ベルリンおすすめの人気観光名所24選!中心部だけじゃもったいないドイツ最大都市の魅力

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ドイツの首都ベルリン。ドイツ最大の都市で行政の中心地として機能しています。また、名所旧跡も多く集まった観光地として、世界中から旅人が訪れている場所でもあります。観光スポットは中心部となるミッテ区に集中していますが、そこだけじゃありませんよ!ベルリンの見どころを紹介します。

ストーリー・オブ・ベルリン(The Story of Berlin)

「ベルリン」という名前は、スラヴ語からきていると考えられています。ベルリンに人が住みつき始めたのは紀元前6万年頃。ベルリンという都市ができるずっと前のことです。その後さまざまな民族がこの地に住み着いたり去ったりと、歴史を紡いでいきます。

「ベルリン」という名前が文献で確認されるのは、13世紀のこと。「ストーリー・オブ・ベルリン」は、ベルリンが文献に登場してから現在までの約800年にわたる歴史を旅するための体験型博物館なんです。

見どころは地下の核シェルター。東西冷戦の時代に作られた本物だそうです。3600人を2週間にわたって収容可能だったとか。実際に生活ができるよう、トイレ・キッチン・空気清浄機・発電機・水をろ過する施設が備え付けられていたといいます。

ストーリー・オブ・ベルリン(The Story of Berlin)
住所:
Kurfürstendamm 207-208 10719 Berlin
営業時間:
10:00~20:00
電話番号:
+49 30 88720100
定休日:
無休
入場料:
12ユーロ
アクセス:
ベルリン動物園(Berlin Zoologischer Garten)駅から徒歩約12分

連邦議会議事堂(Reichstag building)

帝政ドイツ時代に建てられた建築物で、その後のワイマール共和国時代にも使われていました。1933年に謎の出火によって炎上。第二次世界大戦でも空襲を受け、さらに破壊されています。修復されたのは、東西ドイツが統一された後になってから。

屋上にはガラス張りのドームが設置されており、中を見学することができます。ドームの直径は38メートルで、高さは23.5メートル。地上からドームの天辺までは47メートルになります。ベルリン市街を一望することができる人気の観光スポットです。

連邦議会議事堂(Reichstag building)
住所:
Platz der Republik 1 11011 Berlin
営業時間:
08:00~00:00
電話番号:
+49 30 22732152
定休日:
不定休
入場料:
無料
アクセス:
ベルリンフリードリッヒ通り駅(Bahnhof Berlin Friedrichstraße)から徒歩約12分

ベルリン大聖堂(Berlin Cathedral)

ドイツ福音主義教会を構成する、ベルリン=ブランデンブルク=シュレージッシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会に属しており、ドイツ国内で最も大きなプロテスタントの教会です。

地下納骨堂には、かつてドイツを支配したホーエンツォレルン家の皇帝を始めとする、一族が眠っています。400年以上にもわたって納められた棺の数は94にも及びます。グルフトと呼ばれるその場所は見学可能です。

ベルリン大聖堂(Berlin Cathedral)
住所:
Am Lustgarten 10178 Berlin
電話番号:
+49 30 20269136
営業時間:
9:00~20:00(月~土)
     12:
00~20:00(日・祝)
     10月1日~3月31日までは19:
00まで
定休日:
不定休
入場料:
7ユーロ
アクセス:
ベルリンアレクサンダー広場駅(Berlin Alexanderplatz Bahnhof)から徒歩約11分

マリエン教会(St. Mary's Church)

森鴎外の小説「舞姫」の舞台になったといわれるマリエン教会。13世紀に創建されたと伝えられる、ゴシック建築様式の教会です。数々の芸術品を収蔵しており、中でもタワーホールにあるフレスコ画「死の舞踏」は一見の価値あり。

また素晴らしいオルガンを備えていて、コンサートが月に10回以上行われることも。歴史ある教会で、心安らぐ音色に耳を傾けてみるのもいいですね。

マリエン教会(St. Mary's Church)
住所:
Karl-Liebknecht-Str. 8, 10178 Berlin
営業時間:
10:00~18:00
電話番号:
+49 30 24759510
定休日:
無休
入場料:
無料
アクセス:
ベルリンアレクサンダー広場駅(Berlin Alexanderplatz Bahnhof)から徒歩約4分

トポグラフィ・オブ・テラー (Topography of Terror)

ベルリンの壁に沿ってナチスについてのパネル展示がしてあります。
中にはユダヤ人が処刑される写真も・・・。
前にはゲシュタポの跡地があり、ドイツ語と英語で解説がされています。
このゲシュタポ跡地には1961年にベルリンの壁が立つという、2重の歴史が重なったところでもあります。
なんだか考えさせられますね。

