南アフリカのサファリで出会える動物ガイド【肉食動物編②】

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南アフリカといえば、やっぱり野生動物!日本では動物園でしか見られないような生き物たちが、自然の中で自由に暮らしている様子が間近で見られるのがサファリです。今回は肉食動物編第二弾♪ 南アフリカに闊歩する肉食獣はライオンだけではありませんよ!

・セグロジャッカル -Black-Backed Jackal-

ジャッカルはイヌの仲間。セグロジャッカルは雌雄のペアや家族などの小さな群れをつくり、サバンナや海岸の砂漠に暮らしています。夜行性で雑食、果実や小型の動物、昆虫や動物の死骸などを食べます。セグロジャッカルの夫婦は一生を同じペアで過ごすのだとか。

・ヨコスジジャッカル -Side-Straped Jackal-

ヨコスジジャッカルは草原や荒地、森林、湿原などに住み、水辺を好みます。単独やペア、小さな家族で暮らし、夜行性で雑食。セグロジャッカルと同様に昆虫や小型の動物、動物の死骸、果実などを食べます。

・ケープギツネ -Cape Fox-

ケープギツネは草原や半砂漠などに生息する小さなキツネ。すらりとした身体にくりくりの目が印象的です。単独で生活し、夜行性。主に昆虫を食べますが、小型の動物、果実なども食します。キャンプ場から出る残飯を漁ることも。

・オオミミギツネ -Bat-Eared Fox-

オオミミギツネはその名の通り、大きな耳が特徴。この大きな耳は獲物を探したり、熱を逃がす役割があると考えられています。乾燥したサバンナなどに生息する夜行性の動物で、ペアや家族で生活し、シロアリなどの昆虫を主に食べます。

・ミーアキャット -Meerkat-

ミーアキャットはスリカータとも呼ばれ、石や岩の多い荒地やサバンナに住んでいます。後ろ足で立って見張りをする姿は愛嬌があって人気。映画『ライオン・キング』ではティモンのモデルとなりました。昼行性でペアや家族で暮らしており、いくつかの家族が一緒に生活することも。群れのトップの雌雄のみが繁殖をし、他のメンバーは子守や授乳、見張りを行います。餌は虫や小型の動物、植物など。

・シロオマングース -White-Tailed Mangoose-

シロオマングース、またはオジロマングースとも呼ばれます。名前のとおり、白い尾が特徴です。体長は1メートルを越え、マングースのなかでは最大の種。夜になると主食の昆虫を求めて歩き回ります。のそのそと歩くのんびりとした様子が印象的です。完全な夜行性なので、ナイトサファリなどでないと見つかりにくいようです。

・スレンダーマングース -Slender Mongoose-

ホソマングースは熱帯雨林などに単独で生活するマングース。ほっそりとした体つきで、細長い尻尾の先が黒いのが特徴。開けた場所で休むので観察しやすいですが、警戒心が強くすぐに隠れてしまいます。

・シママングース -Banded Mongoose-

シママングースは灰色の毛に横縞が入っているのが特徴。サバンナの水辺などに生息し、昼行性。少なくとも6、多くて75頭の血縁関係のある群れをつくり、鳴き声でコミュニケーションを取りながら暮らしています。外敵には集団で立ち向かい、敵に捕まえられた仲間を群れで助けたりもするそうです。

・コビトマングース -Dwarf Mongoose-

コビトマングースは最小のマングース。サバンナや疎林帯に住んでいます。群れで生活し、サファリでは道路を横切るのを見ることも多い種。体型がよく似ているジリスと間違えられることも。

・ヌママングース -Water Mongoose-

ヌママングースは川や湿原、サバンナ、森林などの水辺に住むマングース。泳ぎや潜水が上手く、餌は魚やカニ、陸生の小さな生き物など。夜行性で、単独もしくは家族で暮らしています。

・ラーテル -Ratel-

ラーテルは単独かペアで生活する夜行性に動物。背中の皮膚は丈夫で柔軟、ライオンすらこの背中には傷つけられません。危険を感じると匂いの強い液体を肛門の臭腺から噴射して身を守ります。蛇の猛毒にも強い耐性があり、噛まれても数時間で回復するタフな動物。目に入った餌は毒蛇であろうと手当たり次第に口に入れ、時には大型の肉食獣にも立ち向かうため、世界一怖い物知らずの動物としてギネスブックにも登録されています。

面白いのが、ノドグロミツオシエやウロコミツオシエなど、ミツオシエ科の小鳥との共生関係です。彼らは鳴きながらラーテルの周囲を飛び回り、蜂の巣を見つけたことを伝えて巣のある場所まで先導します。ラーテルは小鳥の代わりに巣を壊し、小鳥達とともにハチミツを食べるのです。目ざとい小鳥と強靭な身体を持つラーテルが協力して餌を得る、ユニークな関係だと言えるでしょう。

いかがでしたか?南アフリカにはユニークな生き物たちがたくさん!かわいいキツネたちやマングース、タフな身体を持つラーテル、この目で見てみたいものです。みなさんもぜひサファリで生の動物たちを見てみてくださいね!

キリトビ

二十代。ヨーロッパ在住でしたが、現在は主に日本国内を旅行しています。

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