。

宗像三女神という美の女神様が祀られている「美御前社」は、美のパワースポットして有名です。境内に湧く神水は、美容水と呼ばれ、祇園の舞妓さんや芸子さん、美容関係者が多く訪れます。おしゃれに敏感な女性に特にオススメのスポットです。

八坂神社
住所:
京都府京都市東山区祇園町北側625
電話番号:
075-561-6155
参拝時間:
常時
アクセス:
京阪祇園四条駅より徒歩で約5分
料金:
なし

3.八坂庚申堂

「大黒山延命院金剛寺」は通称「八坂庚申堂」という名で親しまれている、中国伝来の庚申信仰のお寺。三門では、「見ざる、言わざる、聞かざる」を表した3匹の猿がお出迎えをしてくれます。境内のあらゆる場所に猿たちを見つけることができますよ。

八坂庚申堂のお寺の名前は、干支の「かのえさる」のことで干支の組み合わせの57番目です。庚申信仰とは中国道教の「三尸説(さんしせつ)」の教えが元になっています。仏教でも特に呪術的な要素の強い密教・神道・修験道などの医術や、日本固有の民間信仰や習俗などが複雑に融合した複合信仰。

八坂庚申堂は庚申信仰発祥の地とされ、広く日本全国に分布した庚申信仰の中でも「日本三大庚申」のひとつとされています。八坂庚申堂の創建の時期は詳しく残されていません。

一説によると本尊の「青面金剛像」は、飛鳥時代に渡来した秦氏の族長だった秦河勝が帰化した際に持参した仏像といわれています。元々は、秦氏の守り本尊として祀られたもの。平安時代に秦氏が滅亡した後、浄蔵貴所(じょうじょうきしょ)により八坂庚申堂が建立され安置されたという説があります。

庚申信仰というのは、人間の体内にいる三尸(さんし)の虫が年に6回、庚申の日の前夜に眠っている間に体内から這い出すというもの。この三尸の虫は厄介なことに、宿主の罪を天上の帝釈天に告げ口して寿命を短くすると信じられていました。ですので、告げ口されないように庚申の前夜は眠らないようにして三尸の虫を封じる「庚申待ち」という信仰が広まりました。

境内を見渡すと、カラフルなお手玉のような丸い物が、所狭しとくくりつけられています。猿の手足を縛り付けた形を模した「くくり猿」は、人間の欲望を戒めるものの象徴で、丸くかわいい「くくり猿」を奉納することで、「執着を捨て苦しみから解放される」という願かけができますよ。SNS映えするフォトスポットしても有名になりました。

八坂庚申堂
住所:
京都府京都市東山区金園町390-1
営業時間:
09:00~17:00
電話番号:
075-541-2565
アクセス:
清水道バス停から徒歩約3分

4.伏見稲荷大社

出典: www.jalan.net

京都といって思い浮かべる景色といえば、「伏見稲荷大社」のいくつも連なる千本鳥居ではないでしょうか?幻想的な朱色の鳥居を写真におさめたくなることでしょう。伏見稲荷大社は日本全国にある稲荷神社の総本山と言われ、境内のあちらこちらに鎮座している狐の像はどこか神秘的な風情です。

稲荷神社は全国各地で30,000社もあるといわれ、総本宮の伏見稲荷大社を頂点に稲荷信仰が古くから根付いてきました。全国にある稲荷神社は、大きなお社はもちろんですが小さな路地に祀られたお稲荷さんもよく見かけ人々の生活に密着しています。

稲荷信仰の総本宮、伏見稲荷大社の御祭神は稲荷大神。この稲荷大神が伏見の山に御鎮座したのは、奈良時代711年の2月初午の日と伝わっています。衣食住の神様として酢すべての人が豊かになるという篤い信仰から、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神として篤く信仰されています。

