インド一人旅にオススメ！壮大な歴史と神秘に包まれた観光名所15選！

インドを代表する建造物といえばこの白亜のタージマハル。このタージマハルは宮殿と思われがちですが、インドのムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの愛妃であるムムターズ・マハルのお墓。このタージマハルはムムターズ・マハルが生前に「私のために世界で一番綺麗なお墓を造ってちょうだい」と皇帝に伝えたことから建造されたと言われています。その遺言通りこのタージマハルはインドで最も美しい建物と言われています。このタージマハルは1632年に建造が始まり、22年もの年月をかけて造られたそう。

その白く浮かび上がる姿は、まさかお墓とは想像もつかないほどの美しさ。ヤムナー川のほとりに建っていることもあり、この写真のように幻想的な景色を見せてくれることも。タージマハルは左右対称、寸分の狂いもなく均等に作られていることでも有名。その均整の取れた姿は圧巻です。

また、その白亜の姿を作っているのは白い大理石で、重厚感があり間近で見ると迫力があります。その大理石には繊細な装飾が施されていて非常に美しく、見るものを魅了しています。インドではこのタージマハルを見ないことには旅は始められません。

ド派手な色彩が寺院では珍しいこのミーナークシ・アンマン寺院は南インドのマドゥライというエリアに存在します。インドには絢爛豪華な寺院が数多くありますが、このような色とりどりな仏塔があるのはこのミーナークシ・アンマン寺院だけ。ここはヒンドゥー教の神様・シヴァと妻である女神・ミーナークシが祀られていることで地元の人々から厚い信仰を集めています。そのカラフルな出で立ちはマドゥライのシンボルとしても親しまれてきました。この色あざやかな仏塔には無数の神様の像で埋め尽くされており、間近で見てみると圧巻の光景。

このカラフルな色合いが珍しいミーナークシ・アンマン寺院は、ついカメラに収めたくなってしまいたくなるほど。金や大理石でできた寺院とはまた一味違った良さが感じられます。この寺院はインドの中でも巨大な規模を誇る寺院のひとつで、仏塔だけでも12塔あるということに驚かされます。また、寺院の中に入ってみると沢山の神様を模ったレリーフや像が立ち並び、荘厳な雰囲気を感じることができます。最奥地にあるシヴァ神の像からは非常に神秘的な空気が伝わってきます。他にも黄金の蓮のタンクと呼ばれる沐浴場では、金で出来た蓮を見ることができるので要チェックです。

鮮やかなピンク色が眩しいのはジャイプルエリアにあるハワーマハル。このピンクの色彩が人気を集め、世界中の人がこの美しい建物を見ようと引っ切り無しに訪れています。このハワーマハルは、風の宮殿という意味があります。その昔、宮中に住まう女性たちは姿を見られることを禁じられていました。そうした女性たちが外の景色を見られるように作られたのが、このハワーマハルと言われています。部屋の至るところにいくつもの窓が付いていて、風の宮殿の名の通り、とても風通しの良い建物なのがわかります。

このハワーマハルは外観だけでなく、内部の様子も見学することが可能。当時の宮中の暮らしぶりを感じられる貴重な場所となっています。歴史的にも価値のあるこのハワーマハルは十分に見る価値あり。内部にはステンドグラスが埋め込まれた美しい壁や、当時の高い技術による装飾を見ることができます。このハワーマハルの上部には展望台も設置されていて、そこから見下ろす街の姿もオススメ。当時の宮中の人々が見ていた同じ景色を見れると思うと、感慨深い気持ちにもなります。そんな歴史を感じる場所もインドならでは。ぜひ一度立ち寄ってみましょう。

このジャーマーマスジドは、数あるインドのモスクの中でも最大級の大きさを誇る建物。このジャーマーマスジドの正式名称はマスジデ・ジャハーン・ヌマーと言い、世界を見渡すモスクという意味があります。その名の通り、広大な敷地に建てられたモスクの姿は圧巻。ここにはヒンドゥー教の信者が毎日礼拝に訪れています。このジャーマーマスジドのモスクは赤砂岩と白大理石で作られており、その色彩はインドの中でもトップクラスの美しさ。ここでは毎日インドの人たちによる集団での礼拝が行われています。

