アルゼンチン基本情報 【治安・情勢・対策編】

日本は本当に平和で治安の良い国です。でも海外に一歩出るとなると、日本国内にいる感覚ではトラブルの元になりかねません。アルゼンチンは南米の中では一番治安の良い国ですが、やはり日本に比べると治安は良くありません。そこで今日はブエノスアイレス在住の筆者が、少し辛口にありのままのアルゼンチンの治安と情勢についてご紹介したいと思います。「知って旅行する」のと「知らないで旅行する」のとでは全く違ってきます。「こんなこともありえるんだ」という事を念頭に置いて、安全で快適なアルゼンチン旅行を楽しんで頂きたいと思います。

アルゼンチンの治安

出典:www.taringa.net

南米の中では一番治安の良いアルゼンチンですが、やはり日本よりも治安や情勢が不安定です。特に2016年には大統領が変わり、大きなデモや抗議団体のマーチが行われることが多く、国内がとてもナイーブになっている状態です。(2016年現在)
法律が改正され失業者が増え、犯罪が増えているのも事実。
「ここは日本ではない」ということを頭に置いて、自分で気を付けていれば犯罪の被害者やトラブルに巻き込まれることもありません。筆者はブエノスアイレス市内に約5年住んでいますが、今までトラブルに巻き込まれたことは一度もありません。
「こういうことが起こりえるんだ」ということを頭の片隅に置いて、楽しく安全にアルゼンチン旅行を楽しんで下さいね!

観光地ではスリが多発!

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パレルモ地区やサンテルモ地区等の観光地では、観光客を狙ったスリやひったくりの被害が多く報告されています。中でも特に被害の多い犯罪をご紹介します。

モト・チョロ

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「モト・チョロ」と呼ばれるバイクでのひったくりが特に有名なブエノスアイレス。観光地はもちろん、銀行周辺にも多くいるので要注意です。
特徴は絶対に二人乗りで、顔を完全に隠せるヘルメットをかぶっていること。
一度狙いを定めると執拗に追いかけてきて一気にバッグをひったくっていきます。
市内を歩くときは「道路側と反対側(建物側)の手でカバンを持つ」、「理由が無くても定期的に後ろを振り返る」、「背後にゆっくりと運転している二人乗りのバイクがないか警戒をする」などしましょう。

スリ軍団

出典:www.nationwide.co.uk

市内を歩いていて「警戒していたのにいつの間にか財布がない!」なんてことも。
ブエノスアイレスのスリは単独ではなくグループで行われることが多く、スリ集団の中には妊婦さんや老人、赤ちゃん連れのママ等もメンバーに入っていることが多いのが実情。特に「ケチャップスリ」が多く、落とし物を拾わせている間に別のメンバーが財布を抜いていく…なんてことが行われます。非常に巧妙なので、「万が一を考えて財布を分けておく」、「思い切って現金のみをデニムの前ポケットに入れる(後ろポッケは絶対にダメですよ!)」などの対策をしましょう。
路上はもちろん、レストラン・電車・バス・お店の中でもあり得ますよ!

サッカーはアルゼンチンの代名詞ですが・・・。

サッカー観戦の席の場所に注意

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アルゼンチンの名物であるサッカー。
サッカー観戦を観光の中に組み込んでいる方も大勢いらっしゃいますよね!
でも席の種類に注意してください。一番安いゴールネット裏は「バラ・ブラバ」と呼ばれるフーリガンの特等席です。巨大旗や応援歌などのパフォーマンスの仕掛け人で良い面もあるのですが、試合に負け始めると試合を中止しようと大暴れし始めます。巻き込まれると本当に大変なので、絶対にゴールネット裏には行かないでください。

出典:1080.plus

サッカー観戦をしない方は試合当日にスタジアムに近づかない方がベター。
先程もご紹介しましたが、バラ・ブラバの大暴れが始まると警察との衝突になったり、同じチームに数個存在するバラ・ブラバのグループ同士の抗争になる可能性もあります。
アルゼンチンでは水曜・土曜・日曜に試合が行われますが、特に重要な試合は週末に開催されることが多いので観光に行く場所にスタジアムがあるかどうかしっかり調べてから行きましょう。
特に人気の観光スポットである「ボカ地区」は、カミニートのすぐ隣にスタジアムがあるので要注意です。

「ビシャ」と呼ばれるスラム街

出典:www.clarin.com

ブエノスアイレス市内には「ビシャ」と呼ばれるスラム街があります。
一番大きいのは「レティーロ駅」のすぐ横にあるビシャ。レティーロ駅は私鉄や地下鉄の他に、郊外に行くバスや、国際郵便の受け取りの税関や入国管理局がある地区です。
ビシャはレティーロ駅の正面に向かって右手の売店裏一帯に広がります。間違えても中には絶対に入らないでください。ビシャの中は無法地帯で警察も管轄外、中で何かトラブルがあっても警察にさえ相手にしてもらえません。周辺ではひったくりやスリも多く(犯罪者がビシャに逃げ込むため)、あまり治安は良くありません。
長期滞在をする方は国際郵便の受け取りやビザの申請等で必ず行かなければならない場所でもあるので、現地では警戒を怠らないようにしてください。
レティーロの他にもフローレスにもビシャはありますが、フローレス自体があまり治安の良くない地区なので近づかない方がベターです。

銀行で出金する時の注意点

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記事の前半でもご紹介しましたが、銀行付近には「モト・チョロ」が潜んでいます。
銀行でお金を降ろす時は周辺に特に注意をしてください。
対策としては、「ホテルや滞在している宿と銀行の行き帰りの道を変える」「カバンを持たず、ポッケの多い洋服にカードだけを偲ばせて行く」「銀行の帰りに寄り道しない」等の対策をしましょう。
また、銀行の前に止まっているタクシーの利用はせず、走っているタクシーを使いましょう。銀行の前に停車しているタクシーの中には、スリグループとグルのタクシーやぼったくりタクシーの場合もあります。

デモのマーチには近づかない

出典:www.prensa.com

記事の冒頭にも記載しましたが、2016年から政府が変わり抗議団体やデモ団体がマーチや集会をすることが多くなっています。人気観光スポットの大統領府カサ・ロサーダの前の5月広場を中心に7月9日通りで行われることが多いので、現地に行ってデモの団体を見かけたらなるべく近づかないようにしてください。そこに居る人は穏やかな心境でいる訳もなく、最悪警官隊との衝突もありえます。その他市内の大通りを住民が遮っている事や、地下鉄やバスがストをしている事もあり、交通情報にも要注意です。

まとめ

出典:eva.hn

アルゼンチンの治安・情勢・対策についてご紹介しました。
少し辛口に記事を執筆したので、怖くなってしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、「知って旅行する」のと「知らないで旅行する」のとでは全く違うと思います。
しっかりと対策をして警戒をして、トラブルになりそうな場所に近づかなければ何も起こりません。事実筆者はトラブルに巻き込まれたことも、スリなどの被害に遭ったこともありません。この記事が少しでも皆さんの旅行の安全のために役に立てば幸いです。
筆者はブエノスアイレス市内に住んでいますので、何か分からない事や困ったことがあれば、以下のリンクからご相談ください☆

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ゆみか

皆さんの旅の参考になりますように…♡

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