出典: inari.jp

稲荷信仰の起源については「山城国風土記」の中で、秦中家忌寸(はたのなかつやの-いみきら)の祖先の伊侶具という人物は稲をつみあげるほど富裕。ある日食べ物を粗末にするという罰当たりな行為、餅を的に矢を射たところその餅が白鳥になって飛び去ってしまったとか。飛んでいった先で稲になったので、その地名が「いなり」と名づけられたと伝えられています。

「神祗官勘文」や「年中行事秘抄」などにある「稲荷社禰宜祝等甲状」では稲荷大神は元明天皇の和銅年中に、初めて伊奈利三ヶ峰の平処に顕坐し秦氏の家系から禰宜や祝いを出して春秋の祭事をしたとあります。

山全体が信仰される伏見稲荷大社の入口には、朱色の立派な楼門があります。伏見稲荷大社には数多くのパワースポットがありますが、特に「熊鷹社」は最強のパワースポット。お参りをすると勝負運がつくと言われています。

伏見稲荷大社
住所:
京都府京都市伏見区深草藪之内町68
営業時間:
07:00~18:00
電話番号:
075-641-7331
アクセス:
伏見稲荷大社前バス停から徒歩で1分
料金:
なし

5.正寿院

出典: www.jalan.net

フォトジェニックなハート型の窓で人気になった「正寿院」は、宇治茶の生産地として知られる宇治田原町にあります。本堂で参拝を終えたあとには「猪目窓」と呼ばれる幸せを呼ぶハート型の窓から、外の自然を眺めましょう。ハートに見える形は魔除けや幸福を呼ぶ形として使われてきました。

正寿院は、800年ほど前に創建された高野山真言宗のお寺です。境内の奥まったところにある滝が「瀧谷」という名だったことから、瀧谷寺(りゅうこくじ)とも呼ばれていた過去があります。

正寿院のご本尊は「秘仏 十一面観音」です。宇治田原町の指定文化財に指定され、50年に1度ご開扉があり一般に公開されています。また、快慶作の「不動明王坐像」も所蔵、こちらは国の指定重要文化財に登録されています。

西洋のデザインかと思われがちな日本古来の猪目の意匠。猪の目窓がオススメの理由に、季節毎にハートの窓の向こうに見える風景が変化することもあります。ハートの額縁から絵画のように。春は淡いピンクの桜、夏は新緑の緑、秋の紅葉、冬景色と四季折々の風景を楽しめます。

ハート型の窓のある「則天の間」の天井には、160枚もの天井画が描かれています。色とりどりの花や日本の風景が描かれた天井もフォトスポットとして人気です。夏には「風鈴まつり」が行われ、境内には2000個もの風鈴が飾られます。風鈴の涼しげな音と、ライトアップを楽しみましょう。女性の心をくすぐる観光スポットです。

正寿院
住所:
京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
営業時間:
08:30~16:30
電話番号:
0774-88-3601
アクセス:
JR奈良線「宇治駅」から、京阪宇治バス180・182・184系統「維中前」乗換え。コミュニティバス「奥山田」から徒歩約10分
料金:
400円 (お茶・お菓子・散華・叶紐つき)

6.南禅寺

「南禅寺」は臨済宗南禅寺派の大本山で、最も格式の高い禅寺として知られています。四季折々の自然が美しいお寺で、外国人にも人気があります。春の桜と秋の紅葉の季節にはライトアップを楽しむことも。テレビのロケ地としてよく使われる、煉瓦作りの水路閣は定番のフォトスポットです。

南禅寺のオススメポイントのひとつに方丈庭園があります。南禅寺の方丈庭園は、戦国かた江戸時代に活躍した武将、小堀遠州作といわれ歴史的価値の高い庭園です。北条庭園は、江戸時代の初期に造園された代表的枯山水庭園で、薄青色の筋塀(築地塀)が巡らされています。筋堀の反対側の長細い地形に庭ができています。

筋塀に添って石組が配置され、大きな石組のエリアと白砂の広い空間の配置が絶妙。巨大な石が横たわって配置されている手法は、仏教特有の須弥山や蓬莱山を表現した庭園と異なり虎の子渡しの庭という俗名でも呼ばれています。南禅寺の方丈庭園は、1951年に国指定の名勝になっています。

