繊細な彫刻技術!龍門石窟で仏教芸術に酔いしれよう

敦煌の莫高窟(ばっこうくつ)、大同の雲崗石窟(うんこうせっくつ)とともに、中国三大石窟に数えられる龍門石窟。古都洛陽の郊外、伊水のほとりに鎮座する11万体もの仏像は、ただただ圧巻です。仏教芸術の粋が結集した龍門石窟の魅力に迫っていきましょう。

古都洛陽にある三大石窟のひとつ、龍門石窟

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中国の首都・北京から飛行機で1時間半の地にある洛陽。この古都の郊外を流れる伊水のほとり、龍門山と香山の山肌に中国三大石窟のひとつ、龍門石窟が広がっています。

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南北1キロ以上にわたって掘られている石窟の数は、なんと2100以上。中国の北魏の時代、大同で造営された雲崗石窟(うんこうせっくつ)から、洛陽遷都に伴い引き継ぐ形でこの龍門石窟の造営が始まりました。今から実に1500年以上も昔、西暦494年ごろのことです。

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その後北魏は内乱と分裂の時代を迎え石窟の造営は一時中断し、また唐の時代に再開。その間約400年、身分を問わず仏教を熱心に信仰する人々が寄進を続け、彫られた大小さまざまな仏像の数は11万体にもおよびます。

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中国三大石窟のひとつ莫高窟のような華やかな色合いや、雲崗石窟のようなふくよかな質感とは無縁であるものの、繊細で緻密な彫刻技術が見られる龍門石窟の芸術的価値は大変高いものとなっています。

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岩肌に彫られる像、そして石窟の中からのぞく像。当然どれひとつとして同じ表情、同じ姿のものはありません。1体1体を丁寧に見てまわるとすれば、一体どれくらいの時間がかかるのか見当もつきませんね。

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洞に丸く彫られる仏像群。すべての視線が自分に向いているかのようです。これが1体1体「置かれている」のではなく「彫られている」像だというのだから、本当に驚きですね。1500年も昔の高度な彫刻技術に思いをはせずにはいられません。

龍門石窟のハイライト、奉先寺洞

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龍門石窟を遠くから眺めてもよく目立つ、奉先寺洞。この地で最大の石窟となっています。造営がなされたのは7世紀半ばのこと。唐の第3代皇帝高宗の時代です。

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本尊である廬舎那仏は高さが約17メートルもあり、龍門石窟でもっとも大きいものとなっています。端正で柔和な顔立ちをしていますね。高宗の妻で、後に中国史上唯一の女帝となる則天武后の顔に似せて造られたのだとか。

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廬舎那仏を中心に、全部で9体の像が並ぶ奉先寺洞。則天武后が、その威信をさらに世に知らしめるべく、大金を寄進して造らせたと言われています。

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左から観音像、天王像、金剛像。どれも高さは10メートルを超えています。

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則天武后はさらに高宗の死後、1万5千体もの小さな仏像がぎっしりと刻まれた万仏堂を造営しました。この、まるで蜂の巣のような岩肌の模様…よく目を凝らしてご覧になってください。ひとつひとつが仏像なのですよ!

龍門石窟(Longmen Grottoes)

住所:
中華人民共和国河南省洛陽市龍門文化旅游園区龍門村
営業時間:
7:30~22:30
電話番号:
0379-5981342
アクセス:
北京から洛陽まで飛行機で約1時間30分、空港から龍門石窟まで車で約40分

11万体の仏像が鎮座する姿が圧巻の龍門石窟。芸術性の高さからも中国美術史上大変貴重な史料となっており、2000年には世界文化遺産にも登録されています。前身とも言える雲崗石窟とともに、1度訪れてみてはいかがでしょうか。

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
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