札幌の新定番「はちきょう」のおすすめメニュー10選！つっこ飯は注文必須

北海道札幌市中心部、狸小路商店街やすすきのといった、ナイトライフを楽しむ場所としても有名な場所に本店をおく海鮮居酒屋「海味　はちきょう」は、地元民だけではなく、他県からの旅行者や出張者などにも人気の、北海道名物を楽しめる居酒屋です。「はちきょう」の名前の通り、店内は漁船「第八協栄丸」をイメージしたデコレーションになっていて、大勝丸の横断幕や浮き輪、木彫りの看板が特徴的です。本店の男性店員は、坊主頭にハチマキ、オレンジ色の法被という姿で威勢よくお客様をお迎えします。

海鮮居酒屋「はちきょう」は、本店以外にテーブル席とカウンター席のみの「別亭おやじ」、掘りごたつ席のみの「別亭おふくろ」、店員が全員女性の「別亭あねご」、ビールケースを椅子替わりにして漁師が休む場所のような「いくら御殿」の4店舗があります。それぞれの店舗のイメージや特徴によって、個人で利用する場合や、大人数のグループでの宴会、お子様連れの場合など用途をわけたり、気分によって行く店舗を変えたりと、毎回楽しめそうですよね。人気の店舗に行く際には、予約を入れることをおすすめします。

海鮮居酒屋「はちきょう」で最も人気で、多くの人がこれを求めてやって来るといっても過言ではないのが、名物メニュー「つっこ飯」です。「つっこ飯」とは、大盛りのイクラがのったいくら丼のことです。北海道は、たくさんの海の幸が獲れ、新鮮で美味しい魚介類が食べられることでも有名ですが、特に鮭の漁獲量は日本一。そして「はちきょう」で食べられているイクラの量は、日本一、いや世界一とまで言われているほどイクラ丼といえば、「はちきょう」のつっこ飯なのです。

赤くキラキラ、つやつやとした大量のイクラをホカホカのご飯の上に、ざざーっと流すように盛る際に、「えいさー、おいさー」と大きな掛け声をかけながら盛っていくシーンも人気の理由ですね。この「つっこ飯」食べたさに、遠方から来る方も多いそうです。「つっこ飯」の値段は、大サイズ4,650円、中サイズ2,350円、小サイズ1,850円、小鉢イクラ1,390円で、通常サイズは中サイズとなります。

海鮮居酒屋「はちきょう」の人気メニュー「特大サーモンハラス」は、北海道の室蘭近く虎杖浜で加工されたサーモンを、丁寧に天日干しをして旨味がぎゅっと凝縮されたハラスで、そのサイズ、通常のハラスの倍以上はあろうかという大きさです。脂ののったプリプリのハラスは、鮭の部位の中でも特に人気で、かつお酒にも合います。外は香ばしくカリッと焼き上げ、中は脂のジューシーさとプリプリの食感がたまりません。お値段は一皿930円（税別）です。1つ頼んで、少しずつみんなで分け合って食べるのもいいですね。

サーモンハラスは、脂がのっていて、比較的濃い味なので、さっぱりとした日本酒、特に辛口のものなどが合うかもしれませんね。日本酒をチビチビ飲みながら、サーモンハラスをつつけば、深い話も進み楽しい夜を過ごせることでしょう。

海鮮居酒屋「はちきょう」のおすすめメニュー２つ目は、「羅臼産 真ホッケの開き」です。ホッケの開きといえば、居酒屋メニューの定番ですよね。肉厚でたっぷりと脂がのったサイズの大きな真ホッケは、秋から冬に水揚げされます。羅臼産の真ホッケは、もはや最高級ブランドともいわれる、北海道の特産品の干物の中でも代表的なものです。

この大きな真ホッケの開き一皿で2,590円〜(税別）ということで、時価価格で値段が変動するようです。値段に匹敵する大きさと肉厚さ、ジューシーさで食べ応えは満点です。大人数で行く宴会の際には、１テーブルに１つは注文して、みんなでつっつきたいメニューですね。

