美味しいラーメンチェーン店15選！おすすめ&病みつきメニューをご紹介

現代日本の国民食と言っても過言ではないのが、ラーメンです。その中でも「醤油味が好き」、「太麺が良い」など、ラーメンの好みも十人十色です。
今回は日本各地に展開している、おすすめラーメンチェーンをご紹介します。誰もが知っている大手チェーンはもちろん、個性派チェーン、地域限定のお店など、どれも個性豊かです。自分の好みに合うラーメンチェーンを探す際に、ぜひ参考にしてみてください。

また、お店の持つこだわりなどもあらかじめ知っておけば、普段何気なく食べているあのラーメンも、より一層美味しく感じられるかもしれません。

昭和29年創業の「幸楽苑（こうらくえん）」は、株式会社幸楽苑が運営する大手ラーメンチェーンです。現在、関東・東北・中部地方で約480店が展開しています。

提供しているメニューは、ラーメン・つけ麺・定食・一品料理・ドリンク・デザートなどです。キッズメニューやテイクアウトも販売しているので、老若男女問わず利用しやすいお店となっています。

主力商品であるラーメンは、とにかくシンプルでリーズナブルな価格、さらに万人受けする味付けとなっているため、仲間内や家族連れにも好評となっています。また郊外の道路沿いなどにも多く出店しているため、車で通りがかった際でも、気軽に来店しやすくなっています。

そんな幸楽苑のおすすめは、「中華そばプレミアム（税込み740円）」です。器からはみ出るほどの特大チャーシューが圧巻のラーメンとなっています。

低温で熟成調理したチャーシューは、口の中でとろけるような柔らかさです。
またスープは、鶏肉・豚肉・牛肉・野菜・鶏ガラ・豚骨など様々な原料から抽出・配合した、こだわりのスープです。お子様からお年寄りまで、どの世代にも愛されるような、家庭的なやさしい味わいを守っています。

また麺の原料は、中華麺用小麦粉の中でも最高品質の「天壇（てんだん）」を使用しています。
天壇で作られた麺は、見た目も美しく、のど越しはなめらか、しなやかな食感が魅力的です。
あっさりでありながらコクのあるスープと天壇を使用した麺は、相性抜群です。

昭和46年創業の「天下一品」は、株式会社天一食品商事が運営する、京都北白川を発祥地とするラーメンチェーン店です。現在236店舗が展開中です。

提供しているメニューは、ラーメン・定食・一品料理などです。
主力商品であるラーメンのスープは、「こってり」・「あっさり」・「屋台の味」の3種類から選べます。ラーメン・トッピングの種類も豊富となっています。

特に、創業者が約4年間の研究の末に誕生させた「こってりスープ」が有名です。
鶏がら・野菜などの食材を、じっくりと炊き出すなどして作られたスープは、口当たりはこってりでありながら、後味は意外なほどすっきりしている、まさに秘伝のスープとなっています。

そんな天下一品おすすめは、40年以上の歴史を持つ看板メニュー「こってりラーメン（税込み770円）」です。

鶏ガラと11種類の野菜を長時間じっくり煮込み、鶏の旨味と野菜の甘みを最大限に活かした、コクと深みを極めた独創的なスープが自慢となっています。そのためスープはドロリとしていて、麺に絡みつくかのような粘度を持っています。
メニューの名前こそ「こってり」ですが、口に含んでみると、驚くほどクドさを感じさせないまろやかな味わいが絶品です。

初めて注文する人は驚くかもしれませんが、食べ終わりお店を出る頃には、「もう一度食べに行こう」と思わせる一杯です。

「日高屋」は株式会社ハイデイ日高が運営する、低価格が特徴のラーメン・中華料理チェーンです。現在、関東を中心に約390店舗が展開しています。

提供しているメニューは、ラーメン・餃子・おつまみ・定食・ドリンクなどです。

まずどのメニューもリーズナブルな価格であることが大きな魅力のひとつです。その理由は、全店舗で使用する食材を、少人数の社員で稼動する、工場のセントラルキッチンで製造しているためです。
また、メニューも飽きの来ないシンプルでスタンダードなものにしているので、どの世代の客層にも利用しやすくなっています。
さらに定食・おつまみ・サイドメニューも豊富にすることで、普段居酒屋を利用するお客からも好評となっています。

そんな日高屋のおすすめは、「中華そば（税込み390円）」です。

スープは魚介系の香りで、麺は中太麺です。醤油が効いたあっさりした風味となっています。
具もチャーシュー・メンマ・のり・ネギとオーソドックスな構成なので、幅広い世代に愛される王道ラーメンになっています。
低価格かつシンプルなメニューなので、初めて来店した人はもちろん、常連客にも頻繁に注文されている看板商品となっています。

