大阪のおすすめ御朱印TOP22！人気の神社やお寺をご紹介

露天神社（つゆのてんじんしゃ）は、大阪市北区のある神社。お初天神という名前で有名なこの神社の御朱印は、直筆で速筆で描かれます。真ん中に似は大きく「露天神社」と書かれていますが、右上には「摂津曾根崎」と「お初天神」の名が印字されます。そして注目すべきは左上です。江戸時代の男女のカップルが記されています。これがお初天神の名前の由来となった、徳兵衛とお初のカップル。商人の手代と遊女という許されない恋のため、ふたりはこの神社の裏手で心中しました。

この心中事件の1か月後に、近松門左衛門が曽根崎心中という人形浄瑠璃を発表したことで話題となりました。もともとは西暦700年に創建された神社で、現在は大己貴大神、少彦名大神、天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真の五柱を祀ります。菅原道真が祀られているの理由は、大宰府に左遷される途中、この神社で都をしのんだ詩を詠ったからとされます。また心中事件の頃には60坪の広さがありましたが、現在はビルに囲まれた小さな神社となっております。

難波神社（なんばじんじゃ）は、大阪市中央区にある神社で、心斎橋や南船場エリアの近くにあります。この神社の御朱印は、花菖蒲（あやめ）の印が押されているのが特徴です。これは神社の神紋。もともと難波神社は現在の上本町にありました。そして現在地に移転してから、ある老婆が毎年端午の節句になれば、当時堀江地区で生えていた花菖蒲を毎年供えに来たという伝承から。毎年6月8日になれば、境内に育てられた花菖蒲を神前にお供えする神事が巫女の手により行われます。

難波神社の創建は大変古く、反正天皇の時代と伝わります。もともと大坂松原にありましたが、上本町そして豊臣秀吉の命により現在地に遷座します。しかし江戸時代には境内の9割が江戸幕府により没収されます。社殿は大阪大空襲により焼失しますが、戦後再建されました。主祭神は素戔嗚尊（すさのおのみこと）と仁徳天皇の2柱。また境内には博労稲荷神社があり、船場商人より厚い信仰を受けており、当時はこちらの方が有名でした。

三光神社は、大阪市天王寺区にある神社。宰相山公園のなかにはり、大坂の陣で活躍した真田幸村ゆかりの神社です。ここの御朱印は、シンプルなものになっています。遠慮気味にかkれた「真田山」「三光神社」のキーワード。そしてここには七福神のひとつ寿老人（じゅろうじん）の御朱印ももらえます。こちらは正規の御朱印と違い真ん中に大きく「寿老人」の文字が。ここは大阪七福神のひとつとなっていて、1803年に始まった歴史あるもの。時間があれば対象となる7つの神社を回りましょう。

反正天皇の時代の創建と伝わり、創建以来武内宿禰（たけのうちのすくね）の末裔武川氏が神職を受け継いでいます。現当主は86代目。社殿は1661年から45年間、南東にある釜八幡の隣に鎮座していたことがあります。元は姫山神社という名前で主祭神は天照大神（アマテラス）、月読尊（ツクヨミ）、素戔嗚尊（スサノオ）の3柱。後に仙台にある三光宮に中風封じのご利益があることからこの地に勧請し、姫山神社と境内社の御霊と合祀し現代に至ります。

勝尾寺（かつおうじ）は、大阪箕面の山の中にある高野山真言宗の仏教寺院。こちらの御朱印は複数あります。ひとつは西国三十三カ所第二十三番のとしての御朱印。左上にはダルマが入ったその旨の印が記されていますが、これは創建千三百年を記念したものです。もうひとつが法然上人二十五霊場の第五番と呼ばれる御朱印。こちらは大きく圓光大師と書かれています。どちらも勢いのある筆で書かれています。

勝尾寺は山の中腹にある寺院で、伝承では元々727年に藤原致房の子の善仲、善算の兄弟がこの場所に草庵を築いて修行をしたとされます。40年後には桓武天皇の異母兄である開成が兄弟の弟子として仏門入り。その12年後には大般若経の写経が終わり、前身の弥勒寺が建立されました。その数年後には本尊となる重一面千手観音立像も制作したとも言われます。やがて山岳信仰の拠点として、天皇などの参拝もありました。勝尾寺の名前は、清和天皇が時の住職の病気平癒の際に与えた「勝王寺」。しかし住職は、王に勝のは恐れ多いと、「王」を「尾」に差し替えたと伝わります。

敷津松之宮（しきつまつのみや）・大国主は、大阪市浪速区にある神社で「木津の大国」と呼ばれている神社。こちらでは境内にある摂社・大国主神社の御朱印がもらえます。「日出大國神」と記され、大国主と融合し同一視されている大黒天が持つ大阪七福神の小づちが印されます。そしてここは大阪七福神めぐりの大黒天に該当し、その御朱印もあります。かつては敷津松之宮の御朱印もありましたが、現在は休止しています。

敷津松之宮は、本来神功皇后が三韓征伐より帰朝し、住吉大社から敷津の浜を航行している時に荒波が打ち寄せれられていました。それを見た皇后が渚に3本の松を植えて潮が満ちないように祈願。そして素戔嗚尊（すさのおのみこと）を鎮座したことに始まります。時代が下り1744年に神託があり、出雲大社より御霊を勧請し、大国主（おおくにぬし）を祀る大国主神社ができました。本宮よりこの摂社の方が人気が高く、今宮戎と人気を二分しました。北側に道頓堀が流れていますが、今宮戎の北に戎橋、大国主神社の北に大黒橋がかけられたほど。また最寄りの駅が大国町。これもこの大国主神社由来です。

大阪の神社、仏閣は京都や奈良に負けないほど由緒のある歴史のあるところが多くあります。そして多くのそういったパワースポットでは御朱印がもらえます。多くの所では神職が手書きをしてくれるので、その人がいない時にはもらえないこともありますが、運よくもらえれば宝物間違いなし。また限定の御朱印を出しているところもあるので、日時を確認してしっかりとお目当ての御朱印をもらい、コレクションを増やしましょう。