北海道といってイメージするのは、やはり「じゃがいも」ですね。広大な大地で育てられた北海道のじゃがいもは、男爵いも、メークインなどの昔から馴染みのあるものから、最近居酒屋のポテトフライなどでよく使用される「インカのめざめ」など、優良品種約40種類以上もあると言われています。「はちきょう」の人気メニュー「じゃがバター」は、十勝産の大正メークインが使用されています。メークインは形が縦に長く、中身が少し黄みがかったじゃがいもで、火を通しても煮崩れしにくいため、じゃがバターや、カレー、シチューといったじゃがいも料理にぴったりです。

北海道でよく食べられているじゃがバターですが、ここに添える定番と言えば「イカの塩辛」。そして、はちきょうではホクホクのじゃがいもの上に、たらこバターをのせ、さらにその上からとろーりチーズを溶かした濃厚な一品が味わえます。じゃがバターだけだったら、お子様も楽しめるメニューですが、イカの塩辛と一緒になることで「大人のじゃがバター」になりますね。こちら一皿で830円（税別）。よく冷えたビールと一緒に、熱々のじゃがバターと塩味のきいた塩辛は最高ですね。

海鮮居酒屋「はちきょう」の人気メニュー「わさびポテトサラダ」は、普通のポテトサラダとは一味違ったポテトサラダとして人気です。ポテトサラダといえば、もちろん居酒屋の定番メニューではありますが、あまり注文されることも多くなく、さほど注目されるメニューではないようにも思えます。定番の家庭料理でもあるので、居酒屋で食べなくても、というのがあるのかもしれません。しかし、さすが海鮮居酒屋、シンプルなポテトサラダを隠れ人気メニューにしてしまうある秘密があります。それは、写真からもわかるように、全体が緑色でワサビ味のトビッコが混ざっているのです。

トビッコのプチプチとした食感が楽しめて、わさびの風味が口いっぱいに広がります。わさび風味ですが辛味もあまりなく、子供でも食べられるほど。この風味がとってもクセになります。居酒屋に到着して、まず一杯のビールと、わさびポテトサラダでスタートするのもいいですね。北海道産の美味しいじゃがいもと海鮮がマッチした、北海道ならではの逸品といえます。一皿380円（税別）です。

海鮮居酒屋の定番人気メニューといえば、「鮭トロユッケ」です。新鮮なシャキシャキレタスの上に、たっぷりとのったピンク色の鮭トロユッケとうずらの生卵、そして鮭トロユッケに風味を添えるネギ、刻み海苔がのった一品。鮭の漁獲量日本一の北海道羅臼産の脂ののった天然の雄鮭だけを使用し、鮭の旨味がぎゅっと詰まってとても美味しいです。これ一皿で700円（税別）です。

鮭トロユッケを食べる際には、下に敷いてある刻んだレタスと卵をよく混ぜてから食べるのが「はちきょう流」。脂ののったジューシーでトロっとした鮭に、レタスの甘みとシャキシャキ感が合わさって、とても美味しいです。

小さいのに魚の旨味がギュッと凝縮され、お酒のおつまみにも、朝ご飯のメニューにもなる定番かつ人気のお魚といえば「ししゃも」ですよね。海鮮居酒屋「はちきょう」の隠れ人気メニューでもあります。一皿に4本のししゃもがのって、830円（税別）という、かなり贅沢な一品です。このししゃもは、北海道日高産の本ししゃも。本ししゃもの中でも良質なものを厳選して提供しています。

「はちきょう」のししゃもは、一皿の上にサイズの違いも見てわかるオス、メスのそれぞれ二匹ずつ置かれていて食べ比べが出来ます。その違いは、サイズの違いもありますが、それ以外にオスは全体的に黒っぽく、メスは白っぽいです。さらにオスはおしりのほうがふっくらとしているのですが、メスはおしりのほうが比較的ほっそり、お腹がぽっこりとしています。オスのほうが脂がのっていて美味しいという人もいますが、ぜひ食べ比べてどちらが好みか確かめてみてください。