2万5000人ほどを収容できるほどの大きさを誇るジャーマーマスジドでは、このような集団礼拝の様子を見られることも。ヒンドゥー教徒にとって礼拝の時間はとても神聖なものとなっているので、この集団礼拝の時間は非常に厳かで神秘的な空気が流れています。沢山の人が一斉に祈りを捧げている姿は、他ではなかなか見られない貴重な景色。ヒンドゥー教文化が色濃いインドならではの景色と言えるでしょう。ヒンドゥー教徒でなくともこの景色は一度見ておくべき。また、実際に礼拝に参加してみるのも思い出となって良いでしょう。

寺院や歴史的建造物しかないと思われがちなインドですが、実は美しいビーチが見られる場所もあります。それがこのハヴロック島。実はこのハヴロック島のラドハンガービーチは、世界でも有名なあのタイムズマガジンでアジアナンバーワンの称号を授かっています。その称号に相応しい海の青さを見ようと、今では世界中からツーリストが集まっています。ラドハンガービーチの他にもこの島にはいくつものビーチがあり、そのどれもが白い砂浜と青い海を見ることができます。ここではインド中心地の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を楽しめるのでオススメ。

ビーチの海に入っている象の姿が見られるのもインドらしい風景。このハヴロック島ではゆっくりとビーチから美しい海を楽しむのはもちろんのこと、シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティの体験もオススメ。アジアナンバーワンのビーチで体験するシュノーケリングは格別。透き通ったコバルトブルーの海の綺麗さは一生残る旅の思い出となることは間違いありません。インドに来たら中心街だけでなく、こうした小さな島にも足を伸ばしてみると違う一面を見られて良いでしょう。穏やかに時間を過ごすのにはぴったりの場所。

このチャーミナールは、インド旧市街のハイデラバードというエリアにあるイスラム教を象徴する建物。バイクや多くの人々でひしめき合うインドの街の中に白く佇む姿は凛としていてとても美しいです。4本の尖塔を意味するチャーミナールはその4本の塔の姿が印象的。チャーミナールは1951年に建設され、ゴルコンダ王国最高の建築として人々から親しまれ、インドの中でも歴史的に価値の高い建物として知られています。ヒンドゥー教のムスクなどの建築物とは一味変わった雰囲気で見る価値はあり。

このチャーミナールの塔の中には螺旋階段があり、実際にその屋上まで登ることができ、ツーリストに人気となっています。塔の上からはハイデラバードのバイクや人にまみれたインドらしいを風景を見ることが出来ます。また、夜にはライトアップも行われていることでも人気のスポット。ライトで照らし出されたチャーミナールの姿は、インドらしいどこかオリエンタルな雰囲気で普段見られるようなライトアップとはまた違った雰囲気です。ハイデラバードまで来たら、ぜひ一度立ち寄ってみてほしい場所。

インドの街の中にそびえ立つこの大きな遺跡はメヘラーンガル城という大きな城跡。ここは人気漫画「ONE PIECE」の中に登場する、砂漠の王国・アラバスタのモデルになったとも言われている場所です。このメヘラーンガル城は130ｍもの高さのある岩山の上に、更に36mの城壁を携えた巨大な城。インドの中でも勢力のある皇帝が治めていたということが見てすぐわかる姿となっています。メヘラーンガル城は別名・太陽の城とも言われており、その名の通りインドの人々を照らすような存在でもあります。

このメヘラーンガル城が凄いのはその外観だけではありません。城の中に入ると壮大な建造物の数々が立ち並んでいます。これらがその昔から現代まで残っていると考えると悠久の歴史を感じます。この城の建物の多くは17世紀に造られたとされていて、そのどれもが歴史的に価値のある建造物。さらにこの城の中には歴代の王が残した絵画などのコレクションを見ることも出来ます。また、この城の最上階にはレストランもあり、城下を見下ろしながら食事ができることでも人気。この立派なメヘラーンガル城でのディナーは素敵な旅の思い出となっていいでしょう。

インドのモスクの中でも特に絢爛豪華な見た目が印象的なハリマンディル・サーヒブ。ここはインドの中でも珍しい、シーク教の総本山とされている場所。その見た目から黄金寺院とも呼ばれ、シーク教徒の人々から親しまれています。この神々しいほどの豪華な作りのモスクは思わず写真に収めたくなってしまうほど。このハリマンディル・サーヒブは四方を白い建物で覆われその中心には人工池が作られており、その池の水はアムリタ・サラス（不死の池）と呼ばれ、シーク教の聖水として人々に大切にされています。