方丈庭園も見事ですが、禅寺らしい禅修行をする縁側から臨める庭のような小方丈庭園があります。小方丈庭園は、「如心庭」とも呼ばれ、1966年に当時の南禅寺の管長だった柴山全慶老師が「心を表現せよ」と自ら熱心に指示指導の下作庭されたものです。「心」の字形に庭石を配した枯山水の石庭で、落ち着いた雰囲気の禅庭園になっています。こちらも観光客には人気の高い庭園です。

南禅寺周辺には、南禅寺豆腐の湯豆腐屋さんが集まっています。老舗「南禅寺 順正」では、湯豆腐や湯葉会席などのメニューを味わうことができます。湯場は自分で作る事ができるので、思い出に残る体験ができるかも。日本庭園を眺めながら、京都らしいお食事のひと時を楽しみましょう。

南禅寺
住所:
京都市左京区南禅寺福地町
営業時間:
08:40~17:00
電話番号:
075-771-0365
休館日:
12/28,12/29,12/30,12/31
アクセス:
地下鉄蹴上駅から徒歩10分
料金:
無料

7.下鴨神社

出典: www.jalan.net

広大な敷地をもつ「下鴨神社」は京都三大祭りのひとつ「葵祭」で知られ、世界遺産にも指定される歴史のある神社。境内は自然が豊かで、参拝を終えた後には散策をしながらゆっくりと森林浴を楽しみたいところです。パワースポットとしても人気で、縁結びや美のご利益があることから、女性に人気のスポット。

下鴨神社は、正式名が「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」。古くから鴨川を起点に京都の町は形成されていて、鴨川の下流にある神社ということから地元では下鴨さんとも呼ばれています。境内には東西に配置されている両本殿があり、両方とも国宝に指定されています。

下鴨神社は一番古い文献では、「崇神天皇の7年(西暦90年)に神社の瑞垣の修造」がされたと記録されています。修復しなくてはならないほど傷んでいたのか、文献に出てくるもっと以前から神社があったことが伺えます。先ごろ下鴨神社の周辺、糺の森周辺の発掘調査が行われ縄文時代の土器や弥生時代の住居跡が多数出土されました。

下鴨神社一体は縄文時代や弥生時代から人々が暮らしていた地域で、歴史上都が京都に遷都する以前の奈良時代の前から下鴨神社に伝わる社伝や歴史書に記録が残されています。下鴨神社ではお祭や、社殿、ご神宝等の奉納などの記録が残され、『続日本紀』には葵祭の盛大な様子も記述がありました。

京都に遷都があった平安時代、国と都の守り神として下鴨神社は人々から崇拝されています。また皇室の氏神として縁が深く、伊勢神宮にみられる特別な式年遷宮や斎王制が下鴨神社でもあります。平安時代の王朝文学の源氏物語や枕草子にもよく登場し、人々の信仰の中心としてまた文化的な場所として発展していたことがわかります。

境内の「河合神社」は下鴨神社の摂社のひとつで、女性の守り神、玉依姫命が祀られています。美しくなれますようにと願いながら、手鏡の形をした「鏡絵馬」に自分の理想の顔を書いてみてください。そして、裏には願い事を書き入れて奉納し、女性としての幸せを願いましょう。境内のカリンで作られた「美人水」もいただくことを忘れずに。

下鴨神社
住所:
京都市左京区下鴨泉川町59
営業時間:
10:00~16:00
電話番号:
075-781-0010
アクセス:
下鴨神社前バス停から徒歩5分
料金:
自由参拝

8.貴船神社

避暑地としても人気のある「貴船神社」は、水を供給を司る神様が祀られている神社で、強い「氣」が立ち上るパワースポットです。縁結びのご利益があることでも知られ、特に女性に人気のスポット。紅葉の季節には参道に赤い灯籠が並べられ、日本らしい神秘的な雰囲気を味わえます。