また、お酒を飲んだ後のシメとしても、おすすめできるメニューです。

1992年に創業した醤油豚骨ラーメンの先駆け「らあめん花月嵐」は、グロービート・ジャパン株式会社が運営するラーメンチェーンです。現在日本全国で250店舗以上が展開中です。

提供しているメニューは、種類豊富なラーメン・餃子・唐揚げ・焼飯などです。ラーメンのトッピングも11種類以上あり、季節・期間限定メニューも定期的に行うため、いつ来店しても新しい発見があります。
ラーメンは、熟成した秘伝のたれによる「嵐げんこつラーメン」が人気となっています。

また、都内の行列ラーメン店・有名シェフ・人気ご当地グルメなどと提携した「コラボラーメン」も随時企画しているので、気になる方は随時チェックする必要があります。

そんな花月嵐のおすすめは、不動の人気No.1「嵐げんこつらあめん（税込み720円）」です。

豚骨の中でも旨み成分が多く含まれている大腿骨の部分「げんこつ」を長時間じっくり煮込み仕込んだスープが自慢です。
さらににんにくも煮込み、エキスをたくさん溶け込ませています。うまみは残しつつ、にんにくの臭いが気にならないように工夫しながら仕上げています。背脂は独自の厳しい基準に適合した上質なものだけを使用しているため、甘みもあり、まろやかな口当たりですっきりとした風味になっています。

また卓上にある無料トッピングの、「激辛壺ニラもやし」をラーメンに乗せて食べるのもおすすめです。

名古屋のソウルフードとも言われる「スガキヤ」は、スガキコシステムズ株式会社が運営する、ラーメンや甘味などを扱うチェーン店です。
中部・近畿地方にあるアピタ・ピアゴ・イオンなどの、ショッピングセンター内のフードコートを中心として、約320店舗が展開をしています。

提供しているメニューは、ラーメン・カレー・丼・甘味などです。ラーメンはトッピングや麺の大盛などにも対応しており、セットメニュー・期間限定メニューなども実施されています。

また、スガキヤでラーメンを注文すると、スプーンとフォークが合体した「ラーメンフォーク」という食器が一緒に添えられるのが特徴的です。

そんなスガキヤのおすすめは「特製ラーメン（税込み480円）」です。
スガキヤ特製焼豚が5枚と半熟玉子が入った、値段はリーズナブルでありながらスペシャルなメニューです。

スガキヤのスープは伝統の和風とんこつで、豚ガラから抽出した豚骨スープと、昆布や魚介からとられたダシを合わせて作られたこだわりの風味です。

また半熟玉子の黄身を潰して、麺に絡める食べ方も美味しいです。
量が少し物足りない方は、プラス100円で麺を大盛りに出来るので、そちらもおすすめです。

黄色を基調とした看板が特徴的な「来来亭」は、株式会社来来亭が運営するラーメンチェーン店です。創業地である滋賀県を含む近畿地方を中心に、現在約217店舗を展開しています。
店舗のほとんどが駐車場付きのロードサイド店舗のため、遠方からでも来店しやすくなっています。

提供しているメニューは、ラーメン・定食・一品料理・ドリンクなどです。
来来亭のラーメンは、京都風醤油味のあっさりとした鶏ガラスープに背脂が入っているのが特徴です。
またサイドメニューも充実しており、餃子・小籠包などのこだわりの中華料理が楽しめます。

そんな来来亭のおすすめは「ラーメン（税込み700円）」です。来来亭の種類豊富なラーメンの中で、最もシンプルな看板メニューです。

京都風醤油味の鶏ガラスープに、背脂をたっぷりと使用しているのが特徴です。表面の背脂と、中の鶏ガラベースのスープの組み合わせは、コクがありながらも決してくどくない味わいで、最後まで飲み干せる一杯です。麺はコシのある細麺を使用し、こだわったスープとベストマッチです。
どの世代のお客にも愛されるラーメンを作りたいという、非常に難しい目標を掲げ、日々創意工夫し辿り着いた味です。

「くるまやラーメン」は、東京都足立区綾瀬に本社を置く、株式会社くるまやラーメンが運営するラーメンチェーンです。現在国内で約170店舗を展開しています。

提供しているメニューはラーメン・一品料理・ミニ丼・ドリンクなどです。

ラーメンのスープは大きく分けて、味噌味・醤油味・塩味・中華味・カレー味などがあり、非常に種類豊富です。また注文したラーメンの種類によって、麺の太さ・ニンニクの有無も変わります。さらにトッピングも13種類と多く、自分だけのお気に入りラーメンを作ることも出来るでしょう。

