南アフリカワインのすすめ!最高のコストパフォーマンスと味わいをたのしもう!

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南アフリカのワイン?と不思議に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず、日本での南アフリカワインの普及はごくわずか。しかしこの南アフリカワイン、実は美味しさと安さと兼ね備えた、最高のコストパフォーマンスなんです!

・南アフリカのワインって?

南アフリカにワインがもたらされたのは17世紀のこと。オランダ東インド会社がケープタウンを停留地とした際、ブドウの木が持ち込まれたのが最初だと言われています。その後、フランスから追われた新教徒たちが技術をもたらし、ワイン造りが開始。現在は国内のワイナリーが600もの数になり、生産量は世界10位前後までに成長しました。ブドウの栽培地はほとんどが西ケープ州にあり、ステレンボッシュとパールが有名。それらの土地は別名ワインランドとも呼ばれるほどです。

・南アフリカのワインが美味しいヒミツ

南アフリカは地中海性気候で、ブドウを育てるのにぴったり。それに加えて、ケープ・ドクターとも呼ばれる南東からの冷風がカビや病気を防ぎます。そのおかげで農薬の使用を抑えることができ、品質の良いブドウができるのです。

・最高のコストパフォーマンス、そのワケは

美味しいのに安価な南アフリカワイン。その理由はなんなのでしょうか? かつては安いだけで味の悪い南アフリカ産のワインが大量生産され、日本にも輸入されていた時期があったといいます。しかし今市場に出回っている南アフリカワインは安い上に味も良いのです。

その秘密は、先進国と言われる国々より遥かに低い人件費によるもの。同じワインを作るのにも、南アフリカでワインを作るのにかかるコストは、フランスで作る場合の三分の一と言われています。ブドウの栽培に適した気候やコストの低さから、世界中の優秀なワイナリーが南アフリカに集まってきているのです。南アフリカワインは、こうして安くて美味しいワインへと成長していったのでした。

・南アフリカでおすすめのワイン

それでは、南アフリカではどんなワインが飲めるのでしょうか。使われているブドウの種類と一緒にご紹介していきます。

シュナン・ブラン -Chenin Blanc-

シュナン・ブランは白ブドウの一種で、ワイン造りに使われるブドウの中でも代表的な品種です。辛口や甘口、スパークリングワイン、貴腐ワインなど、造られるワインの種類もさまざま。南アフリカではシュナン・ブランの安定した栽培に成功していて、南アフリカワインを代表する品種と言えます。

カベルネ・ソーヴィニヨン -Cabernet Sawignon-

カベルネ・ソーヴィニヨンは、世界で最も有名と言っても過言ではない、ワイン用ブドウのひとつです。世界中の土地で栽培されていて、南アフリカもそのひとつ。豊かな香りと深い味わいが特徴で、アフリカ産のものはチョコレートのような香りが強いと言われています。収穫までに時間がかかり、つける実の数も少ない品種ですが、その品質のよさが人気の理由。赤ワインの選び方がよくわからない方は、カベルネ・ソーヴィニヨンが使われているものを選んだほうが、大きな失敗がなくおすすめです。

ブランド・ド・ノワール -Blanc de Noir-

出典: www.rtl.fr

黒ブドウだけを使って造られたシャンパンが、ブラン・ド・ノワールです。ふつうシャンパンは数種類のブドウをブレンドすることで安定した味を作り出しています。しかしブラン・ド・ノワールは特別。ピノ・ノワールあるいはピノ・ムニエといった黒ブドウだけを使って造られます。酸味が強く、濃厚で芳醇な味わいが特徴です。

ピノタージュ -Pinotage-

ピノタージュは、南アフリカで作られた品種。開発者はステレンボッシュ大学の教授、アブラハム・イツァーク・ペロルド(Abraham Izak Perold)。ピノ・ノワールとサンソー(エルミタージュ)を交配して作られたので、ピノタージュと名付けられました。暑さや病気に弱いピノ・ノワールの弱点を、丈夫なサンソーで補った品種です。

ピノタージュを使って造られたワインは、若いうちは木いちご、ドライフルーツ、または茸のような匂いと形容されます。熟成するにつれて香りはフルーティーに。しっかりとした渋みと、強い酸味が特徴。

スパークリングワイン -Sparkling wine-

スパークリングワインは炭酸ガスを多く含むワインのこと。発泡性ワインとも呼ばれます。シャンパンの総称として使われがちですが、本来シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインだけが使うことを許された名前。シャンパン以外の発泡性ワインのことを主にスパークリングワインと呼んでいます。味はシャンパンと変わらないものも多く、シャンパンよりも値段がお安め。

いかがでしたか? 南アフリカワインの魅力が伝わったでしょうか。現地での夕食のお供やお土産にもぴったり♪ 上質なワインを安くで味わいたいなら、ぜひ南アフリカワインを選んでみてくださいね。

キリトビ

二十代。ヨーロッパ在住でしたが、現在は主に日本国内を旅行しています。

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