スリランカ・アーユルヴェーダ徹底解析！基礎知識から素敵な施術が人気のおすすめスポット5選

アーユルヴェーダ（ayurveda）は、サンスクリット語の(アーユス aayus=生命)と(ヴェーダ veda=知識、学問、真理)が合わさった言葉で、南インドに伝わる自己治療の科学として5000年の歴史を持つ伝統医療。

スリランカアーユルヴェーダの特徴は、デーシャチャキッサという固有の伝統医療と融合されて、スリランカのみに自生するハーブや薬草を使うところ。

アーユルヴェーダを通して自身の体や心の状態に向き合い理解し、心身の調和のとれた健康を保ち、病気になりにくい心身をつくるという予防医学。

アーユルヴェーダにおいて、私たちの体の中ではバータVATA=(風)、ピッタPITTA=(火)、カパKAPPHA(土)=土　これら3つが働いていると考えられています。
3つのドーシャはバランス良く平均して持っているのが理想ですが、生活環境や食事、ストレスなどによりバランスを崩し、いずれかが過多になった際に体を壊すと信じられています。

アーユルヴェーダのトリートメントを受ける前は、自身の体質ドーシャチェックが行われます。上記のいずれかもしくは複合タイプのいずれかに大別され、その体質によって食べ物やトリートメントが変わってきます。

【ヴァータ VATA】風タイプ
□　背が高いもしくは背が低くてやせ形
□　太りにくい
□　色黒
□　目が細いもしくは小さい。左右の大きさが違う
□　寒いより暖かいほうが好き
□　便秘がち
□　早口。おしゃべり。ハスキーボイス
□　甘い、塩辛い、脂っぽい食べ物が好き
□　眠りが浅い。夜中に目が覚める
□　心配性もしくは怖がり
□　落ち着きがない。熱中する
□　気が変わりやすい。せっかち。気分屋

【ピッタ　PITAA】火タイプ
□　中肉中背
□　よく汗をかく
□　黄みがかった肌色。しみそばかす。ニキビ
□　スタミナあり
□　涼しいほうが好き
□　下痢をしやすい
□　はきはきしゃべる。大きい。甲高い
□　甘い、あっさり、温かい、苦い食べ物が好き
□　睡眠はぐっすり
□　効率的にこなせる。競争好き。強引
□　短期。意欲的。攻撃的

【カパ　KAPPHA】土タイプ
□　がっしり体型
□　太りやすい
□　汗をかかない
□　色白
□　目が大きい。澄んでいる
□　持久力がある
□　普通の排便
□　クリーミー、甘い、スパイシーな食べ物が好き
□　眠りが深い。いびき
□　独占欲強い。几帳面。穏やか。情緒的
□　寛容

アーユルヴェディックフードは、味覚を6つに分けて体質にあった食を指導される。

1. 辛味　“温める”　唐辛子、ショウガ、ニンニク、胡椒などの香辛料、ワサビなど
2. 酸味　“温める”　酢、梅干し、ヨーグルト、チーズ、レモン、漬け物、味噌、発酵食品など
3. 塩味　“温める”　漬け物、醤油、塩、昆布、トマト、キュウリなど
4. 渋味　“冷ます”　緑茶、紅茶、渋柿、豆類、薬など
5. 苦味　“冷ます”　緑黄色野菜、苦瓜など
6. 甘味　“冷ます”　米、麦、砂糖、牛乳、バター、ココナッツ、肉、魚など

英語ができても、体調を表現するのは意外と難しいもの。そこで、日本人スタッフ又は通訳がいる施設で安心のリトリートをご紹介。

空港から車で約3時間。世界遺産のシーギリアロックにほど近い、比較的新しいアーユルヴェーダリゾート施設。

濃い緑に包まれ目の前にオーガニックファームが広がる、正真正銘大自然に囲まれた癒し環境です。

コンサルテーションシートも日本語、日本人オーナーというところもとっても安心。

森林セラピーを浴びながら早朝ヨガに始まり、リトリート、野菜中心のアーユルヴェティックの食事が朝昼晩と用意されています。

深い森の中でゆっくりと癒されるのは間違いなし。

料金に食事やトリートメントヨガまで含まれているのも、また安心。

空港から約80km離れたインド洋ビーチに面した、親子3代続く歴史ある老舗リトリート施設。シッダレパアーユルヴェーダ病院は1987年設立。

スリランカへ旅行へ来た人の滞在も多く、食事もアーユルヴェーダとウエスタンフードのビュッフェが用意されている。コンサルテーションの際に、自分に合った食事を事前に聞いておくのがベスト。

自社ハーブ農園もあり、シッダレッパ・バームという塗り薬は国内で使われるほど有名。

ドクターとプランを組み立て、朝はプールサイドヨガから始まり、アーユルヴェーダの食事ビュッフェ、トリートメントというプラン。6日から27日と短期から長期のプランがあるので、自身にあったプランを選んでしっかりとリトリートしてもらいましょう。
日本語対応もしてくれるので、事前にホテルにお願いしておくとスムーズ。

シッダレパアーユルヴェーダヘルスリゾートよりも、さらに南下したベルーワーラBeruwalaという地域にあり、こちらもインド洋に面した老舗施設。

ドクター問診の際は日本語の通訳があり、しっかりと自身の体調を説明できるので安心。

食事ビュッフェはそれぞれのメニューに、タイプ毎に摂取して良いかどうかアドバイスが表示されていて細部までとても丁寧。

また、インド洋やスリランカの森林の景色を眺められる庭園に立てられたバーベリンビーチも合わせてチェックし、自身に合った施設を選ぶこともできる。

空港から約3時間、スリランカの古都キャンディに位置する日本のハーブ＆アロマ専門店　生活の木がプロデュースするリゾート施設。

トリートメントのほか、アーユルヴェーダ普及協会（JAPA）認定、スリランカ政府認定資格　”アーユルヴェーダセラピスト”　を12日間かけて取得するプランもあり。

スリランカ南部ヨーロピアンな佇まいが残るコロニアルタウンゴールの高台に、築150年の歴史をもつ英国式洋館のリトリート施設。

紅茶畑とシナモン畑に囲まれた広大な施設で、ティー、アーユルヴェディック食事、リトリートを受けることができる。

通訳をしてくれるのが日本人というのも安心なところ。

アーユルヴェーダ研究所を設置しており、レベルに合わせた約1週間のセラピストコースの受講も可能。

スリランカには丁寧に日本語対応してくれるアーユルヴェーダ施設がとっても充実。

次の休暇は大自然の中、リトリートとヘルシーな食事で心身ともにリチャージしてみてるのもいいかも。