神奈川・相鉄線沿線の本当に美味しいマイルド横浜家系ラーメン3選！地元民が教えるとっておきの一杯

まずは上星川駅から徒歩10分、国道16号線沿いに位置し、行列の絶えないラーメン屋さん。お世辞にも立地が良いとは言えませんが、それでも県外からわざわざやってくるお客さんも多いんです。入り口は赤地に白抜きで「寿々㐂家」と書いてあり、見た目は普通の「町のラーメン屋」という感じでしょうか。こちらのお店、メニューはラーメンのみととってもシンプル。他にあるのはチャーシュー、タマゴ、ノリ、ライス、それにビールなど。

ラーメン（並）700円、ノリ増し100円、たまご100円
寿々㐂家 さんを訪れたら、ぜひ試していただきたいのが「ノリ」。チャーシューや味玉を頼む方は多いと思いますが、ちょっと待って！寿々㐂家 さんのノリはとっても香りがあって、家系の醤油とんこつスープにとってもよく合うんです♪

こちらも定番のラーメンとライス（100円）。ノリをスープに浸してご飯を巻いて食べると、もうたまらない止まらない！普段、筆者はラーメン屋でライスを頼むことはほぼないのですが、家系のお店ではやっぱり食べたくなってしまいます。

寿々㐂家さんのラーメンは、家系の中ではマイルドなタイプ。吉村家とその直系のお店では、とんこつ醤油の「醤油」味がハッキリしているのに対し、こちらはトンコツのマイルドさがやや強く、そして雑味がないスープ。体のことを考えてスープは飲まないように心掛けているのですが、こちらのお店では誘惑に抗いきれず、底まで飲み干してしまうこともしばしば。うーむ、個人的には家系の中でも（マイルドな路線以外も含め）こちらのお店はトップクラスだと思います。

上星川という、ローカルな相鉄線の中でもそれほどメジャーでない駅にもかかわらず、休日になるとこの混み具合。ですが、駐車場もあるので車で来ても心配ありません！

横浜では名の知れた松原商店街の一角にあり、商店街の人からも愛されるラーメン屋さん。絶えず人が行き来している土地柄か、食事時は行列必至。時間を外しても、誰かしら中でラーメンをすすっているような人気店です。また上の寿々㐂家さんが21時（土日祝日は20時）という、比較的早い時間に閉まってしまうのに対し、なんと明け方4時（日曜祝日は3時）までやっているのも、地元民としては嬉しいですね。

平日の15時ごろという中途半端な時間に伺ったにもかかわらず、厨房の方々は忙しそうに働いておられます。

大きめのチャーシュー、ホウレンソウ、ノリという、家系らしいシンプルなトッピング。そして、ここのお店はラーメン屋さんでは珍しいことに、ゆで卵を1人につき1個サービスしてくれるんです。待っている間に殻を剥いたタマゴをラーメンのどんぶりに入れ、一口スープを飲むと…ものすごくあっさり！寿々㐂家 さんも家系ラーメンにしてはマイルドで食べやすい印象ですが、光家さんのはさらに口当たりを良くした感じです。クセや臭みが非常に少なくとってもライトなので、人によっては家系のガツンという感覚が足りず、ライト過ぎるという意見もあるかもしれません。ですが、恐らく女性や初めて家系ラーメンを食べる人にはちょうどいいかもしれません。ちなみに県外の人間で家系ラーメンにほとんど馴染みのない妻は、光家さんのラーメンがかなり気に入ったらしいです。

こちらはキャベツ入りラーメン（＋100円）。実は、このお店のオススメはキャベツラーメンなのです。キャベツを前面に押し出しているのは、家系では非常に珍しいのではないでしょうか。しかも、運よくこの日の朝に春キャベツの入荷があったらしく、即座に注文したのがこちらの一杯。「迷ったらキャベツラーメン」と書いてありますが、私たちに迷いはない。このキャベツがちゃんと茹でてあるのにシャキシャキしていて、歯ごたえの良さがいいアクセントになっています。ライトさといいキャベツの存在感といい、光家さんはある意味で非常に個性的な家系ラーメンのお店という印象です。

最後に挙げるのが、鶴ヶ峰もしくは西谷駅から徒歩20～25分、住宅街にあるせんだいさん。1軒目の寿々㐂家さんと同様、こちらも交通の便がいいとは言い難い場所にありますが、それでも食事時にはよく行列を見かけます。ちなみに川崎と羽沢にもお店があったり、お取り寄せのラーメンを販売していたりするのも特徴的。
なお、店名のせんだいは、店主の出身地である鹿児島県の川内（せんだい）が由来。仙台ではないんですね。

上に挙げた2軒が「醤油とんこつ」一本だったのに対し、こちらは「とんこつ醤油」「とんこつ味噌」「とんこつ唐辛子味噌」「とんこつ塩」と、4種類からスープを選ぶことができます。またメンダレ（カエシ）には川内のきびなごを使っているそう！家系ときびなごってあまり結びつきませんが、これが他のお店との違いになっているんです。

まずは、定番のとんこつ醤油から。具材はチャーシュー、ホウレンソウ、ノリにネギが少々。スープは、トンコツやチー油の臭みがほとんどなくマイルドな口当たり。光家さんほどライトではないものの、吉村家直系などと比べると女性でも食べやすい味。またトンコツの後味に魚介の香りが残るのがこのお店の特長。ほんのりとした香りなんですが、意外に家系のスープと魚介のダシが合います。やはり、きびなごを使っているためか代表的な家系ラーメンという感じではありませんが、これはこれで非常に美味しいんです。

せんだいさんのラーメンは麺がとにかく太い！そして、その太麺にスープがよく絡む…。この極太麺には賛否両論ありそうですが、個人的には好みです。

こちらは味噌とんこつ。先ほどの醤油に対し、味噌の赤みが特徴的な見た目。一口すするとまろやかな味噌の味わいが口に広がります。トンコツのダシとまろやかな味噌が絶妙にマッチ！家系は、とんこつ醤油一本のイメージでしたが、意外と味噌も合うもんです。

相鉄線沿線のオススメ横浜家系ラーメン3選、いかがでしょうか？有名店である寿々㐂家、ライトさとキャベツラーメンが特徴的な光家、そして塩とんこつや味噌とんこつなど、変わり種のあるせんだい。家系というと、どうしてもとんこつや醤油が強く出ていたり、脂っこくて苦手という方もいらっしゃるかともいます。ですが、この3軒は家系の中では比較的マイルドで、家系初挑戦という方や女性にもオススメです！相鉄線に乗ったらぜひ行ってみてくださいね♪