南アフリカのサファリで出会えるおもしろ動物ガイド!

6,743

views

0

地球上で、まだまだ謎と神秘が残されている地・アフリカ。ここには今までの常識が覆されるようなユニークでおもしろい動物たちがたくさん住んでいます。日本ではなかなか見られない、そのあっと驚く生態に迫っていきましょう。

・サバンナモンキー -Velvet Monkey-

緑がかった毛に覆われているので、ミドリザルとも呼ばれるサバンナモンキー。

ほっそりとした体つきに、小ぶりの黒い顔。体と同じぐらいの長さのあるしっぽ。そして英名では「ベルベットモンキー」と言われるほどツヤツヤとした美しい毛並。全体的になんとなく高貴な雰囲気の漂う猿ですが、実は体の一部が衝撃的な色なのです。

この色!!なんという鮮やかな空の色!

雌を誘い寄せるためなのですが、たしかにインパクトは絶大です。絶大過ぎるほどですね。

・ガラゴ -Senegal Bushbaby-

南部アフリカを中心に生息するガラゴ。原始的な猿の仲間ですが、丸い顔に大きな目と耳を持っていて、リスにもコウモリにも似ています。こちらはショウガラゴという名の示す通り体重160gほどの小柄な体格で、俊敏に木の間を動き回ります。

・フトオガラゴ -Greater Bush Baby-

ショウガラゴに対して、こちらはオオガラゴ、もしくはフトオガラゴと呼ばれるガラゴです。体重は1.3㎏ほどあって、動きはショウガラゴに比べて驚くほど緩慢。

名前の通り、しっぽが太い!猿の仲間なのに、顔はリスに似ていてしっぽはキツネのよう。そして鳴き声は人間の赤ちゃん。小さな体にいろいろな哺乳類の特徴が詰め込まれているのですね。

・ケープペンギン -African Penguin-

暑いアフリカにペンギンがいるとは意外ですね。ケープペンギンは南アフリカのケープ地方に生きる固有種で、フンボルトペンギンによく似た姿を持っています。
歴史に残されている記録の上では、「人間が出会った初めてのペンギン」と言われています。

近年は生息地付近の環境破壊が進んでいて、絶滅危惧種に指定されています。タンカーの事故で原油が流出し、多くのケープペンギンが犠牲になったこともありました。

・ロックハイラックス -Rock Hyrax-

ロックハイラックスは、乾燥した環境に多く生息するイワダヌキ科の哺乳類です。タヌキのようには全く見えませんね。大きさはウサギぐらいで、顔つきや体型はハムスターなどのネズミ系を連想します。

かわいい顔!上の前歯も一生伸び続けるし、やっぱりハムスターの仲間に見えます。

それなのに、足には蹄に似ている爪があるからということで、有蹄類に近いのだとか。似ても似つかないのに、ゾウの仲間なのです。不思議ですね。

・ヒョウモンリクガメ -Leopard Tortoise -

甲羅がヒョウの模様に見える、ヒョウモンリクガメ。いかつい甲羅からのぞく顔は意外にキュートで、食べ物も植物を好みます。
歩みの遅いイメージのカメですが、彼らの行動範囲は広く、時には数十キロも移動することも!

子供の頃はこのサイズ。飼育用としても人気がありますが、成長すると甲羅の大きさだけで40cmを超えます!飼うなら慎重に検討が必要ですね。

・ダチョウ -Common Ostrich-

体高は2mを超え、体重も100kg以上。大型鳥の代表・ダチョウは、さすがの迫力です。
サバンナではチーターに次ぐ駿足で、しかもそのスピードを1時間以上維持できるというから驚きですね。

一般的に鳥は視力の良い生き物ですが、その中でもダチョウの視力はトップクラス!目は直径5cmもあって、その体高の高さからも非常に遠くまで見渡せます。

・サバンナヒヒ -Olive Baboon-

サバンナヒヒは雑食性で、小動物も食べます。普通ヒヒの食べるものと言えば草木や果実なのですが、乾燥の強いサバンナではカロリーの高めな植物がなかなか見つからないからなのです。

チャクマヒヒ。サバンナヒヒの一種で、主にアフリカ南部に生息。ヒヒの仲間の内では、比較的ほっそりとした体型をしています。

こちらは同じくキイロヒヒ。サバンヒヒのオスは子育てに協力的で、一家のあるじ的な役割をするあたりも、やはり人間に近いですね。

・ナイルワニ - Nile Crocodile-

体長は優に5mを超え、体重も数百kgという巨大なナイルワニ。とにかく獰猛で、目の前を横切るものは何でも食べるという恐ろしい食性を持ちます。

この目に睨まれたら、すくみ上がりますね。1度の食事で、自分の体重の半分ぐらいに相当する量は食べてしまうそうです。絶対に近寄ってはいけません!