貴船神社は、貴船山と鞍馬山とに挟まれた谷合にあります。貴船神社の創建についても詳しくわかっていません。太古から信仰の場であったであろうことは、有史以前からといわれています。

貴船神社と鞍馬山の鞍馬神社はともにかかわりの深い神社。貴船神社には、貴船山の「鏡岩」に「丑の年」「丑の月」「丑の日」、高龗神(タカオカミノカミ)、別名:闇淤加美神(クラオカミノカミ)が降臨したという伝説があります。タカオカミノカミは、水と雨を司る神です。そして鞍馬寺では、「寅の月」「寅の日」「寅の刻」に鑑禎上人が鞍馬山上で毘沙門天を拝したという伝説があります。

ふたつの神社とお寺、鞍馬山と貴船は都、京都の鬼門の方角に位置しています。鬼門は、丑寅の方角のことで風水的に障りのある方角。その方角から都を守護する重要な役割を担っていると考えられているのです。

渓流の上に涼やかな音を聴きながら、川床お食事ができる「貴船 右源太」は、ミシュラン1つ星を獲得したお店としてメディアでも取り上げられる川床料理のお店です。水の豊かな貴船神社に参拝した後には、川床での風情たっぷりのお食事を楽しみましょう。

貴船神社
住所:
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
電話番号:
075-741-2016
開門時間:
6:00-20:00(5/1〜11/30)           6:00-18:00(12/1〜4/30)
アクセス:
貴船バス停から徒歩5分

9.岡崎神社

別名「うさぎ神社」と呼ばれる「岡崎神社」の境内には、可愛いウサギがいっぱい。桓武天皇によって平安遷都に都の四方に作られた神社のひとつで、この地区には昔、野うさぎが多く生息していたことから、神様のお使いとしてのシンボルになったと言われています。

岡崎神社は、794年に桓武天皇が長岡京から都を平安京に移したときに建立された社の一つです。新しい都の鎮護の為の神社で、都から東の方向にあることから東天王と呼ばれていました。東の方向は「卯の方位」うさぎに縁のある神社ですね。

この神社の祭神は夫婦の神様、速素盞鳴尊(スサノヲノミコト)と奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)。縁結びの神様としてパワースポットになっています。

また、夫婦神は子だくさんで、三女五男八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)がともに祀られています。ですので子授けや安産の神神社としても人気があるのです。方位が都から卯の方向で、当時から野生のうさぎが生息していたことも神様のお使いとして大事にされたのでしょう。

うさぎは多産、岡崎神社には中宮なども安産祈願にお参りしたという由緒のある神社です。今でも、妊婦に授ける腹帯を持ち込んで安産を祈願する風習が伝わっています。天皇家が社殿を造営したり再建したりとなにかと保護し、疫病や天変地異の時は祈願もしていました。室町時代には、将軍足利義政が修造するなど武家や幕府との関係も深かった神社です。

岡崎神社の本殿入り口には、狛うさぎがちょこんと鎮座しています。縁結びや、子授け、安産祈願など、女性が気になるパワースポットして人気の神社。奉納されたうさぎみくじが並んでいる姿は、思わず見入ってしまうかわいさです。うさぎのお守り「幸福うさぎ守」はお土産としても喜ばれるでしょう。

岡崎神社
住所:
京都府京都市左京区岡崎東天王町51番地
営業時間:
09:00~17:00
電話番号:
075-771-1963
アクセス:
岡崎神社前バス停からすぐ
料金:
自由参拝

10.石塀小路

出典: www.jalan.net

「石塀小路」は八坂神社から少し入った祇園お奥座敷に位置する風情のある路地で、一昔前にタイムスリップしたかのような町屋が並ぶ通りは、京都らしい情緒たっぷりの雰囲気です。石塀小路は料亭や旅館が並ぶ地区で、その街並みは伝統建築物保存地区に指定されています。テレビや雑誌の撮影にも利用されるスポットです。