このハリマンディル・サーヒブで見てほしいのが夜に行われるライトアップ。暗闇に浮かび上がるライトに照らし出された黄金のモスクは絶景。池の水面に写り込んだモスクの姿も非常に美しいです。ぜひ、この素晴らしい夜景を堪能するためにここへ足を運んでみてください。また、このモスクでは無料で食事を提供している食堂もあることでも有名。一日約10万食を振る舞うシーク教の懐の深さを直に感じられます。「賢者の食卓」というドキュメンタリー映画にもなったその食堂での食事は、一度試してみるのも旅の思い出となっていいでしょう。

このアンベール城があるラジャスタン州は広大な砂漠地帯。そこに堂々とした面構えで建っているのがこの城塞。ここには8世紀からヒンドゥー教徒が住み始め、ペルシャやトルコなどの中東文化を取り入れながら生活を発展させてきた場所。インドは独特な文化を持つ国ですが、他国の文化も入り混じったこのエリアはインドの中でも一味違った雰囲気。このアンベール城は、2013年にラジャスタンの丘陵城砦群として世界遺産に登録されたことでも知られています。インドに来た際には訪れておくべき場所と言えるでしょう。

こちらはアンベール城にあるガネーシャ門。小説「夢をかなえるゾウ」でも知られている象の姿をした神様・ガネーシャ神が描かれています。この門にはインド建築に見られるとても繊細な装飾が施されており非常に見応えがあります。このアンベール城は一つのお城で作られているわけではなく、複数の大きな建物が集まる場所。全て回るには一日かかってしまうほどの規模で見所満載です。また、ここでは象のタクシーなどのアクティビティもあり、気軽にマハラジャの気分を味わえることでも人気となっています。

インドの生活を直に感じられる場所と言えば、このオールドデリー。オールドデリーはその名の通り、旧都市。美しいモスクなどが立ち並ぶ現在の首都・ニューデリーとは違い、バイクや沢山の人々が行き交う活気のあるインドらしい雰囲気を味わえる場所です。また、このオールドデリーには歴史的建造物もたくさん残っていて、インドの昔からの生活を見ることができる場所としてツーリストにも人気となっています。庶民的な雰囲気を味わえるニューデリーは、これぞまさにインド！という景色を見てみたい方にはオススメのスポット。

こちらのオールドデリーには多くの店が立ち並ぶ繁華街もあり、買い物を楽しむこともできます。インドらしい色鮮やかできらびやかなアクセサリーなども購入可能。オールドデリーを訪れたらこうしたお店に立ち寄ってみるのもオススメ。お土産にも喜ばれるアイテムを沢山ゲットすることができるでしょう。このオールドデリーでは歩いて色んなお店や寺院を巡ってみるのもオススメですが、インドならではの乗り物のリキシャと呼ばれる三輪の乗り物に乗って回ってみるのもいいでしょう。インドの情緒を感じられること間違いなし。

インドには数多くの立派で規模の大きい寺院がありますが、このアークシャルダーム寺院はそのインドでも最大規模。その大きさは2007年にギネスに世界一大きなヒンドゥー教寺院として認定されたほどです。さらにこの大きな寺院の全ては、砂岩や大理石で作られていて、他の寺院を圧倒するほどの重厚感と迫力があります。世界一大きな寺院なので、ここには毎日世界中の人々が引っ切り無しに訪れています。その大きな姿が象徴するように、インドの中でも神聖な場所として人々に親しまれているのがわかります。

このアークシャルダーム寺院は外観の細かな装飾も見応えがありますが、驚くのはその中心部にあるひとつの部屋。この真っ白に光り輝く部屋は、全て大理石で作られています。まるで寺院とは思えないほどの美しい光景がそこには広がっています。また、このアークシャルダーム寺院では夜のライトアップも行われており、幻想的な光に照らし出された寺院の姿は見もの。ぜひカメラに収めてほしい景色となっています。ここは他の寺院と比べ比較的新しいですが、その繊細な装飾や美しさはインドの中でも随一。インドの中でも外せない観光名所と言えるでしょう。

このアーグラ城塞は世界遺産にも登録されているインドの中でも人気の高い観光スポット。城壁全体が赤砂岩で作られており、その赤く佇む見た目から赤い城と呼ばれています。このアーグラ城塞はヤムナー川のほとりに建っており、その威厳のある姿は迫力満点。ここからはタージマハルを見られることでも人気を集めています。このアーグラアーグラ城塞は、その昔インドを支配したムガール帝国全盛期に建てられた建造物で、その巨大な帝国の栄華を感じることのできる歴史的な場所として毎日足を運ぶ人が絶えません。