もはや恐竜です。古代エジプトでは信仰の対象になっていたということも、納得ですね。

常識が通用しない生き物がいっぱいのアフリカ。危険もゼロではありませんが、だからこそ彼らをよく知った上で、ぜひ本物に会いに行きたいですね!

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

この記事を読んだあなたにオススメの記事
このエリアの新着記事
  • 【南アフリカ】ケープタウンのおすすめ人気ホテル15選

    南アフリカにあるケープタウンは、都会的な魅力と壮大な自然が融合した街。海と山に囲まれたケープタウンは、世界中のアウトドア派に大人気!今回はそんなケープタウンのおすすめホテルを15軒ご紹介したいと思います。

  • ケープタウンでアフリカ料理を堪能できるおすすめレストラン3...

    南アフリカの料理は日本ではあまりなじみがありませんが、実はヨーロッパの食文化がベースにある南アフリカの食のレベルは高く、特にケープタウンはアフリカの美食が集まっている街なんです。今回はケープタウンでアフリカの食を存分に堪能できるお店を3店、厳選してご紹介いたします!

  • 南アフリカのケープタウンで伝統のケープマレー料理を楽しも...

    南アフリカのケープマレー料理は、17世紀にオランダの入植者と共にコックとして連れてこられたイスラム系住民の料理が始まりと言われています。その後、各地の食材と融合しさらなる発展を遂げ、いまや南アフリカ料理で最も知られる存在になりました。そんなケープマレー料理を楽しめるお店をご紹介します。

  • ケープタウンでお土産探しに大人気のおすすめスポット!掘り...

    南アフリカ共和国の3つある首都のうちの1つ、ケープタウン。有名な喜望峰をはじめとした豊かな自然や、美しい街並みなど見どころがたくさんあるのをご存知でしょうか?今回は、そんなケープタウンでお土産探しにおすすめのスポットをご紹介します!

  • 南アフリカ基本情報 【祝日・祭日・ビジネスアワー編】

    南アフリカには雄大な自然とその中に生息する野生生物以外にも、すてきなワイナリーや豪華なリゾート地など観光で訪れるのにぴったりなスポットがたくさん。でもそんな観光スポットも祝日や祭日にはお休みしてしまうことがあります。今回は南アフリカ旅行を快適にするために祝祭日とビジネスアワーについてご紹介します。

  • 南アフリカ基本情報 【お金編】

    南アフリカというと観光で行くイメージは少ないかもしれませんが、最近ではおいしいワインを醸造するワイナリーをめぐったり、動物保護区内にあるロッジに泊まったりと南アフリカでしかできない旅が人気です。そこで今回は南アフリカに行く前に知っておきた通貨やレート、両替などお金事情をご紹介します。

  • 南アフリカ基本情報 【治安・情勢編】事前にチェックして楽し...

    アフリカ大陸最南端に位置する南アフリカは、テーブルマウンテンなどの雄大な自然を堪能できる自然スポットが魅力の国です。毎年多くの観光客が訪れていますが、旅行の際に気になるのが治安。この記事では南アフリカの治安情勢についてお知らせします。現地での滞在を楽しいものにするためのご参考にして下さい。

  • なんでも揃う!V&Aウォーターフロントや周辺にあるおすすめシ...

    日本から遠く離れた南アフリカ。アフリカと聞くと、サバンナとかジャングルのようなイメージを持っている人も多いと思います。今回は、そんな神秘的な南アフリカのケープタウンの人気スポット、V&Aウォーターフロントとその周辺にあるおすすめのお店を紹介したいと思います。

  • 南アフリカのおすすめ観光スポット15選!アフリカの大自然を...

    南アフリカには手つかずの自然が多く残されています。国立公園も多く、野生動物から野鳥、多種多様な植物まで大自然を満喫することができます。ここではそんな南アフリカのおすすめスポットを紹介しましょう!

  • 南アフリカ・ケープタウンの巨大ショッピングモール「V&Aウォ...

    南アフリカ観光で人気の高い観光地の1つにケープタウンの巨大ショッピングモール「V&Aウォーターフロント」があります。1988年からの創業で、ショッピングモールというより1つの大きな街のよう。そんな「V&Aウォーターフロント」のおさえておくべき4つのスポットをご案内しましょう。

このエリアの人気記事
今週の人気記事