ここからは、ガッツリ系のおすすめメニューのご紹介です。こちらも居酒屋の定番メニュー「メンチカツ」のはちきょうオリジナル、ホッケメンチカツです。メンチカツといえば、合いびき肉にキャベツや玉ねぎなどのたっぷりの野菜を合わせた一品ですが、はちきょうの場合は、鶏肉とホッケを合わせてしまいました。一皿830円（税別）で3個のっています。かつお節が振りかけられた特製ホッケメンチカツを、はちきょう自家製のタルタルソースと一緒に味わうととっても美味しいです。

自家製タルタルソースと一緒にお味噌もついてきますので、お好みで食べ比べをしてみてください。メンチカツといえば、やっぱり揚げたてサクサク、熱々を、冷えたビールと一緒に味わいたいですよね。こちらも居酒屋に到着して、一杯目の美味しいビールと一緒にサクッと食べるのがおすすめです。

こちらもガッツリ系居酒屋定番メニューの「なまら鶏ザンギ」です。お酒と一緒に食べるだけではなく、白い熱々のご飯と一緒に食べたくなりますよね。「なまら鶏ザンギ」の「なまら」は、北海道の方言で「とても」とか「すごく」という意味。「ザンギ」とは北海道名物の唐揚げのことで、鶏肉にしっかりと下味をつけて、カラッと揚がった衣が特徴で、唐揚げとは違うという人もいるそうです。北海道名物のザンギを、はちきょう風に作ったのが「なまら鶏ザンギ」です。

なまら鶏ザンギは 1個 280円(税抜)、お皿の上にのった大きなザンギの上には、特製の玉ねぎソースがかけられています。お好みでレモンをふったり、マヨネーズをつけたりして味わってください。これを一口食べると、きっと白米が欲しくなると思うので、お腹に「つっこ飯」を食べる余裕を持つためにも、「つっこ飯」は早めにオーダーしておいたほうがいいかもしれませんね。

はちきょうの変わり種メニューの隠れ人気といえる一品「北海道産エゾシカソーセージ」。エゾシカは、北海道に昔から生息するニホンジカの亜種で、その数は年々増えていると言われています。エゾシカのお肉は、ジビエ（鹿肉）と呼ばれ古くから北海道民に親しまれてきました。エゾシカのお肉は、高たんぱく、低カロリー、低脂肪なお肉として知られています。

エゾシカソーセージは一皿に２本のり、北海道産のポテトフライがついて680円（税別）です。他のお店では、なかなか目にすることのないエゾシカのソーセージと北海道産のじゃがいもを使ったホクホクのポテトフライ、そしてビールと一緒にお楽しみください。

さて、海鮮居酒屋「はちきょう」のおすすめメニュー、隠れ人気メニューをご紹介してきましたが、最後はこちらです。居酒屋で必ずと言っていいほど、皆さんが食する「お通し」です。このお通しも、はちきょうならではの工夫が施されています。味だけではなくその見た目のインパクトで、まさに「インスタ映え」ともいえる一品です。新鮮でプリプリとしたイクラが大根おろしの上に置かれているのですが、そこに添えられている薄い昆布、よく見ると北海道の形をしているんです。そして、昆布の真ん中には、はちきょうの文字があります。

なんとまぁ手の込んだお通し！食べてしまう前に記念に1枚写真を撮っておいてください。あとで話のネタにあがったときに周りに見せられますよ。こちらのお通し、値段は470円（税別）。小さなお通しとしては、結構しっかりとしたお値段がとられますが、美味しいイクラだけでなく後々話のネタになることも考えたら、これもありだと思います。はちきょうならではの、お客様を楽しませようというホスピタリティの現れかもしれません。

札幌名物　海鮮居酒屋「はちきょう」のつっこ飯、そしておすすめメニュー10選はいかがでしたでしょうか。見ているだけでヨダレが口の中に広がってしまうような、お腹がすいてきたような気分になりますよね。はちきょうの「つっこ飯」はいくらの迫力だけでなく、味の美味しさ、店内の雰囲気など、まさにそこでしか味わえない名物料理です。地元の方はもちろんのこと、札幌へ旅行や出張などで行くことがあったら、ぜひ時間を見つけて、海鮮居酒屋「はちきょう」へ足を運んでみて、北海道の海の幸「はちきょう」の味を楽しんでみてください。