出典: the-talks.com

ホロコーストの歴史を辿る展示館もあります。
負の歴史に向き合い、自国の責任を問い二度とこのようなことを起こさせないという意志が伝わってきます。

教科書だけでは見ることのできない、膨大な量の写真が見れます。
ヒトラーだけでなく、ヒトラーと同じように悪人だったラインハルト・ハイドリヒの写真も。
地下にはナチス本図書館があり、近所の大学生たちは研究をしているのでしょうね。

トポグラフィ・オブ・テラー (Topography of Terror)
住所:
Niederkirchnerstarasse 8, 10963 Berlin
営業時間:
10:00~20:00
アクセス:
チェックポイントチャーリーから徒歩4分
定休日:
なし
電話番号:
030-2545-0950
料金:
無料
おススメの時期:
通年

ホロコースト慰霊碑 (Des Denkmal fur die ermordeten Juden Europas)

2005年ブランデンブルク門の南に建てられたホロコーストで亡くなったユダヤ人のための記念碑。
正式名称は「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」。
この記念碑が作られるまでは紆余曲折があったようで、他にも亡くなったヨーロッパ人はたくさんいたのに、なぜユダヤ人だけ?という批判もあったようです。

全部で2711基。大小さまざまなコンクリートが並んでいます。
柵もないので中に入れます。
墓石は思っているより高いんですよ。

出典: dradog.de

地下にはホロコーストに関する情報センターがあり、ホロコーストで亡くなった犠牲者の氏名も展示してあります。
10人ずつ入場制限がされ、ユダヤ人の迫害から虐殺までの歴史と収容所から送られてきた手紙も見れます。
虐殺されたユダヤ人たちにもそれぞれ家族があったんだということが知れるはず。

ホロコースト慰霊碑(Des Denkmal fur die ermordeten Juden Europas)
住所:
Cora-Berliner-Strasse 1,10117 Berlin
営業時間:
0:00~0:00
情報センター10:
00~20:00
(冬期10:
00~19:00)
アクセス:
ポツダム広場から徒歩8分
定休日:
なし
電話番号:
030-263-9430
料金:
無料
おススメの時期:
通年

ベルリン・ユダヤ博物館 (Judisches Museum Berlin)

ホロコーストに関して展示してある博物館。
設計者のダニエル・リべスキントの家族はホロコーストの被害者だそう。
博物館の構造は大変ユニークで、地下は2本の道から構成されています。

1つ目はホロコースト・タワーへの道は、強制収容所で亡くなられた方たちへの遺留品が展示してあります。

ホロコーストタワーという塔は高さ24メートルにもなり、はるか上に窓が1つあるのみ。
ホロコーストの犠牲者を悼む場所となっています。

2つ目のホフマンの庭への道は、亡命した人たちの姿が展示してあります。
49本の高さ6メートルのコンクリートの柱が立っています。
庭はななめに傾いていて、亡命する不安な気持ちを表しています。

地上の展示場には、ユダヤ人の歴史が詳しく展示してあります。
とにかく情報量が多いことで有名。

ベルリン・ユダヤ博物館(judisches Museum Berlin)
住所:
Lindenstrae9-14, 10969 Beriln
営業時間:
10:00~22:00
火~日曜日10:
00~20:00
アクセス:
地下鉄U2 U6 Hallesches Tor徒歩5分
定休日:
なし
電話番号:
030-2599-3300
料金:
大人€5 6歳まで無料
おススメの時期:
通年

新シナゴーグ (Neue Synagoge)

1866年に建てられたドイツで最も大きいユダヤ教会。
戦前にはアインシュタインがここでバイオリンの演奏をしたこともあるんだとか!
最大で3000人が収容できます。

ガラスの玉ねぎのようなドームが特徴的。
この教会はナチスによる「水晶の夜」事件により放火され、現在は一部しか残っていません。
「水晶の夜」事件というのは1938年、ホロコーストの発端となった事件のこと。
ナチ党員がユダヤ人の商店やシナゴーグを襲撃、多くのユダヤ人を殺しました。
この「水晶の夜」事件から反ユダヤ主義の暴動がドイツ各地で発生することになります。

教会内部はアラベスク模様の装飾が美しいです。

展示室と会議室があり、破壊される前の建物の一部や調度品が展示してあります。

新シナゴーグ(Neue Synagoge)
住所:
Oranienburger Str. 28-30, 10117 Berlin
営業時間:
10:00~22:00
火曜日~木曜日10:
00~18:00
金曜日10:
00~17:00
アクセス:
モンビユーパークから徒歩3分
定休日:
なし
電話番号:
030-8802-8300
料金:
€5 ドーム€3
おススメの時期:
通年

DDR博物館 (DDR Museum)

旧東ドイツでの日常生活をテーマごとに展示してある博物館。
実際にどれだけ規制されていたか、国から市民に配給されていたものがわかりますよ。
解説は英語とドイツ語。
子どもでも楽しめますが、大人ももちろん楽しめます!

