紀元79年のヴェスヴィオ山の大噴火で灰に埋もれてしまった都市、ポンペイ。
古代の豊かな生活がそのまま残されたポンペイ遺跡は、かつて、人々が享楽的な生活を送っていた場所でした。
彼らの生活がそのまま残されたこの遺跡に足を踏み入れてみたくはないですか?
ポンペイで、紀元79年の世界へタイムスリップしましょう!
多様な文化で繁栄、ポンペイの歴史(Archaeological Areas of Pompei)
紀元前8世紀ごろにオスク族によって建設された都市、ポンペイ。
豊かな後背地と、天然の川港に恵まれた地の利を生かして築かれたこの地は、首都ローマをもしのぐ繁栄を謳歌していました。
秘教の儀式、ディオニュソス秘儀(Dionysus Cult)
ディオニュソス秘儀とは、ディオニュソス信仰という、公には禁じられていた秘教の入信の儀式を描いた壁画です。
太陽の神の神殿、アポロ神殿 (Temple of Apollo)
太陽と芸術の神アポロを祀った神殿です。
当時は48本のコリント式の列柱で囲まれていました。
政治、宗教、経済の中心だった広場です。
フォロの周辺には、神殿、市場、バジリカなどがありました。
立派な公共浴場、スタビアーネ浴場 (Stabian Spa)
紀元前2世紀に建造されたポンペイの浴場で、この浴場は、ポンペイで最も古く、もっとも大きい浴場です。
男湯と女湯のそれぞれに、脱衣所、温浴室、冷浴室、熱浴室が完備され、中は美しい装飾が施されています。
約5000人を収容した、馬蹄型の屋外劇場跡です。
舞台の高さは約1メートルほどで、主に、悲劇や喜劇などが上演されていました。
馬車専用道路、アッボンダンツァ通り(abundance street)
ポンペイで有名な、石の横断歩道がある通り、アッボンダンツァ通りです。
中央は馬車専用の道路で、歩行者が道を渡るときは、この石の上を通りました。
ポンペイには25軒のルパナルと呼ばれる娼館がありました。
娼館には、娼館での営みを描いたフレスコ画が残されています。
持ち主不明の大豪邸、ファウノの家(House of the Faun)
この家は、持ち主がわからない大豪邸の遺跡ですが、中庭の水盤の青銅像がローマ神話のファウノなので、ファウノの家と呼ばれています。
秘儀を描いた壁画のある、秘儀荘(Villa of the Mysteries)
この大邸宅は、イスタチディ家のものと言われており、この秘儀荘の壁には、ディオニュソス秘儀の壁画が描かれています。
ポンペイ遺跡(Archaeological Areas of Pompei)
- 住所:
- Via villa dei Misteri 2
- アクセス:
- Treni Italia (列車)を使用
- ナポリからサレルノ行きの列車に乗り、ポンペイで下車
- 営業時間:
- 見学時間:8:30 - 19:30 (4月1日 -10月31日)
- 8:
- 30 - 17:00 (11月1日 - 3月31日)
- 入場最終時間:
- 15:30
- 定休日:
- なし
- 電話番号:
- (081)8575111
- 料金:
- 大人 € 11 / 子供 € 5.50
いかがでしたか?
最後の日のまま、時が止まってしまったポンペイ。
発掘された遺跡からは、現代人とあまり変わらない豊かな生活を垣間見ることができます。
悲劇の都市ポンペイを一度訪れてみてはいかがでしょう。