また公式サイトでは、くるまやラーメンのメニューランキングを行っており、「味噌ラーメン」が不動の1位となっています。

そんなくるまやラーメンのおすすめは、「ねぎ味噌ラーメン（税込み860円）」です。
一番人気の味噌ラーメンに、辛みねぎを乗せたメニューとなっています。

濃厚な味噌ラーメンにはにんにくがたくさん入っているため、美味しく食べられるのはもちろん、ニンニクのスタミナ増進効果で、疲れた体に活力を与えてくれます。さらに刺激的な辛みネギは、食欲や元気の出ない時などにおすすめです。

またプラス290円で、ミニ丼（みそ味豚そぼろ丼・ねぎチャーシュー丼・温玉メンマ丼のいずれか）を付けることが可能なので、そちらのセットメニューも人気となっています。

赤色の看板が目印の「ラーメン山岡家」は、株式会社丸千代山岡家が運営するラーメンチェーン店です。

山岡家はセントラルキッチンを持っておらず、すべて店舗内で調理しているのが特徴です。そのため手作りでしか出せない本格的な味が堪能できます。

レギュラーメニューのラーメンは全29種類もあり、バリエーション豊富となっています。また、朝・ランチ・期間限定メニューもあるので、いつ来店しても新たな発見があることでしょう。

また山岡家のスープは、材料は水と豚骨だけの、本物の豚骨スープとなっています。また豚骨に合うストレート太麺や、秘伝のタレに漬け込んだチャーシュー・国産の専用ネギなど、すべての食材に強いこだわりを持っています。

そんな山岡家のおすすめラーメンは、「特製味噌ラーメン（税込み770円）」です。
濃厚な白味噌を使用した、ワンランク上の味わいが楽しめるラーメンとなっています。

具材はチャーシュー・ほうれん草・ネギ・海苔がトッピングされています。
特製スープは、山岡家のこだわりの豚骨が下地となり、そこに濃厚な白味噌が加えられているため、非常に濃厚でこってりした風味に仕上がっています。その奥深い味わいは、リピーターが続出するほどの人気ぶりです。

また、白味噌の持つまろやかさが豚骨特有のクセを緩和させているので、初めて山岡家に来店した方にもおすすめ出来るメニューとなっています。

福岡県発祥の「博多一風堂」は、株式会社力の源カンパニーが運営する、ラーメンのグローバルブランドです。日本国内では、現在93店舗が展開中となっています。

1980年代の博多ラーメンのイメージを覆すような、女性が一人でも入りやすい店舗と、豚骨特有の臭みを消しつつ濃厚な深みのあるスープ、こだわりの自家製麺が大変人気となっています。

提供しているラーメンは、豚骨味の「白丸元味」、ピリ辛味の「赤丸新味」、豆板醤や甜麺醤などを配合した肉味噌をトッピングした「一風堂からか麺」などがあります。
また、その地域にしかない食材を活かした「一部店舗限定ラーメン」もあり、その限定ラーメンを求めて遠方から来店するファンもいるほどです。

そんな一風堂のおすすめは、原点の「白丸元味（税込み790円）」です。
創業当時より受け継いでいる味に改良を重ねつつ仕上げた、一風堂の原点とも言えるラーメンです。

約18時間の調理と丸1日の熟成を経た、豚骨の旨みが限りなく凝縮されたスープが絶品です。
そのコクがありまろやかなスープに、香りと歯ごたえを楽しめる細麺「角刃麺線26番」が見事にマッチしています。口当たりもさっぱりしているので、「豚骨ラーメンが苦手」というお客や年配の方も注文されている一杯です。

またプラス130円で替え玉も出来るので、 「ふつう」・「カタ」・「バリカタ」・「粉おとし」の中から、ぜひ好みの麺の硬さで注文してみてください。

1967年創業の「8番らーめん」は、株式会社ハチバンが運営している日本のラーメンチェーン店です。現在北陸3県（石川県・富山県・福井県）を中心に、120店舗以上が展開しています。

提供しているメニューは、ラーメン・飯・点心などです。またセットメニュー・季節限定メニューも数多くそろっています。

ナルトの代わりに数字の8の模様が付いたかまぼこ「ハチカマ」が、ラーメンにトッピングされていることが大きな特徴となっています。
また、8番らーめんの主力メニューである「野菜らーめん」は、鮮度の高いキャベツ・にんじん・玉ねぎ・もやしを、中華の料理法である「爆（バオ）」で、瞬時に炒めることによって、野菜のうまみを逃がさない、しゃきしゃきとした食感が評判となっています。