このアーグラ城塞は外側の城壁は赤く染まった赤砂岩で作られていますが、その城の内部は意外にも白を基調とした色彩。白い大理石で作られている箇所には草花を描いた細かな装飾も施されており、その美しさはため息が出るほど。またアーグラ城塞では夜になると光と音楽のナイトショーが行われています。インドらしいオリエンタルでアラビアンな気分を味わうにはぴったり。このアーグラ城塞を訪れた際には、このナイトショーを見てみるのがオススメです。きっと旅の思い出に残ることは間違いありません。

インドにはガンジス川という最も有名な運河が流れていることで有名ですが、このピチョラー湖もインドで有名な水源のひとつ。ピチョラー湖は人工的に作られた湖ですが、広大な面積を誇っています。この湖の周りにはウダイプルという街が発展しており、有名な建築物であるシティパレスもこの街に位置しています。インドの市街から離れたこのピチョラー湖ではボートに乗ってゆっくりと周辺を見て回るのがオススメ。賑やかなインドでは珍しい、穏やかで落ち着いた水辺の景色を楽しむことができるでしょう。

またピチョラー湖の周りに建つシティパレス周辺では夜には幻想的なライトアップも行われており、暗く沈んだ湖にきらびやかな黄金の光が落ちて、とても美しい景色を作り出します。ここではこの夜景を、湖の岸から眺めてゆっくりと時の流れを感じるのがオススメ。インド市内の賑やかな雰囲気とは違った、落ち着いていてどこかオリエンタルな姿から目を離せなくなるでしょう。また、このピチョラー湖の周辺にはいくつものホテルが集まっているのでそこへ宿泊してみるのも旅の思い出になること間違いなし。

このフマユーン廟は、かつてインドを支配したムガール帝国の2代目皇帝・フマユーンの霊廟。インドに存在する霊廟といえば、タージマハルが最も有名な建造物ですがフマユーン廟はそのタージマハルの原型と言われている建物。真っ白に輝くタージマハルとは違った雰囲気の鮮やかな装飾がとても美しくインドの中でも人気の建築です。ユマユーンの亡き後に9年の歳月をかけて作られ、タージマハルの原型と言われているだけあって中央の水路から完全な左右対称に作られており、その整然な姿は見るものを魅了します。

このフマユーン廟は見た目の美しさだけではなく、内部の装飾も人気を集めています。ここでは、まるで映画のワンシーンに入り込んだかのようなアラビアンな雰囲気を味わうことができます。壁や柱に施された細かな装飾は、インドに残る歴史的建造物の中でもトップクラス。中でも透かし彫りの窓はとても繊細で、思わず写真を撮って見たくなるほど。タージマハルとはまた違った姿の霊廟を見てみたい方は、このフマユーン廟に立ち寄ってみましょう。寺院の雰囲気とも違う神秘的な空気を感じることができるでしょう。

このガンジス川はインドの象徴する場所としても世界中に知られている大きな運河。その大きさは2,525kmにも及び、日本では見られないほどの巨大な運河のひとつです。ガンジス川はヒンドゥー教徒にとって聖なる川とされており、母なる川・ガンガーとも呼ばれ親しまれています。その証拠にこのガンジス川では毎日ヒンドゥー教徒による沐浴が行われています。誰しもがインドの風景で思い出すのはこの姿ではないでしょうか。このガンジス川はヒマラヤ山脈の水を水源としており、豊かな水を湛えた川としても有名。

実際にインドの人々に混じって沐浴をするのは少し勇気がいりますが、このガンジス川は川に入らなくても楽しめる場所でもあります。日の出やサンセットの時間には人も少なく、違った雰囲気の川の景色を堪能することができてオススメ。雄大なガンジス川に映し出される陽の光は神聖な雰囲気もあり、とても美しいです。ガンジス川は非常に大きく長い川なので、ツーリストがガンジス川の眺めを楽しむなら聖地バラナシのほとりで見るのがいいでしょう。聖地のほとりで見る川の景色は他と違い神秘的な空気を感じられること間違いなし。

インド一人旅にオススメな観光名所15選をご紹介しました。インドは多くの人が行き交う場所で観光は大変と思う方も多いかもしれませんが、それ以上に貴重な体験ができる場所として世界中からツーリストが集まる場所。このインドへ来ると人生観も変わると言われているほどのパワーが秘められた土地でもあるので、一人旅にもぴったり。ぜひこの記事を参考にインドへ出かけてみてはいかがでしょうか。