旧東ドイツの住居空間を再現した部屋もあります。
実際に扉や引き出しを開けたりでき、展示法がユニークです。

旧東ドイツの国産車でもあるトラバントにも実際に乗ることができます!

旧東ドイツのことをあまり知らない方でも、当時の雰囲気を感じ取ることができますよ。
併設されたレストランでは旧東ドイツの料理が食べられます。
入場券を見せるとなんと10%割引!

DDR博物館 (DDR Museum)
住所:
Kari Liebknecht Strasse 1, Berlin
電話番号:
030-847-12-3731
営業時間:
10:00~20:00 土曜日10:00~22:00
アクセス:
S場バーン5,7,75号線ハッケシャーマルクト駅から徒歩10分
定休日:
なし
料金:
€6
おススメの時期:
通年

アレクサンダー広場 (Alexanderplatz)

ベルリンの交通の要衝でもある広場。
ロシア皇帝アレクサンドル1世が1805年にベルリンを訪問されたことを祝い、この名がつきました。
シュプレー川の東に広がっています。

冷戦時代には旧東ドイツの中心地でした。
ここから見る高層ビル群は社会主義国であった旧東ドイツの名残を垣間見ることができるかも…。

ここはベルリンで最大とも言われるデモが起こった場所でもあり、ベルリンの壁が崩壊する5日前に50~100万人の市民が集まり、政治体制の変化を求めていました。
今では色々なお店があり、大道芸人がパフォーマンスしていたりします!
地元の人たちもここで腹ごしらえをしますよ。

この広場には世界時計という世界中の時刻がわかる時計があります。
これは旧東ドイツ時代に作られました。
地元民の待ち合わせ場所として利用されていますよ。

アレクサンダー広場 (Alexanderplatz)
住所:
Berlin, 10178 Germany
アクセス:
DDR博物館から徒歩11分
定休日:
なし
料金:
無料
おススメの時期:
通年

テレビ塔 (Berliner Fernsehturm)

アレクサンダー広場にあるテレビ塔で、ベルリンのどこからでも見えるランドマークとなっています。
旧東ドイツ地区だった場所に、1965~1969年にかけて建てられ、旧東ドイツのシンボルでした。
当時旧東ドイツ国家評議会委員長のヴァルター・ウルブリヒトは、テレビ塔が社会主義の優位性を表すシンボルとして誇っていたそう。
今は年間100万人の観光客が訪れるほどの人気!

展望台からは203mの高さからベルリンの街並みが見れますよ。
日程が決まっている方はWEBでチケットを買っていかれたほうが楽です!

回転レストランもあり20分で1周します。
朝食だとセットメニューが4種類。
回転しながらゆっくりご飯を食べてくださいね。

テレビ塔 (Berliner Fernsehturm)
住所:
Panoramastrasse 1A, 10178 Berlin
電話番号:
030-2475-75-875
営業時間:
9:00~24:00(11~2月)10:00~24:00
アクセス:
アレクサンダー広場から徒歩1分
定休日:
なし
料金:
€13 子供(4~16歳)€8.50
おススメの時期:
通年

赤の市庁舎 (Rotes Rathaus)

アレクサンダー広場近くの市庁舎。
1861~1869年に建てられました。
1950年にアメリカから平和の象徴として自由の鐘が贈られ、今も正午に鐘を鳴らしています。
第二次世界大戦による爆撃により1度壊されたものの、現在では再建されました。
東西分断時代には旧東ドイツの市庁舎で、今はベルリンの行政機関として利用されています。

ピラーホールは高さ9mという広々としたオレンジ色の天井が美しいです!
ここにはドイツの歴史の中で重要な人たちの胸像が展示されています。

クリスマス前になるとクリスマスマーケットが市庁舎前で開かれるんですよ!
スケートリンクが特設されたり、観覧車がライトアップされてとってもきれい!

赤の市庁舎 (Rotes Rathaus)
住所:
Ratausstrasse 15, 10178 Berlin
営業時間:
09:00~18:00
電話番号:
030-90-260
アクセス:
アレクサンダー広場から徒歩7分
定休日:
土曜日、日曜日
料金:
無料
おススメの時期:
通年
maporinn

海外旅行、国内旅行どちらも大好き!一人でふらっと海外に行けたらいくことも。
英語が好きでイギリスには留学経験もあり。
色々な国に行って見たいです!

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