そんな8番らーめんのおすすめは、「味噌野菜ラーメン（税込み649円）」です。
炒めた野菜・チャーシュー・メンマ・ハチカマをトッピングした、人気ナンバーワンのメニューとなっています。

8番の麺は、雪解け水が地中深くまで染み込んだ白山連峰からの伏流水と、高品質の小麦粉から作られているため、独特のコシがあります。
そんなこだわりのちぢれ太麺は、鮮度の高い野菜達にも決して負けることのない、強い存在感があります。
また、コクのある濃厚な味噌スープも、野菜や麺、それぞれの良さを引き出している絶品です。

「丸源ラーメン」は、株式会社物語コーポレーションが運営するラーメンチェーン店です。現在日本国内で約100店舗が展開中となっています。

ラーメン屋としては珍しく、広い駐車場を全店舗で完備しているので、家族連れや団体客も気軽に利用しやすくなっています。カウンター席・テーブル席・お座敷など、様々なタイプの席があり、あらゆるシーンに合わせて使えるのも魅力です。

提供しているメニューは、名物の肉そば・ラーメン・ちゃんぽん・サイドメニュー・ドリンクなどです。

またプラス80円で、すべてのラーメンが糖質50%カットの細麺に変更できるので、健康に気を遣っている方にもおすすめできるラーメン店となっています。

そんな丸源ラーメンのおすすめは、熟成醤油ラーメンの「肉そば（税抜650円）」です。

旨味と香りを際立たせる「熟成醤油がえし」は、小豆島産の本仕込み醤油・岡山県産のこいくち醤油・千葉県産のうすくち醤油の、3種類を配合しています。
さらに鶏・豚・香味野菜・宗田かつお節など20種類以上の食材を使用し、15日間寝かせ熟成させることで、非常にまろやかな味に仕上がります。

そんな長い時間をかけて仕込まれたスープと、豚肉・コシのある多加水麺・厳選したトッピング。丼の中のすべてが調和する、唯一無二のラーメンになっています。

初めて丸源ラーメンに訪れた人には、ぜひおすすめしたい一杯です。

九州熊本豚骨の「味千ラーメン（あじせんラーメン）」は、熊本市に本社を置く、重光産業株式会社が運営するラーメンチェーンです。日本国内では現在約76店舗が展開中です。

福岡県久留米市で当時人気のあった豚骨ラーメン「三九」を参考に、味千ラーメン創業者である重光孝治が、それに揚げニンニクを加えて熊本市内の屋台で提供したのが始まりで、熊本ラーメンの源流であると言われています。

提供しているメニューは、ラーメン・中華麺・サイドメニュー・ご飯ものなどです。
ラーメンは白濁した豚骨スープが印象的ですが、熊本ラーメンの中では比較的あっさりした食べやすい風味に仕上がっています。また担担麺・焼きそば・餃子・炒飯などの、ラーメン以外も充実しており、中国福建省の郷土料理である「太平燕」も好評となっています。

そんな味千ラーメンのおすすめは、看板メニューの「味千ラーメン（税込み690円）」です。
こだわった豚骨スープと自家製麺がベストコンビの、熊本を代表する伝統の豚骨ラーメンとなっています。

麺は厳選された数種類の小麦粉をブレンドし、塩は健康面からナトリウム分の少ない「沖縄塩」を使用しています。
さらに風味を充分残しつつ食後の口臭を抑えるフライドガーリックや、豚骨の白いスープにコクと風味を醸し出す「千味油」など、食材面にも強いこだわりが見られます。

昭和47年の創業時から、50年以上受け継がれてきた「医食同源」の精神から、「美味しいだけでなく体にも良い」ラーメンに仕上がっています。

「ラーメン魁力屋（ラーメンかいりきや）」は、京都府京都市に本社を置くラーメンチェーン店です。京阪神のほかにも関東・東北・東海・沖縄など、約65店舗が展開中です。
主に駐車場を完備したロードサイド店舗が多いですが、近年はフードコート店舗も多数出店しています。

提供しているメニューは、ラーメン・定食・一品料理・ご飯もの・デザート・ドリンクなどです。

魁力屋では、醤油味の鶏ガラスープに背脂を入れて細麺を使用しているのが特徴です
そんな京都ラーメンのジャンルのひとつである、「背脂ラーメン」が評判となっています。また、ラーメンの上から背脂をチャッチャッと落とす様子から、「背脂チャッチャッ系」などとも言われています。