茶屋遊びなど、京都の旦那衆がきらびやかに遊んでいた風情のある石塀小路。小さな路地の入口は、石塀小路と書かれた外灯が目印です。狭い路地の路面は石畳み敷きで、その両側に町屋作りの間口の狭い建物が並んでいます。間口税をごまかすため、入り口を狭く奥を深くした町屋は表の騒々しさが別世界のような隔絶された感覚に陥ります。

出典: r.gnavi.co.jp

石塀小路は歴史上古いものではなく、明治末期から大正初期にかけてお茶屋として発展。当時は貸家が軒を連ねていた地域です。路地の路面に使われた石畳の一部には、京都電鉄で使われていた敷石を移設した部分もあります。路地の名前「石塀小路」は、両脇の街やの石垣が石塀にみえることからそう呼ばれるようになったとか。

現在は観光客に京都らしいスポットとして人気が高く、旅館や料亭などやかつてのお茶屋や料亭だった庭園を残した喫茶店など並んでいます。一見さんお断りではないお店もあるので、散策にオススメです。祇園の奥座敷という場所にある石塀小路は、複雑な小路が入り組んでいますが袋小路ではありません。豊臣秀吉の妻ねねの隠居した先の高台寺に続くねねの道につながっています。

「石塀小路」の散策を終えたら、祇園らしい華やかな会席料理を味わってみませんか?「祇園にしかわ」では坪庭を鑑賞しながら、厳選された食材を使った本格的な京料理を味わうことができます。京都での特別なお食事を召し上がりたい時には特におすすめしたいお店です。

祇園 にしかわ 
住所:
京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町473
電話番号:
075-525-1776
営業時間:
火~土 12:00~15:00 (昼食)          月~土 18:00~20:00 (夕食)
定休日:
日曜日、祝日の月曜日             5月中旬・年末年始
料金:
8000円 (昼食)

11.今宮神社

出典: www.jalan.net

疫病や災厄を沈めるための疫神が祀られた「今宮神社」は、平安時代から続く歴史のある神社。八百屋の娘だった桂昌院が、のちに将軍・徳川家光の側室となり、その後五代将軍の母となって神社の再興をしたことから玉の輿神社と呼ばれるようになったと言われています。

今宮神社は、「紫野の地」と呼ばれる地域に平安時代が始まる以前からあったといわれています。その言い伝えによると元々は、疫神を奉る社があった場所でした。全国にある愛宕神社にちなんだ神社で、愛宕(おたぎ)郡鷹峯に鎮座していた愛宕社の神が柴野の疫神を鎮めていたとか。御分霊を疫社相殿の若宮神として紫野の地で奉っています。

京都は疫病の蔓延した歴史も文献によく残っている地域で、人々は疫病の恐ろしさを代々伝え風習も残っています。恐ろしい疫神に対抗する愛宕の神様は、亡くなった妻を黄泉の国まで迎えに行き取り返そうとした伊弉那美神(イザナミノミコト)。多くの神様を生み出した神様で、子宝・安産のご利益があるとされています。

皇室から斎王を迎えることもあった今宮神社。天皇家は長い政権争いの歴史を持つ家系で、頻繁に反乱や事変を引き起こす元にもなりました。薬子の乱で敗れた藤原家の側の魂が悪霊にならないように鎮めた歴史も残されています。

「今西神社」の門前には、名物となっている2軒のあぶり餅屋さんがあります。あぶり餅は応仁の乱や飢饉の時に、住人たちに振舞われたという由来を持つものです。ほんのりとした甘さのあぶり餠は素朴な味わい。ホッと安らぐ店内でお茶と一緒に味わいましょう。

今宮神社
住所:
京都府京都市北区紫野今宮町21
電話番号:
075-491-0082
アクセス:
今宮神社前バス停からすぐ
料金:
無料

12.荒木神社

出典: arakijinja.jp

かわいらしいキツネがたくさん奉納されている「荒木神社」は、伏見稲荷大社の奥にあります。縁結びのパワースポットとして知られ、女子に人気の神社です。伏見稲荷大社に参拝へいく予定があるのなら、かわいらしい荒木神社へ足を伸ばしてみるのがおすすめ。