そんな魁力屋のおすすめは、「特製醤油ラーメン（税別650円）」です。
魁力屋の原点とも言える、あっさりとした風味の中にも、コクと深みがあり、毎日食べても飽きがこないラーメンです。
改良に改良を重ねた結果、子供からお年寄りの方まで愛される、素朴で懐かしい味の一杯に仕上がっています。

こだわりとしては、大豆の旨味を引き出すことを重視した特製醤油を使用しています。スープの旨味や香りを最大限に体感してもらうために、長い研究の末に完成した自信作となっています。
さらに麺は、数百種類もある小麦粉の中から選び抜いて作られた、魁力屋特製の低加水麺。
角刃24番で切り出した中細麺は、スープとの相性もばっちりで、大変のど越しの良い麺に仕上がっています。

1993年創業の天然とんこつラーメン専門店 「一蘭（いちらん）」は、福岡県福岡市に本社を置くラーメンチェーン店です。現在日本国内で83店舗が展開中です。

一蘭では独創的なシステムが多くあります。
専用の「オーダー用紙」にあらかじめ記入することで、味の濃さなど細かい注文も可能であったり、カウンターの両横がついたてで仕切られたり、ラーメンが提供された後に目の前ですだれが下がる「味集中カウンター」、替玉プレートを目の前のボタンの上に置くと、音が流れ店員さんが来てくれる「替え玉システム」など、どれも非常にユニークです。

また一蘭のラーメンは、メニューを多様化せず「天然とんこつラーメン」の一種類に絞り込んでいる点も大きな特徴です。

そんな一蘭のおすすめは、「天然とんこつラーメン（税込み890〜980円。店舗によって異なる）」です。
とんこつ特有のクセを巧みに取り除き、とんこつの美味しさだけを限界まで引き出した天然スープと、こだわりの自家製麺が人気のラーメンです。

博多ラーメンらしい非常にシンプルな見た目ですが、中心の赤いタレは｢秘伝のたれ｣と呼ばれ、唐辛子をベースとして、合計30種類以上の材料をブレンドし、数日間熟成させたものです。
辛さだけでなく旨味成分も凝縮されているので、とんこつスープ・細麺との相性も抜群です。
ちなみに注文時にこのタレの量も選べるので、辛党の方は多めに、逆に辛いのが苦手な方は少量にするなど、お好みで調節することをおすすめします。

「喜多方ラーメン坂内・小法師（ばんない・こぼし）」は、株式会社麺食が運営する、会津・喜多方ラーメンのチェーン店です。現在日本全国で約54店舗が運営されています。

喜多方ラーメン坂内の特徴は、「手作りならでは味」にこだわっているところです。
まずスープは、豚骨の旨味だけを時間をかけてじっくり炊き出しています。
また使用する麺は、提供するタイミングに合わせて熟成させている「平打ち熟成多加水麺」なので、もちもち・しこしこの食感が楽しめます。
そして自慢の焼豚は、各店舗で従業員が毎日仕込んでいます。余分な油は落としているのでカロリーは控えめですが、口の中でとろけるようなやわらかさは絶品です。

チェーン店でありながら、「手作り」にこだわったラーメンは、幅広い世代のお客に親しまれています。

そんな喜多方ラーメン坂内・小法師のおすすめは、人気No.1メニューの「喜多方ラーメン（税込み680円）」です。

地元・喜多方で行列のできる「坂内食堂」と同じ食材を使用しています。
まずスープは澄み切った見た目と、あっさりですがコクのある深い風味が特徴的です。また「平打ち熟成多加水麺」は、のどごしも良く食べごたえもあり、スープとよく絡んで、終始飽きのこない味です。そして焼豚は、醤油だれで1時間以上炊いた逸品なので、油の乗りもしつこくなく、箸で切れるほど柔らかくジューシーです。

「手づくり」ならではの優しい味わいが堪能できる、万人に愛されるであろうラーメンとなっています。

おすすめのラーメンチェーンをご紹介しました。
普段私たちお客側は、席に座り注文して、見た目・量・味・値段だけで、そのラーメンを評価しがちです。
しかし、お店の歩んできた歴史や、看板ラーメンが生まれるまでの苦労・経緯なども知ったうえで、もう一度食べると、また違った感慨深さが生まれるのではないでしょうか。

長い試行錯誤を重ねた末に、ようやく完成されたこだわりの一杯は、芸術的ですらあります。
ぜひ、気になったお店に足を運び、絶品ラーメンを堪能してください。