荒木神社はお稲荷さん「伏見稲荷大社」の奥に縁結びの神として奉じられています。奉られているのは、 口入稲荷大神(クチイレイナリオオカミ)でそのお使いが 口入人形です。

稲荷大神の中でも、縁結びの神様として篤く信仰されてきました。縁は男女の縁だけでなく、周囲の人との円滑な人間関係や求人、就職など社会生活で困った人々を救ってきました。昔から祖先もこうした悩みがあったなんて、ちょっぴり和んでしまいます。

眺めていると、ほっこりとした気持ちになるキツネみくじは、素焼きのキツネの中におみくじが入っています。夫婦のキツネと、提灯を下げた仲人のキツネの三体のキツネの土人形には、願い事をする紙がセットに。願い事をした後には、キツネの土人形を家に持ち帰って大切にしましょう!

荒木神社の祈願の作法は、口入稲荷大神本社の神前で夫婦の神様とお伴の三体一組の眷族の三柱の神様を祈願してもらいます。そして祈願してもらった神様を家に持ち帰えって願い事が成就するまでお奉りするというもの。

神棚がなくても大丈夫で、方角やお供え物も必要ありません。今の住宅事情では神棚のある家のほうが珍しいくらいで、神道の家や商売をしていて神棚がある家でなくても祈願できます。ただ、あまり粗末な場所でないと神様に失礼。御祈祷してもらうときにどこへ奉ったらいいか伺ってみましょう。

無事願い事が叶ったら、口入稲荷大神本社へお返しをするか、そのまま家に置いていても構わないというおおらかな作法です。

荒木神社
住所:
京都府京都市伏見区深草開土口町12-3
営業時間:
07:00~18:00
電話番号:
075-643-0651
アクセス:
JR奈良線稲荷駅から徒歩10分
料金:
無料

13.渡月橋 ( 嵐山 )

嵐山のシンボルともいえる桂川に掛かる橋「渡月橋 」は、桜や紅葉の季節には見事な景色を楽しむことができる有名な観光スポットです。また夜にはライトアップされた山々の景色を楽しむことができます。亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と描写したことで名付けられた渡月橋は風情があり、ドラマや映画の撮影にも使われるスポットです。

京都観光の目玉、海外からも観光客が押し寄せ車が通行できないほど人気の嵐山のシンボル渡月橋。渡月橋は、岸から岸の幅が広い桂川に架かる長さ155m、幅11mの木製の橋です。桂川は川幅が広くゆったりした流れで、渡月橋と嵐山の3つの光景は絶景で写真や映像などでもよく登場します。

桂川の護岸の桜並木や、嵐山の新緑、紅葉など四季を通じて美しい自然の風景が切り取れます。観光客から京都へ行ったら必ず一度は行くスポットとして挙げられるのも納得ですね。

出典: oimatu.co.jp

京都観光で奥座敷の嵐山・嵯峨野は京都市内の歴史的建築物などと趣が変わり、自然を感じる旅が醍醐味。渡月橋の近くには世界遺産に指定された天龍寺や、良縁・子宝、学問の神様の野宮神社などがあります。良縁の神様だけ巡っても京都観光のルートができてしまうくらいパワースポットの多い京都。グルメスポットもたくさんあります。

嵐山のメインストリートにある老舗和菓子店「老松 嵐山店」で、本格的な甘味を味わってみましょう。人気の栗ぜんざいは優しい甘さの小豆と大粒の栗の甘露煮のバランスが絶妙です。プルプルの食感がたまらないわらび餅は、注文されてから練り上げるというこだわり。嵐山観光に疲れたら立ち寄りたいお店です。

老松 嵐山店
住所:
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町20
営業時間:
09:00~17:00
電話番号:
075-881-9033
定休日:
なし
アクセス:
嵐山駅から徒歩3分
料金:
約 1000円〜
Mari Max

現在フランス在住中。旅行と美味しいものが大好き。新しい文化や習慣に揉まれながら、日本人としてのアイデンティティを再確認する毎日です。

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